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暮らしの中のhandmade&homemade

韓国旅行2日目

2012-01-28 | 旅行


昨年秋行った韓国のお話が途中でしたので、
少しまとめました。
まだ途中ですが、よろしかったら続きのお話を聞いてくださいね。


*****


韓国旅行2日目は、
午前中雨が降っていたので、
屋根のある市場巡りがメインの日になりました。

まずは、朝ご飯です。
昨年の韓国旅行で、コウさんがすっかり気に入った、ムギョドンプゴグッチ
あっさりした鱈スープが朝ごはんに丁度良いので、
今年も最初の朝ごはんは迷わずココを訪れました。


メニューはこの一種類だけなので、
席に着いたらすぐにご飯と熱々の鱈スープが運ばれてきます。
他にも、ここの少し甘めのキュウリのキムチと柔らかいニラキムチが私は大好き。
好きなだけ食べられるので、いつもポリポリ食べています。



このアミの塩辛で味を調節。
よそで売っているアミと違って、ここのは生のようなアミ。
アミの塩辛だけでも買って帰りたいくらいだけど、
テイクアウトはしていないみたいなんですよね。


中に入っている干し鱈も立派です。
パサパサしていなくてふっくらとおいしい。
全てがおかわり自由ですが、
鱈スープ一杯とたっぷりのキムチとご飯でおなかいっぱいになります。



大鍋でグラグラ沸いているスープ。
出入り口横なので良く見えます。

この日はお昼ごはんにタッカンマリを食べる予定です。
そのお店が東大門近くにあるので、まずはその近くにある市場巡りです。




最初に訪れたのは、広蔵市場(カンジャンシジャン)です。
ここは昨年に初めて行ってみたものの、
夜8時過ぎに行ったのでお酒を飲む屋台だけが営業中で、
行きたかった雑貨屋さんはもうぜーんぶ閉店していました。
どこも夜遅くまでやってると思っていたので、すごくがっかりしたなぁ。

今回は午前中ということもあって、
どこのお店も次から次へとお料理の制作中。
明るくて活気のある市場の雰囲気を味わうことが出来ました。

 

おいしそうなチヂミを作っている様子を拝見。
日本でもここのお店のチヂミが紹介されていて、
TVを観ている時は「食べたい!」って思うのですが、
焼きというよりは、ほとんど揚げモノのボリューム感。
「おなかがペコペコじゃないと、こんなに大きいのは1枚食べられないょ…」と、
いつも断念してしまいます。
今回も、前に置いてある試食をコウさんと1切れずついただいて充分でした。
酢醤油みたいなタレに付けて。
カリッとしていておいしいです。
熱々をいただいたら、もっとおいしいんだろうなぁ。



こうやって緑豆をその場で挽いてペーストにして、
すぐに緑豆チヂミになるんですから、美味しいはずですね。
それにしてもすごい量!



あー。お餅もやわらかくておいしそうだったのよね。
右手前に置いてある餅菓子は、
息子がお土産に買ってきてくれたのと同じ油菓(ユグァ)という)お菓子。
これ、日本で食べるとやみつきになりました。



キムチや甘辛味の真っ赤な佃煮みたいなの。
順番に味見したくなります。



テグメウンタンというピリカラの鱈鍋。
おじさんが、鍋にたらちりの材料をセットして並べていました。
たらの身と白子がどっさり盛られて器から溢れています。
あとは火にかけるだけ?!



今度はおばさんの作業中を拝見。
座って何をしているのかと覗くと…
細かい細工で出来たお花たちの材料は、干した“するめいか”でした。
器用に握りバサミを使ってチョキチョキ。

 

こういうお祝い飾りに使うそうです。
メインに使われている積み上げられた赤い実は“なつめ”です。



いろんな野菜のジョン(チヂミ)。
目の前にしていた時は圧倒されるばかりだったけれど、
改めて写真を見ている今は、
おなかいっぱいじゃないから、
写真を見るとつまみたくなるなぁ。



丁寧に作られて、キレイに並んでいます。
右手前は干物の魚でした。
どんな味がするのかしら。



ご飯の上に、このたくさんの野菜やキムチをのっけて、
ヤンニョムという薬味タレやごま油、味噌スープで味付けするポリパブ(野菜のビビンバ)。
並べた野菜がどれも新鮮でおいしそうだったなぁ。



とにかく見ているだけでも楽しい広蔵市場。
とても広くて、食のお店だけじゃなくて、
日用品のお店もたくさんあります。
そういえば、お布団屋さんもたくさん並んでいたっけ。
この針山もここの市場で見つけました。

以前雑誌のクロワッサンの韓国特集で見た広蔵市場のお店に行ってみたかったのに、
お店の情報をホテルに忘れてきていました。
相変わらずのウッカリ者ぶりに嫌気がさして落ち込んでいたら、
ふと見た店先にその雑誌のページが飾っていました。

「ここだー!」
麻布のお店ですが、野菜や食材を保存したりする時に使う麻袋も売っています。
奥でおじさんが縫っている様子。
全部おじさんの手作りだったのね。

ここのお店にたどり着く前にもたくさん同じようなお店があって、
そこには大小丸い形の麻布があり、
「コレはなんですか?」と聞いたんだけど、
全く言葉が分からずに断念していました。

またここのお店にもあったのでおじさんに聞いてみると、
これは蒸し器に敷いて使うということがわかりました。
というのも、
ここのおじさんは電子辞書片手にとっても一生懸命説明してくれるんです。



写真上の丸いパイピングをしているのが、
小さい蒸篭用と大きな蒸篭用。
四角い袋は、野菜を冷蔵庫で使う時に使用したり、
出汁を取るときに使ったり、炭を入れてお風呂に入れたり…と、
色々に使えるので、いろんなサイズを買いました。
そうしたら、数枚おまけしてくださいました。



その上、布の最初の使い方を書いたこの紙を見せてくださったので、
それを写真に撮って帰ることができました。

そして、その雑誌の同じページに載っている他の雑貨が欲しかったので、
またおじさんに、ページを指差して聞いてみると、
「そこのお店に行きたいのか?よっしゃー。ついておいで!」という感じで手招きしてくださいます。
「え?でも、おじさんのお店はいいの?」って聞くと、
ニコニコ笑いながら、大丈夫だと言ってくださっている様子。

おじさんは、ときおり私達を振り返りながら、
人でいっぱいの市場の中をスイスイ歩いて、目的のお店の前まで行って、
その上、お店の人に私達が欲しいモノを出してあげてということまで伝えてくださり、
またニコニコと去って行かれました。

「麻布屋のおっちゃん、勉強熱心な上にめっちゃいい人や…」と、しばらく感動してしまったな。
感動して、お店の写真を撮らせていただくのを忘れたくらいです。
麻布屋さんはたくさんあるんだけど、
ここのお店は、市場の中心近くにある、
紺色の看板の「イルシムサンフェ」という名前で、
店頭にクロワッサンの記事が出ているので比較的分かりやすかったです。




おじさんに連れて行ってもらったのが、
「ハングッキムルサンサ」という日用雑貨のお店。

 

入れ子になったステンレスの保存容器と、アルマイトのひしゃく。
本来はキムチストッカーとマッコリをすくうひしゃくだそうです。

うちでは料理の時に、切った食材をこのひしゃくに入れて使っています。
取っ手が付いていると意外と便利なのと、このチープな感じが気に入りました。
長く使うと“使った感”が出てきてもっと良くなりそう。

さて、そろそろおなかもすいてきたので、東大門に行きましょう。





前々から行きたかったんだけど、
常時おなかがいっぱいでなかなか行けなかったお店のひとつ。
今回こそは!と、2日目のお昼に予定を組み込みました。


そうそう、このころになると雨も止んで、
この先からはずっと良い天気続きで良かった。

東大門のオシャレゾーンからちょっと離れた下町通りを入って…



あれあれ、どんどん狭くなっていくし、
焼き魚屋さんみたいなお店が続いてるけど…



あったーココだ。
チンオクファルメタッカンマリという鶏の水炊きのお店です。
もう一件手前のお店とどちらにするか迷ったけれど、
今回はコウケンテツさんの本にのっていたこちらのお店で。

テーブルに案内されたらすぐにドーンと用意されたお鍋。
でっかい洗面器のようでした。



鶏丸々1匹分、これで2人前です。
背中に刺さっているのは、ジャガイモ。
細長いお餅のトッポギも要るか聞かれたけれど、
それも食べきるのは無理そうなので止めておきました。



うっしっし。
グツグツ煮え始めました。



しばらく煮ると、お店の方が手早くさばいてくださいます。
せっかちコウさんが突っつこうとするたびに、まだまだと諌められていました。
茹でた鶏なのに、意外と時間がかかります。



「もういいんじゃないかな~」と箸を出そうとすると、
また「まだダメ。あと5分」と、レジに居る奥さんに注意されました。
あとから聞いたんだけど、手の掛かる日本人は1階のレジ前に通されるそうです。
そういえば私達、レジの真ん前だったもんね~;



やっとそれっぽくなってきたし、アクを取りながら奥さんのOKを待ちます。




よ~し、やっと食べごろ。
最初にお鍋が出てきてから、結局20分くらいかかったかなぁ。
キムチを入れると美味しいと教えていただきましたが、まずはそのままの味を。



奥さんがタレのセットまでしてくださいました。
本当に、世話の焼ける私達。



一番食べやすい部位をお皿に取ってもらって、タレをつけていただきます。
さっぱりした鶏肉に酢醤油と唐辛子の薬味とカラシ。
この味、食べたことあるようでないなぁ。
あっさりしているから、この鍋いっぱいでも2人でいけちゃうのね。
ふぅふぅいいながら、熱々のお肉にかぶりついて食べます。



後半にはキムチを入れて。
スープも煮詰まっているので、これはまたコクがあっておいしい。



本には、16000W(約1120円)と書いてあったけど、
18000W(約1260円)に値上げされたようです↑。



鍋のシメは細うどんのような麺でした。
これもグツグツ煮て…



モチモチ麺があとを引きます。
おいしかったなぁ。



最初に入った時は満席でした。
4時になってやっと落ち着いた店内。

私達の横で、お店の人達がまかないを食べ始めていました。
韓国では、お店の人のまかないの様子をよく見かけます。
みんな「ちょっとちょうだい」って言いたくなるようなおいしそうなもの食べてるの。

この後、今度は調味料や漢方が豊な京東市場や、仁寺洞を巡りました。
まだまだ長くなりそうなので、ここでひとまずおしまいにしますね。

ではでは続く…


韓国旅行 1日目

2011-10-08 | 旅行


 

まるで子供のようですが、飛行機の窓から外を眺めるのが好きです。
だから、いつも窓際の席を取って座らせてもらいます。
ちょっとぬるめのビールで乾杯したら、
そんなに美味しいわけでもない機内食を喜んで食べて、
これから始まる休日の旅に思いをはせる…
もしかしたら、旅自体よりこの時間のワクワク感が最高潮なのかもしれません。

 

そんな訳で、機内食を食べた後ちょっとウトウトしただけで、
もう韓国の上空を飛んでいました。
また窓に張り付いて下界を眺めていると…
のどかな田園風景が広がる中、その傍には高層マンション。
これは日本では見られない光景ではないでしょうか。
なんだか不思議な感じがしました。




大韓生命63ビルが見えてくると、もうすぐソウル駅。

今回で3回目のソウル。
いつも飛行機とホテルがセットの終日自由行動のツアーです。

初めての時は夜中に到着して、
同乗の方も同じホテルだったので知らなかったのですが、
2回目は夕方到着の送迎バス付きで、
そのツアーで驚いたのが、
ソウルに着くなりロッテ免税店に連れて行かれそこで1時間半。
その後、現地添乗員さんが同じツアーの方々を順番に、ホテルに送迎&チェックイン。
私達のホテルが一番最後だった為、
みーんなのホテルを4軒回って最後に着いたのが1時間以上後だったことがあって。
「とっくに明洞に着いているのに何やってんだろ~~?」ってことがあったので、
今回は、自分たちで空港からバスに乗って明洞に行きました。
6001番の明洞行きのバスはすぐに見つかりました。



夕方の渋滞が始まってしましたが、
それでも4時半にはチェックインして部屋で一杯飲んでいましたもん。
12時5分発の飛行機に乗って…今回は「ソウルって近い!」っていう気がしました。

まだおなかは空いていなかったので、
とりあえず近くの牛テールスープがおいしいというお店に行ってみることに。
ホテルは明洞なので、南大門のそのお店には、散歩がてら歩いて行けます。



南大門はどこもかしこもすごい人で、
山積みされた品物を、お客さんが物色している様子に圧倒されました。



さて、目指すお店ウノシクタンは…というところでコウさんが、
「お店の地図は?」と聞くので、
「え?私持ってないけど」って言うと、
「えー?持って来なかったの?じゃぁ場所がわからないよ」って。

私、地図の事なんて思いもしなかったわー。
どうしよう…取りに帰るには面倒だし…でも詳しい場所覚えてないし…なんて、
心ではお互いをちょっと責めながら歩いていると、
「あれ?ここじゃない?」と、偶然にも何となく見た感じのお店が。

お店の目の前でおばさんが野菜を洗っていたので、
「ここはウノシクタンですか?」って聞いたら、
「あんたたちが何言ってるか全然わかんないわょ」って感じで、すぐ知らんぷり。
それでもあの手この手で、しつこくおばさんに聞いてたら、
どこからともなく違うおばさんがやって来て、
「どこのお店をさがしてるの?」って日本語で話しかけてくれました。
「あの、ウノシクタンっていうお店なんですけど…」と言うと、
「それじゃぁ、ここだよ。“ウゥノシッタッ”って言うのよ」って、
こんな感じの発音だったと思いますが、
とにかく私の言うところの“ウノシクタン”とはまったく違う発音で教えてくれました。



店には“ウンホ食堂”って書いてあるし、“ウ”しか合ってないやんか。
それにしても、日本語で書いてある料理の説明もイマイチわからない…;

 

そんなにおなかが空いてなかったので、
コラーゲンたっぷりの14000Wのテールスープとビールを頼んだはず。
いろんな種類があって注文が難しかったんだけど、
肉々してないから、テールの方に違いないよねとか言いながら、
付けダレをつけて食べると、プリプリしていて美味しかったです。
お店の方々は、かなりの“愛想なし”だったけど。
2人で1杯を半分こされたんじゃ、そりゃそうか。
勝手に食べてビール1本飲んで、お代わり自由のキムチも食べて20000W(約1400円)でした。

お店を出たら、さっきの日本語を話せるおばさんが、
「おいしかったですか?」って。
ウノシクタンの目の前のかばん屋さんのおばさんでした。



それからまた明洞に歩いて戻って、明洞の街を散策しました。
街の中にある明洞聖堂。
夕暮れの中で輝いていました。



街では決まっているお土産や化粧品などを買い、1度ホテルに持ち帰ってから、
本気の晩ご飯を食べに、地下鉄で新村(シンチョン)に向かいました。

毎回初日の晩ご飯はここのお店、新村ファンソコプチャンクイが定番となりつつあります。
いつも混んでいるけれど、8時半頃お店に到着したら満席で熱気ムンムン。
でも数分待つと席が空いて良かったわぁ~。



店内は地元の学生さんや会社員でいっぱいです。
みんなワイワイと楽しそうにお喋りして盛り上がっているし、
おいしそうにホルモンを食べている様子は、見ているだけでも気持ちいいんです。



まず最初に、レバーとセンマイの刺身が出てきます。
臭みは全く無く、歯ごたえがあってとても美味しい。
無くなると、おかわりを持ってきてくださいます。



野菜やタレが次々と運ばれてきたのを見ると、
「新村に来たわー!」っていう現実感がフツフツと沸いてきます。
料理は目の前でお店の方が全部やってくれるので、見てるだけでOK。

 

お店のライトがオレンジ色なので、食べ物の様子が今ひとつ;
牛のホルモンとニラ、タマネギ、別売りのキノコが特製塩コショウで調味されています。
これをタレにつけて食べると、ホルモン好きの人なら何とも言えず美味しいと思います。
シメの韓国海苔が入ったチャーハンも、香ばしくておなか一杯なのに食べてしまうのよね。
ビールとマッコリも飲んで39000W(約2800円)くらい。



ここでおなか一杯になったら、1日目は終わりです。
いい気分で、地下鉄に乗って、明洞に帰るよ~♪







ソウルの旅3日目続きの続き

2010-10-07 | 旅行



チョン・ソヨンの食器匠を出るころには雨も止んでいたので、
地下鉄の駅までのんびり歩いて行きました。
ホテルに戻ったら荷物を置いて、
今度はソウル駅にあるロッテマートで韓国食材をいろいろとお買い物しました。
ここでのお買い物の様子は後でまとめてお話しますね。

本当はこの日のお昼に、
タッカンマリというコラーゲンたっぷりの鶏鍋を食べるはずだったのですが、
ワタリガニでおなかいっぱいになりすぎて「もう絶対無理~」と断念しました。
韓国に来ると必ず、底なしの胃袋が欲しくなります。
本当は、ホトクというパンケーキのようなお菓子や、伝統茶、
キムパ(韓国巻き寿司)や冷麺、コングッス(豆乳スープのうどん)…と、
おやつ系や軽食にも食べたいものがいっぱいあるのに、
常におなかがいっぱいで、どうしても胃袋に入るすき間がなくなってしまいます。
そこで「今度来た時には必ず食べるから待っててよーっ!」と誓い、
またソウルに行きたくなるんだと思います。

夜はサムギョプサル(豚の焼肉)のお店、トントンテジに行きました。
実は、ここは初日に訪れた新村ファンソコプチャンクイと同じ新村駅のすぐ近くにあるので、
場所を把握がてら偵察に行っていました。
その時、外から覗いた店内の感じが狭い喫茶店のように見えて、
「ここかぁ…どうなのかなぁ」ってコウさんがずっと迷っていました。

でも、サムギョプサルがどうしても食べたいコウさん。
「店構えはそんなに関係ないよね?おいしいって聞いてたし!」と思い直し、
評判だけを信じて入ることにしました。


うわさの(?)店構えはこちらなんですが。
店内は小さなテーブル席が8席です。
でもね、私達がお店に入ったらそこで満席になり、
その後は、雨が降っているにも関わらず、
ずっと外で待っているお客さんが絶えませんでした。



店内の照明が暗めで、イマイチなピンボケ写真でゴメンナサイ;
荷物にニオイがつかないように、
お店の方が持ってきてくれた袋の中に入れてくださいます。

注文をすると聞いていた通り、ぶ厚いお肉がドンッと網の上で焼かれました。
一般にサムギョプサルは薄い三枚肉が多い中、
こちらはこんなに分厚いのです。
これはバラとカルビだったかな。



新鮮なエゴマの葉やサンチュが切れることなく器に盛られます。
韓国の焼肉は、こうしてたっぷり野菜が食べられるから、
お肉ばかりにならなくてありがたいです♪
タレもいろいろあるから味が飽きないし、
中でもきな粉をつけるのは珍しく、思いがけずおいしかったです。



しばらくは焼き網の上から目が離せなかったけれど、
落ち着いてふと周りを見渡すと、皆さんも真剣に焼いていますね。



最初大きなお肉が置かれたときは
「こんな大きなお肉がどうなるのかしら?」と思ったけれど、
ある程度になるとお店の方が厨房に持って行って、
食べやすくカットしてきてくださいました。



さぁー!やっと食べごろになりました。



お肉にタレをつけたら、
エゴマの葉やサンチュ、たっぷりのサラダと一緒に巻いてパクリ。
「うーん、マシッソヨー!」
すごくおいしい。
三枚肉なのにすごくさっぱりとしていて、どんどん食べられちゃいます。
思い出しても顎のあたりがキューッと痛くなってくるなぁ。
コウさんなんて、
「トントンテジ、疑って悪かったー!」って言いながらバクバク食べていました。



お肉注文で付いてくる、チゲ。
見た目と違って辛過ぎず、辛酸っぱいスープです。
ちょっとトマトスープにも似た感じでおいしかった。
グツグツ網の横で煮えているこのスープをいただきながら焼き肉をパクパク。


味付きのお肉もお勧めだったので、こちらもいただきました。
丸ごとのニンニクもホクホクです。
この際、もうニオイなんて気にしないわ~ヾ( ̄∇ ̄;


超ピンボケ写真しかなかったこのサラダなんだけど、
いろんな種類の野菜が入っています。
「三つ葉に似た葉っぱは何だろう~?」って言ってたんだけど、
考えるよりおいしく食べることに専念しました。
和えてあるドレッシングがとても気に入りました。


青唐辛子もボリボリかじる。
ここのは大丈夫だったけれど、
たまーに激辛青唐辛子に当たることがあります。
日本の“しし唐”にもたまにありますよね。

あ~もうおなかいっぱいです。
焼酎とビールも2、3本飲んで2人で38500W(約2800円)でした。

さて、夜もふけてきました。
再び地下鉄に乗って明洞(ミョンドン)へ。
明洞では化粧品をたくさん買い込みました。
前回に、ロッテデパートの免税店でシートパックをたくさん買って帰りましたが、
コウさんが気に入って私よりも使うんですよ。
私は貧乏性でなかなか使えなかったんだけど、
コウさんは「使わないと意味がないよ」って、そりゃそうだけど。
コウさんは使いすぎだってば。
そのおかげで「翌日お肌がしっとりする♪」って言ってました…( ̄ェ ̄;

そこで、貧乏性の私でもケチケチ使わなくて済むように、
もうちょっとリーズナブルなパックをたくさん買って帰ることにしていたのです。
ところが、ここで魅力的な美容クリームに出逢ってしまって買ってしまいました;
日本のタレントさんがこぞって買いだめしたというクリーム。
店頭で撮ったTVで見た事のある方の写真がたくさんありました。
ほんまかな…でも良さそう…よぅし、1個買って試してみよう!
だけど、全然リーズナブルじゃないの(≧o≦)
さて、私にはどうかしら?


それから、たくさんの韓国ブランドの化粧品屋さんもあっちこっち巡りました。
でも化粧品のような、用途や使用法などで細かい表現の必要なモノって、
言葉が通じないとなかなか選びにくいですよね。
その中でNATURE REPUBLICでは、
たまたま日本人のスタッフの方がいらっしゃってとっても助かりました。
ここもジェルや塗るタイプのパックや、本当にいろいろあって楽しいんです。

その中で、20年前のアナタに戻れますっていう化粧品のシリーズがありました。
10年ならまだしも、20年前って…オイオイ;
さすがの私も「そりゃナイナイ」って心は動かなかったけれど、
これがかなりの人気商品みたいです。



そうそう、息子へのお土産も買わなくては!
明洞では、化粧品屋さんと同じく多いのが下着屋さん。
うん、下着のお土産も面白いかな♪
日本にはなさそうなものが見つかるかもしれません。
キュートなお店、派手派手なお店、ワイルド系と、種類も様々です。
迷ったあげく、今回はワイルド系のこちらのお店にしてみました。

ゼブラ柄と豹柄の2枚、
サイドがシースルーになっているボクサーパンツヾ(^m^*
店員さんに「コレのSサイズください」って言うと、
コウさんを指差して「彼が履くのですか?」って聞かれたので、
2人して首をブンブン振り「NOーッ!!」って言いましたよ…。

「それにしても、息子はこんなの履くかなー?」って心配だったけど、
意外と気に入ったのか、履いてます^^

さぁ、この頃になると雨が降り出しました。
そろそろ帰りなさいって事かな。


NATURE REPUBLICでアイスの無料チケットを2枚もらったので、
アイス屋さんに寄りました。
ここで2人別々にアイスを選んだのに、全く同じアイスだったんです。
えー!これじゃ、2種類のアイスが食べられないじゃないのー;
その上、コウさんはちょこっと食べただけで残すし。
こんなことなら今日は1個食べて、もう1枚は翌日使えば良かった…と悔やむ、
どこまでも貧乏性な私σ(^ェ^;



ソウルの旅 3日目続き

2010-10-01 | 旅行


とろけるようなカニの醤油漬け「カンジャンケジャン」でおなかがいっぱいになったので、
少し歩くことにしました。
すぐ近くに昨年行ったカロスキル(街路樹通り)があります。
ここはオシャレなカフェやブティックが並んでいるので、
ぶらぶら歩くだけでも楽しいところ。(コウさんは全く興味ないところ)



昨年行った“French Sole&London Sole”というバレエシューズのお店にも、
お店の前まで行きました。
ショーウインドーを覗くと、見たことのある靴が並んでいます。
それほど商品に変化がないようなので今回は止めておきました…
と言うよりコウさんに、
「ここで買った靴、履いてるの見たことないね?」って言われたのですが、
実は、その通り…まだ1回も履いてないのです;
何でかしら~( ̄∇ ̄;
繊細で可愛らしいこの靴は、
履く靴というより、眺める靴という感じなのよね。
これを履いて地面が踏めないというか。
こんなことコウさんに言ったら、
「そんなの靴じゃない」って言われそうなので、ここだけの話。

それから、昨年雑誌「CREA」のソウル特集に載っていたアクセサリー屋さんを見つけたので、
覗いてみました。

 

「Dami」というお店。
聞くところによると工房が店内にあって、このお店ならではのものばかり。
お客さんが私1人(正確にはコウさんと2人)だったのでゆっくり眺められました。

余談ですが。
そろそろお店を出ようかな…と思った時、
5人連れの日本人がドドッとお店に入って来ました。
そして感じたのですが、
日本人女性って、こういうお店に入って来ると、
「カワイイ!」を連発するのですね…。
5人がアクセサリーを見るたび口々に、
「いやーんカワイイー!」の大合唱。
同じ日本人としてちょっと恥ずかしかったのです。
私はもう、一通りお店を見ていたので、
次のお客さんを客観的に眺めて「カワイイ!」がとても耳についたけれど、
そういう私もきっと言ってるんだろうな;


と、これは私がカワイイー♪と 思って 買ったピアスです。


さて、少し雨が降ってきたので、
カロスキルから次の目的地、清潭洞へはタクシーで行きました。
雑誌「クロワッサン」の韓国特集で見てから、今回絶対に行きたかったお店、
チョン・ソヨンの食器匠がある場所です。
ここのお店にある、真鍮で出来た手作りのスッカラ(韓国版スプーン)が欲しくて。

地図で「うん、あの辺だなー」って場所を把握していたつもりでしたが、
いざその辺りでタクシーを降りるとお店が見あたらないのです。
仕方がないので近くのオフィスビルの入り口に居た警備員さんに聞いてみました。
そうすると、そこからほんとのすぐそこ。
このお店が、通りからひとつ奥に入ったところだったので分かりにくかったのでした。



あぁ、やっとあったー!雑誌の写真と同じお店。
はるばるスッカラを買いにやってきましたよ~と喜び勇んで店内に。



写真を撮ってもよいですか?と聞くと、
個々の器のアップじゃなければ良いですよとのことで、
この宝が詰まった棚の写真を撮らせていただきました。
全て作家モノの器たちがぎっしりと並んでいて、器好きにはたまらないです。

 
真ん中のテーブルには素敵にディスプレイされた器たち。
ひとつひとつが、店主に選ばれた逸品なのでしょう。
見るもの全て欲しくなってしまいます。
この中から選ぶなんて、難しすぎますよぅ。
「うー、めっちゃ悩む…」と考え込んでいたら、
お店のお姉さん冷たい梅ジュースを入れてくださいました。
これが驚くおいしさ!
暑い中やって来たということもあるでしょうけど、
「梅ジュースってこんなにおいしかったっけ?」と、
そちらに気を取られてしまうほどでした。
今年は梅ジュース作りを休んだけれど、
来年はまた梅ジュースを作ろう!と誓いながら飲み干しました。



棚の裏側にも、木のトレイや重箱が並んでいます。
出来れば端から1個ずつ手にとって見ていきたいくらい。



手前から二つ目の棚の真ん中にスッカラが並んでいます。
ステンレスのも機械で作ったのもありますが、
やっぱり手作りの真鍮のスッカラが一番素敵。
1本25000W(約1800円)と、スプーンにしたらちょっとお高めだけど、一生モノです。

ところが。
今品切れ中だったのです…(TェT)
次が入荷してから発送も出来るということでしたが、
その時に買って帰りたかったので、諦めることにしてしまいました。
今思えば、送ってもらえば良かったなー;
なんで諦めたんだろ?
そうだ、器がいっぱいあったのでそっちの方に気持ちが向いたのだった!

器は割れるのでやめたほうが良いってコウさんに言われたのですが、
ここで買って帰らないなんて無理です。
「自分で手に持って帰るからー!」って言って選んだ器がこちらです。



店員さんがとっても丁寧に梱包してくださったおかげと、
私が肌身離さず持って帰った甲斐あって無事我が家に到着しました。
特に左の中鉢が好きです。
何を盛り付けてもおいしそうに見えるから不思議。
料理を盛ったときに素敵になる器が本当に良い器ですよね。

ここにはまた行きたいな。
今度こそ、スッカラを買って帰りたい!



ソウルの旅 3日目

2010-09-27 | 旅行


もたもたしていたら、もうソウルから帰って1ヶ月以上が過ぎてしまいました…。
いつまでも引っ張っているわけにはいけませんっ。
ちょっと急ぎます^^

朝ごはんにおいしいお餅をいただいたら朝食代わりになったので、
そのままこの日の予定、狎鴎亭(アックジョン)・清潭洞(チョンダムドン)方面へ。
ここへ行くには地下鉄に乗って少し足を延ばす感じ。
まずは、今回一番食べたかったカンジャンケジャンを食べに、
新沙駅を降りました。
新沙駅の四番出口を出たら、まっすぐ行って最初の角を右!
そうしたらすぐに、目指すお店元祖馬山ハルメアグチムがあります。

カンジャンケジャンのお店はとてもたくさんあるので、
お店選びに迷いましたが、
生のワタリガニなので新鮮さと味が第一ですよね。
その点でじっくり調査した結果(笑)こちらのお店に決定しました。

24時間営業なので、いつ行っても大丈夫。
とはいえ、平日の午前中からカニを食べに来る人はあまりいないようで、
お客さんは私達2人でした。

お店のご主人が席に案内してくださったので、
カンジャンケジャン2人前にライス2つ。
あと、マッコリ1本。
この注文で、あとは料理が来るのを待つばかりです。



わぁ、来た来た^^
カンジャンケジャンとは、簡単に言うとワタリガニの醤油漬けですが、
この醤油ダレがそれぞれのお店の秘伝らしくて、
話に聞いていてもどんな味なのか食べてみないことには分かりません。



このギュゥギュゥに詰まったカニ身と卵。
1人1匹ずつです。



これをお行儀悪く、
手で掴んで、
バキッと折って、
ガッツリむしゃぶりつくというのが一番おいしい食べ方です。

一口食べて、もうびっくり。
「なななにぃコレー?おいひぃー!」
「こんなカニ、食べたことない!」としか言いようのない味でした。
見たまんま、カニの身がトロトロで、口の中でとろけてしまうんです。
食べても食べても、トロリととけるのよ…ヾ( ̄∇ ̄*

そして、この醤油ダレが絶妙。
味に深みがあって、見た目と違ってちっともしょっぱくない。
すっごく良い味加減なんです。
思い出してもうっとりなおいしさでした。
もう2人で口数少なく、ひたすらカニに食いついてましたねぇ。

 

そして韓国料理での楽しみが、
この次々と運ばれてくるサイドメニュー。
ひとつひとつしっかりとおいしくて、食べながらニコニコしてしまいます。
ほうれん草のナムル(ん?小松菜かな?)や、手前はカブのキムチ。
カブのキムチは甘めでしっかりした歯ごたえでした。

 

チヂミは焼きたてでもっちり。
青唐辛子と、茹でキャベツ、そして昆布、
これらは、普通に食べると普通のキャベツ&昆布です。
どうやって食べるのかな?と思っていたら、
近くで女将さんらしき人が昼食を食べ始めていました。
その様子を垣間見ていると、
この昆布やキャベツにご飯をのせて、
コチュジャンをつけて巻いて食べているのを発見。
さっそく真似して食べてみると、なるほどおいしいのです。

 

豆もやしのナムルと、これは何ていうんだったかな…熱々の茶碗蒸しみたいなの。
どっちも大好きなので、あっという間に食べてしまいました。



それから、優しいお味のシジミ汁。



カニの甲羅の方にはたっぷりとカニ味噌が入っているので、
そこにご飯を入れて、よく混ぜて食べます。
これがまたすっごくおいしい。
甲羅の隅の隅までおいしい味が染み渡っているので、
何度もご飯を入れて食べることができます。
「こんなおいしいご飯っ…もう、この漬けダレ持って帰りたいヮー」って思いましたもん。

今回初めて食べたカンジャンケジャンですが、
これから訪韓の際は、もう食べずには帰れないです^^



店構えは一見焼肉屋さんみたいです。
前にある青い水槽を覗いてみると…



こんなにいっぱいのワタリガニ。醤油漬け待ち。



来た時は気付かなかったんだけど、
おなかいっぱいになってからお店を出て見渡すと、
周りはカンジャンケジャン通りになっています。
黒のTシャツのお兄さんがおどけてて面白かった。

ずらりとカンジャンケジャンのお店が並んでいると、
どこが良いのかわかりませんよね。
でも、とにかく今回のお店の味は安くて美味しい!に間違いなしでした。
ほんっとおいしかったぁ。



ソウルの旅 2日目の続き

2010-09-18 | 旅行



ソウル2日目のお昼前からのお話です。

日本とは少し違う様子の韓国のお餅。
どんなものなのか食べてみたかったのですが、
昨年は、このお餅を買いそびれてしまったんです。
仁川空港にあるって、ガイド本で確認していたので安心して帰りに買うつもりが、
いざ空港で聞いてみると、今は無いって言われてしまい泣く泣くあきらめました。
そんな訳で、今回は街で買うことに。

仁寺洞(インサドン)の通りの入り口の角にある、
「ナックウォンヴォルチブ」という手作りのお餅のお店です。
地元の方の人気のお店で夕方にはなくなってしまうこともあると聞いていたので、
お昼前に買いに行きました。

こちらのお店は、
「写真を撮っても良いですか」って聞くと、
OKしてくださった上に、
「あっちの方から撮った方がいいんじゃない」と、
お菓子の並ぶ棚をバックにするようアドバイスしてくださったり、
「二人の写真を撮ってあげるから並んで!」と写真を撮ってくださったり、
奥さんがとても優しくしてくださいました。
この写真が消えちゃったことが本当に申し訳ないです…(TェT)

お餅は消費期限が翌日までだったので2人で食べられる分しか買えなかったのも残念。
消費期限が1ヶ月のお菓子もあったのですが、
雨も結構降っていて重い荷物になるので諦めました。
試食をさせてもらったお菓子は、
甘さ控えめで美味しかったので次にはぜひ買ってかえりたいなぁ。
好きなお菓子やお餅を選んで箱詰め出来るんですよ。



いろーんな種類のある中、2つだけ買ったお餅を翌朝ホテルでいただきました。
左は白餅に、なつめ、栗、えんどう豆、黒豆、などがトッピング。
ほんのりお豆の甘みがおいしい。

右はよもぎ餅に、ナッツと栗がどっさり。
よもぎの香りと香ばしいナッツがマッチしています。
私はこちらが好みでした。
意外と日本にはないお餅のおやつで、思い出すとまた食べたくなります。
人気のお店というのが頷けました。

この頃になると、カフェ嫌いのコウさんでも、
座って喉を潤したくなるくらい疲れてきた様子。
「お茶でもする?」って聞くと、珍しく賛成してくれました。
すぐ近くにアルムダウン茶博物館(チャパンムルグァン)というカフェがあるので、
そこに行くことにしました。

ここは古い韓屋を改造した、とても落ち着けるカフェです。
ちょうどお客さんも少なかったので、リラックスしながら一息つけました。

私が頼んだのは紅茶のかき氷。1400W(約千円)
これは想像していただかなくてはいけませんが…
ドーム型に盛られた紅茶のかき氷に、どっさりのナッツ類と餡と練乳が別添えされていて、
それを混ぜながらいただきます。
これがおいしくて、すごい勢いで食べてしまうとおなかがいっぱいに。
このあと、楽しみにしていた昼食が食べられるだろうか…と、
ひそかに心配になってきてしまいました。
そうそう、抹茶の焼餅も付いていたのだった。

そんな心配をよそに、雨も上がって外はすっかり良いお天気。その上お昼の時間です;
仁寺洞(インサドン)の通りを抜けて、
北村(プッチョン)に向かって散歩しながらおなかを減らさなくては!

並んで建つ豊文女子高校と徳成女子高校という2校を通り越したところにある細い路地に、
目指すお店モッシドンナがあります。
ここはトッポッキ(韓国の細いお餅と具材を辛いタレで煮込んだもの)の人気店。
超人気店で1時間待ちもあるって聞いていたのでそれを覚悟で行ってみると、
時間帯が良かったのと平日だったのが幸いしたのか、意外とすんなり入れました。
でも、中は満員。コンロの熱と人で熱気ムンムン。

↑のお店の名前をクリックしてみてください。
こういう食べ物は日本にはなかなかないのですっごい楽しみにしていたんです。
私達は、海鮮とチーズのトッポッキを頼んだのですが、
お隣さんとほとんどピッタリくっついた小さいテーブルに、
それぞれコンロを置いてグツグツ煮たコッテリ鍋は、猛暑のこの日にはキツイ!
それなのに、飲み物がセルフの水だけだったの。
コウさんは「これ食いながらビール無しはありえないっ!」って。
うん、確かに私もそう思ったなー。

周りを見ると、みなさんお水と黄色い沢庵を食べながら鍋をつついていました。
お客さんは入れ代わり立ち代わりひっきりなし!
そうそう、隣に居たOL風のきれいなお姉さんグループなんて、
こんなに暑くて鍋も熱いのに、
汗1つかかず涼し~い顔して、すごい勢いでパクパク食べていらっしゃいました。
化粧崩れ?ナンですかソレ?って感じです。
これって慣れなのかしらん。

たぶん…若者の食べ物なのね;
2人で日本円で700円ほどなのです。この値段には驚きました。
それと期待しすぎ。あと私は空腹ではなかったのも原因かなー。
シメの焼き飯までたどり着けずに退散でしたσ( ̄∇ ̄;
いやぁ~でも家族連れも多かったのよ。

さて、おなかはいっぱいなので北村(プッチョン)を散策。
ここは昔ながらの韓屋が立ち並ぶエリアです。
小高い場所なので、ソウルの街を一望することが出来ました。
その坂を下るとすぐに三清洞(サムチョンドン)というオシャレな通りがあります。
そこには、ソウルで二番目においしいお店というお汁粉のお店があって、
ここの小豆粥が食べてみたかったんだけどなぁ。
もうおなかははちきれそうで、別腹も出現しませんでした…残念っ;

ずいぶん歩いて荷物も増えていたので、取りあえず1度ホテルに帰ることにしました。
ソウルのタクシーは安くて、初乗りが2400W(約168円)。
そのうえホテルからはどこも近いので、ほとんどメーターが上がる前に着いちゃいます。
あんなに歩いていたのに車だと案の定あっという間にホテルに着いたものの、
この時に2度目の「カメラが勝手に全データ抹消事件」が起きてしまいました。



こんな時ってどうしたらいいのぉ~助けて~(≧0≦)ノ゛
そんな状態だったので、ここにたどり着いた時はお店に後光が射していました。
意外とホテルのすぐ近く。



真ん中のガラス張りのビルが泊まっていたホテルコリアナ。
10階までは会社のオフィスなんですって。
前の道路は、なんてったって交通量がすごかった。
これって6車線ありますよね。
交通整理のおまわりさんたちがいっぱいなのです。(1人しか写ってないけど;)

上の写真から視線を後に向けると、光化門広場があり、
その広場の真ん中にこの↓銅像が堂々と建っています。



李舜将軍像は、すごい迫力。
バックの曇天が迫力を増してます。
豊臣秀吉の時代、日本軍と戦った韓国の国民的英雄と聞きました。



近付くともっとすごくて、
見下ろされてるだけでめちゃくちゃこわぃよぅ~(TェT)
さすが将軍様。

この像が建つ大通りを数十メートル進むと、
次は李氏朝鮮の第4代国王、
ハングルの制定をおこなったとされる世宗(セジョン)大王像もあります。
数十メートルの間に空が晴れてきました。
そのせいだけではありませんが、こちらは大変お優しそうです。



歴史に恐ろしいほど疎い私でも、こうして実際に像に触れると、
この人はどんな人なのかと感心を持ちます。
まずは知ろうとすることって大事ですよね。
私のような人をも変えるところが、旅の面白いところ。



そしてその後にこの光化門があります。
「わぁ~ピッカピカ☆」だと思ったらそれもそのはず、
2006年から復興・復元工事が行われて、2010年8月に一般公開されたそうです。
つまり、出来立てほやほやだったってことですね。

さて、調子も戻ったところで、
ここから地下鉄に乗って東大門へ向かいました。



行く先々には立派な門がありますよね。
特に門好きという訳ではないのですが、
日本のお寺などで見る落ち着いた風情のある門とはまた違って、
韓国の色鮮やかで美しい門には、誰もがカメラを向けてしまうと思います。



東大門市場(トンデムンシジャン)は衣料市場として有名な場所ですが、
私達はここから少し足を延ばしたところにある広蔵市場(カンジャンシジャン)に行く予定です。

 

昼間見るのとは違った雰囲気の清渓川ぞいの道をてくてく…
ガイドさんには、夕方に行くのが良いと聞いていましたが、
カメラハプニングの為、夜の8時頃になっていました。
結構暗くて、こっちで大丈夫なのかしら…と不安になった頃、
広蔵市場(カンジャンシジャン)の入り口が見えてきました。

昨年、南大門市場(ナンデムンシジャン)に行って、
ちょっとおなかの弱い私達が食事するのは無理だと諦めたことがありまして;
広蔵市場は、有名な雑誌や料理家からもおいしい市場だと紹介されていたので市場リベンジです。



あーそう!ここよね。
広蔵市場(カンジャンシジャン)の中心部として必ず載っているポイント。
どんなものが売っているのか、地元の人々はどうやって食べているのか…
私は興味津々で見て周りました。



これはいったい何なのでしょう?というもののオンパレード。
緑豆のチヂミやスンデと呼ばれる腸詰め。それから豚足もあります。豚顔もあったっけ。



うわぁ~これは真っ黒な腸詰めです。確か豚の血のスンデなのよね。
それから山盛りになったところてんは、あちこちにありました。



おばさんたちの呼び込みがすごいんだけど、
超がつくほどおなかの弱いコウさんが、
「僕はゼッタイ無理!」って。
確かに…
市場の中は気温と熱気でムンムン状態。
私もいつの間にか、雑誌で見ていたときの
「行ってみたい!食べてみたい!」という勢いはなくなり、
「市場に行くなら、冬の昼間にしなくちゃねー;」と思いました。

市場で色々食べてみたいと思っていたのに、
結局何も食べず見学のみになってしまいましたヮ。
このままじゃおなかも空くし、じゃぁ晩ご飯は最終日に予定していた、
土俗村の参鶏湯にしようということになりました。

もう8時半を過ぎていたけれどお店は10時までだったので間に合いそうです。
すぐに地下鉄乗って景福宮(キョンボックン)駅からすぐの土俗村(トソクチョン)へ向かいました。



ここも食事時は行列になるという有名店。
1度は食べてみたいと、
お昼のトッポギの店「モッシドンナ」と同じく楽しみにしていた店です。



カクテキとキムチが山盛り運ばれてきました。
カクテキ大好きな私。ビールと一緒だとすすむヮ~。



私はノーマル、コウさんは鳥骨鶏(ウコッケイ)の参鶏湯です。
鳥骨鶏の黒さがグロテスク…
骨まで黒いんですけど;
市場はダメなのに、それは良いのん?
私はこっちの方が苦手だな。
「何か、コウモリ食ってるみたいだ」とか言ってましたよ。

スープはとろりと濃厚だけど後味はさっぱりしています。
高麗人参やナツメなどたくさんの具材が詰まった鶏肉は、
お箸で掴むと身がホロホロと崩れてしまいます。

確かにおいしい。

けど…また行きたいかって聞かれたら、1回でいいかな。
という意見はコウさんと一致しました。

この日の食は全体的に期待しすぎたところがあって、
「うーん」ということが多かったのかもね。
それもまた楽しいことで、
旅から戻ってからも2人の間では、あれもこれも笑い話になっています。

おいしかったのはこの翌日でした。
その話もまた聞いてくださいね。



韓国の伝統工芸品

2010-09-10 | 旅行


仁寺洞(インサドン)の通りにはたっくさんの伝統工芸のお店が並んでいます。
とても高価なポジャギ(韓国版パッチワーク)や刺繍のお店は見るだけだけど…
それもまた楽しい。
特にポジャギは、光に透かすととても美しいので、
手の込んだタペストリーなんて、うっとりと見惚れてしまいます。

今回私がここ仁寺洞を訪れた目的のひとつは、スタイリストのソニアパークさんが、
「Casa BRUTUS Travel 韓国」という雑誌で紹介されていた工芸品を探すことです。

その1つがこれ。
螺鈿(らでん)細工といって、
漆を塗った上に貝の真珠質部分をはめ込んだ細工を施した小箱です。

「kawa」というサムジキルの一階奥にあるお店のものですが、
本で見てから気になって、ソウルに行ったら買おうと思っていました。
私はなぜか、裁縫箱とか小箱とか小引き出しとか、小箱モノに弱いんです。
よそのお店の螺鈿細工は、一面にびっしり細工されたものが多いのですが、
こちらのは控えめなのですよ。これでもねヾ(^ェ^;



開くと小箱が4つあって、アクセサリーを入れるのにちょうどよい大きさ。
後の蝶番が蝶の形になっているのがニクイですよね。
これは8万W(約5600円)でした。
もう少し小さなものも大きなものも、フォトフレームもありました。



それから、韓紙(ハンジ)という手漉き和紙のお店では、シンプルなうちわ。
「ジョンブクジオプサ」という名のこのお店が、
通りのどこだかわからなくてずいぶん探しました。
お店の名前が言えても、文字が読めないので、
どのお店のことだか分からないんですねぇ。

国際刺繍院という刺繍のお店に入った時に、店の方に聞いてみると、
わざわざ店を出て教えてくださいました。
ほんと、どこへ行っても親切な方が多いです。



そして見つけたのがこのうちわです。
シンプルで、リビングに置いてあってもうるさくないでしょ。
この手前の形が特にお気に入り。
脇を閉めて扇げるので、腕が疲れにくくて使いやすいです。




ソウルの旅 2日目

2010-09-09 | 旅行


ソウル2日目、最初の朝ごはんは、
ムギョドンプゴクッチップという干しダラのスープのお店に行きました。
このお店の名前はハングルをカタカナ表記にするのが難しいらしくて、
どの本やネットでもちょっとずつ違ってます。
「朝ごはんは何にしようかなー」って家で旅の計画をしていて見つけたお店ですが、
名前が難しいだけで評判はとても良かったので楽しみにしていましいた。

結局最終日の朝ごはんにも行ったので、
このお店の写真は最終日に撮ったものです。

ちょうど泊まっていたホテルからもすぐ近く。
清渓川(チョンゲチョン)沿いから通りを少し入ったところにある小さなお店です。




干しダラの香りがしてくるのでお店の手前に来ると分かります。
10時過ぎなのに、もうたくさんのお客さんでいっぱい。
現地の人と観光客と半々っていうところかな。

メニューは干しダラのスープ一品のみなので、
席に座ったらただ待つのみ。
テーブルに備え付けられたキムチやニラは、
自分で好きなだけお皿に盛って食べるのよって、
身振り手振りで店員さんが教えてくださいました。



日本のものより細めのせいなのかな、
ニラが柔らかくて香りも強すぎず、生でもとてもおいしいです。
右側のキュウリのキムチは、全く辛くなくて甘めの味付け。
私はこれが気に入って、一番たくさん食べました。



店員さんが持ってきてくれた水キムチはあっさりしていて、
キムチのスープみたいでした。

 

わー、きたきた!
店員さんが器を持ってテーブルに置いてくれましたが、
普通の人の手だと熱すぎてこの器は持てません。
牛骨スープにお豆腐と柔らかく肉厚なタラがたっぷり入っています。
これにご飯がついて1人前6000W(約420円)です。
もちろんスープもキムチもご飯もぜーんぶお替り自由。



このアミの塩辛を好みでスープやご飯に入れて食べます。
塩辛いので、少しずつ入れながら味の調節をして。
コウさんはこのアミの塩辛が気に入ったらしく、
ずいぶんご飯がすすんでいました。
その上、スープもお替りしたのでビックリ。
おなかにやさしくて、朝ごはんにぴったりでした。



お店の入り口を入ってすぐのところで、
スープの釜がグラグラ沸いています。
お店はこのタラのスープ一筋40年なんだそうです。


さぁ、おなかもいっぱいになりました。
この日の日中は、仁寺洞(インサドン)から北村(プッチョン)を散策して、
お昼を食べてから三清洞へ出るコースを予定していました。

スープのお店近くの市庁(シチョン)駅から地下鉄に乗って仁寺洞(インサドン)へ。
地下鉄から地上へ上がると、とうとう雨が降ってきました。
とりあえず近くの映画館の建物に入って、
濡れてもいい靴に履き替えたりトイレに行ったりして休憩。
そして今まで撮った写真を確認しようとしたら…
1回目のカメラトラブル発生ということになったんです。

雨だとゆったりした散策は難しいので、まず仁寺洞のサムジキルに行くことにしました。
ここは有名なショッピングモールで、素敵なお店がたくさん入っています。
そうそう、サムジキルのすぐ隣にある、
阿園工房(アウォンコンバン)っていう6人姉妹のアクセサリーのお店にくのも楽しみでした。

ところがね、阿園工房はお休みだったんですよー;
何でー?!お店は無休って書いてあるのにっ。
23日に行ったんだけど、24日から営業しますって店頭に張り紙がありました。
「…」
さすがに、我が身のツイてなさに最初は声も出ませんでしたねぇ。
「何で今日が休みなのか理由を教えておくれー!」っと叫びたい心境。
臨時休業みたいだけど…
悔しくて入り口のドアにへばりついて中を覗くも、暗くてよく見えませんっ。

でも、しょうがないですもんねぇ。
気を取り直して、
「そういえばこのお隣のお店に昨年入ったなー」と、今年も覗いてみました。
そうしたらちょっと可愛いピアスを見つけたので機嫌バロメーターもちょっと快復。



さて、そろそろ明日の準備をしないといけない時間になりました。
ここまで読んでくださってありがとうございます^^
では、サムジキルからのことはまた後日…