夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

金沢

2017年11月17日 22時57分12秒 | 旅行
また旅に出てきました。
 今回の目的は加能ガニ。加能ガニとは標準和名はズワイガニで、あの有名な越前ガニと同じです。名前の違いは水揚げされた港によって付けられたブランド名です。要は福井で揚がれば越前ガニ、石川(加賀と能登)で揚がれば加能ガニです。基本的に漁場は同じ場所です。名前が違うのですから味も違うのか?その真偽を確かめるため(?)今回は11月6日に解禁された加能ガニを食しに金沢を訪れました。
 結果的に言うと、その味の違いは判りませんでした。勿論、双方を並べて食べ比べたわけではないので、それほど舌が肥えていない僕には判らない違いがあるのかもしれませんが、上記のように同じ時期に同じ場所で捕れたズワイガニですから、多分変わりはないように思えます。
 いずれにしても滅茶苦茶美味しいカニであることに間違いはなく、カニにうるさい方であればわざわざ食べに行っても損はないと思います。ただ、お店によってはまやかしのカニを出すお店もあるとの事ですので、その辺はしっかり事前調査してからお店を選び、ちゃんと事前予約してから行かないと本物の保証はありません。
 ちなみに北陸新幹線(カガヤキ)で行けば大宮からほぼ2時間で金沢に着きます。日帰りも可能な距離です。しかし金沢まで行ったら忙しなく帰るのはもったいないですから、出来ましたら1泊くらいをお勧めします。
 金沢で最も有名な観光地といえば『兼六園』ですが、僕はこういう人口的な美しさには心が動かないので今回もパスしました。お勧めは『ひがし茶屋街』です。古い町並みにとてもこころが落ち着きます。もし行かれたら平成15年12月25日に国の重要文化財に指定された『志摩』を見て下さい。茶屋と言うには不相応と思えるほど素晴らしい調度品を見る事ができます。ただ『ひがし茶屋街』は超人気スポットですから、混雑時は(金沢駅前のバス乗り場を見ると行き先の混み様が概ね想像出来ます。)『にし茶屋街』に逃げるのも良いと思います(僕は混雑が嫌いです)。『にし茶屋街』は『ひがし茶屋街』の縮小版のような所です。その規模の違いからか『ひがし茶屋街』に比べて空いていることが多いです。ただ、やはり『ひがし茶屋街』に比べたら新しい建物で、内容も新しい物が多く、風情とミスマッチしている物が多くて残念に思うこともあります。
 そして金沢の超お勧めは、石川県金沢市大野(金沢港)にある『発酵食のヤマト醤油味噌』。ここで売られている醤油は絶品。特に『甘口・糀醤油』は僕の中では好みの逸品。通販でも買えるので、今お使いの醤油にイマイチを感じておられる方はポチっとクリックして購入してください。ではここの何処がお勧めかと言うと、ここにある『発酵食美人食堂』です。会員制で要予約と、食べるのが大変そうですが、会員には当日なれるようですので、必要なのは予約だけ(3日前)です。体に優しい食材で作られている事は勿論、それがみな美味と来ているのですから、これを頂かないってテはないです。その名称からして女性のお客さんが圧倒的に多いですが、糖質制限をされている方にも超お勧めです。ここを訪れたのは初めてだったのですが、注意しなくてはならないのが帰りのバス。僕らは行きはタクシーで行ったので問題はなかったのですが、帰りはバスで帰ってみようということになり、バス停を聞いて行ってみたらなんと一日1本だけ(13:31)。たまたま僕らはその直前に到着したので乗れましたが、ちょっと遅れていたら乗れないでまたタクシーで帰る羽目になるところでした。もしかしたら他にもルートがるのかもしれませんが、もし行かれる方がおられましたらその辺の調べをしっかりしてから行かれてください。
 金沢はその土地柄からか?とても人の心が温かく、突然訪れた僕らのようなよそ者も優しく迎えてくれます。僕はこういう人の温かな心に触れる事に旅の喜びを覚えます。ですからこの場所(金沢)はとても気に入っている場所です。皆様も機会がございましたら是非出かけてみたらいかがでしょう?

片貝の花火

2017年09月12日 08時50分58秒 | 旅行
 勤務医をしていた時、患者さんから花火の素晴らしさを教えていただき、それまで何とも思っていなかった「花火」という物が大好きになりました。特に大型の花火の打ち上げる瞬間の筒を出る時の音、そして天に登った花火が華開くときの体を突き抜ける炸裂音、そして同時に眼の奥に刺さる閃光は他のものでは味わえない迫力があります。
 10年余り前、当時の僕は長岡の花火が日本で一番と聞いていたのでいつか家族を連れて見に行きたいと思っていました。状況がまったく分からない僕ですので、いきなり家族を連れて行って不評を得たくありません。そこで、その頃の新潟の釣り仲間だった阿部正氏(故人)に長岡の花火大会の花火について、釣りに行ったついでに彼のお店を訪ねて聞いたことが今回の旅の始まりでした。彼の話によると「好みですからどれが一番と言うことはないと思います。ただ、僕は長岡より小千谷の花火が好きです。」「小千谷の花火は奉納が基本ですので、他の花火とは一線を画しています。一つの花火を上げるに至った奉納者の一言が添えられて打ち上げられます。いいですよ!長岡もいいですが、小千谷の花火も是非一度ご覧下さい。」と教えてくれたのです。この時初めて小千谷の花火のことを知りました。彼が言う小千谷の花火とは『片貝の花火大会』と言われているものです。当時の僕は彼にお世話になりっぱなしだったので、近い将来小千谷に花火を見に行くときには是非彼を招待して見に行こうと決めていたのです。しかし、その翌年彼は不幸にもこの世を去りました。普段はほとんど連絡を取り合わない間柄でしたが、何故か重要案件に関しては彼が絡んでくるので、回数は少ないですが、彼との絆はかなり太いものがあると感じていました。たまたまその一週間ほど前に彼から電話を頂いて相談されたのですが、僕にはどうしようもない事柄でしたので話題を逸らそうとしました。ですが、妙にそこに固執してきたので「解らないことにアドバイスをしても少しもアドバイスにはならない。それどころかいい加減なアドバイスは結果を悪くする事すらあります。」と話を切ってしまいました。後になって思えば、あの時親身になって話に乗ってあげればこんな最悪な結果にはならなかったのではないかと後悔するばかり。友達からは「考え過ぎだよ」って言われますが、僕にはどうしてもそう思えてならなかったのです。
 この一件から僕は新潟から遠ざかりました。嫌な想いが頭をもたげてくるからです。しかし、小千谷(片貝)の花火を忘れた事はありませんでした。彼との悲しみが消えるまでは無理して行く必用もないので僕の中で新潟の渓流は遠くなってしまったのです。そして10年以上の月日が経った2019年。とうとう片貝を訪れました。毎年今年は行ってみようか?と思っていたのですが、思う度に阿部氏のあの時のにこやかな顔が思い出され、なかなか一歩が踏み出せなかったのです。しかし、今年は2月に愛犬が旅立ち、3月に母が他界し、そして6月には釣り仲間が。こんな最悪の年ですからやけくそになっていたのが幸いして行けたのかもしれません。
 暑い中、午後の15時くらいから妻と良さそうな場所に行って花火が始まるのを待ちました。ちなみに花火が始まるのは19時半ですから4時間半前から場所を確保していたことになります。朝、一応場所の確認で来た時に、すでに数十人の人が陣取り合戦をしていたので、早目に来なくてはならないと思っていたのですが、せっかくこんな遠くまで来たのですから、もう一ヶ所行ってみたい場所があったのです。それは山本五十六記念館です。僕の叔父は第二次世界大戦の時に志願兵として入軍し、霞ヶ浦で訓練を受け、知覧で散る予定だったのですが、過去スレにあるようにこの世の出来事とは思えないようなことまでして生き残って帰った人です。当時は生きて帰るのは恥とされていましたから、戦後の叔父は“非国民”のレッテルを貼られて随分苦労したことを聞いています。そんな事から叔父やその妹である僕の母から山本五十六の話は随分聞かされていました。第二次世界大戦中、とにかく凄い軍人(勿論良い意味で)がいたと。ただ、日本って北朝鮮みたいに時間が経つとどんどん美化されてしまうので、真実の人物像がかすれていることが多々あります。僕が叔父や母から聞いて認識している山本五十六と言う人と、本当の山本五十六が同じ人格なのかどうか?という、つまり、事の真偽を知るためにも、母が他界した今だからこそ一度行ってみたい所だったのです。結果から言わせて貰うと、僕が求める資料はなく、正直言いまして資料不足。でも、その数少ない展示品には母や叔父から聞かされていた事の片鱗が随所に散りばめられていました。部下に優しく、物事を冷静に判断できる人であったことは確かのようです。
 早々にこの記念館を離れた僕らは、早目の食事を摂って良い場所を確保しに行く必要がありました。来る前の想像では17時か18時くらいから陣取りすればいいくらいの気持ちでいたのですが、朝見に行ったら9時半頃にはすでに陣取り合戦が始まっていましたので、うかうかしていられません。ただ、必要以上に早く行っても時間がもったいな過ぎるので、少しタナゴ探しもしようと道具類を持って行ったのです。片貝の花火はとにかく大きいのを打ち上げるのが特徴です。普通の花火大会で尺玉(花火の玉の直径が尺)といえばかなりの大型になりますがここでは当たり前のサイズ。最大では四尺という世界最大の花火を打ち上げる(四尺玉が上がるのは、世界でもここ片貝と埼玉の鴻巣だけ)ので有名な花火大会なのです。いい場所が取れなくて少々離れても見えるはずと楽観的に考えていたのです。しかし、食事処を探した僕らを待ち受けていたのは大混雑でした。どこの店も並んでいて、店員さんもてんやわんや。聞くと1時間くらいの待ちになると。こんな店が続出でした。みんな花火を見に来た観光客のようです。だとしたら相当の覚悟を持って臨まないと、遥か遠くから見るだけになってしまいます。僕は思い切って大移動をしてある小さなお店を見つけて入りました。頼んだのは勿論へぎそばです。「へぎ」とは木の皮を剥いで作った入れ物に入れていたので(木の皮を)「剥ぐ」が「へぐ」となり、それが由来で「へぎ」となったらしいです。そばにはフノリという海草がつなぎとして入れられているので少々緑っぽい色をしています。見た目は新そばみたいです。過去に食したことがあり、とても美味しいのを知っていた僕は、今日の昼食に期待していたのですが、この店のへぎそばは大きく期待外れでした。サイドメニューで妻が栃尾のあぶらげ(油揚げ)を頼んだので、それを一つ頂いたのですが、こちらはとても美味しかった。つまり、買って来て出しているものは美味しいということは、ただ単にここの料理人の腕に問題があることが判りました。
 美味しくない昼食でお腹いっぱいになった僕らは早速目をつけていたタナゴポイントに向かいました。・・・・・が・・・・。餌を持ってくるのを忘れてました。僕は天気で釣り物を変えますので、いつでもすぐに行けるように硬いのや柔らかい物を揃えて、冷凍庫には20~30本の黄身練りが凍っています。そして、ご当地の状況を想像してその中から良さそうな物を持って行くのです。しかし、今朝は妻が寝坊をしました。僕は起きていたので起こしても良かったのですが、寝起きがいい彼女がこうして起きてこないのは、普段の仕事や家事で疲れているに違いないと思って起こしませんでした。どうしてもやらなきゃいかんということでもありませんから。彼女が起きて来た時にはすでにこちらは用意万端(餌以外は)。餌はこの時期は暑くなると腐るので(卵の黄身が主成分ですから)出かける直前に冷凍庫から持ち出すのが常でした。しかし、起きてきた彼女は大慌て。なんだか僕がそれに同調してしまったのが原因のようです。ことの理由はどうであれ、餌がなくては釣りになりません。タナゴ探しは諦めました。どうしてもやらなきゃならない事でもありませんから。きっと母や友、そして愛犬が僕に今日は釣りをするなと言っているのでしょう。何もやることがなくなった僕らは、仕方がないので早過ぎるとは思いながらも花火見物の陣取りに向かいました。
 打ち上げ会場に近付くと人がいっぱい。車で走るのが難しいくらい。しかし、その隙間を縫って僕らはあらかじめ眼を付けておいた良さそうな場所を目指します。片貝の花火大会は片貝にある浅原神社のお祭り(片貝まつり)の一環としての大会ですから要はお祭りなのです。出店もいっぱい軒を並べて山車も出て、相撲大会なども開催されていました。人出が多いので、あちこちにおまわりさんや警備員が居て車の進入を阻止しています。しかし僕らの車は何故かスルーしてくれるので、思ったより打ち上げ場所に近い所に陣取れました。新潟といえば寒い地域と思いますが、当日はとても暑い日でした。それでも、みんな早くから来て舗装道路にはガムテープを貼って囲って、舗装以外の場所にはレジャーシートやブルーシートを広げて陣取って・・・時間が来るのを待っています。みんな車で来れられないので、直射日光の下で真っ赤な顔して汗を拭っています。見た感じ、みんな地元の人のように思えました。そんな所に僕らはノコノコと車で入っていって陣取ったので少々気まずい感じです。こちらはクーラーが効いた車内でTV見てその時を待っている状態ですから、あまりにも他の待っている人たちとの差があり過ぎます。大変申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、普段寝坊しない妻が寝坊するほど疲れているのを考えると、ここは仕方がありません。いい調子で過ごしていたらガソリンがなくなっていることに気が付きました。妻もコンビニに行きたいと。折角陣取った場所ですが、一時撤退です。ガソリンスタンド探しに少々手間取りましたが、ガソリンも入れ、コンビニで軽食および夕食を買い揃えて再び人ごみに突入しました。交通整理のお巡りさんもやはり僕らの進入は許してくれて(僕らは地元住民に見えるのでしょうか?)再び新たな場所に陣取りました。そこは普通は車が入らない(入れない?)泥の斜面です。一応道のようにはなっているのですが、道ではありません。先ほどの場所より泥質で斜面なので足場は悪いですが、花火は良く見えそうです。雨が降る予報はないので、大丈夫でしょう。でも、他の人たちが近くを通るたび不思議そうな顔してジロジロ見ていきます。オフロード車でもない車がどうやってここに来たのか?解らないようでした。そんな場所ではありますが再びクーラーが効いた車内でTVを見て時間を潰しました。僕はあまり寝ていなかったので仮眠を取らせていただきました。妻はずっと起きていたようです。そして徐々に太陽が傾き、山の稜線より下がるといよいよ闇の気配が漂ってきます。花火は暗ければ暗いほど美しく見えますので街灯がないこの場所はとてもいい感じです。しかも花火の打ち上げ場所に向かって後から柔らかな風が吹いています。花火は風下だと自らが発した煙が邪魔して次の花火が綺麗に見えないのです。どうやら僕が選んだロケーションはバッチリのようです。完全に暗くなると大変なので、まだ陽があるうちに三脚を立てたりして撮影の準備もしておきました。そしてコンビニで買ってきた夕飯を車の中で頂き用意は完璧です。世間が暗くなってくるとTVの光で僕らの顔が照らされるので、恥ずかしいので切りました。二人で色々な事をおしゃべりしながら時間を潰していると、19時半が近付き、いよいよ始まるというアナウンスが。でも、焦る必要はありません。大本命は22時に上がる四尺玉ですから。それが上がる前に構図合わせなどを終えておけばいいだけです。どこの花火大会でも同じで、最初は小さな花火から始まりますからそれで様々な設定を済ませて大本命をきっちり押さえられるようにできればいいだけです。
 ここの花火は奉納ですから、奉納者がどんな気持ちでこの花火を上げるのか?のアナウンスがあります。「新たな命を授かりました」・・・ドーーンってな具合です。「お母さん、お父さんと合えましたか?」などという寂しいものから「結婚してください」といってハート型の花火が上がったり。中には上尾市民からの奉納も。。。日本中の色々な人が様々な想いを込めて打ち上げるのです。ただ単に打ち上げて“綺麗”ってやってる花火と違って、奉納者の心情が垣間見られる素晴らしい花火です。(故)阿部氏が言っていた通り・・・感動しました。陣取った位置はアナウンスもよく聞こえて最高な場所でした。しかし、いかんせん近距離過ぎて大きな花火はカメラを広角側にしても入りきらず、レンズの選択を後悔しました。こんな近くに来られると思っていなかったのでどちらかというと望遠系のレンズしか持って来なかったのです。しかも陽が落ちた山あいは急に気温を下げ、三脚に備えたカメラが夜露で濡れてビショビショに。日常生活防水ではありますが壊れそうなほど濡れてます。レンズもすぐに曇ってしまって。地面もビシャビシャになっていて滑るようになりました。これだと花火が終わって帰る際、普通に出ようとしてもタイヤがスリップして。ここを脱出するのは難しそうです。まぁ、周りには沢山人がいますので、その際はみんなに頼んで押してもらえばいいだけです。気が付けばかなり寒くなっていました。事前の調べでそういう事が書いてあったWebを見ていたので用意はして来ています。妻も着ると言って二人で上着を羽織って再び観戦。尺玉を惜しげもなくバンバン上げるこの大会は迫力満点です。そして後半に突入。いよいよ三尺玉の登場です。それを奉納した人はなんと、僕らが今朝見てきた山本五十六関連の人とその後援会(多分)。アナウンスの後、サイレンがなって・・・全身を貫く炸裂音と共に、真っ暗な夜空に見事に大輪の華を咲かせました(
https://www.youtube.com/watch?v=LRgxylyqR-0)。そして22時が来て待望の四尺玉を打ち上げるアナウンスが。あちこちから歓声が上がっています。先ほどの三尺玉でも物凄い音だったのに、四尺となったら鼓膜が破けるんじゃないかと少々の恐怖さえ感じます。そして軽快な打ち上げ音と共に火玉が空高く舞い上がって行きました。そして数発の軽い破裂音があって、いくつかの小さな花が咲いて・・・(間があったので)・・・あれっ?もう終わり?と思った瞬間。ドッカーーーンと。地響きのようなトルクフルな音とともにパンパンパンと小さな色とりどりの華が夜空に開きました。どよめきの後、歓声と拍手が湧き上がり四尺玉の打ち上げは大成功でした。奉納したのは地元民、つまりは片貝の住民たちです。遠くから山あいの普段は静かな村に何万という人が訪れ、この地元住民が奉納した花火を見て感動し、訪れた何万人の心がそれぞれの想いを抱いて帰って行く。そのトリがこの四尺玉です。とても感動しました。人口○千人程度の村にその何倍もの人が訪れればそれなりの問題もあるでしょう。以前紹介したすすき川の花火大会も周辺住民からの苦情で数年開催されなかった時があります。人を感動させることはとても難しいことです。たとえ相手が一人だって感動させることは難しいです。それをこの村の村民は少人数でも一致団結して何万人もの人を感動させ、心を潤してしまうのです。凄いことだと思いませんか?訪れた観客の中にはゴミを放置したりする族もいるでしょう。それでもこうして人を感動させ続けていることの素晴らしさに感動しました。
 いつか機会があったら、地元住民へのお礼としての一発を奉納したいと思ってしまうくらいです。これからも是非頑張って打ち上げ続けてくれることを願いながら帰路に付きました。

 この花火大会を見たことがない人には是非一度見に行って頂きたいです。二日間をかけて何人もの奉納者が様々な心を託して打ち上げる花火に、きっと皆様の心と重なる花火があります。その花火はあなたの心と共に天高く華開き、それがまた誰かの心を感動させているはずです。

すすき川花火大会2017を見せていただきました。

2017年08月12日 06時12分06秒 | 旅行
長野県松本市のすすき川花火大会2017を見て来ました。
まずはとても素晴らしい花火を見せていただき、協賛された企業の方々にお礼を述べさせていただきたいと思います。そして実行委員の方々やこの花火大会に携わる沢山の人々に感謝致します。
 この花火大会、実は周辺住民の苦情により、2007年から2011年の4年間は中止されていたらしいのです。早寝したい人もいるでしょうし、モラルのない鑑賞者によって捨てられるゴミなどもあるのでしょう。また、ただ単に大きな音を嫌う人もおられるでしょう。でも、こんな素敵な花火大会を一部の周辺住民の方々の意向で中止させてしまうなんてもったいないです。今回も素敵な花火が上がる毎に見物客から大きな歓声が上がっていました。この歓声を一部の周辺住人の反対によって無くしてしまうのはとても残念なことです。こういう事は何もここだけのことではありません。また、花火だけのものでもありません。釣り場でも、朝早くから釣り師が歓声を上げたりするので禁漁になったりします。とても残念な事です。花火と同様、大きな魚が掛かったり、綺麗な魚が掛かったりすればどうしてもその感動が声となって出てしまいます。その他にもそれによって沢山の人が来てくれることにより沢山の金を落としてくれます。宿や様々なお店にとっても嬉しい事です。それで納税額が増え、市町村の税収も多くなりますから、それがまたそこに住む人々の生活を潤してくれます。これも花火や釣りがもたらす素晴らしい効果だと思えます。要はこれらのこの感動やもたらされる効果の量と周辺住民の苦の量のどちらが大きいか?を考える必要があると思います。
 人を感動させることはとても難しいことです。それが可能なのですから(周辺住民にはいろいろと気に入らない事はあるでしょうが)是非協力体制をとっていただけたら嬉しいなぁ・・・。なんてことを考えながら見ていました。
 総てのイベントに言える事ですが、野外で行われるイベントだと必ず反対者が出ます。総ての人に受け入れられるイベントはないと思います。加えて日本の法律はごね得に出来ていますからこねればごねるほど得できるようになっているのです。主催者はその辺の事情を熟慮して開催を決断していただきたいと思います。道路の脇に住んでいて、走行音がうるさいからといって通行止めにはしないですから。

 あの沢山の歓声を聞いていてのすき川花火大会を再開したのはとても素晴らしい英断だと思いました。これからも家族でお泊りで見せていただこうと思っています。
 

鴻巣の花火大会はUFOまで見られる?

2015年10月11日 11時47分45秒 | 旅行
昨晩、鴻巣の花火大会を見に行って来ました。
ただ見ですので遠くから見せていただきました。
会場の南側から見せていただきました。
前半はショボ過ぎましたが、4尺玉が上がる最後のパートは圧巻でした。
来年は予約をとって、是非近く(会場で)から見たいと思いました。

 で、私的な盛り上がりはその後半。何気なくふと振り向くとまるで花火のカケラが風に流されたように3個の光が浮いていました。しばらく見ていたのですが、動く気配がありません。不思議です。何だろう?と思ってしばらく見ていたら動き出しました。ゆっくりのことが多かったですが、急に早く移動したり、突然消えたり、突然現われたり。物凄い速さの点滅をしたり色を変えたり。。。それはもう好き勝手やりたい放題って感じでした。多分、巷で言われるUFOです。目前では凄い花火をしているし、後ろではUFOらしき物体が乱舞している状態。どっちを見ればいいの?って感じ。でも、花火はまた凄いのが見られますが、UFOは今度いつ見られるか分かりません。どちらかというとUFOに重点を置くしかありません。かなり長時間(1時間くらい)居たので、花火を終えた後動画撮影をしました。帰ってきて家で確認したのですがやはり飛行機ではない動きをしています。そのうちYouTubeにでもUPしましょうか。
 そしてコンビニに寄って夕飯を買い込み、家に着いてワンコの用足しに外に出たら我が家の上空に・・・また居ます。花火を見終えてから1時間は経っているでしょう。今度は一機でしたが、動きなどから同じ物だろうと思われます。カメラの電池がなくなってしまったのでこちらは撮影できませんでしたが、花火会場から距離にして10kmくらいだと思います。我が家の方に移動したのか?はたまたかなりの上空にいたのか?

 誰か他に見た人はおられるのでしょうか?

5月3日のチューリップ

2014年05月05日 17時37分22秒 | 旅行
家族(含む犬)で新潟に遊びに行ってきました。
GWなのにたった一泊の旅です。
欲張っていろいろとあちこち回ったのですが、犬が許されている場所がなかなか見当たらず(特に新潟はその傾向が強い感じ)、犬を連れての旅の限界を感じました。
 でも、その数の少なさをフォローしてくれたのが数少ない犬OKのところの充実した対応でした。宿にした出雲崎の『國安』さんをはじめ、長岡の喫茶店『こおろぎ』さんやその他いろいろな方々から素敵な時間を分けていただきました。そして、あっと言う間に過ぎた1泊2日の旅は35kmの渋滞と共に幕を降ろしました。

 画像は国営越後丘陵公園のチューリップです。
 犬にとっては何の感動もなかったでしょうし、僕にとっては目が痛くなるような色・色・色でしたが、妻子は『ウワー』と思わず声を上げるほど美しく見えたようです。開花具合も丁度いいタイミングでした。わが愛犬は沢山の方々から『可愛い』って言われて撫でられてまんざらでもない様子でしたし。結局僕自身は家族が喜んでいる姿が見られたのですからそれで良しと浅く考えてお終いにすればいいものを、自然を破壊してこんな物を作って・・・しかも、これが枯れたら掃除が大変だろうなぁ・・・人を雇うのにも国営だから僕らの税金が使われるんだろうなぁ・・・なんて考えていましたから何の感動もないどころか、不快感さえ感じてしまいました。こんな現実的な考え方しか持てない僕は周囲には馴染めず。解っていながらも騙されることの幸せもあるんだなぁ・・・って思えた場所でした。
 こんな人間では夢は持てないですね!・・・反省。

DOG STYLE cafeというお店

2013年07月11日 23時25分28秒 | 旅行
今日は家族でお出かけです。
女房・娘はサクランボが大好きなので、以前からサクランボ狩り計画はあったのですが、延び延びになっていました。どうしてかっていうと僕は果物が駄目なので僕は何もやることがないこと。そして、何より大好きな渓流釣りの最盛期にバッキングするからです。
 しかし、今回は僕も思い腰を上げました。心の重荷になっていたからです。でも、一日潰してたった30分のサクランボ狩りに行くのも馬鹿らしいので、オプションでホタルを見に行こうと言うことになりました。ホタルなんて昔は近所に沢山居ました。小さい頃に鯰や鰻を狙って釣る時は必ず夜釣りでしたので、特別珍しいものでもありませんでした。ところが現在はほとんど見られなくなっているようで、娘はホタルを見るために椿○荘のホタルでもいいからってんで女房と見に行きました。でも、なかなか見られずに、唯一匹の誰か知らない少年が手に抱いたホタルが見られただけだったそうです。よってホタルの乱舞というものを見たことがありません。すでにホタルが見られる有名所は盛期を過ぎています。で、調べたら7月中頃までみられるところがありましたので行ってみることにしました。

 今日も暑い日です。本当なら朝早く行った方がいい○○狩りですが、今回に限ってはホタルの事もあるのでなるべく遅い時間に行きました。とはいうものの、せっかく外に出るのですから何か美味しいものでも。。。が、我が家の旅行は愛犬も一緒ですので、お店選びは相当限られてしまいます。でも、毎日食事を作ってくれる女房にとっては、何もしないで食事ができるだけでいいのだそうです。一軒目はネットの画面では美味しそうな店でしたが行ってみたら手入れも行き届いておらず、入る前からちょっとショック。しかも聞いてみたら犬はテラスだけって。このクソ暑いのにテラスでは暑いのが苦手な我が家の犬にはとても無理です。そもそも暑いのが苦手だし、歳も高齢(12歳)なのでここ二三年の夏は四六時中エアコンを利かせた部屋で生活している犬ですから本当に体調を壊してしまうかもしれません。それどころか、場合によっては死んでしまうかもしれません。で、ここはお断りして急遽他の所を探しました。で、ヒットしたのがこのDOG STYLE cafeというお店でした。

 カ-ナビを頼りにすぐに着きました。ガラス越しに見える店内にマスターが見えていましたので駐車場を聞いてみたら、その場(店の真ン前)で良いとのこと。さっそく入ると二匹のジャックラッセルがお出迎え。その後スタイル抜群の奥様も出迎えてくれて、なんだか通りがかりの一元客とは思えない歓迎を受けました。奥様はジャックにクビッタケで楽しいお話が次から次に出て来ます。なんか初めて来た客と思えない雰囲気です。一度目にしてすでに常連みたいな気分でした。その後犬連れではない綺麗でこれまたスタイルの良い若い女性も来て、奥様とマスターはこちらの方とも気さくに話をされてましたので、この店がとても和やかな店であることと犬だけの店ではない事ががわかりました。食事は家族3人で3様のメニューを頼んだのですがどれも美味しく、ワンコ用の食事もあり、これまた我が家のワンコが気に入ったらしく秒殺で食べてしまいました。
 いきなり最初の立ち寄り地点から根を生やしたいとてもいい気分のお店でしたが、まだ今日の本命のミッションであるサクランボ狩りもありましたので後ろ髪を惹かれる思いで店を出ました。車で出るときまでマスターが出て来て見送ってくれて(画像)。。。楽しい旅の一コマでした。マスター&奥様。楽しい時間をありがとうございました。

 そしてサクランボ狩りはまるかチェリー園という所。過去に何度か行って美味しいサクランボがある事は分かっているお店でした。ただ、僕が果物アレルギーを持っているのでつい行きそびれて、毎年『来年こそは』と思っているサクランボ狩りのお店です。女房・娘がサクランボ狩りをしている間、僕はワンコと川原でお散歩です。暑いので2Lのペットボトルに水を入れて、それをワンコにぶっ掛けながらの散歩でした。水を総て使い果たして帰ると、丁度サクランボ狩りも終了したらしく、まさにオン・タイム。しばらくお店の人と歓談して終了。女房・娘は夢にまで見たこの場所でのサクランボ狩りを終えて『美味しかった』『新しい種類のがあったの。まだ市場に出ていない』などと興奮状態。僕は暑い中30分も犬と一緒に歩いていたのでゲッソリなのに。

 次はホタル。上毛高原駅付近の「ホタルの里遊歩道」に行ってみました。さくらんぼ狩りをしてからホタルが出る暗くなるまで時間が余りましたので、お土産屋さんがないかと駅周辺を探したのですが見当たらず、結局高速入り口の方に向かったファミマで買い物。このファミマは普通のファミマ+農産物直売所みたいになっていて、面白いものが沢山ありました。でも、時間はあり余ってしまって。。。駅裏の駐車場で女房・娘は車中でクーラーで涼み、僕と犬は外の日陰でマットを引いて外気温に体を慣らしてました。そして7時を回ったので遊歩道を歩き出しました。なかなか見られず、第一観測所を通過。そしてその後やっと二匹を見て。娘は『複数見られたからもうレベルアップ達成』と喜んでくれました。でも、『ホタルの里』の標榜を掲げている場所ですからこんな少ないはずがありません。多分時間がまだ早過ぎるのです。で、ゆっくりと第二観測所に。しかし、ここでも1匹しか光っていません。少々ホタル鑑賞としては時期が遅くなった僕らですから、一番標高が高いこの地点が出会える確立が最も高い場所です。早く見たいが為に先を急ぐ女房・娘にその事を話して待ちました。すぐに第三地点方面からホタル見の人が来たので聞いてみたらまったく見られなかったとの事。そんな事をしていたら二個・・・三個とだんだんと数を増やして来ました。そしてその光は数えられないくらいになって・・・幻想的な世界に僕らを引き込んでくれました。

 楽しくて美味しい食事、そして夢にまで見たというサクランボ狩り、アトラクションでホタルの幻想的な空間・・・素晴らしい旅ができました。


 で、当然管理人さんは何をした来たの?って聞かれるでしょうね。
  ・・・・・いいんですよ。これで。残りの夢のためですから。。。

 

河津桜

2011年03月12日 21時50分48秒 | 旅行
地震はひどいですね。なくなられた方々のご冥福を祈るとともに、まだ安否がわからない人の無事を祈っております。

 話は前後しますが、大地震が起きる寸前に河津桜を見に行ってきました。沢山のメジロが出迎えてくれて嬉しかったです。
 でも宿の人に聞いたら、最近はタイワンリスが増えてしまったり、ハリネズミをあちこちで見るようになったりで、自然崩壊は著しいそうです。
 こんなところまで・・・悲しいです。まぁ、霞ヶ浦よりはマシかもしれませんが。

家族で

2010年03月23日 13時04分20秒 | 旅行
娘が受験で出かけられなかったものですから、この連休を使って、近場ですが家族旅行に行ってきました。
 我家では犬が同伴できるところでないとみんな来ないので、あまり高級なお店には行けません。よって、プアーな旅なのですが、みんながそれぞれに楽しんでいい旅行が出来ました。
 僕も何ヶ所かで竿を出してみましたが、魚信は皆無。でも、居ない事が分りましたのでこれも情報のひとつですね。

今度の木曜日はやっと霞ヶ浦に行けそうです。

怖い写真

2007年12月23日 12時20分32秒 | 旅行
ここのところタナゴ釣りはご無沙汰で、沢山のフラストレーションを溜めています。無理すれば今日の午前中は霞ケ浦に行けたのですが、行っても2時には向こうを出なくてはならないので、行こうかどうか?迷っていました。
 しかし、昨夜はささやかなクリスマスパーティー。お陰で今日は寝坊。もうこれだけで霞ケ浦行きは断念しました。
 昨夜は近所のフランス料理屋さんに行って来ました。画像はそのひとコマです(携帯使用)。恐ろしい写真です。一人の顔の上に管理人の母の横顔があって、左下に誰か判らない人が写っていて・・・。俗に言う心霊写っていう奴でしょうか?きっと、僕のフラストレーションが成した技だと思っています。
今夜も別グループとクリスマスパーティー。さてどうなることやら・・・。
 ちなみに管理人はクリスチャンではありません。宗教とは縁のない人間です。
 霞ケ浦には次の木曜日に行ける予定です。請うご期待。

イルミネーション

2007年12月19日 22時55分57秒 | 旅行
今日は野暮用で都内に行ってました。六本木にイルミネーションを見に行って来ました。野暮用を終えてから御茶ノ水のギター屋さんに言って、しばらく店員さんと楽しい会話をしてました。そのあとすがも釣具さんに行こうと思って電車に乗って巣鴨に向かったのですが、何故かボーっとしていて、景色が違うことに気が付いたのが品川でした。これは釣具屋に行くなとのことだと思って急遽取りやめ、帰りに六本木のイルミネーションを見てきました。
 とても綺麗でしたよ。丁度、奄美大島の離島で見た夜空が安っぽくなった感じでした。いくら綺麗でも、所詮人が作った物だから仕方ありませんね。

釣りではないのですが。

2007年12月04日 17時33分05秒 | 旅行
今度の木曜日はこのギターを修理するために岐阜に行って来ます。
合板なのに素晴らしく良い音(音質)がするのでとても気に入っています。
出来たら釣りもしてアブラボテなんか釣れたら嬉しいのですが。霞ケ浦にはいないので、もしも釣れたら2~3匹飼育のために頂いてきたいです。
でも、行くのに多分6時間くらい掛かると思うので釣りする時間はないかも・・・です。

8月8日~9日 旅行~運転免許証更新

2007年08月10日 09時46分27秒 | 旅行
8月8日は管理人の誕生日であります。
で、家族から誕生日旅行の企画があって、それに乗って行って来ました。いった場所は那須です。一泊だから早く出て明日ゆっくり帰って来ようという企画でしたが、女房の体調不良から午後に出発。付いたら夕方でカミナリ。結局宿に軟禁され、一日目は終了。
 翌日は朝ごはんを食べて、お土産買って、紅茶を飲んで帰ってきました。
 ・・・何しに行ったんだろう?

P.S
 早く帰れたので免許証の更新に行って来ました。行ったら現在建て直しで移転していました。きっと女子大生殺人事件で有名になった警察署なので、みんなの税金を使って建て直しをしているのだと思いますが、そんなわけで移転先に着いたのが30秒くらい遅刻してしまいました。そうしたら受付のオバサンが『チェっ!』って舌を打って『本当なら受け付けないのですが・・・早くして下さいね!』だって。相変わらずバカな対応をしている警察署ですね!管理人は頭が悪いクセに威張っている人は嫌いです。