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A’s h.m.

暮らしの中のhandmade&homemade

2012.9. ソウル旅行 4日目(最終日)<2>

2012-11-16 | 2012.Sep.ソウル


ソウルの京東市場で歩き回り探し回ったのでおなかがペコペコ。
コレだけは絶対に食べずには帰れない、
「カンジャンケジャン」を食べに新沙駅へ。
元祖馬山ハルメアグチムは、
新沙駅4番出口を出て最初の曲がり角を右に曲がってすぐのところ。
もう3回目なのですっかり覚えてしまいました。





このおかずが次々と並べられると、
「はぁ~、1年ぶりにまたあれが食べられるのねぇ~」なんて、何ともワクワクしてきます。
ここの微炭酸のマッコリで、私もマッコリが飲めるようになりました。
やっぱり韓国料理と合うのよね。



このどんぐりのういろうみたいなのに味噌ダレがかかったのが初登場でした。
どんぐり自体は味がほとんどしなくて、
モチモチ食感を胡桃味噌と共に楽しむ感じかな。



そして、この「カンジャンケジャン」ワタリガニの醤油漬け。
カニの身がトロトロで甘くて、
何度食べても感動ものの美味しさです。
たっぷり詰まった甲羅の中のかに味噌とご飯を混ぜて食べるのが大好き。
ほんっとにおいしいので、
訪韓の際には、絶対食べていただきたいです。



コウさんはここのケランチムが一番好きだそう。
いつもおかわりしているので、
今回作り方をじーっとみてみると、
想像通りの素朴な作り方でした。

卵と出汁の割合は何度か作って研究。
今回広蔵市場で購入したケランチム用土鍋で、
溶いた卵2個に出汁150cc(いりこダシダやかつおだしなど好みで)をあわせて漉しながら土鍋にいれ、
弱火にかけるだけです。
10~15分くらいで出来上がるので茶碗蒸しよりうんと手軽♪

おいしいカンジャンケジャンを食べた後、
「そいえば、パッピンス食べてなかったなぁ~」ってつぶやいたら、
「じゃぁ食べに行く?」ってことになって、
その足で仁寺洞のアルムダウン紅茶博物館へ。
ここの紅茶のパッピンス(かき氷)はとってもおいしいので、
やっぱり食べておかないと!



こんな形で運ばれてきます。
かなり大きいししっかりしたかき氷です。
トッピングには、練乳とあんことナッツがたっぷり。
あとから焼きたてモチモチのよもぎ餅も。



好きなようにトッピングしたら、いただきます。
かき氷は、良い香りの紅茶でできているので、
練乳がしみこんでミルクティーかき氷に。



やっぱりわざわざ電車に乗って戻ってきて良かったなぁ。
それにしても、おなかいっぱいになるかき氷はココだけだな。
コウさんは黄茶というお茶を、
いつものように続けざまに何杯も飲んでいました。



さて、もう4時を過ぎていたので、
荷物を受け取りに一旦ホテルに。
地下鉄でソウル駅まで行くと、秋夕の帰省で駅がごった返していました。



今回はスーパーに寄るつもりはなかったのですが、
意外と早くソウル駅に着いたので、
「持って帰れる分だけ」ということでちょっとロッテマートをのぞいてみました。



左)スニッカーズの小さい版のようなチョコ菓子。
 たーっぷり入っているのでお土産にもいいです。
 おいしくて、ついつい食べてしまうオススメです。

右)バターワッフルクッキー。
 今年の春頃、日本でも発見。
 もう日本で買えると喜んだのに、
 そのお店も1回限りで、以降売っていなくて。
 今回1箱だけ買って帰りました。



水やお湯で溶かして飲むミスカル(雑穀の飲料)。
以前買ってみたものはきな粉をお湯で溶かしたみたいで、
あまり喉を通らなかったけれど、
今回のは、香ばしいカリカリが入っておいしくて飲みやすかった。
1箱買うと1箱付いてくるっていうセール中の商品でした。

そいえば、コウさんが歯磨きペーストを買っていました。
パッケージが透明で、デザインがスッキリで中のツブツブが見える。
けっこう気に入って使っています。

これらをスーツケースの空きスペース(無理矢理)に詰め込んで、
ソウル駅から帰りもAREXに乗って20分。
金浦空港に到着。
20時金浦発の飛行機にて羽田へ。
羽田からの電車の方が乗り継ぎが悪くて時間が掛かる。
家に着いたのは、翌0時30分頃でした。

今回の韓国旅行はお天気に恵まれ(カンジャンケジャンを食べてる時ににわか雨程度)、
行ってみたかった所に行って、
もう一度食べたいものも食べて、
私達なりに満喫した旅行になりました。

韓国は、何度行ってももう一度行きたくなる国です。
やっぱり、また行きたいなって思いながら帰国しました。


もう1ヶ月半を過ぎてしまいましたが、
4日間の旅行記、長々とお付き合いくださってありがとうございます。






2012.9 ソウル旅行4日目(最終日) <1>

2012-11-12 | 2012.Sep.ソウル





ソウル旅行最終日のメインは京東市場に行って、
本場のコチュジャンを買って帰ることです。
朝ご飯に向かう道すがら、
素晴らしい建築物に目を奪われてしまいました。
私、ピッカピカのビルを見上げるのが好きです。




ビルの地下には本屋さん。(上のビルではありません)
すごく興味深い本がいっぱい並んでいて、どれも見たことのない本ですから、
ここで何時間か過ごせそうなほど。
その中に、栗原はるみさんの著書を見つけました。
確か「日本の家庭料理」みたいな題がついていたっけ;
韓国の料理本は精進料理系の本が多かった気がします。
カラフルで写真を見ているだけでも楽しかった。



最終日にはやっぱりムギョドンに来てしまいました。
あっさりとしたタラのスープは何度食べてもおいしいし、
やっぱり朝食にはこれが一番です。

大好きなニラのキムチとキュウリの甘いキムチは、
ここでしか食べられないので、
何度も何度もお皿に移してはパリパリパリパリ…
キュウリは軽く干してあるのかな、すごく歯ごたえが良いのです。
これがお持ち帰りできたらいいのになぁ。

さて、朝ご飯を食べたら地下鉄に乗って祭基洞駅へ。
昨年は京東市場に行って五味子(オミジャ)茶を買って帰りました。
今年はもう少し色々見て買えたらなぁ~と、
同じ並びにある薬令市場ものぞいてみることにしました。
どちらも韓方が豊富な市場で、
地下鉄の駅について地上に出るとすぐに韓方の香りが漂ってきます。



この枝みたいなのが何に効くのかなぁ~なんて見ているだけでも楽しい。
こんな菊の花みたいなのや、バラの蕾なんかもあります。



あと、こんなのも(笑)。
束になったムカデは中国産って書いてありました。
こんなでっかいの、一匹でも恐ろしいのに…
束になってかかって来るョ!

右は冬虫夏草なのかなぁって思って写真を撮ったけれど、
よくよーく見てみると、何かの幼虫?どっちでしょうか…
うぅっ、やめとこ。気持ち悪くてすみません;



こっちは、子供の頃遊んでいたら、
よくセーターなんかにくっついていた植物ですよね。
くっつき虫って呼んでたっけ。
これも韓方になるんだね。



とにかくあっちにもこっちにも、
カラカラに乾燥した韓方類がいっぱい並んでいます。



こちらはもう、京東市場の雑穀類。
好みの雑穀や豆類を混ぜて挽いて作るミスカルという栄養補助食をご存知ですか。
健康に良いとのことで以前飲んでみたことはあるのですが、
ドロッとしていて飲みにくく、私はちょっと苦手…
細かく注文して上手く調合してもらえれば、
自分好みのおいしいミスカルが出来そうなんだけど。
その為の語学力が全くないのがはなはだ残念。



ところで、
京東市場に行ってみると、昨年と何だか違うのですよね…
そう、ものすごーい人人人!
昨年はこんなに混んでいなかったはず。
その混みようは半端じゃなくて、
例えるなら、年末のアメ横みたい。

もう、バンバン人がぶつかって来て、
ボンヤリしていたらすぐにはぐれてしまいそうです。
そして、みんな手に手に箱入りの果物やたくさんの野菜。

後から知ったのですが、
この日は金曜日で、
翌日の土日は「秋夕」という韓国の大々的な祝日。
ソウルに住む地方の人たちは、
お土産を持って実家に帰る日だったそうなのです。
ソウルの人たちも市場で食材を買い込んでご馳走を作るのでしょう。
一番市場が混む日に飛び込んでしまったということですね。
その時点ではそうとは知らずに、
とにかく必死で人をかき分けながらお目当てのお店を探しました。



昨年も購入した五味子茶。
お店の方曰く、韓国産の五味子茶が一番質が良いそうです。
せっかくなので、粒が揃って赤がきれいな最高級のものを一袋。

そして一番のお目当て、
雑誌の韓国特集に載っていたコチュジャンが欲しくてお店を探しました。
でも詳しいお店の場所が分からないのと、この時の市場の混みようで、
探せど探せど、コチュジャンを売るエリアさえ見つかりません。
「これじゃぁ、見つかる方が奇跡だな」ってコウさんが言うので、
私もほとんどあきらめかけてきました。



参鶏湯(サムゲタン)に入れる乾燥棗(なつめ)も欲しいなぁ~とあちこち眺めていると、
今は生棗の季節のようで、どこのお店でもたくさん積み上げられていました。
生はキレイな黄緑色で固そうですよね。

あるお店のおじさんが、
生棗を1つ私に渡してくれたので受け取ったものの、
真っ赤な乾燥棗しか知らなかった私は、
いかにも固そうなこの黄緑色の棗を、
このまま食べていいのかどうか分からなくて迷っていました。

すると「こうして食べるんだよ」っておじさんが食べて見せてくれたのです。
そこで私も食べてみると、
これが青りんごみたいでおいしい!
ちょっと茶色になったものが食べごろらしいです。
うれしそうに食べる私を見て、コウさんもいただいて食べていました。

棗を売るお店をのぞくと大抵、味見に1つ渡してくれるので、
それ以来、あちこちのお店で何個も味見をいただきました。



生の棗は買って帰れないので、乾燥棗を枡に1盛り買いました。
おまけもドーンと入れてくれて、
あまりにも多いので帰って数えたら126個も入ってました。
これで7000Wですから、490円!

ところで、その生の棗をくださったおじさんがとても優しそうだったので、
思い切ってコチュジャンのお店が載った雑誌の切り抜きを見せ、
このお店を教えてくださいって言ってみました。

京東市場は私達が思ったよりも広いらしく、皆が知り合いというわけではないみたい。
それでも、地下に味噌屋さんがあるから聞いてみなさいと場所を教えてくださいました。
そして、教えられた建物の地下に行ってみるとすぐ、
「どこのお店を探しているの?」と聞いてきてくださったおじさんがいて、
その人にまた切り抜きを見せると、「こっちにおいで」と。

丸鶏がずらりとならんだ場所に居たおばさんにおじさんが話をしてくださって、
そのおばさんがどこかのお店からキレイなお姉さんを連れて来て…

皆の言葉の端々に「イルボン」という単語だけが聞き取れます。
「イルボン」とは韓国語で日本人のことです。
「またあのコチュジャンの店を探してる日本人が来たよ。
 あんたこの店知ってるでしょ。連れてってあげな」
推測ですが、このような会話がされたようでした。

そのお姉さんは調理中だったらしく、
持っていた大きな包丁をとりあえず置いて(笑)、
ジェスチャーで私についておいでと指示してくれました。
そこからは、地上に出て人ごみをどんどん越えて進んでいくお姉さんを見失わないように、
コウさんと必死でついて行って…
気が付いたら、雑誌の写真のお店、そして雑誌の写真のおじさんが目の前に居たのです。
コウさんが「奇跡が起こった…」と。
感激のあまりサンキューとありがとうとカムサハムニダをごちゃ混ぜに連呼する私達に、
ニコリと笑って、お姉さんは颯爽と去って行きました。



そして、見つけたのがこの笑顔良しのおっちゃんとコチュジャンです。
近くで拝見すると、写真よりうんとお若く見えました。コチュジャン効果かな。笑。
とにかく「やっと本場のコチュジャンが買って帰れる~」と嬉しいのなんの。
しっかり辛くそれでいてコクと甘味もあるオススメのコチュジャンを、
その場で器に入れてもらいました。



それがこのコチュジャンです。
これだけあれば1年たっぷりもちますね。
これで10000W(700円くらい)。重いけど買えて良かった。
茹でた鶏肉に酢醤油とカラシとこのコチュジャンで、
充分タッカンマリを食べている気分になれます。

韓国で何かを探していると、
必ずといっていいほど、
誰かが声を掛けてくれて探してくださいます。
以前も、駅の乗換えで迷っていると、
若者がわざわざ来た道を戻って案内してくれました。
今回も市場の人々の優しさの連係プレーのおかげで奇跡を起こすことができました。
皆さんのあたたかい気持ちに感謝です。



他にもコチュジャンで味付けされたおかずやアミの塩辛なんかがいっぱいあって、
どれもほんとうにおいしいのです。
出来ることならみんな買って帰りたい!



このお団子をひとついただいて食べると、
中に栗のようなやさしい味のアンが入っていておいしい。
キレイな色も全てヨモギやサツマイモなど自然の食品の色なのです。
こればっかりはあきらめられず、モチモチのできたてを買って帰りました。
日持ちがしないので家に帰るとすぐ冷凍しておいて、蒸し直して食べました。
おいしかったけれど、やっぱり出来たてにはかなわないなぁ。



からーーーい唐辛子。



歩いていたら、おばさんが油菓をくださいました。
これ、素朴でおいしいのです。
仁寺洞のお餅屋さんで一袋買ってあるけれど、
「もう一袋買って帰りたい!」ってコウさんに言ったら、
「そんな空気みたいなの(トランクに入れると潰れるから)もうダメっ!」って怒られました。




たくさんの人にもみくちゃにされながら、
気が付くとかれこれ市場に2時間半もいました。

さて、そろそろお昼の時間です。
市場に向かう時に見ていた露天で、
竹かごをひとつ買って、新沙駅に向かいます。



今年も面白かった京東市場でした。
ただ、コウさんが、
「あのコチュジャンの店、多分二度と行けないよ」って言うんです。
確かに、お姉さんについていくのに必死だったからな…;

追記:
最近、雑誌「クロワッサン」の韓国特集をまとめた新しいMOOKが発売されていました。
それにも同じコチュジャンのお店の記事が掲載されていて、
そちらには少し詳しい地図も載っていました。それなら行けるかな。



2012.9ソウル旅行 3日目 <3>

2012-11-11 | 2012.Sep.ソウル


ソウルに戻ったらすぐ地下鉄に乗って踏十里という駅に向かいました。
ずっと行ってみたかった、古美術街がある場所です。
目指すビルは駅からすぐに見えてきましたが、
ビル自体も骨董級でビックリ。



入り口を探して中に入ってみると、またまた誰もいない…;



でも、ずらりと骨董が並んでいて面白そう。
とりあえず目に付いたお店の入り口に入ってみると、
店主さんが奥から現れて、いろいろと説明してくださいました。
写真もどうぞということで、少し撮らせていただきました。



どこのお店も所狭しと骨董が並べられています。
この2号棟は、たんすや花瓶、器やスッカラ、ポジャギなどの生活品が主なようです。
カラフルな刺繍がほどこされた枕、
その刺繍部分を四角い額に入れたものも。



ゆっくり見ていると何時間もかかりそうですが、
そろそろ夕方になってきたので、
お目当ての高台を見つけて、大きいサイズを1つ購入しました。



大きさや色がいろいろあるので悩みましたが、
お菓子をのせるのに丁度良いサイズかな。
帰ってから、もう少し小さいサイズも欲しくなりました。
韓国の伝統菓子、油菓をのせて。


1度ホテルに戻って荷物を置き、
すぐに晩ご飯に向かいました。



道路にはたくさんの屋台が並び始めて、
「これは何かしら?」って見るだけでも楽しいのです。
出来れば1つずつ味見したいくらい美味しそうなのですが、
晩ご飯が食べられなくなるのでぐっとガマン。



清渓川のライトアップもとてもキレイ。
のんびりとカップルが歩いています。



毎年行かずにはいられないのが、新村ファンソコプチャンクイ
人気店なので案の定満席でずらりと人が並んでいましたが、
私達は10分ぐらいで座ることができました。



日本ではもう食べられなくなったレバ刺し。
センマイと一緒に盛られています。
全く臭みがないレバ刺しには歯ごたえがあって、
やっぱり塩とごま油で食べるのが一番おいしいんですよね。
そのうえ、お代わり自由。
ココでしか食べられないですからね、
しっかりレバ刺しのお代わりをしてしまいました。
写真を見ると、また食べたくなる…
来年も食べられるかな。



とにかくおいしいホルモン焼きなのですが、
夜に行くとここの店の照明がオレンジ色なので、
いつもこんな色の写真になってしまうのが残念です。



最後の焼き飯はおなかいっぱいで無理~と言いながら、
必ず完食してしまいます。
この日は、サイダーのサービスまでいただきました。



横を見れば道路。
ほとんど外のテーブルにて、マシッソヨ~♪

3日目も終わって、明日は帰国の日ですが、
夜8時の飛行機なので、まだまだ時間は有りますよ^^




2012.9ソウル旅行 3日目 <2>

2012-11-09 | 2012.Sep.ソウル

利川はお米がおいしいことで有名で、
陶器村近くにはおいしいごはん屋さんがたくさんあるそうです。
おなかもペコペコだったので、
陶器村からタクシーでお店に行ってしまおうと思ったのですが、
車で2~3分なので、呼んでもタクシーが来てくれないとのこと;
「歩いても20分かからないから頑張って徒歩で行ってみなさい」と、
村の人からも励まされ、空腹を抱えて渋々出発しました。

ところが、
陶器村前の横断歩道を渡ったとたん、
天の助けか目の前に流しのタクシー発見!
手を上げて車に乗り込み、お店の名前と地図を見せると、
運転手さんも、
「ご飯を食べる店だな?」というようなジェスチャーをしてくれたので一安心。
外の景色を見ながら「20分も歩かなくて済んだね~」と話していました。
陶器村の人からは、車で2~3分と聞いていたけれど、
結局は5分くらいかかったところで車を下ろされましたが…
「ど、どう見ても、ココは違う!」と気付いた時はタクシーは去った後でした。
あの時は参ったなぁ~;

まっすぐ一本道の道路だったので、
とにかく車で3分分来た道を戻るしかないか…
ガックリしつつ少し歩くと、コンビニがありました。
一か八かでそこの店員さんに聞いてみると、
わざわざお店から出て、
「あそこに見える青い歩道橋からすぐのところにあるよ」と教えてくださいました。
示された歩道橋は、2百メートルほど先だったので、ホッとしましたね。




そして到着したのがこの、
イムグムニムサルパップチプ
利川市 Sindun-myeon Sugwang-ri 152-9
という定食屋さんです。
韓定食というのかな、たくさんのおかずがずらりと並んで、
おいしいご飯と一緒に食べることが出来ます。

ここのご主人が片言の日本語が話せるので、
色々と料理の説明をしてくださいました。
奥様が韓定食の指導に日本へ行ったことがあるそうで、
その時のアルバムを見せてくださったり。
とても優しくてお話好きのご主人。
一緒に写真を撮らせてもらえば良かったなぁ~と後から気付く;

こんな感じでずらりとおかずが並びます。



こんなに食べれるかしら…?!と心配しましたが、
意外と食べられたので、そんな自分たちにビックリ。




どのおかずもやさしい味付けでご飯がすすみます。



お釜で炊いたご飯はまず、別の器に移します。
そこに熱いお湯を注いでフタをしたら、
しばらく置いておいて…
その間ひとおおりのおかずを食べたところで、お釜のふたをオープン。



おこげで作ったヌルンジという韓国のお粥のようなもの。
おいしいお米で作るからこそおいしいお粥になるのでしょうね。
見た目には分かりませんが、石釜なので熱々です。
ふうふう言いながらいただきました。



ご主人オススメのドンドン酒。
おいしいお酒があるからと出てきたお酒に目を疑いました。
大きな丼のような器になみなみと入った琥珀色のお酒。
こんなに多すぎるでしょー?そのうえアルコール度高そう;
私は日本酒と焼酎類は全く飲めないので、
コウさん1人でこんなにたくさん飲んだら絶対帰れなくなる?!
「こうなったら私も飲むしかない!」と思い切って飲むことにしたのですけれど…

見た目と違って、サラッとしていて飲みやすくむしろおいしい。
アルコールもそんなに強くなさそうです。
ほとんどマッコリのような風味。
結局、2人で全部飲んじゃいました。

さて、おなかいっぱいになったところで、
そろそろソウルに帰ることに。
今度はお店でタクシーを呼んでもらって、
ご主人がちゃんと運転手さんに行き先を伝えてくださったので、
安心して高速バス乗り場に行くことが出来ました。



ここでチケットを買って、バスに乗り込んだ…
ところまでは覚えているのですが、
次に気が付いたらソウルの東ターミナル駅に到着したところ。
やっぱりドンドン酒は強かった…
飲んで2人とも1時間爆睡していた模様;

あ~、危ない危ないヾ(^ェ^;




2012.9.ソウル旅行 3日目<1> 

2012-10-26 | 2012.Sep.ソウル


大変大変、
ソウルの旅行からもう1ヶ月が過ぎてしまいました。
記憶がどんどん薄れてしまう前に続きを…




3日目の朝、1度食べてみたかったチャジャンミョンを食べに行きました。
チャジャンミョンは、手打ち麺に黒い“あん”がかかった麺です。
キムチチゲ専門店のチャジャンミョンがおいしいということだったのと、
泊まっていたホテルから近かったのでこのお店に。



3年熟成キムチと青とうがらし。
この青とうがらしですが、
以前、違うお店でジューシーな見た目に騙されて端っこをかじったところ、
飛び上がるほど辛くて辛くて、舌が麻痺しそうだったので、
それ以来絶対に口にしないようにしています。
万願寺とうがらしみたいなので、見るたびに毎回食べてみたくなりますが。



こちらはキムチチゲ。
3年熟成のキムチが入っているからか、
少し酸っぱめのスープでした。
でも辛酸っぱくてけっこう後引くおいしさ。



そしてこれがチャジャンミョンです。
味の想像がつかなくて、
混ぜ返しながらどんな味がするのか楽しみで楽しみで…



見たところ豚肉とタマネギが入っていて、
香りはビーフシチューのような感じでしたが、
まさかビーフシチューではないよね。



しっかり混ぜていただきました。
麺は手打ちでモッチモチ、熱々です。
だけど…
この“あん”まさしくビーフシチューの味?
というより、
残ったビーフシチューを薄めて片栗粉でとろみを付けた?
その表現がピッタリだと思うんだけど…。
期待しすぎていただけに、かなりショック;
申し訳ないのですが、この旅で初めて残してしまいました。
コウさんの下調べでは評判の良いお店だったそうだけど、
こういうこともあるのね~ヾ(^ェ^;
帰国後もう一度私も確認しましたが、
口コミでもおいしいという意見が多かったんですよ…。
日本で1度食べたことがある、
輸入食材店にあったインスタントのチャジャンミョンの素とほとんど同じような味だったヮ。

まぁ、気を取り直して、
この日は、高速バスに乗って、
利川(イチョン)という陶器とお米で有名な街に行きました。



地下鉄で高速バスターミナル駅まで行き、
ここでチケットを購入してバスに乗ります。
運賃は1人4400Wだから、308円くらい。



24番が利川行きの高速バスです。
おトイレに行ったりしているまにバスが来ました。





↑高速道路からの景色がだんだん米どころっぽく田んぼが多くなってきます。
10時に出発のバスで、高速道路を走っているのは40分ほど。
トータルで1時間もすると利川の街の総合バスターミナルにに着きました。

バスターミナルからタクシーで陶芸村(ジャギマウル)と言えば、
タクシーの運転手さんもわかっていてすぐに連れて行ってくれます。
10分もかからなかったかな?くらいで、陶芸村に到着しました。



さすが韓国。醤油や味噌用の甕がずらりと並んでいます。
楽しみにしていた陶器村、気持ちがワクワクしてきました。



ところが、村を見渡してみて驚いたことが。
観光客どころか人影が全くないではありませんか?
もうお昼前の時間です。
もしかして、お休みなのかしら?とお店の前まで行ってみると、
ちゃんと「OPEN」の札が掛かっていました。



陶器を求めるお客さんで賑わっていると思って来ただけに、
何で誰もいないんだろうと不安になってしまったけれど、
お店の中には店員さんがいて笑顔で迎えてくれたのでやっと安心。
後から思ったのですが、
ちょうどこの週末が「秋夕」という韓国の祝日だったために、
こういうところに来る人も少なかったのかな~と。



「村を貸切りみたいだねー」なんて言いながらブラブラしていました。



大小の甕がずらりと並んでいるこのお店は現代工芸。
ここのお店は大きくて品数も豊富。やっと、お客様数人に出会いました。
2階もあって急須やランプが並んでいるのが見えたので
コウさんがお店の人に、
「2階に上がっても良いですか?」と聞くとその方が店主らしき女性に何か話しました。
そうしたら、今2階には上がれないらしく、
気になるものがあれば持って来ますよとのこと。

チラリと見えていたランプを見せてもらったりしていると、
さっきコウさんが聞いていた人が、店主にお金を払っていらっしゃいました。
コウさんが聞いた人、実はお客さんだったんですね;
嫌な顔ひとつぜずに店主さんに説明してくださっていたので、てっきりお店の方だと^^



2階から持って来てもらった小さいアルコールランプ。
大事に持って帰り、リビングに飾っています。
時々アルコールを入れて灯します。



たくさんのお店が並んでいて、
それぞれのお店で全く趣味が違って面白かったですよ。



こんな登り窯もあって、毎年訪れる益子を思い出しました。
陶器市もあるということだったので、
きっとその頃ならば、村も賑わっているのでしょうね。



毎年、ソウルの江南区にある「チョン・ソヨンの食器匠」というお店に行って食器を購入するのですが、
そのオーナーさんも利川の作家さんから仕入れているということで、
今回はもう江南に行かなくても良いような、素敵な器に出合えたらいいなぁと思って、
ゆっくりお店を見てまわりました。



すると、嬉しいことに好みのお店を発見。
すっかり写真を撮るのを忘れてしまって…
この大木の前にあるお店なんです。
左から二軒目のお店で、迷って迷ってやっと白磁の大小の器を購入しました。
お店の前に居る人は皆お店の方です。



林さんという女性の方の作品で、
ちょうどお店にいらっしゃってお話をすることができました。
林さんは少し日本語を話せたので。
林さんは、大木の前に居る茶色のスカートの方です。

そして、ここの器を見ていると、
去年私が「チョン・ソヨンの食器匠」で購入したものと同じ箸置きがありました。
花びらのような形の大きめ箸置き。
そうしたらやっぱり、林さんのご主人の作品なのだそうです。



ご主人の器の方が、見た目では女性的な感じがするように思います。
上にのせたスッカラは、昨年「チョン・ソヨンの食器匠」で。



2012.9.ソウル旅行 2日目<4>

2012-10-16 | 2012.Sep.ソウル


仁寺洞の「山村(サンチョン)」は精進韓定食のお店ですが、
以前から行ってみたいなーって思いつつ、
いまだ実現されていないお店の1つ。
コウさんは、韓国に来て精進料理っていうのが引っかかるみたいで(笑)
なかなか乗って来ないんだけど、
とりあえずどんな感じなのかな~とは思うみたいです。
今回はお店の前まで行って偵察してみることに。

 

細い路地裏の突き当たりにあるお店で、
不思議な雰囲気が漂っていました。
店構えからして、何の料理のお店かは推測出来ない感じ。



でもたくさんぶら下がっていたこの蓮の花の照明が素敵で、
どんな仕組みになっているのか…と下からしげしげと眺めました。
本気で1個欲しかった…。



路地にはポジャギのお店もありました。
すっごく可愛らしくて、こちらも立ち止まって見入ってしまいます。
世界中どこの国にも細かな針仕事が必ずあって、
そしてどれも素敵ですよね。

 

毎回必ず買うのが、仁寺洞通りの入り口にあるこのお餅屋さん「ナックウォンヴォルチブ」。
ここのナッツぎっしりのよもぎ餅が大好きですが、
日持ちしないのでお土産には不向きです。
滞在中、翌朝の準朝食にしています(本朝食はその後)。



前にもブログに載せたことがありますが、
毎回言いたくなるほどこのお餅がおいしいっ!
ナッツがぎっしり過ぎてお餅が見えませんけれど、
柔らかいよもぎのお餅です。
栗や杏も入ってて、お餅自体は甘くないから朝からいけちゃいます。(私だけ?)

以前どうしても持ち帰りたくて、
帰国当日に某デパートの地下で同じようなお餅を買って帰りましたが、
似て非なるものでした;



そして毎回、前を通ると用がなくても入ってしまうのがサムジキル。
若い人向けのお店も多い中に、
韓国の伝統的な物のお店がギュッと詰まっている感じがします。

今回は、ちゃんとサムジキルを目指してやって来ましたょ。
ここの2Fにある韓方(ハンバン)化粧品のお店「ハヌルホス」に行ってみたかったのです。

 

この「何首烏」という漢方薬剤が入っているシャンプーが使ってみたくて。
ボトルの底を見ると…わかりますか?「何首烏」が入っています。

漢字だけ見ると何だか恐ろしげな名前ですが、
これはツルドクダミという韓方薬のこと。
白髪や薄毛予防や、「毛根及び毛髪の健康の手助けをして元気でつややかな髪を作ってくれる」とのことで、
メントールの香りと清涼感、そして泡立ちもとても良いです。
(あまのじゃくな)コウさんにこのシャンプーの効用を説明すると、
案の定、「そんなあれもこれも人の弱みに付け込んだシャンプーなんて…!」と言っていたのに、
帰国以来毎日使っていますヾ(^m^;



そして、こちらの天然韓方化粧水とシルクセラピーセラム。
この化粧水はアルコール、化学添加物一切不使用の100%天然成分なので、
目に入っても痛くないのです。
スプレーしては優しく押さえてを繰り返して、しっかりお肌に浸透させます。
ですが…スプレーすると独特の韓方の香りがして、苦手な人はそっちが辛いかも。
ただすぐにニオイは飛んでしまうし、私はソウル滞在中に慣れてしまいました。

写真にはないのですが、クレンジングパウダーも気に入って使っています。
パウダーを水で溶かしてマッサージするタイプ(こちらも韓方臭有)で、
これが洗い上がりがツルンとして、とっても気持ちいいのです。

シルクセラピーセラムは、
自然界で一番人の肌組織に近いシルクアミノ酸成分で作られているそうで、
スプレーするとしっとり。
こちらの香りはレモンバームです。

何だか1人お化粧談義になってしまいました(笑)。
とにかく、重たい思いをして日本に持ち帰っただけはあるといいな。
本当はもっとあれこれ使ってみたかったけれど、
何より化粧品が、荷物の中で一番重いですから;



と言いながら、ロッテ免税店で購入したものの1つ、「su:m37」の美容液。
こちらも韓国ブランド。
韓国の女性って本当にお肌がキレイですよね。
ほんの少~しでもあやかりたい女心で…発酵成分配合です。
こうなったら思い切って、特大サイズ買っちゃおう。笑。




この日の夜ご飯は、ちょっとオシャレなお店へ行ってみました。
光化門近くの創作韓国料理のお店Korean Dining 「モラッ」へ。
ここのケランチム(卵の蒸し料理)がおいしいと聞いていたので楽しみにしていました。



隣の席に座っているカップルは、まるで韓流ドラマから出てきたような二人でした。
ソウルのオシャレな人って、
江南じゃないところだとこういうとこに来てるのか~って感心したりして。
夜はお店の照明も暗いし…雰囲気はBarみたい。



でも、私達は晩ご飯を食べに来たんだからね。
まずはお約束の青菜のキムチと、水キムチ。
あと向こうの小さいのは明太子でした。



そして、私はこの「チャドルバギと香り野菜の和え物」がすっかり気に入りました。
とても細いニラや、ネギやエゴマを牛肉で巻いて食べるのですが、
野菜やお肉にはそれぞれ少し甘くてコクのある良いお味が付いていて、
その柔らかいお肉でシャキシャキの野菜を包んで食べると、いくらでも食べられそうなくらい。
このニラの食感は普通のニラとは全然違うし、ニオイもなくて美味しかったなぁ。
この極細ニラ、何で日本にないのっ?…と真剣に思いました。
探せばどこかにあるのかな?



こちらが待ちに待ったケランチム。
一般的なものは茶碗蒸しみたいなのですが、
こちらのお店のはこんもりと膨らんでいます。
このふんわりタイプのケランチムが食べたかったのよね。

スフレみたいにぺしゃんこになるのかと思ったら、
見た目よりしっかりしていて、ずっとふんわりしています。

これってどこかで食べたことがあるような…
そうだ!
でっかい明石焼きのようでした。
コウさんは、普通のケランチムの方が好きらしいです。
ほんと、どっちが好きかは好みだな。
私は…どっちも好きです!



あと、考えてみたら韓国でビビンバを食べるのは初めてかも?!
焼肉屋さんに行くとお肉と一緒にお酒を飲むので、
ご飯モノって食べないんですよね。
こちらのビビンバは、
麦と白米の2色ご飯と野菜のナムルが、別々のお皿に盛られてきました。
そのナムルをご飯の上にのせて、



しっかりと混ぜていただきます。
いつも思いますが、
韓国は野菜の種類が豊富で美味しいし、
ご飯もふっくら美味しいし、
それらを和えるタレもとっても美味しい。
本当に、何を食べても美味しくて、毎回の食事が楽しみです。



お米のジュース「シッケ」を飲みながら、
私も日本に帰ったら頑張って料理の研究をしよう!なーんて思うほど、
とっても満足のご飯でした。
もう、おなかいっぱい。





さて、忙しかったこの日もおしまい。
翌日は少し足を延ばして、利川の陶器村へ行きました。




2012.9.ソウル旅行 2日目 <3>

2012-10-06 | 2012.Sep.ソウル


大統領官邸を見学してから付岩洞での昼食を終えると、
帰りはバスに乗って、あっという間に再び景福宮まで戻って来ました。
改めて、ここから北村(プッチョン)散策です。
北村は、韓国の伝統家屋が立ち並ぶエリアで、
その韓屋の住宅街の中にもおしゃれなお店やお茶屋さんがたくさんあって、
食後の散歩にはちょうどよい場所です。



阿園工房は6人姉妹が営む手作りのアクセサリー店。
仁寺洞にもお店がありますが、
北村の入り口にあるこちらのお店も素敵でした。
昨年、この看板にとまっているのと似た、
小鳥のピアスを購入しました。
↓昨年のピアス



北村も坂を登りながら歩くところですが、
韓屋の風景やお店を覗きながらのんびりあるくのは楽しいもので、
女性ならそんなに疲れは感じないかな。




昨年はこんなにお店が並んでいたかな~?と感じるほど、
人気のエリアには、ずいぶん新しいお店が開店していました。
伝統家屋の街も少しずつ変わっていってるのかな。



今回の旅で訪れたかったお店のひとつ、
「plan j project」に到着。
天然石とシルクコードを使った手作りアクセサリーのお店です。



丁寧なつくりでとてもかわいらしいアクセサリーの数々。
私はブレスレットが欲しかったのですが、
たくさんの天然石の素敵なブレスレットが揃っていて、
どの石にしようか…と、とても迷ってしまいました。



ひとつひとつ、丁寧にラッピングしてくださいました。
ドライフラワーを使ったラッピングのセンスには、
心底感動してしまいました。



帰国してワクワクしながら包みを開きました。
私が迷いに迷って選んだブレスレットは、キャッツアイ。
そして、シルバーのピアス。

コウさんがすっかりくたびれていたので(汗)、
近くのお茶屋さんで休憩です。
珍しくコウさんが、「お茶しよう」と提案。
よほどお疲れだったみたいです。笑。

毎年、お店の前を通ってはいたけれど、
お茶を飲む時間ではなかったので、
中に入るのは、今回が初めて。
門の前に立ってちょっとワクワク。



これぞ“韓屋”のお店入り口。
チャマシヌントゥル」という伝統茶のお茶屋さんです。

普段からコウさんは、
お茶やコーヒーをゆっくり飲みながらのお喋りが出来ない人。
休憩にカフェに入っても、
コーヒーカップをテーブルに戻すことなく、ほとんど一気飲み状態なんです。
もちろん、甘いものは食べないのでケーキなども頼まないし。
「ホレ、行くぞ!」と落ち着かないったら。

そんな訳で常に、おしゃれなカフェやお茶屋さんに憧れる私です。



私が頼んだのは、夏季限定の花氷(コッオルム)茶。
氷の中にアカシアの蕾が入っていてほんのり甘いお茶です。
五味子(オミジャ)茶に苺のシロップが入っているそうです。



コウさんは、韓茶を頼んでいましたが、
案の定、セットになったポットのお湯を、
急須へ入れては飲み入れては飲み…を繰り返していました。
この小さい急須と茶葉で何杯飲んだのでしょう;
(ひょうたん形のものは、茶漉しです)
でもポットにたっぷりとお湯が入っていたみたいで、
日本でのカフェより、うんとゆっくり出来ました。






さーて、疲れも癒されたところで、
今度はまた、仁寺洞に戻ります。
朝ご飯のあとに行ったら軒並み開店前だったお店も、
もう開店していることでしょう。



2012.9.ソウル旅行 2日目 <2>

2012-10-05 | 2012.Sep.ソウル


朝から歩いて仁寺洞に着いた時間が、
思ったよりも早かったので、
その分朝食も早く終わり、
10時ごろには仁寺洞を散策しようとしましたが、
ほとんどのお店がまだ準備中で(10時半開店が多い)、
またボチボチと仁寺洞からすぐの景福宮(キョンボックン)まで歩くことにしました。



大統領官邸に行ってみたいというコウさんの希望で、
1ヶ月ほど前に予約しておいた集合場所は、景福宮のすぐ横にあります。
普通は入ることの出来ない大統領官邸ですが、
曜日が決まっている日に3~4回、
外国人はパスポートを持って、事前予約した人だけ見学することができます。



↑大統領官邸は、青瓦台(チョンワデ)って呼ばれています。
集合場所に行くと、
よくTVなんかで見るような、無線を耳に付けたSPっていうのかな、
そんな屈強なビシッとしたスーツ姿の男性が数人待っていました。

パスポートを確認後、首から下げるパスを渡されて、
目的地はすぐそこなんだけどバスに乗って官邸に連れて行ってくださいます。
私達の他にも、韓国の男子高校生や、おじさんおばさんグループ、
外国人は私達以外に中国人のカップルなど。
大型バスがすぐにいっぱいになって私達は2台目のバスだったので、
けっこう見学の人って居るんだな~ってビックリ。

青瓦台入り口に着くと、
これまた厳重な重たい門をギギギーっと開けて敷地内へ…
ここからはもう写真撮影は禁止なのですよ。
バスを降りたら、厳しいセキュリティーチェックがありました。
その後、係りのお姉さんが私のバックの中の化粧ポーチまで開けて見るし、
カメラとも起動させて、最近の数枚に何が写っているか確認されました。
空港よりも厳しいチェックです。
そうそう、その前に記念品をいただきました。
青瓦台の絵のマグカップ。

そうしたら、やっと中へ…

青瓦台の短い紹介映画を観たら(私達は日本語の解説で)、
日本人には日本語のツアー説明レコーダーを渡してくださいました。
さて、いよいよ官邸へ…



ここは、大統領が、朝夕にお散歩されている緑地園(ノッチウォン)。
写真OKということで、大統領がお散歩されている様子を想像しながらパチリ。
良く見ると、あちこちに警備の人がいて、こっちを見ていますし、
私達の一団も前、中、後をぴったり監視されながら、はぐれないように進みます。



こちらが大統領官邸。
この位置からしか撮影は出来ないのですが、
肉眼で見るとかなり迫力ある建造物でした。
後の北岳山(プガクサン)とばっちり1つの絵のようになって、素晴らしかったです。
あとは迎賓館を見物して敷地から出て、バスで最初の集合場所まで送ってくれますが、
私達は青瓦台よりその先の山手に行きたかったので、
そこで青瓦台ツアーとは、さようならしました。

青瓦台の前にある噴水台の前で、
昼食を食べる予定のお店には、
ココからどうやって行けばいいかな~って確認していると、
近くに居た駐車場警備のお兄さんが、
「どこに行きたいの?」って感じで聞いてきてくださったので、
ガイドブックを見せたところ、
「あっちの道をずっとまっすぐだ」って教えてくださいました。

でも、歩いて行ける距離ではないと聞いていたので、
「タクシー乗り場はどこに?」って聞くと、
「そんなの、ここからもう歩いても10分くらいだよ」って言うので、
そうか!景福宮駅からは歩けないけど、青瓦台からだと半分くらい来てて、
きっと歩ける距離になってるんだね~っと納得して、二人で歩き始めました。



気温もずいぶん涼しくなっていて、
お散歩するには気持ちいいね~なんて言いながら。



ちょっと坂道になってるけど、
もうちょっとかしら…
あの…
さっきからバスが数台、私達を追い越して行くんだけど、
あれに乗ったらどこまで行くのかな…
前から歩いて来る2人、山登りの帰りみたいに見えるんだけど;

 

よこの景色を見ると、
ずいぶんと坂を登ってきたみたいです。
もう10分以上は歩いてるよ~;
ほら、街があんなに下に見えるもんっ。

あの元気な警備のお兄さんなら10分だと思うけど、
普段から坂道を歩かない私達だと、結局20分くらいだったかな~~。
まぁ、振り返ればあれもいい運動になりました。



この銅像が見えれば彰義門で、ここまで来ればもうすぐ。
今までの山の坂道から一転、町が現れます。
そうすれば、右側に見える坂道を登ればすぐに、
付岩洞(プアムドン)の紫霞(チャハ)ソンマンドゥに着きました。



周りは静かなところなんだけど、ここのお店だけ人でいっぱい!
ソウルの人たちは車でくるところらしく(というか、歩いて来たの私達くらいかな?!)、
車係のおじさんが数人いたほど。
みなさんニコニコ、
「紫霞(チャハ)ソンマンドゥですよー。いらっしゃいませー!」と出迎えてくださいました。



そうそう、このポジャギの看板が目印よね~って、
やっと到着したことに感動したなぁ♪



混雑のピーク時間は過ぎていたので、すぐに席に通していただきました。
やっと座って、メニューを開くとずらりとおいしそうなマンドゥの数々。



まずは、キムチとカクテキが並べられ、ビールで乾杯。
歩いた後の冷えたビールのおいしかったこと!
少しかかとの高い靴で登って来て足も痛かったので、
靴を脱いで上がるお店でリラックス出来ました。



焼きたてのチヂミ。外はサックリ中はモチモチ。



これが韓国風餃子のマンドゥです。
野菜たっぷりのマンドゥとキムチと豆腐のマンドゥ。
皮がモチモチしていて、具がギュウギュウに入っていました。
味がついているので、このままで。



たくさん入ってる野菜の中にキュウリがあって、
これがパリパリと歯ごたえがよく、青臭くもなくてとっても美味しかったです。
キュウリは絶対生派でしたが、
「火を通してもこんなに美味しいんだ~?!」と目からウロコでした。
今度、家で餃子をする時にキュウリを入れてみるつもり。



これが食べたかった餅入りの餃子スープ「トッマンドゥクッ」。
カラフルな色のマンドゥはもちろん、全てのメニューが自然の色の手作りで、
化学調味料も一切使っていないそう。



コロコロの小さいお餅は北朝鮮風だそうで、
食べやすかったので買って帰りたかった…。
お持ち帰りもありましたが、冷凍だったので断念。

コロンとかわいらしいマンドゥは、
味も好みの薄味で、その上さっぱりしていて、
どれもこれもおいしくいただきました。



後から聞いた話だと、
私達の座った席は、
韓流ドラマの主人公達が座って食事をした席だったそうで、
混んでいるときは予約が必要なくらい人気の席なんですって。
今度そのドラマが、TVで放送していたら観てみたいな^^



素敵なお店とおいしいマンドゥのおかげで、
やっとこさ登ってきた辛い坂道のこともすっかり忘れてしまいました。

さぁ、帰り道…
彰義門のバス停にバスが停まったので、
コウさんが「たぶんコレで大丈夫だよ!」と言うので(ほんまかいな~とは言えず)飛び乗ったら、
バスは坂道を転げるように下って、
ものの5分で景福宮の前に到着しました。
すごい、適当が当たった!




2012.9.ソウル旅行 2日目 <1>

2012-10-04 | 2012.Sep.ソウル


2日目の予定は、
大統領官邸の見学のあと、
少し山手の付岩洞へマンドゥを食べに行って、
仁寺洞、三清洞、
それからロッテの免税店にも行かなくては…
最後は、ケランチムのおいしいお店で晩ご飯という
かなり欲張りコースなので、
8時半にホテルを出て、朝ご飯に向かいました。

大統領官邸は景福宮近くにあるので、
そこからすぐ近くの仁寺洞にある神仙ソルロンタンにしました。
昨年、明洞にもある同店に行くと、
朝からずらーっと行列が出来ていて諦めたことがあり、気になっていたお店です。
仁寺洞に出来たこの新店舗は、
まだあまり知られていないため、穴場だと。



ソルロンタンは、牛骨スープのことですが、
けっこうスッキリとしていてクドくないので朝食にむいています。



ここでもたっぷりのキムチとカクテキ。
お店の方がチョキチョキと切りながら、
お皿に盛ってくださいました。



お店の中も新しくて明るいです。



コウさんは特にあっさりした感じの豆腐ソルロンタン、



私の食べたのは、何ていったかな…
名前をすっかり忘れてしまいましたが、
玄関ポスターのメニューにある上から二つ目の右から二つ目、
韓方の、美人だったか美白だったかそういう名前のソルロンタンでした;

並んでも食べたいほどではなかったけれど、
お昼と夜はしっかり食べるので、
朝はサラッとこういうスープ系のご飯がいいかな。
コラーゲンもたっぷり?!

ソルロンタンを食べ終わったら、
そこからすぐのお餅屋さん「合(ハプ)」でお餅を買いたかったのに…
なぜかお休みでした。
貼り紙がしてあるのだけれど、
まったく読めないので理由は分からず。
残念でした;





2012.9.ソウル旅行 1日目 <2>

2012-10-01 | 2012.Sep.ソウル



台風一過の翌日、必ず暑さが戻るのが辛いです;
もう十月だというのに気温31℃とは…

さて、
昨日の続きの広蔵市場(カンジャンシジャン)は、
すぐに晩ご飯が待っているため食べ物には目もくれず(昨年はくれまくりました)、
一直線に麻布や麻袋のお店、イルシム商会(サンフェ)に向かいました。



近頃、韓国の手仕事「ポジャギ」に興味があって、
韓国の麻布を見てみたかったのです。

それにしても、
お店の中にはいろんな種類の麻があって…ありすぎて、
素人目には、どれがいいのやら。
お店のおじさんに色々聞いてみると、
やっぱり韓国産の麻は繊維が細くてキメが細かく、
それでいてハリがあるそうです。
その分、お値段も中国産の4倍くらいしていました;



モシ(苧麻)と呼ばれるこの麻布もたくさんの色があってこれまた迷う迷う…
とにかく好きな色を数種類と、オフホワイトを購入することにしました。



これから食べる晩ご飯のことを思うと、ついつい急いでしまって、
とりあえずアレとコレでいいか…と少し選んで購入してみたのですが、
結局もう一度広蔵市場に戻ることはなかったので、
「もっと買っておけば良かった~~」と帰国後は後悔しきり。
まぁ、買った分をとにかく使って、
出来るかどうか試してみなさいってことかな。

でも、私はオフホワイト1色で作られたポジャギがとても好きなので、
オフホワイトだけでももっと買っておけば良かった…;(←まだ言う)



実物は写真よりももう少しくすんだ渋めの色をしています。

それから近くの「ハングッキムルサンサ」という日用雑貨の店へ。
ここは昨年、キムチストッカーとマッコリのひしゃくを購入したお店です。
このマッコリひしゃくは取っ手が付いていて、
材料の小分けや、鍋に投入するときにとても使いやすく便利で、
3個の入れ子になったキムチストッカーは、
塩糀を作って量に合わせて保存するのにちょうど良いです。



今回は、この高台付きのザル。
高台になっていると普通のザルよりずいぶん水が良く切れますし、
浅いので切った野菜なども入れやすいです。
これは中くらいの大きさのもの。(実はこれももう1個欲しい…)



それから、ケランチム用の土鍋。
ケランチムというのは、韓国の茶碗蒸しのようなもので、
日本の茶碗蒸しとの違いは、
蒸し器に入れて蒸すのではなく、この土鍋のまま火にかけて作ることです。
コウさんが、このケランチムが大好きなので家で手軽に作るために購入しました。
重いから1個だけ。
直火だと気軽に作れるので、
帰国後、毎夕食時に作っています。


そろそろ6時近く。
急いで広蔵市場にほど近いタッカンマリのお店
陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ」へ向かいます。



テーブルに着くと勝手に出てくるタッカンマリですが、
一緒に付けられてくるトッポギというお餅は、
おなかが一杯になってとても食べられないのでいつも外してもらいます。
煮るとトロンとやわらかくなるお餅、大好きなんだけど。

2人で一羽の鶏が入った鍋がグツグツしてくると、
お店の方がハサミで食べやすい大きさにカットしてくださり、
それからあと10分くらい待ちます。

隣にいた女子2人に
「日本人ですかっ?」と声を掛けられました。
聞くと彼女達は、日本在住の韓国人と日本人のお友達同士。
韓国の彼女は韓国語がペラペラなので羨ましい!
「今のうちに聞いておきたいことないですかー」って言っていただいたので、
「タッカンマリのお店はいっぱいあるけど、地元の人はどこのお店にいくの?」って聞くと、
「私はここのお店しか行ったことないですね~」ということでした。

やっぱりタッカンマリ横丁一番人気のお店なんですね。

 

キムチを入れて食べるとこれまたコクが出て美味しい。
ほんっと2人であっという間に食べてしまいます。
私はビール、コウさんはチャミスル(焼酎)がドンドンすすむ♪

シメの歯ごたえのある麺がこれまた美味しくて、ほとんど奪い合い。
やっぱり、タッカンマリ大好きだわぁ。

食べ終わって…
というか食べているあいだから気付いていたのですが、
外へ出ると席待ちのお客さんで道が溢れていました。
待たずにタッカンマリを食べるなら、ぜひとも早めに。

その後、1度ホテルに戻ってお買い物した荷物を置き、
食後の散歩とばかりに明洞に繰り出しましたが、
すごい人に圧倒されて早々にホテルに戻り、早めに就寝しました。