おくのほそ道

漫画「ジパング」にハマったが故に興味は海上自衛隊へ!護衛艦を見るための旅行、漫画やサッカーなど、趣味をメインに語ります

ジパング 航跡411

2009-08-08 | ジパング
乗員への興味と、その乗員が乗る艦艇への恐れ?

ほんとクラークが余計なことを言ったばかりに…。

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みらいに対する米艦隊からの砲撃精度が上がってくる。
届いたはずの通信への、米軍からの反応に、気が気ではないみらい乗員。
その頃ミッチャーには、カーネルからの連絡後、クエゼリンのクラーク少佐から通信が入る。
「巨大戦艦を一撃で沈めたあの艦を拿捕した場合、見ない方が良かったものが出てくる可能性がある。我々を“楽園”から追放しかねない“禁断の果実”が」
と。
その言葉の意味を理解したかのようなミッチャー。
米艦隊からの砲煙がなくなり、砲撃が止んだと思われたその瞬間、みらいウイングの監視員は一発の砲弾が飛来してくるのを確認する…。

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そうそう…
忘れてはいませんでしたよ。
以前クラークやグールドが、みらいの存在は米国に大きなダメージをもたらす、みたいな事を言っていたこと。

でも、冒頭でも書いたような、先週の“みらい乗員への興味”発言で、とりあえず休戦・拿捕の流れになるのだと、信じて疑わなかったわけです。
まさかクエゼリンから洋上のミッチャーに、わざわざ意見してくるとは思わなかった。

しかもミッチャーが、あの程度の会話でクラークの真意を汲み、即同意するかのような態度を取っているところが納得いかん。
“見当もつかないものが出てきた”場合、それはその時考えればいいことでしょ。
見なかったことにすればよい。
何に対してそんなに怯えているのかが、ちょっと私には良くわからないし、そもそも説得力がなさすぎだと思ってしまった。

みらいが特別な艦艇で、日本軍のものではない、という予測がついているなら、尚更のこと。
あまりに高度なシステムを持っているがゆえに、その事実が米軍の、とにかく日本を叩き潰してこの戦争に勝利するという目的に、揺らぎが生じてしまうことを恐れているの??
まさかそんなちっちゃい国じゃないでしょ、アメリカは。

その場の怒りにまかせて、
「よくも原爆積んだ戦艦を沈ませやがったな、コノヤロー!仕返しにテメーを沈めてやるっ!」
みたいな感情で攻撃してくれた方が、私にはよっぽど理解しやすい。

「米国が開発中の原爆は欲しいけど、未知の兵器は怖いから見たくない!」
って、本当に戦争に携わるプロのセリフなのかな?って思うんですよね。
それに、大統領からも、みらいを拿捕しろ、というお達しが出てなかったっけ?

…クラークとミッチャーの会話の流れには、どうしても納得できないけど、ストーリー的には、みらいが沈まないと歴史が先に進めないんだ、って考えるしかありません。
妥協して、ですが。

本当はみらいを米軍関係者に見てもらう絵ズラにわくわくしたかったんですけどね。
元々米国のシステムだし、原爆よりこっちの方が全然問題ないものだから。

最終ページを見た限りでは、次回は、大半の読者の想像どおりの展開になっていくのだろうけど、みらい乗組員はどのくらい助かるんだろう。
みらいを沈めて、その恐怖から開放されたなら、ちゃんとその乗員を拾って、そっちに対する興味だけは継続してくれるよう、クラークにはミッチャーへの進言を最後まで徹底してもらいたいものです。

今週は合併号につき、次回は8月20日発売。
表紙&巻頭カラーで26Pです。
草加死亡で来なかったカラーページを、このためにとっておいたとは…orz...

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