夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

池上彰さんの責任

2011年03月31日 22時01分14秒 | その他
昨夜、原発の状況を見ようと思ってTV点けたら、丁度池上彰さんが映ったのでそちらを見ていたら、これまた偶然にも枝野さんの『直ちに』という言葉についてやっていました。
 池上彰さん、個人的にとても好きな人です。僕にとっては「池上さん」というよりは「生き神様」と思っているほど信用している人です。それは池上さんは半端でない勉強量、情報量から来る確かな情報を我々に詳しく丁寧に教えてくれる人だからです。見ていて『なるほど』と思う事が多々ありました。いつも政府の発表は嘘ばかりですから(逃げ場があるとき限って本当の事を言うこともある)、こういう非常事態(福島原発の件)のときの池上さんはとても頼りになります。そしてこれは日本中の視聴者全員の思いだと思いますし、池上さんは嘘を付かないという絶対的な信用をもってTVの前に座って見入っていたはずです。その状況下で池上さんは「枝野さんが『直ちに』というのは「毎日毎日食べ続けなければ」とか「毎日飲み続けなければ」とか、「毎日浴びなければ」大丈夫という意味でそこには「これからも大丈夫」という意味で言っている。という旨の発言をしました。
 これはとんでもない間違いか勘違いです。そしてそれはとても危険な発言です。そして本日、池上さんの言葉に反応するように良いタイミングでIAEAまでが安全ではないと言って来ました。池上さんがいくら『神』とはいえ、IAEAよりは正確さに欠けると思います。まさに今回だけは墓穴を掘ってしまいました。

 ちなみに『直ちに』を広辞苑で調べてみました。我々が使う言葉はこの広辞苑に則るのが基本です、特に政府の発表などでは、聞く側のニュアンスによって取り違えがないように広辞苑に沿った言葉使いをします。そしてその広辞苑の『直ちに』には
①じかに。直接に。
②時を移さず。すぐに。じきに。即座に。
とあります。ここのどこに「毎日毎日食べ続けなければ」とか「毎日飲み続けなければ」とか、「毎日浴びなければ」と解釈できる言葉が入っているのでしょうか?内容的にも国語的にみても間違っています。これは拡大解釈というものではなくて明らかな大間違いです。『すぐに』は漢字でも『直ぐに』と書きますので『直ぐに』=『直ちに』が正解です。ですからどう考えても『直ちに』とは『すぐに』の意味であって、それ以上でもそれ以下でもなく「毎日毎日食べ続けなければ」とか「毎日飲み続けなければ」とか、「毎日浴びなければ」などという意味はまったくありません。もし、そのような意味で使ったと言うのであれば、枝野さんは小学校以下の脳ミソしか持ち合わせていないという事ですから、こんな人に内閣官房長官はできないでしょうし、国民を惑わしますからすぐに辞めてもらいたいです。要は内閣官房長官の資格すらない人ということになってしまいます。そうは思いたくありません。埼玉県人として精一杯頑張っていただきたいと思っています。特に枝野さんは東北大学の法学部を卒業していますのでそんな事はないと思います。ですから、やはり僕が神と思う池上さんが何と言ってもこの『直ちに』の意味は「直ちにではなくても長い間には影響が出る可能性がある」という意味以外はあり得ません。そして、医学的に見てもそれが正解です。
 放射能は普通の薬のように致死量とか極量とかが決まっている物ではありません。人によって感受性が違うので(『しきい値』と言います)、同じ量の放射線を浴びてもその影響は人によって大きかったり小さかったりします(0であることは希です)。基本的には放射線は我々の体を通過するときに我々が持っている遺伝子を傷付けるのです。よほど超高レベルの放射線でなければ確実に全部を破壊するのではなく、壊したり壊さなかったり、また壊すまで行かなくても遺伝子に傷を付けて異常を起こさせて来るのです。よって、人体への影響はその程度や出現にそれぞれに違いがあるので厄介なのです。例え低い線量だって影響は皆無ではありません。言い換えればどんなに低い線量でも、必ず少しは影響はあるのです。特に体内被曝(とりわけ呼吸によって放射性物質が肺に行った場合)は(胃や腸のように排出できないので)例え微量でも(その場でずーーと放射線を出し続けるということは、我々にとってみれば寝ても覚めても24時間365日浴び続けるということですから)危険性は高いのです。

 ちなみに一時かなり離れた場所なで水道水の放射線量が上がりましたよね。あれは雨が降ったから水道水に入ったと言っています。政府は飲んでも大丈夫と言っていますが、何の根拠もありません。しかも雨で放射性物質が落とされたいうことは、雨が降る前は空中を浮遊していた放射性物質が存在していた証です。ということは雨が降る前に我々は呼吸によって、その放射性物質を肺に入れて、(極微量でしょうが)もっとも危険度が高い被曝と言われる体内被曝を間違いなくしているのです。
 これを政府は『直ちに人体に影響はない』と言っているのです。案の定、本日“核の番人”と言われるIAEA(国際原子力機関)は、福島・飯舘村の住民に避難勧告を出すよう日本政府に伝えて来たのです。本来であれば他の国が勝手に原発を作って勝手にやっている事ですから、こういう苦言は言いたくはないはずです。それでも言って来たのはもう我慢ならない状態になったからです。そういう意味からするとリビアのカダフィ大佐と国連との関係と同じようなものです。それでも、それに対して原子力安全・保安院は『避難の必要はない』と拒否しています。これでは原子力安全・保安院はまるで徹底抗戦に踏み切ったカダフィ大佐そのものです。ここまで意地を張るのであればこの原子力安全・保安院も池上さんと同様に、(言った以上)場合によっては殺人罪、もしくは殺人未遂罪です。世界的な見解として福島・飯舘村は危険性が普通の場所より高くて危険なのですから。そして、殺人罪とまでは行かなくても子供、孫、ひ孫と永代に渡ってもしも奇形児が高確率で発生したらその保障をしなければならない責任がこの言葉によって発生しました。

 枝野さんの発言は『例えば、今回のこの原発事故で東京にも(政府が「わずか」と言っている)放射線物質がばら撒かれたわけですから、今は大丈夫でも、後になって東京だけが癌の発生率が高くなったり、奇形児が生まれる確立が高くなったりしたとしましょう。そして、もしあなたが現在東京に住んでいて、皆様自身や皆様のお子様やお孫さんが子供を作ったら奇形児だったとしましょう。この奇形児が生まれた原因がその子のおじーちゃんが浴びた放射線だったという証拠を確定する事は不可能です。でも、東京での(もしくは現在東京に住んでいる人の)奇形児発生率が他よりも明確に高かったら、その影響もないとは言えないでしょう。つまりは責任の所在が曖昧になってしまうので、もしそういうことを気にするのであれば各自で(落ち着いて)対処(他の安全な地域に引っ越したり)して下さい。でないと責任のありかが判らないので政府としては責任を負いかねます。』ということと解釈するのが妥当だと思います。ですから枝野さんは『直ちに』という言葉を頭に付けているのだと思います。もっとも、これは責任を逃れたい東電か原子力安全・保安院か政府の用心棒が書いた物を枝野さんの口を通して周知しているだけの事だと思います。

 上記のことから今回に限っては池上さんの説明は大きく間違っています。それも大きく。もし池上さんがあの説明を撤回しないなら、今後福島近辺や東京を含む関東圏で今までより癌の発生が高くなったり、子、孫、ひ孫からずーーーっと将来に至るまで奇形児の発生が高かったり、不妊の確立が上がったりし、そしてもしもその人たちが池上さんのあの言葉を信じて「それなら」と生活していた人だったら責任を持ってもらわないと困ります。それと、もしそういう人が癌の発生で命を落としたら殺人ですから、是非お考えになってください。
 僕が言いたいのは、枝野さんの発言は合っていて、池上さんの発言は暴言だということです。そして、僕が心配するのはあの発言によって沢山の人が不幸になる可能性が高くなること。それに池上さん自身も今回の事で何かがあったら責任が出来てしまったという事です。これは池上さんだけではなく、池上さんの子孫永代にまで続く責任です。
ですから、とても恐いのです。よく放射線医学を理解してから確信をもって責任ある発言するか、もしくはこの問題には触らない方が賢明でだとも思えます。
 是非、“池上さんは絶対”と思っている人たちのためにもこの発言の間違いを認め、出来る限り早急に撤回していただきたいと思います。

今は安全・・・Part.1

2011年03月30日 13時13分42秒 | その他
今回の福島原発事故以前の今までの政府の見解は100%信頼が置けましたか?鵜呑みにしてバカを見た人は居ませんか?僕自身もそうですし、国民は騙されるのが上手だと何度も感じたことがあります。勿論上手に騙されるのも幸せの一つではあるのですが、ことの内容と重大性によっては騙されてしまうと大変になる事があります。

 今回の原発事故に関しても、政府や政府の息がかかった、もしくは政府に気に入られたい専門家達は一律に『大丈夫です』を連呼し、『直ちに人体に影響はありません』と言い続けております。本当にそうなのでしょうか? 高い放射線量をもつ水が防護されていない場所にまで溢れ出て来ている現在、そう思える人は相当お気楽な人です。もっとも、TVのコメンテーターなんて、医学の事なんかまったくわかっていないズブのド素人です。なんか、眼鏡かけてそれらしく話しているとそういう風に感じてしまうのでしょうが、あの人たちは医学を知らず、また現場も知らない人たちがほとんどです。

原発事故の場合の安全性は現場の事と体の事の2点に集約されます。医療の方は機会があれば僕が調べて近い将来UPしますので、今回は現場の危険性についてです。原発の必要性について充分すぎるほど解っていただけるのではないでしょうか。何せ書いたのが正しい知識を持った現場の人ですから。

 すでに故人となってしまっていますが、平井憲夫氏が『原発がどんなものか知ってほしい』で現場の事を詳しく述べているので皆様にご一読頂き、政府やコメンテーターの事はある程度の参考程度にして各自が考えて安全かどうかを判断し、その判断の元に行動を起こさなければならない状況に来ているのが今だと思います。

http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html(コピペしてアドレスに貼り付けてください)

※ この平井憲夫氏の『原発がどんなものか知ってほしい』は当会のT.N氏が教えてくれました。

水の行方

2011年03月30日 12時33分39秒 | その他
東電が今回の原発事故の対処ために雇っているのはほとんどがこの原発で働いたことがない人たちなのではないでしょうか?修復のスピードが遅すぎます。このままだとどんどん後手になって危険性が鰻登りになるかもしれません。
 例えば自衛隊が命がけで冷却水をかけてくれましたが、あの水は中に貯まっていくのは明らかで、ある程度を超えると溢れだすに決まってます。よって、その対処をしながら出なければならないのに、後になって高い放射能を持った水が貯まっているからとかで作業を停止しております。その間にも放射能は漏れています。そして水もどんどんと進んで、爆発で生じた建屋の基礎のヒビを通って地下や他の建物に入って行っているようです。現在タービン建屋に貯まった高い放射能を持った水を出すのに手間取っているようです。そして手間取っている間にこんどはトレンチ(作業用のトンネル?)という放射線管理区域外にまで貯まって来てしまっています。もう一刻の猶予もありません。外部にまで及んでしまっているのですから。外部という事は放射線に対する遮蔽能力を持っていない場所に高い放射能を持った放射線物質が出てしまったという事です。ということは空中に高い放射能を持った放射線物質が放出され続けているということです。ところがその水でさえ持って行くところがないうようです。
 多分、今後どこかの放射線的に遮蔽された場所に移すのでしょうが、プルトニウムが検出された現在、炉心やそれに係るどこかが破損してそこから原子炉内の水が出てきているのは明らかです。よって、もしかしたらタービン建屋に貯まった水を抜くとかえってその破損場所から高い放射能を持った水が出てくることは十分に考えられます。皆様の場合、外部濾過の水槽を考えてもらえばわかりやすいのですが、水槽が炉心で外部濾過がタービン建屋だと思ってください。外部濾過の水を抜けばどんどん水槽の水が入ってきます。それと同じことです。よって、タービン建屋から水を抜くとその分どんどんと炉心の水が抜けて、再び燃料棒が露出して、より燃料棒にダメージを与えて中のウランやプルトニウムが出てくる可能性があるということです。
 ですから、やたら移してしまうのは危険です。この水はある程度以上(炉心の温度などの状況を見ていれば垂直関係からどの程度にするかは見当がつくと思うので)出さないで、今タービン建屋にある水は冷やしてからまた炉心を冷やす水に使うしかないと思います。

 心配なのは東電がタービン建屋に貯まった水に高濃度放射線を計測していながら作業員に伝えていなかったという現実ですことです。うっかりミスという事であればその人が被曝された方々のこれからを保障すれば良いだけの事ですが、このような大事なことを伝え忘れることなど考えられないです。よって、高濃度放射線物質がある事を作業員に伝えると作業に加わる人がいなくなってしまうからということで故意に隠していた可能性の方が高いです。このように隠す体質があることは過去の事からもまず間違いのない事実です。こういう体質を持った会社はこっそりと海に流してしまったりすることもあるので、しっかりと政府はしっかり監視する必要があるのです。

 もしできれば今管理責任をしている東電から取り上げて、この原子炉を政府が管理するようにして東電の社員を使って対処した方がいいと思います。東電が管理すると様々な法律に縛られてできる事もできなくなります。それが政府が管理すれば、特例だって発令できますからよりスムースに事が運びます。しかも東電が政府の子会社になるわけですから東電の社長以下全員が使える訳です。そうすれば現在のように素人が現場の作業に当たるのとは段違いにスピードが上がると思いますし、何より色々とある初歩的なミス(故意かの可能性が高いですが)も防げると思います。要は、政府が日本中、もしくは世界中の科学者を雇って終結させてシンクタンクを作り、東電の社員が現場で作業するという事です。


記者さんも頑張って!

2011年03月29日 10時17分43秒 | その他
福島原発の放射線漏洩を受けて色々な場所で放射線値を計測していますが、放射線値だけでなく、どんな放射線物質をばら撒いているのか?などはほとんど調べられていません。っていうか、もしかしたら調べてはいても発表しないだけかもしれません。
 普通、こういうことが起こるとまずは現在起きている状況を調べてそれに対処し、それからその原因を見つけ出してそれに対処するのが基本です。
 で、多分政府や東電は現在起きている状況を計測していないっていう事はないでしょうから判ってはいるのでしょう。しかし、上記したように発表しません。
 また、放射線を扱う業者(東電)が1,000mSvまでの測定器しか持っていないというのもはなはだ疑問ですし、これでは正確な値が判らないので作業員だって何分作業していいか?の判断だってできません。

 このように、できる限りの発表をひかえているのは・・・多分、後になって沢山の裁判が起こることを見通して、その時に『その地区での計測はされてなく・・・・・知り得なかった。』で押し通したいという考えが見えて来ます。

 よって、後になって馬鹿を見ないよう、我々はできるだけ沢山の場所でどんな放射線物質がどのくらいの放射線を出しているのか(放射線量ということ)ことを確実に抑えておかなければなりません。ところが、一般的に線量計やガイガーカウンター等という物は持ち合わせていませんし、増してや空中を彷徨う、または地上に降り注いだ放射線物質を分析する装置も持っていません。
 よってこのままでは泣き寝入りは必至です。そこで、今このような要望をや質問を聞いてもえられるのは記者会見の記者達です。あの人たちは政府、東電、保安院に質問や要望を直接聞いてもらえます。よって、今後国民が泣き寝入りにならないようにするために、今こそ記者たちは頑張って欲しいのです。その場での思いつきの質問ではなく、各専門家に今後の我々に最低限必要な事を考えてもらい、それについて複数人で考察し、曖昧な回答ができない質問の仕方で的を突いた質問をするようにしてもらいたいです。少なくとも、今後のためにより多くの地点でより詳しい放射線量と放射線物質について発表するように要求してもらいたいです。例えば埼玉はさいたま市の一カ所でしか測っていないなんておかしいです。

 我々一般人は無力です。政府や東電や保安院の方々のように頭が良くなく、姑息な手段も使えません。ですから、今こそ記者達には頑張ってもらいたいです。記者という仕事もこんな時ですから不眠不休で大変でしょうが、頑張って下さい。被災者達の為、加えて日本全国民の為に。

   

ホウレン草の行方

2011年03月27日 22時57分40秒 | その他
ホウレン草の行方(ゆくえ)と書いても、行方(霞ヶ浦周辺の地名)のホウレン草ではないですよ。(笑

 昨日だったか、例のホウレン草の出荷を停止されて困った農家の状況をTVでやってました。沢山のダンボールに詰められたホウレン草を目の前に『一箱1円なら買ってくれるところがある』と言うと『例え1円でも買ってくれるなら処分する手間が省ける』って。
 確かにそうですが、この一箱1円で買い付けた人って誰なんだろう?と考えてしまいました。
 何十箱ものホウレン草を買ったって普通の家庭緒では食べ切れません。だとすると業者でしょう。しかし、例えばマーケットなどでは、今は消費者が過敏になっている為、○○産と表示したら絶対に売れません。で、もし表示しなかったら消費者はそれは被曝しているものと判断しますのでやはり売れないでしょう。となると、産地を偽った表示にするしかありません。しかし、これは法律に触れることですのであまりやられないでしょう。命賭けで危ないホウレン草を売る必要などなく、(他県産の)安全なホウレン草がいくらでもあるでしょうから。よって、マーケットは比較的安全だと思われます。

 一番考えられるのがレストランや食堂などの外食産業ではないでしょうか。それもある程度以上のチェーン店を持つレストランが可能性が高いような気がします。例えばハンバーグやステーキなどを頼むとその横にちょっと茹でたホウレン草が乗ってたりしますよね。それだけではなく、ホウレン草は色々な使い道がありますので、レストランなどでは相当量の消費があるはずです。一人前として出されるホウレン草の量は少しですが、出す側は売れれば売れるだけ必要が出て来ます。そして、あのチョットだけのホウレン草を前にして、お客のほうも『このホウレン草はどこ産ですか?』なんて聞く人はいないでしょう。もっとも政府は食べても大丈夫と言っているのですから食べたって大丈夫なのでしょうが(笑)。こうして我々消費者は知らず知らずして放射能で汚染された食物を口にして放射性物質を体内に入れているのでしょうね。恐ろしいことです。
 ちなみに僕は今日、家族で外食でした(笑えませんね。

プルサーマル

2011年03月26日 02時39分06秒 | その他
皆様はプルサーマルってご存知でしょうか?
僕も詳しくは解りませんので質問されても分からないのですが、あまり言われていないのでここに書きたいと思います。
 プルサーマル原発は事故かあったときにはとにかく人体への害が普通の原発(ウラン燃料)と比較して格段に大きいのだそうです。そして、今回事故を起こしている福島原発の3号機はそのプルサーマルなのです。よって、第一、第二、第四号機が放射能漏れを起こしたのとは訳が違うはずです。とても恐ろしいことなのに、なぜ政府はそれを言わないのでしょうか?パニックが起きるから???福島原発がプルサーマル用に作られていないのにプルサーマルにしていたから???いずれにしても、国民はこの事故によって起こりうる危険性の総てを知りたいのです。そんなことは百も承知している政府がなぜこんな大切な事を公表しないのでしょう?知らないはずはないのですが。
 僕が知る範囲ではプルサーマルと普通の原発の違いは燃料です。普通の燃料はウランという放射性物質が使われますが、プルサーマルはそれにプルトニウムという放射性物質を混ぜ込んであるのだそうです。このウランとプルトニウムを混ぜた燃料をMOXと呼びます。皆様が知る原子爆弾の広島に落とされたのがウランで長崎に落とされたのがプルトニウムです。プルトニウムの放射線は相当の悪玉で、プルトニウムの微粒子が呼吸によってとりこまれると、わずかのマイクログラムの量で、ガンを引き起こすのに十分なのだそうです。プルトニウムのアルファ線被曝はたしかに肌を貫通はしないのですが、身体の内部で重大な放射線障害を引き起ことのこと。とくに、骨と肝臓への障害が大きいと聞いております。

 また、プルトニウムの放射性燃料を使った場合、最終的に生産されるアクチニド(周期表第7周期第III族に属し,原子番号89のアクチニウムAcを代表として化学的性質のよく似た103番元素ローレンシウムLrまでの15元素をアクチノイドと総称し,アクチニウムを除いた14元素をアクチニド元素という。)という有害物質を作り、そのアクチニドという物質が漏れた場合、多ければ急性死、少なくても将来的に癌や不妊になる確率がかなり高いらしいです。その確率はどのくらいプルトニウムが添加されているかによりますが、日本では富化度(=含有量?)13%までが認められているようです。その場合(詳しいことは判りませんが)試算によると通常ウラン燃料の約4倍だそうです。このため福島原発にMOXを使うに当たって『通産省と科学技術庁、福島でのMOX使用をの説明』というのが原子力産業会議が発行している『Atoms in Japan』という雑誌に出ているとのこと。それによると「MOX使用に関する公の会合」に出席した市民がその旨の質問をしたところ、通産省と科学技術庁によるその回答は『MOXがサイトの外に運ばれていくということは実質的にあり得ない。だから、事故の際のMOX燃料の安全性は、ウラン燃料の場合と同じと考える』だったそうです。ところがその実質的にあり得ないことが今回は起きてしまったというのが正直なところです。それは福島第一原子力発電所の3号機の建物から高い濃度の放射性物質が検出されたことについて、経済産業省の原子力安全・保安院が「3号機では原子炉のどこかが損傷している可能性が十分にある」と述べて、『放射性物質を閉じ込める機能』が低下し、原子炉から放射性物質が外に漏れ出しているという見解であるとの発表があったのでアクチニドが漏洩している可能性が高いのですが、まだ第三号機がオウルサーマルである事すら発表宇していない状況ですから、アクチニドは計測していると思われますが、まだこの件についての(アクチニドがどの位漏洩しているのか?が)発表はされていません。これはとても恐ろしい事です。

 前回のスレで政府が未曾有と言っている今回の地震や津波は約百年前に起こっているレベル以下の事であり、決して未曾有のことではないとを述べました。それを加味せずに『実質的にあり得ない』と平気でのたまう政府やコメンテーターは、過去を調べもしないで言っている・・・つまりは無知をさらしていることを肝に銘じて恥じるべきです。しっかりしたデータをもって発言してもらわないと我々の不信感は増大するばかりです。要は未曾有でない津波によって未曾有のことが起こってしまったのです。

 MOX燃料を持っている福島原発の第三号機から放射能が本当に漏れているのなら現在から将来にかけてとても危険な状態です。勿論枝野長官が言うように『直ちに・・・』ではありませんが、後になって癌の発生率が増加したり、不妊や奇形児の発生率の増加は避けられないでしょう。これを受けて政府は20㎞からの避難勧告を出しました。、避難は自主避難です。これはは無責任すぎます!福島原発は東電と政府が地元の反対を押し切って作った物でしょうから、現在も居残っている人たちを政府や東電の手で強制避難させるべきです。該当地域では居残っているほとんどがお年寄りで、ガソリンもなくて避難したくても出来ない状態であったり、地元に愛着を持ったりしている人たちです。強制退去にしないと被害はまた膨らみます。被害が大きくなればなるほど東電や政府に対する批判が大きくなることを充分に理解し、誰がこんな事態を引き起こしたのか?そして誰がこの事態における被害を最小限に食い止める事が出来るのか?をよーーーく考えた上で発言してもらいたいです。枝野長官にあってはあまり上から目線での発言はしないようにしてもらいたいです。誰がどうしてこうなったのかをよーーーく考えればとてもこんな事は言えないと思うからです。

 それから、最近は放射線ヨウ素の数値ばかり言っていますが、セシウムはどうなっているのでしょうか?セシウムはヨウ素に比べて半減期がとても長いので少量であっても人体への影響はかなり大きいと思うからです。

星に祈る

2011年03月25日 05時18分53秒 | その他
僕は星空が大好きです。大好きって言ってもこれが何座とかあれは○○星とかはまったく判りません。判るのは月と北斗七星と小熊座くらいです。でも、あの天空一面に広がる瞬きは何度みても飽きることがありません。大好きです。
 南の島でやる磯からの大物釣りを離れて数年の歳月が過ぎましたが、南の島や孤島で見る夜空はこちらの空とは段違いに綺麗で、釣り竿で触れるのではないか?と思えるほど低く見えます。それは重苦しいほどに迫ってくる感じです。こちらでは見られない天の川などもはっきり見えて、流れ星も数多く見られて・・・行く度に毎回しばしの時を磯の上で仰向けに寝転んで星たちを眺めて楽しんでいました。釣れなくても釣れなくても出かけていたのはあの星空を見に行っていたと言っても過言ではないほどです。
 ところで話は変わりますが、犬の散歩は僕の日課となっています。僕の担当は昼と夜です。夜は南の島とは遥かに違う星空を眺めつつ近所をふらつきます。僕が住む関東地方は空気が汚れているので南の島などからするととても粗末な夜空なのですが、その中に僕のお気に入りの星があります。願い事があったりするとこっそりその星に祈ったりして・・・。年を重ねて来ると特別な欲もないので、最近では『今日も生きています。ありがとう。』くらいしか言えないのですが、雲が無い日には毎日お話しています。
 で、その星なのですが、いつもはちょっと見え辛い星なのですが、最近、特に地震以後はなんとなく良く見えるようになりました。良く見ればその星だけではなく、総ての星が今までより鮮明に見えて来ています。ガソリン不足によって走る車の数が減った事やガソリン不足や停電で工場が停止して稼動停止する時間が長くなったことによる結果、空気が綺麗になったからでしょうか?理由はとにかく、少しだけ南の島に近づいた夜空です。そして、空を仰ぎながら、今日は不謹慎にも『もう少しこの状態が続いてくれればここからも天の川が見えるかもしれないなぁ・・・』なんて思ってしまいました。
 勿論、放射能で汚れている空気ですから実際はそれほどいい空気ではないのですが、幸い放射能は目では見えないので、それが幸いしています。
 
 ところで壊滅的破壊を受けた東北や関東の主要都市はこれからどんどん再建が始まると思います。再建にあたって是非素晴らしい街にしていただきたいと思っています。こんな事は部外者の僕より、当事者の方が強く願っている事でしょうが、素晴らしい街ってそれぞれの人がそれぞれに思い描いていて、それは同一のものではないと思います。ではどんな街が素晴らしい街なのでしょう?皆様が考える素敵な街とはお洒落な街?便利な街?・・・色々あると思いますが、まず一番大切だと思うのは自然に融和した街にする事だと思います。今回の津波でもそうですが、自然の力は人の想像を遥かに超えています。我々はそれに逆らう事なんてとてもできないことを今回学習しました。総延長2.5km、高さ10mの防潮堤を莫大な税金を使って建設し、海外からも視察が来るほど津波に対して強い街づくりを進めていた田老町でさえまったく効果を成さないものでした。それは未曾有の出来事と専門家は言いますが、良く調べれば1896年(明治29年)に明治三陸地震津波で、岩手県沿岸の綾里では38.2m、吉浜で24.4m、田老で14.6mの津波が観測されています。わずか100年ちょっと前にこういうことが起こっているのですから未曾有とは到底言えません。自然はその力に抵抗しようとすると、一旦そこで力を溜め、その限界を超えたときにはその溜めた分の力も合わせて襲いかかって来ます。よって、我々が大きく抵抗すればするほど破壊力も増してくるのです。このような経験が今後に生かされ、今回のような大惨事に至らないような街作りが基本になると思います。このような基本的なことを考えず、ただ闇雲に短絡的な考えの下で街作りが進められたとしたら、まず安心して暮らせる街にはならないでしょう。よって大規模な堤防、直線的な河川などは不要な物として考えられる街作りが必要だと思われます。我々の力は自然の前ではとても微力であることをもっと理解するべきです。

 僕の人生の師と仰いだ故人が言っていました『神様は色々な試練を与えますが、超えられない試練は絶対に与えません』って。この言葉がこの故人の言葉なのかどうかは分かりませんが、この言葉に間違いはないと思います。被災された方々は今とても大変な状態でしょうが、この言葉を信じ、国や業者の甘い言葉に騙されず、笑顔が絶えない素敵な街ができるよう遠い空から祈っています。

放射線の体内被曝

2011年03月23日 02時12分30秒 | その他
 今日も何度も『直ちに人体に影響はありません。』と何度も聞きましたね。恐ろしくなりますね!長期的に見れば人体に影響があるという事ですから。ただ、『直ちに人体に影響はありません。』の前に「長期的に見れば人体に影響があるかもしれませんが、」をしっかり付けて『長期的に見れば人体に影響があるかもしれませんが、直ちに人体に影響が出る事はありません。』と言って欲しいものです。要は皆様が一番聞きたい部分が割愛されている訳です。

それどころかこんな報告まで発見してしまいました。http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011032101000386.html
要約すると3月13日現在、原発から約3キロ離れた地点で1mSv(ミリシーベルト)の観測機が振り切れて測定不能となったこと。よってそれ以上の放射線が観測されたということ。これで近辺の空気や土壌が放射能汚染から逃げられるはずはない。
 
 今日も福島原発の沖の海水から基準値を大きく上回る放射能が検出さました。あれだけ水を掛けているのですから当たり前のことです。21日午後2時半に第一原発の放水口付近(沖合330m地点)で0.5リットルの海水を採取した海水は原子炉等規制法が定める基準の126.7倍に相当する濃度の放射性ヨウ素131が検出されました。ここで「原子炉等規制法が定める基準」とはどのくらいなのか?について調べてみたがはっきりしませんでした。
 ちなみにヨウ素131はウランの原子核が分裂した際に出来る放射性物質の一つ。原子炉内で大量に生成される。半減期は8日で、半分の量が別の元素キセノン(気体)に変化する。コンブなどに含まれるヨウ素と化学的性質が同じなため体内に取り込まれやすく、甲状腺(せん)に蓄積して甲状腺がんを引き起こす恐れがある。このため原発事故でも注目される物質で、1986年のチェルノブイリ原発事故でも大量放出、汚染地域で甲状腺がんが多発した。・・・とのこと。ただ半減期は8日ですが、体内に吸収された場合は当然ながら体はそれを排除しようとするので、それを考慮した場合の半減期は体内半減期と言われ6日程度と考えて良いそうです。
 もう一方のセシウム134と137はウランやプルトニウムの核分裂によって生成する物質の一つで、半減期は約30年。ヨウ素のように決まった臓器に取り付くことはないので、取り付いた場所に影響を及ぼす。つまりは神出鬼没なのが恐い。


今日も第一原発の沖合いで高濃度の放射能が検出されたことに対して枝野長官は『直接人体に及ぼす影響はありません。』と断言していました。これって「じゃぁ大丈夫。」って事にはならないのです。そりゃぁ、海水浴客や船乗りでない限り海水から出た放射線が直接我々に当たるわけではないので直接の影響はないに決まってますが、福島沖で採れた魚介類や海藻などにはこの放射能が蓄積されていくのは間違いのない事で、これらが市場に出回ればそれを我々は口にしてしまうかもしれません。これは間接的な被曝ですので、枝野さんはこういう間接被曝は考えていないのです。僕らにできることは、それらを食べないという事ですが、いくらマーケットで産地表示に注意してたって、レストランなどがもしその地区で採れた海産物を料理して出したりしたら皆様の口に入り体内被曝を起こすのです。まさかレストランで注文した物のそれぞれの産地を確認するわけにはいかないでしょう。これはとても怖いことです。よって、言葉巧みに『直ちに』とか『直接』とかの言葉が前に着いたらそれ以外はあり得ると思ってください。
 ですから、確かに枝野さんの発言は合っているのですが、こういう姑息な言い方をしている政府発表を信じろと言われても、どこか騙されているのではないか?という不安と共に聞いてしまうので、それを聞いている国民は、何か裏があるのではないか?と、どうしても100%信じる訳にはいかず、不安がどんどん大きくなって来ているのではないかと思います。

 ここのところ、上記のような海水の放射能汚染による魚介類の汚染をはじめ、我々が普通に食している物に放射能が検出されるようになって来ました。これは内部被曝というとても重大な被曝をもたらします(後記)。 いずれにしても、福島、茨城県産の魚介類をはじめ、栃木産のホウレン草、かき菜、ねぎ、原乳。茨城県産ホウレン草。群馬県産のホウレン草、かき菜。福島県産の牛乳を無理して食べる必要はありません。それどころか、周辺地域の埼玉や千葉産の野菜も正しく発表されているかどうかも判りません。僕らはこれらを食べなければ死んでしまうわけではありませんし、他の産地のものもあると思いますので、わざわざ放射能汚染された可能性があるものを購入しなくとも、違う地区で作られた放射能汚染がない地域で収穫されたものを食べれば良いだけです。栃木、茨城、福島をはじめ、周辺地区の生産者様には大変迷惑な話でしょうが、僕らにはこうした方法以外、安心して食べられる物を得る方法がないのです。これによる被害は是非東電に請求してください。ただ、僕には解らないのですが、例えば茨城でも北茨城と南茨城では汚染量は違うでしょうし、ホウレン草などは露地栽培とハウス栽培で違うでしょう。利根川一本はさんで右岸は駄目で左岸はOKっていうのも納得いきません。よって、茨城県産のホウレン草だって健康に影響しないものもあるのではないかと思われますし、千葉県産の物だって危ないのもあるでしょう。よって○○県産と一派一絡げにしてしまうのではなく、一つ一つ放射線量を測定し、大丈夫なものはマークして市場に出すようにするのが筋で、そうすれば産地ごとの放射能レベルも解るので今後に生きると思うのですが。違うでしょうか?もし違わないのであれば、こういう時こそ県や国は税金を使って放射線計測器を購入して一つ一つ測定して売れるものと売れないものをはっきりと区別し、売れるものは売ろうじゃないですか!
 そして、一番問題なのは水道水です。これは毎日の生活で不可欠なものです。我々が主食としているお米だって水で炊きますし、お風呂だって入りますし、勿論お茶やコーヒーだって入れますし・・・。できるだけ飲用の場合はペットボトルで購入したものを用い、お風呂だけは仕方が無いから被曝覚悟で入るしかないでしょうね。
                         

 さて今回は放射線の被曝様式について僕が知っている事を書きます。
 被曝様式には外部から放射線を浴びる外部被曝と、放射線物質を食事や呼吸で取り込んでしまって、体の中から放射線を浴びる内部被曝があります。
 当然ながら、体内被曝の方が危険度ははるかに高いです。それは、外部被曝の場合はほとんどの場合、被曝は短時間であるのに対して体内被曝は取り込んだ放射線物質が体外に排出されるまで被曝し続ける訳ですから危険度が上がって当然です。今、福島原発によって検出されている放射線はヨウ素131とセシウム134と137という物質です。ヨウ素もセシウムも普通は問題のない物質です。それどころかヨウ素なんかは消毒に使われたり(ヨウドチンキなどが有名ですね)するくらい安全な物質です。ところが今回のヨウ素はヨウ素131というまったく別物と考えた方がよい物質です。セシウム134と137は上記したように取り付く場所がはっきりしない事や、半減期が30年と長い為、人体からの排除を考えても、相当な被曝量になるのではないかと思われます。 
 厚労省は画像のような暫定規制値を出しています。何が暫定で、どのように計算されたのかは解りません。内部被曝食の体への影響はベクレルからミリ・シーベルトに換算して計算します。ヨウ素131はベクレルの数値に10万分の2.2、セシウム137は10万分の1.3を掛けた数値です。
 これから、福島・茨城辺りで捕れる土着性が強い魚(ヒラメなど)などに目を光らせ、我々が監視しているつもりで見ていきましょう。

 茨城県産のホウレン草やヒラメ・・・大好きだったのでとても残念です。
 それと最後にもう一つ。霞ヶ浦は面積は広いですが、水深がない湖です。そんな所に放射線物質が舞って、流入河川から沢山の放射性物質が流れ込み、水分だけ蒸発すると放射性物質の濃度が上がり、霞ヶ浦でも高濃度の放射能が検出される可能性があります。ただでさえ霞ヶ浦で激減している在来タナゴたちにも是非頑張ってもらいたいところです。




放射線の人への影響

2011年03月21日 02時24分50秒 | その他
放射線被曝が体にどう影響するのか?について基本的な事を書いてみます。
身体的影響には、「確率的影響」と「非確率的影響」というふたつがあります。なんか解り辛いので、非確率的影響は「確定的影響」とも言われます。要は「確率的影響」とはたとえ放射線被曝があったとしても障害が出たり出なかったりするもので、非確率的影響とは放射線被曝があった場合に必ず症状を出すものを言います。
 これでも解り辛いので単純に言うと放射線を浴びてしまった場合にすぐに症状を出すのが「非確率的影響」で、後になって出てくるのが「確率的影響」と思ってもらって結構です。よって「非確率的影響」は「確定的影響」とも言われます。

「非確率的影響」はかなり大きな放射線を浴びた時にしか発症しません。ところが「確率的影響」は大きな線量を線量を浴びた時は勿論、小さな線量でも発祥することがあります。ただ、ここで注意しなくてはならないのが『ことがあります』ということです。要はならない事も多いのです。ですから枝野長官も『直ちに皆さんの健康に影響を及ぼす数値ではない』と声を大にして言えてしまうのです。政府発表で僕が知る範囲ではこのような『直ちに』とい言葉が付きます。また、民放などのコメンテーターも付けている人が多いです。このことは『「確定的影響」はありませんよ』ということです。主に晩発性(その場では症状を出さないで後になって発症すること)である確率的影響に関しては何も触れていません。・・・僕が皆様に声を大にして言いたいのはこの部分です。政府発表などで『直ちに・・・』という言葉が付いたら『「確率的影響」(=晩発性の影響)は考慮していません。』と言っている事だと理解してください。「確率的影響」(=晩発性の影響)は下記のように子や孫にまで影響してくるとても恐ろしい影響です。

 被曝した場合に起こる障害としては、癌や白血病、子孫への遺伝的影響(奇形児の発生)、不妊、消化器症状(悪心、嘔吐、下痢など)、目の水晶体の白濁、皮膚症状(紅斑、水泡形成、潰瘍、脱毛)、などの他、全身倦怠など多岐にわたる疾患があります。また胎児にあっては発達段階によって奇形、知能障害、発育障害などの障害も発生します。
 放射線の人体への影響は活発に分裂している細胞ほど高いので、造血器などの細胞再生系が最も影響を受けやすく、また成人よりも小児、小児より胎児と影響を受けやすくなります。

 不安を煽るようなことを書きましたが、最近の政府発表を聞いていて都合の良い言い方しかしていないように感じ、また、皆様に放射線障害の正しい知識をもっていただいた方がより理解しやすく、それが皆様の将来には大切だと思ったのでここに掲載します。


福島原発

2011年03月19日 21時45分43秒 | その他
 この度の震災に遭われ、厳しい生活を強いられているにもかかわらず、みんなで協力しながらその厳しさを乗り越そうとしている皆様を拝見し、ほとんど被災していない僕らも逆に勇気付けられたりしています。TV放映では徐々に復興が進んで来ているようで、復興にご尽力されている方々には感謝の気持ちでいっぱいです。我が家でも電気をなるべく使わないようにエアコンを切ってダウンを着て過ごしています。あの日以後、ガソリンも一度も入れず、買い物も・・・一週間が過ぎて流石に食べ物(おかず)がなくなり、本日、牛乳一本、卵一パック、レタス一個にピーマンを二袋購入してきました。ささやかな量ではありますがなんとなく罪悪感がありました。
 被災地は復興に転じて来ているのであとは時間を掛けてじっくりと、そして新たに、今までよりも過ごしやすい素敵な街に生まれ変わってくれると思います。その時を信じて是非みなさん頑張っていただきたいと、遠くからですがエールを送らせて頂きます。

 さて、今回の災害で一番大きな被害をもたらしたのは地震そのものより津波だと思います。こちらはすでに過ぎて復興に向かっていますが、もう一方で、場合によってはもっと大きな被害をもたらす可能性を秘めた原発事故があります。放射線の人体への影響は被曝してすぐに症状を出すもの(例えば死亡や火傷など)と、その時は症状を出さずに後になって出てくるものがあります。例えば白血病の発生、癌の発生をはじめ、不妊や奇形児の発生率の増加などがそれに当たります。現在、様々な番組で取り上げられている人体への影響は、どちらかというとすぐに症状を出すものに関して報じられ、後から出る影響に関してはあまり取り上げられていないようです。そんなことですので、安全だとは言われている程度の放射線量でも、少ないに越した事はないので一秒でも早く対処してもらいたいものです。
 で、現在は自衛隊と消防隊が命を懸けて水を掛けて冷却に務めています。しかし、その前に警察が放水を試みたのですが放射線量が多くて近寄れず、放水したものの尻尾を巻いて帰って来てしまいました。情けないものがあります。NHKでは放水車の構造上のものだと言っていましたが、そんなのはやる前から判っている事なので無駄に時間を使ってただパフォーマンスを披露しただけだったようです。一分一秒を争っているこんな時にこんなパフォーマンスをしたことに情けなさと警察らしさを感じます。
 これに対して自衛隊と消防は英雄としか言いようがありません。警察が保身で逃げたのに対し、自衛隊と消防は自らの体を張って国民を放射線被害から守ろうとするその精神が警察とは大きく違っています。僕も警察と同じでこんな勇気はないと思います。いくら仕事だからとはいえ、なかなかできることではありません。これから先癌になったらどうしよう?とか、これから白血病になったらどうしよう?とか。その時、家族はどう思うだろうか?などと考えてしまうでしょう。幸い僕のような年寄りはこれから子供を作ることはないので、不妊は奇形児の問題はないでしょうが、これから子供を作るかもしれない隊員だっているでしょう。そういう人たちもまさに決死の覚悟で立ち向かう姿に感動なくして見ていられません。
 話がそれたので元に戻します。正直申しまして、こんな事態が起こっている中で警察のこんな情景はみたくなかったです。老若男女、総ての国民が警察は我々の安全を守ってくれると信じていたのですから。
 そこで、提案なのですが、ラジコンカーを巨大化したものを作って遠隔操作で注水できないものかと思います。とにかく、無人であることが大切です。現在は自衛隊と消防がやってくれていますが、これとて高い放射線を浴びながらの作業です。無人で遠隔操作ができれば、皆様と同じ放射線量の中で作業できますので、長時間の作業ができます。今の日本の技術であれば1~2日で装甲車や戦車を改造して、長いアームを付け、それに太いパイプを装着し、その先にTVカメラを付ければ注水したいところに直接注水できます。また、マジックハンドみたいのも付ければもっと便利に使えると思います。これだったら遠隔操作なので被曝線量も減らすことができますし、もしもの事が起こっても人は安全です。こんなのがあれば警察のあんな醜い姿を見なくてすんだはずです。
 とりあえず、今は手段を選ぶ時間はありません。今までの計画はそのままに、そして、また一つの手段として国がまずどこかの会社などに至急依頼して作ってみてはいかがでしょうか?
 まだ使われていないようですが、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110318-00000655-san-soci(これは放射線量の測定だけに使われるようです)の大きいバージョンで、注水及び修復作業用があれば・・・

地元でできるお手伝い

2011年03月16日 14時09分26秒 | その他
まずは今回の未曾有の災害に遭われ、亡なられた方の冥福をお祈りするとともに、不明になられている方々の無事を願っています。また、災害復興に務めている自衛隊・消防・警察の方々ののご尽力に感謝致します。是非最後まであきらめず、一人でも多くの人を助けていただきたいと願うばかりです。

TVでは毎日目を覆うばかりの光景が放映されています。
被災された方々には掛ける言葉も見つかりません。
そんな中TVで、被災された男性が『しょーがねぇ。生きてただけでも・・・・ナ。これから何とでもなる。』とぐっと口を一文字にしながらインタビューに応えていたのに感動しました。本当にそうだと思います。我々は何もできませんが心だけはあります。何かできないか?といつも思っています。
 被災した人たちは現在、体育館などの寒い所で悲しみと共に苦痛に耐えています。食事も風呂もなく、そんな中でもインタビューを受けた女性が『自分たちは何とか生きてます。他の人たちを一人でも助けて下さい』と応えています。素晴らしい人たちです。こんな人たちを一日も早く苦痛から解放したい気持ちでいっぱいです。何とかならないのでしょうか?例えば今避難所にいる人たちを一時でも関東以南の家にホームステイさせるとか。。。今でも続く余震もこちらでは少ないですし、暖房が効いた部屋に居られますし、暖かい食事やお風呂もあります。時々停電はありますが、電気も水もトイレも自由です。我が家でも2~4人くらいなら何とかなりますし、普通の家庭でも一人や二人なら復興が終わるまでだけですから何とかなるのではないでしょうか?こちらに居れば余震が少ない分だけでも少し安心できるのではないでしょうか?少なくともお年寄りや子供、妊娠している女性など弱い人たちで、希望者だけでもできないものでしょうか?

それともう一つ言っておきたい事があります。僕らに今できることの一つに節電があります。我が家でも普段は電気の無駄使いをしているので、今回は出来るだけ不必要なコンセントを抜いたりして注意しています(でもCPやってるから±0?)。普段なら自分の部屋に行く娘を居間に全員集めてます。これで娘の部屋の電気代(CP、TV、エアコンなど)の電気が節約されます。で、ここからが言いたい事です。今マーケットが品薄で、それに不安を感じていつもより多目に買い、それをみんなでやるから尚更品薄になって不安があおられて・・・という悪循環を繰り返しています。僕も行ってみましたがカップ麺をはじめ、パンなどの食料品は総て無くなっていました。また、計画停電に備えて乾電池も完売でした。こうなるとメーカーは沢山の品を作らなくてはならないので、電気を使って機械を動かします。これって結果的に節電なのでしょうか?

 ちなみに、地震が落ちてから我家では何も購入していません。ガソリンも入れてません。そろそろ食べ物もなくなってきているのでどこかで探さなければなりません。皆様も色々な事を熟慮してその行動がどんな結果を招くか?を考え、まずは被災者の事を第一に考えて行動していただけたら幸いです。
 みんなで頑張りましょう!

河津桜

2011年03月12日 21時50分48秒 | 旅行
地震はひどいですね。なくなられた方々のご冥福を祈るとともに、まだ安否がわからない人の無事を祈っております。

 話は前後しますが、大地震が起きる寸前に河津桜を見に行ってきました。沢山のメジロが出迎えてくれて嬉しかったです。
 でも宿の人に聞いたら、最近はタイワンリスが増えてしまったり、ハリネズミをあちこちで見るようになったりで、自然崩壊は著しいそうです。
 こんなところまで・・・悲しいです。まぁ、霞ヶ浦よりはマシかもしれませんが。

大地震

2011年03月12日 09時26分45秒 | その他
皆様、大丈夫でしたでしょうか?
当方にも沢山のメールが来て、その対応にアタフタしております。
当方は家族・犬ともに無事です。
2階に住んでいるので、棚に置いてあった沢山の物が落ちましたが(画像)。
まだまだ続いております。被害を最低限にするよう、皆様も高い所に置いてある重い物などは床に降ろしたりして最大限の対応をお願いします。

宮城県沖に事を発した大地震は大津波をもたらし、その後福島・茨城・千葉と伝播し、次は東京か?と思ったら飛び越えて長野に行ってしまいました。これって・・・。