夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

2021の〆は・・・ソウギョ

2021年12月30日 21時05分36秒 | 巨大魚
昨日ヒラメ釣りでコテンパンにやられた僕。今日はその道具を洗っていて(海釣りは海水が掛るので毎回水洗いが必要)・・・気が付くととってもいい天気。洗い終わって、干して、それが乾く間にちょこっと釣り。
 こんな時に限って釣れちゃうんです。こんないい天気ですから釣り場は大盛況。いいポイントには勿論入れず、唯一少し出来そうな場所を見つけてエイヤッ!・・・ウキが徐々に流れ、下流で釣っている人に迷惑が掛るチョイ前で波が出現!。そして飛沫が上がり、直後にウキがズボッ!。そして見事にフッキング。物凄く暴れる魚で、バシャバシャやっちゃうから他の釣り師に大迷惑。しかし、その飛沫の大きさから想像する魚体の大きさは、コイやヘラブナ釣り師では見たこともないサイズ。数人の釣り師が自分の釣り座を離れてファイト中の僕のところへ。まだファイト中だと言うのに、餌は何だとか糸は何号だとか聞いて来て鬱陶しい。やっとの思いでタモに入れ引き摺り上げると、見に来ていた釣り師は呆然。通行人まで引き込んでソウギョ鑑賞会。
 ところで、今まで僕が釣ったソウギョは、過去に釣られた痕跡を持つ個体は居ませんでした。しかし今日のソウギョは口が曲がっていました。過去に釣られた証拠です。こういうソウギョは始めて釣りました。
 こうして釣れたソウギョは1m16㎝。重量は未計測。即行でリリース。帰宅して昼飯食べて乾いた道具を仕舞って。
 最後の最後に楽しい釣りが出来ました。

おひさしぶりです。

2021年10月17日 23時36分56秒 | 巨大魚

【久し振りのソウギョ】
 もしかして今年初?・・・ってか、今年はソウギョ釣りに行っていませんでした。
今年は川に工事が入ったためソウギョが遡って来ませんでした。ってか、来られませんでした。で、タナゴ釣りに傾倒していました。
 先日、コイでもいいと言う人の案内をしたのですが、日並みが悪くて苦戦。唯一掛った魚も障害物に掛ってしまって・・・鈎先が折れてました。その魚の引き具合、そして鈎先だけが折れていた事から、僕はそれがソウギョであると想定しました。魚を掛けた本人もアメリカナマズかコイだと言っていたのでそうなのかもしれませんが、あの引き具合と鈎の折れ具合からしてどうしてもソウギョの可能性が否定できません。
 幸い掛ってすぐに鈎が折れたので魚にはそれほどのダメージはなかったと思います。って事は、二~三日置けばまた喰って来るハズです。
 で、今日雨上がりに探りに行ってみました。コイでもアマリカナマズでも何でも構いません。ソウギョだったら儲け物です。ソウギョだったら着き場も判っているし、僕はコマセを使わない事が多いのですが、先日は喰い気がなかったのでかなり食パンを撒きましたので食パンが美味しい事も知って覚えているはずです。ですから一流し目発で喰って来るはずです。
 糸は4Lbを巻いてあったのですが、もうかなり時間が経ってしまって居るので劣化してしまっています。交換しなければと思ったら、先日貸し出していたリールに8LBが巻いたままになっていたので。勝手に使わせて頂きました。4Lbより確実に仕留められるはずです。
 そして一投目。先日喰って来たポイントに徐々に餌が向かって行きます。心臓がバクバクしてます。そしてポイントに仕掛けが到達。・・・何も起こりません。そして仕掛けを回収しようとした時、餌から右1mの場所の水面が大きく動きました。魚種は判りませんが、水面を揺らすほどですからそこそこのサイズであることは確かです。その水面を揺らすサイズの魚が餌を喰いに近付いて来た時に僕が仕掛けを上げるためにテンションを掛けたので、その異変に気付いたその魚が急ブレーキを掛けた波だと判断しました。そのままそーーっと回収して仕切り直しです。今度は先ほどより1.5mほど右のラインを狙いました。そして餌がそのポイント目掛けてユラユラと流れて行きます。そして・・・あと5m・・・4m・・・そして3m・・・ここで水面が盛り上がりました。直後にウキが消え、竿先には昔懐かしい重量感。ここで普通に引いたら先日と同じ目に遭うと思った僕は、逆にドラグを弱めて、魚を下流に走らせました。少しでも広い所で勝負をしたいからです。ドラグが滑って魚が流れに従って下流に向かっている事を確認しながら僕はソウギョより早く走りました。下流が広いとはいえ。障害物だらけの場所ですので、泳がせているとろくな事にならないのは明白ですから少々きつめのファイトをしてGet。
 やったぁ!!!ソウギョです。それほど大きくはないですが、何だかとても嬉しい一匹です。産卵前なら結構な重量があったのでしょうが、産卵はとっくに終わっています。可もなく不可もないって感じのソウギョ。
 『こないだ喰ったパンは少々チクってしてなかった?』と尋ねてみましたが、怒っているのか?まったく応えてくれませんでした。
 こいつが先日の魚かどうかは判りません。でも同じ場所、同じ仕掛け、同じ餌で喰って来たことから、先日釣りをした時もここにこのソウギョが居た事は確かだと思います。
 端から記録を狙っての釣りではないので重さは測りませんでした。体長は1m08㎝でした。


【オリンピックよりひと足先に新世界記録】

2021年04月09日 22時29分50秒 | 巨大魚

 別にオリンピックではないのですが、釣りの世界にも世界記録があるのをご存知でしょうか?
  魚を世界標準となっているIGFAルールに則って釣った場合に記録認定請求が出来ます。
 現在はオールタックル・レコード、ラインクラス・レコード、レングス・レコードがあります。オールタックルは130Lb以下の糸で釣った魚の重さで競い合います。こちらは魚種の制限はありません。それに対してラインクラス・レコードは魚種が決められていて、ライン(道糸)に階級があります。その強さが決められた糸でどれだけ重い魚を釣り上げられるかを競い合います。レングス・レコードはただ単に魚の全長を競い合うものです。
 僕は基本的にはライン・クラスに魅力を感じています。他のレコードとの違いは、釣った魚の物理的なもの(重さや長さ)だけではなく、糸に制限があるので釣り師の技量までが加味される記録だからです。
 今回世界新記録として認定された記録は、昨年9月24日に釣ったソウギョ。1m18㎝、20.70㎏を2Lb (強度は概ねナイロンの0.6号)で釣った記録です。ちなみにソウギョはスピードこそありませんが、トルクフルでなかなか弱らない魚なので、この魚は掛けてからタモ網に入れるまで3時間半も掛かりました。誰かがいればタモ入れしてもらえるのですが、僕の場合総てが一人ですので、タモ入れの時に切られてしまう事が多いです。今回も足元には比較的すんなり来てくれたのですが、それからノラリクラリとタモ網を避けてまわり、なかなかタモに入ってくれなかったのが長時間ファイトの大きな要因です。2Lbとなると、ちょっと力が入ると簡単に切れてしまう弱い糸ですのでタモに入るまではとても神経を使います。今まで何度も切られましたが、掛かってから取り込むまでの、そのハラハラ感がたまらなく好きなのです。そしてタモに入った瞬間の何とも口では表現できない安堵感も大好きです。

 ちなみに世界記録は誰でも申請することが可能です。地球上には5億人の釣り人がいるらしいので、世界記録は5億人の頂点に達したということになります。誰かが大きいのを釣ったとしても、それは太い糸で釣ったのかもしれませんし、場合によっては釣りではない方法で捕ったものを釣ったと言っているかもしれません。しかし、世界記録として認定するには、世界記録を公認している組織(International Game Fish Association。略称『IGFA』)の書類、規格写真、そして釣った時に使った実際の仕掛けを提出して審査してもらいます。IGFAが様々な厳しい検査をして、協議会で審査し、その上で認否を決めるものですから“この記録は正しい”と公に認められたという事になります。


 今年もいよいよソウギョ釣りの季節が近付いて来ました。今、更なる大物に向けて着々と準備を重ねております。


心が折れて・・・ちょっと浮気

2019年11月03日 23時25分25秒 | 巨大魚

久し振りにGet。

 ここのところ2Lbチャレンジしてたので、掛かりはするものの切られてばかり。 今日の終わり際、久し振りにソウギョの顔を拝みたいと思って、用意しておいた太い糸(16Lb )でチャレンジ。

 なぜ16Lbかというと、このクラスの日本記録は18.35kgと小さい(2017年3月9に僕が釣ったもの)のです。どうしてか?というとこのクラスの世界記録が36.28kgととんでもないBigサイズなのです。これはなかなか抜けそうもないのでチャレンジをしていませんでした。しかし他のほとんどのクラスの日本記録が20kgを超えている今、ちょっとサイズアップしたいなと思ったのです。

 夕方、もうこの時間だと2Lbで掛けても捕れない時間。ギリのタイミングで糸を替え、暗くなる寸前に掛かりました。往生際が悪い魚だったので、足元まで来てるのになかなかタモに入らず苦戦。上げた頃にはほとんど糸も見えない状況。写真を撮る頃には世間は真っ暗。  でも、測ってみれば125cm。25.8kg。・・・なんとBigサイズじゃないですか!・・・ヤッターーーッ!!!

 やはり釣れる釣りは楽しいナ。


なるか?world record

2019年10月12日 11時36分22秒 | 巨大魚

 昨日、再び世界記録となりそうな魚が釣れました。

 ここのところ小さいのばかりで(とは言っても1m以上ですが)記録には届かないサイズばかりでした。今年はもう諦めようか?と思っていた矢先のことでしたのでまた辞められなくなってしまいました。狙って釣るのも面白いですが、こういう予期していない、意表をつかれたような釣りもドキドキ感があっていい感じです。

  1m23㎝、24.95Kg。キス釣り用の竿で釣りました。まさかこいつもキス竿で釣られるとは思っていなかったでしょう(笑。

  あぁ、楽しかった。


埼玉で良かった。

2019年09月08日 15時16分38秒 | 巨大魚

 ちょっとまた自慢になってしまいますが、釣りの世界記録を公認する世界唯一の機関であるIGFA(International Game Fish Association )が2018年の統計を出しました。そしてその結果、このブログの管理人が2018年に淡水でもっとも世界記録を取った人として紹介されたそうです。要は世界一を世界一認定された人ということです。とは言うものの3個だけ。しかもソウギョだけ。  考えてみれば埼玉県は海なし県。淡水魚を釣るにはもってこいのフィールドです。勿論塩水(海)も大好きなのですが、釣り場が近いということは何度も行けますし、状況がいい時だけ竿を出すことができるというアドバンテージがあるわけです。ですが、淡水で世界記録を認定されたのは埼玉県では埼玉に住むこのブログの管理人だけらしいです。こんないいフィールドに居ながらチャレンジしないなんてもったいな過ぎます。ソウギョだけではなく、鯉でも鮒でもウグイでもナマズでも・・・沢山の種類の世界記録が存在します。是非皆様にもチャレンジして人生のおかずを味わってもらいたいです。


GWのソウギョ釣り

2019年04月30日 02時19分26秒 | 巨大魚

 皆様はどんなGWを過ごす予定ですか?僕はなーーーんにもしません。近所でソウギョ釣りするくらいでしょうか。   人混みが嫌いな僕は、これまでに何度もGWに出かけて“失敗した”と思うことが多かったので出かけなくなりました。   GWに様々な所に出かけて喜ぶ人。混雑をさけて自宅でホッとしている人。それぞれが幸せ・・・ですね。  とは言うものの、長期に連続で休めるような業種ではないので明日からの3日間はまた仕事です。  で、この2日間はソウギョを釣ってました。一日目は午後から竿を出したのですが、前日までの雨で川が濁り、おまけに風が強くて釣りにならず。  懲りずに今日も出かけて・・・また釣れないと思っていたのですが、コイ釣りに来た人に声を掛けられている最中に掛かってしまいました。1m06㎝、重量は不明ですが、手で持って軽かったので、もし現在の記録を超えていてもわずか。記録にならないので(体長の記録なら世界記録)、即リリース。その後、そのオヤジに根掘り葉掘り聞かれて釣りにならないと思っていたらもう一匹掛かって。こちらも同じような魚。兄弟でしょうか?いずれにしても解ったことは、2Lbだと鈎が唇を貫通してないってこと。


世界を取ったドーーーッ!!!

2019年04月12日 20時43分46秒 | 巨大魚

やっと世界記録の認定書が来ました。 これでやっと実感が沸きました。

日本記録はJGFA(日本記録を公認している組織)の会員になっていないと認定されないのでJGFA会員(3,000人ちょい)の人たちが相手ですが、世界記録は会員になっている必要がないので誰でも申請できます。...  世界の釣り人の人口は500,000,000人と言われていますので、今回の記録はその500,000,000人の頂点になれたということです。  自慢しているように聞こえるかもしれませんが・・・自慢というよりは単純に嬉しいだけです(笑。だって、500,000,000人の人たちが成し得なかったことにチャレンジして成功できたのですから。  世界を相手にできるようになった実感があると同時に、これからは他の“神”とも思えるような記録にチャレンジしていかなければならないようになった自分に少々重圧を感じています。  ちなみに、こんな大記録が取れたのは自分の力だけではなくて、様々な指導、アドバイスそして実践を見せて教えてくれた大宮のT先生と入間のT氏のお陰です。この場を借りて感謝&感謝です。


また・・・

2018年10月18日 22時46分04秒 | 巨大魚

こんな簡単に捕れていいのか?

再び世界新記録級ソウギョが釣れました。122cm、24.05kg。太い糸(50Lb test Line)で釣りました。
 先日書いたように50Lbのラインクラスでは24kgを超えていれば世界記録となります。現在の50Lbの世界記録は 20.38 kgですが、50Lbは22.68Kgで切れる糸ですから20.38kgでは捕るのがそれほど苦労しないサイズです。ですから現在世界記録を認定しているIGFA(International Game Fish Association)は“今後の申請は24kg以上が必要”としています。となると今回のソウギョは0.05kgですが越えてます。超微妙ですが、超えているのは超えているので世界記録対象魚となります。認定の一番のネックとなる糸の強度ですが、この魚を釣った糸は20年以上前の骨董品ですから間違いなく50Lb以下で切れてくれるはずです。
 問題は写真です。今回は太い糸を使ったので強力に引っ張って短時間勝負でした。よって家で計測中もバッタンバッタン跳ね回ったので全身傷だらけに。ウロコが飛び散りまくって、ギャラリーのオジーはコイツが跳ねるのを見てビックリして後ろ向きに転倒。大丈夫だったかな?まぁ、それはいいとして、そんな具合でしたので落ち着いて写真を撮れる精神状態ではありませんでした。JGFA(Japan Game Fish Association)もIGFAも認定の条件として写真の判定があります。全長、胴回り、重量、及び竿・リール・釣った人が一緒に写っている写真が必要です。で、この写真・・・どうでしょう?とても自撮りできるサイズではないので他の人に撮ってもらったのですが、見事にリールがソウギョの裏側になってしまっていて写っていません。当然その人はそんな事は知りませんから仕方がありません。
 もうリリースしてしまったので撮り直しはできません。よって一応このまま出してみようと思っています。温情があれば記録認定となります。
 勿論、世界記録と日本記録に。

【追加】
 リリースに行ったら知り合いが釣りしてました。魚が重いのでリリースを手伝ってもらったのですが、このソウギョを見てビックリしてました。実際に見てみると写真より随分巨大に見えるからです。で彼も『こういうのを釣ってみたい』というので、その後彼に釣ってもらうべく二人で出かけて夕方まで頑張ったのですがダメでした。今日は朝からどうも活性が低かったのがその要因だと思います。


やっちゃった

2018年10月12日 09時03分53秒 | 巨大魚

大失敗しちゃいました。
昨日釣ったソウギョですが、24kgを超えていれば世界記録だったのですが、現場計測で22.5kg程度でした。
 見つけた時は24kgは間違いなくあったはずですが、減水で餌が喰えない所為でちょっと痩せてしまったみたいです。
 でも重量勝負でなく、体長を競うレングス記録もあるのですが、現在のこの世界記録は109㎝。この魚は124㎝あったので(現地計測ですから正確ではありません。)充分に世界記録でした。しかし時々栄養失調のような長くてヒョロヒョロの魚がいますので、そういうのを釣っても引きも弱く、興味の対象外なのでリリース。

・・・が、・・・○※×☆△!・・・っ・・・
なんと日本記録でした。
現在の50Lbの日本記録は昨年の8月に僕が釣った13.35kgです。ですから、これを申請すれば10kg近い更新となったわけです。・・・ン~~~っ、悔しーーーっ!
 もう逃がしちゃったので後の祭り。
 しかも、僕が見つけたデカ草魚はこれでお終い。またデカ草魚の探索を始めるか、はたまた偶然に釣れて来るかでないと記録魚には出会えない状況になってしまいました。


日本から世界へ

2018年08月21日 07時07分11秒 | 巨大魚

オフクロが逝ってから一年半が経ちます。それから初めてオフクロが夢に出てきました。しかも『ソウギョだよ』としきりに訴えかけています。ここで目が覚めてしまいました。
 “なんか自分らしい夢だなぁ”と苦笑い。すっかり目が覚めてしまいました。時計を見ると朝の4時。今から用意していけば丁度朝マヅメ。こりゃ行くっきゃないでしょう。 ってことで・・・出かけました。

 すぐに魚信があって勝負開始。しかしなかなか上がって来ません。大物のようです。いつもの様に細い糸(2Lb ナイロンの0.5号)での記録狙いですから無理は出来ません。相手は全然弱ってくれないのですが、足元に近付いてきた時に魚体が一瞬見えました。かなり太い魚で捕れれば確実に日本記録となりそうです。が、僕の技術で対処できるような相手ではなく間もなく撃沈。
 その後下流に移動。今度は少し太い糸(6Lb ナイロンの1.5号)にしました。岸辺に丸太が沈んでいるようにソウギョが定位していました。先ほどのよりは随分細いですが1mはありそうです。すかさず下がってすぐに仕掛け投入。風で餌が動いてしまってなかなか食いつけない様子。しばらくチャレンジしていましたが、諦めてしまったようで見えなくなってしまいました。また喰ってくることが多いのでそのままにしていたらいきなり大ジャンプしながら食って来ました。いわゆるヘッド&テールって呼ばれるもので。全身を水面から出してのライズです。慌てた僕はついてんからアワセになってしまいました。一瞬ひるんだ奴ですが、数秒後に自分が置かれた状況が理解できたらしく、一気に沖に走り流芯に入ってしまいました。1mを超える魚が流芯に入ると水の抵抗が物凄く、なかなか手こずらせてくれました。でも、とりあえず釣れて1m06㎝、14.6kg。日本記録にはわずかに届きません。

 その二日後、どうしてもあのバラした太いのが気になって、今度は6Lbでチャレンジしました。普通、ソウギョは一旦鈎掛かりすると一ヶ月くらいは警戒していて鈎が付いた餌には見向きもしません。しかし、こないだ切られたのは2Lbですからソウギョの硬い口には刺さっていないはずです。ということはすぐに鈎は外れますので、1日もすればまた喰って来るだろうと思っていました。
 そして慎重にポイントに入り釣りはじめたのですが、魚信がまったくありません。やhりもうちょっと時間が経たないとダメだと諦め始めた頃、友達から電話が入りました。彼は今お母さんの様態が良くないので僕も心配していたところです。重要性から考えれば釣りは二の次です。で、電話でしばらく話していたら魚信があって。やはり深刻な内容でしたので電話を切ることができず、しばらくは電話をしながら対応していました。しかし、いかんせん上がって来ません。そこで訳を話して一旦電話を切らせてもらうことにしました。
 これで両手が空いたので思いっきり勝負が出来ます。掛けてから30分くらいしてやっと奴の姿が見えました。“太い!こないだの魚だ!捕れれば日本記録間違いなし!”と慎重に勝負。そしてやっとタモ入れに成功。そして捕れたのが画像のソウギョです。

 全長1.18m、24.35kg。これは大記録です。で、調べたらなんと世界記録にも相当。

ということで、世界記録にも申請します。もし認定されれば世界新記録となります。
ところが認定には・・・釣りの世界ルールに則った釣り方、及び道具で釣ったものかどうか?はたまたハカリの精度は正しいかどうか?など厳重な審査があります。これらが総てクリアされれば認定されます。一番問題なのは糸の強度が申請強度かどうか?です。6Lbとして売られている糸でも時々6Lbを超えていることがあるのです。もしそんな糸を使っていたら申請は却下されてしまいます。どうか、テストの時に糸が6Lb以下で切れますように!