A’s h.m.

暮らしの中のhandmade&homemade

かたつむり

2008-04-12 | 

ある日、アルバイトを終えて帰宅すると、
インド人の彼と共に、家の中はもぬけの殻…。
唯一、ガスメーターの横にしまっておいて無事だったぬか床を抱えて、
生まれ故郷の山間の村に戻り、そこで食堂を営むことになった主人公の倫子。
そんな始まりの小説でした。

その食堂で作られるお料理のおいしそうな事といったら!
心のこもった料理たちに、お客様の心もおなかも幸せに満たされます。
食材や作り方が丁寧に書かれているので、
私の乏しい想像力でも思い浮かんで一緒に幸せ気分になれました。

そして、
生きること=食べること、食べること=命をいただくこと、
後半では、そのことを真剣に考えさせられました。
話の内容がわかってしまうので書かないけれど、
このまま読み続けるのが怖い…と思ってしまった箇所もあったのですが、
ここで目を逸らしてはいけないんだと思って、しっかりと読みました。
やっぱり、しっかりと読んで良かったです。

最後にパタンと本を閉じる時…
「私はこれからも、生きていくために毎日しっかりと食べるのだ。
 そうよ、生きている限りっ!」
なーんて、心底思えましたとも。

そんな思いを抱きながら本を読んでいたとき、
コウさんのお友達からクール宅配便が届きました。
高知に旅行に行っていらっしゃってて、
生カツオのたたきを送ってくださったのです。
柚子ちり酢とにんにくまで付いて至れり尽くせりセット。
昨年もいただいたのですが、これが素晴らしいおいしさ。
溢れ出る旨味が半端じゃなくて、さすが土佐のカツオだわーと感激いたしました。
またアレが味わえるなんて…。
明日は、昼間っからカツオ祭りでっせ。*^∇^)ノノ~
ありがたくいただきます。(^人^)

それから、「きょうの猫村さん」の3巻も。
なかなか新刊が出なくて、猫村さん、やっと逢えたわね~という気持ちでした。
周りの人に対する猫村さんの気遣いっていうのかなぁ…
この優しいおせっかいさが何とも憎めなくて大好きなんです。
ですが、とっても働き者なところは見習わなくては!


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