A’s h.m.

暮らしの中のhandmade&homemade

エッセイ

2013-01-31 | 





いつも朝起きる時間は、真っ暗だったのに、
最近少し明るくなってきました。
ほんのすこーしずつ、
夜明けが早くなっていってるんだな~と気付く瞬間。
毎年、この頃だったかな。

「わぁ、キレイな本!」
20歳の時、
ツルツルした表面の赤と緑、装丁の美しさに惹かれて、
「ノルウェーの森」上下巻を、
大阪梅田の紀ノ国屋書店で手に取った瞬間を、はっきりと今も覚えています。
ワクワクしながらレジに向かった気持ちも。

にもかかわらず、読んだ内容はさっぱり覚えていなくて…
もしかしたら、途中で止めちゃったのかな?
以来、村上春樹を1度も手に取ったことがないという読まず嫌いでした。

そんな私が、このエッセイにハマってしまったのはなぜでしょう。

以前から、
夜寝る前は、必ず本を読んでから寝るのですが、
最近、すぐに眠くなってしまって、
本を開いたそばからウトウト…
何日経っても同じページということがしょっちゅうです。
ひどい時なんてねぇ、
栞も挟まっていなくて、どこまで読んだか全然分からない;
寝る前の小説は無理だな…と。

そこで、1話が3ページというこの短いエッセイ集が目に留まったわけです。
どちらかというと、大橋歩さんの銅版画のほうに興味があって。
最初は、そんな理由で読み始めたエッセイですが、
読むと楽しくて、1話では終わらなく、
2話3話もうちょっと…と読んでしまう夜も。
もう全部読んだけれど、またもう1回最初から読み始めてしまうほどです。

今まで私が勝手に描いていた村上春樹像とは全く違う、
ユーモアたっぷりで実に人間くさい本当の村上さんに驚き、
すっかり興味を持ってしまいました。
私、もしかしたらすごく勿体ない“読まず嫌い”をしていたのかしら?

これは小説も読んでみなくては!と、
遅まきながら春樹文学にハマる気満々で文庫本を数冊購入。
さて、どれから読もうかな^^
もちろんこちらは、
昼間に椅子に座ってじっくり読ませていただきます。
楽しみ楽しみ♪

本:「村上ラヂオ」
  「おおきなかぶ、むずかしいアボカド」
  「サラダ好きのライオン」

  村上春樹著 マガジンハウス 


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