夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

3匹目

2017年04月28日 20時57分05秒 | 釣り全般
昨年末に一匹目を釣ってからこれで3匹目。
結構居るのかもしれません。警戒心が強いので目で確認できないのでそれさえも分りません。
昨日も15時半に家を出たのですが、竿を出すなりいきなり鯉が来てしまって一番美味しい高確率の一ヶ所目のポイントは丸潰れ。この魚は鯉を掛けると鯉が逃げ惑うのを感じて逃げてしまいます。そして二ヶ所目も一投目で鯉。それも80㎝くらいあるこの川では「良型」と呼ばれるサイズ。そして大移動して臨んだ3ヶ所目。時間的にこのポイントが最後です。鯉よ掛かるな!と流した一投目。水面を流れる餌にバシャッと来たのがやはり80㎝ほどの鯉。まったく鯉面はロクなモンじゃありません。いつも邪魔ばかりして来ます。タナゴ釣りしててモツゴやギルが掛かってしまうよりタチが悪い奴です。もう移動しても仕方がないのでここで鯉退治に専念することに。同サイズの鯉ばかりが4匹立て続けに釣れて夕方に。そろそろ帰ろうか。今日は鯉日和だったなぁ・・・と思ってソウギョは諦めた矢先、ヌラーーーと背中を出した奴が居ました。・・・ソウギョです。仕舞いかけた道具をもう一度出してその背中が出たポイント付近に餌を入れたら浮きの回りで大きな波紋が出て、その直後に浮きが消し込まれて。2~3分で勝負は付いてしまいました。今回のソウギョは今までで一番小さいし(12.65kg)、糸も太い物を使っていましたので(PEの2号)楽勝でした。

 それにしても、あれだけ鯉を釣った後でも逃げないで居てくれたこの魚には感謝ですが、ちょっと頭が弱い子だったのかもしれません。
 もっとも僕に釣られるようじゃ・・・ネ!

 次回はちょっとギリギリの勝負を掛けて楽しみたいと思っております。釣れないでしょうけど頑張ってみます。

北朝鮮のミサイル

2017年04月21日 21時42分59秒 | 社会
 まずこんな事は起こらないと思いますが、金正恩という人は超小心者なので、キレたときには何をしでかすか分りません。もし、それでミサイルを打って来た時に我々は何ができるでしょうか?政府は「近くのできるだけ頑丈な建物や地下街などに避難する」「できれば窓のない部屋へ移動する」と言っているようですが、たいした爆発をしないミサイルが遠くに落ちた時には効果あるかもしれませんが、近所やまともに当たってしまったり、大きな爆発を伴う弾頭だったり、ましてや核弾頭だったらもう何をやっても無駄です。頑丈な建物や地下街などに避難すれば大丈夫なんてチャンチャラおかしいです。もっともそれが被害を最小限にするための方法であって、至近距離に着弾したり大きな爆発を伴う弾頭が装着されていたら基本的には我々は何もできないのが本当のところではないでしょうか。

 希望的考察として、まず日本に対しては大きな爆弾や核弾頭などは使わないと思います。北朝鮮だって無闇にデカイ弾頭を打ち上げるより、よりコンパクトで安い(経済的に)兵器で最大の効果が出れば一番嬉しいのです。だったら極端な話、日本には原子力発電所が山ほどあるのですから、それを狙って、もし当たればその被害は相当なものになるでしょうし、福島が損壊して関東が高い電気料を払わされている今、今度は関西に電気を送っている原発に命中させたらまさに原爆になるわけで、福島だって広島原発の数千発分のウランがあるそうですから、それはもう大変な事になります。相当な範囲にわたって放射能がばら撒かれるだけではなく、関西の電力が失われてしまい、経済はいっちもさっちも行かなくなってしまいます。東京はすでに福島が大変な事になっていてその上関西ががダメになったら日本の経済はほぼお終いです。ですから、お金がかからない小さなミサイルで充分なのです。ただ北朝鮮がどれだけ高い命中精度を持っているかは分りませんが、核弾頭作っているくらいですから技術的には充分にあると思います。また、関西に電気を供給している原発はそのほとんどが日本海側に位置しています。要は北朝鮮から至近距離です。潜水艦で来てもわずかな時間で来られます。そして至近距離からズドンとやればほぼ外れなく命中するでしょう。あっという間の出来事だと思います。

 もし北朝鮮本土からミサイルを発射したとしても数分で日本に到達するらしいです。潜水艦からだと数秒です。どちらにしても成す術はないと思います。できるとすれば今のうちから原発やその他標的になりそうな地域から避難しておくことです。でも、標的になるような所で働いている人もいるわけで、そう簡単に避難できない人もいるでしょう。そういう人は残念ですが、少なくともご家族だけは標的にならなそうな地に避難させてあげて下さい。

毛鉤 Part.Ⅱ

2017年04月18日 21時59分21秒 | 渓流釣り
 下記で久し振りに毛鉤を巻いたことを書きましたが、そのクオリティーの低さに自分自身がビックリしました(笑。
 勿論てんからは毛鉤ではなく誘いが重要なので下の毛鉤でもいいのですが、ちゃんと巻ける技術がある人が巻いた雑な毛鉤と、ちゃんと巻けない人が巻いた毛鉤では見た目はあまり変わらないとしても釣っている時の気分が違います。
 で、練習も兼ねてまたマキマキしてみました。昔よく使っていた逆さ毛鉤とここ数年のお気に入りのサカサマ毛鉤です。

 少しだけクオリティーが上がったと思いませんか?・・・えっ? たいして変わらないって(悲。
  ・・・・・いいんです、いいんです。使うのは僕ですから。

 で、フと思いつきました。動かして初めて効果を出す毛鉤しかないことに。逆さ毛鉤はクイックイッと動かして誘うことが多いです。そして喰いの間はそのクイッとクイッの間であることが多いです。サカサマ毛鉤は適当に滅茶苦茶に動かしまくるのでどこで喰って来るかは未知です。一応この辺で喰って来るのではないかと予測を立ててはいるのですが、そこで喰ってくる事はとても少ないのが現実です。下手な証拠ですね。
 いずれにしても毛鉤をいま流行りのナチュラルドリフトに流して釣るのではなく、自分の手で水流に任せないで自然の虫に似せた不自然な動きを与えて釣るのが好きなのです。特にサカサマ毛鉤はただ浮かして流していたのでは、誰が(含 魚)見てもただのゴミです。食いつくはずがありません。しかし、竿の操作によって動かす事により毛鉤に命を吹き込み魚に餌の虫だと勘違いさせて喰わせる毛鉤です。釣れた時の釣った感は半端じゃないです。釣れる釣れないは二の次になってしまう毛鉤なのです。巻くのも楽だし釣っても面白い毛鉤だから大好きです。

 渓流が解禁となって一ヶ月あまりが経っていますが、まだ渓流には二回しか行っていません。まだ盛期ではないからなのですが、その二回で釣りがチョー下手になっていることに気が付いています。長期休暇を取っていたのですから仕方がありません。初心に帰ったつもりで、まずは以前のような竿の扱いが出来るよう練習をするところから入ります。そんな時にはうってつけの毛鉤だと思います。
 勿論餌釣りもしますので、そちらも初心者レベルに落ちてしまったので今年は新たに0からのスタートを切ります。こんな状態ですから皆様のご期待に沿えるようなつりは出来ないかもしれませんが、これから徐々に改良を加えて自分の釣りを構築して行きますので、いいのが釣れるようになるまで首を長くしてお待ち下さい。
 また0からのスタートは面倒臭い気もあるのですが、下手になってしまったのですから仕方がありません。しかも渓流釣りの素晴らしさは体が覚えてしまっているので辞めることは考えられません。これから新緑の時期になります。この時期の山はとても綺麗です。そんな自然の中に身を委ねて一日を過ごす快感はこの釣りをやられている人しか味わう事ができない至福の時です。釣れなくても楽しいです。そして釣れたらもっと楽しいです。ゴミのような毛鉤で美しい渓魚が釣れたらもっと素敵です。

 機会があったら是非皆様もやってみてください。心がすっきりしますよ!

てんから

2017年04月11日 23時52分28秒 | 渓流釣り
大好きな釣り・・・てんから。
てんからはかなり古くから行われてきた伝統釣法です。
その昔、職漁師たちはこの釣り方だけで家族を養っていたと。
だったら相当釣れる釣り方に違いないと思った僕はこの釣りに興味を持ちました。
しかし、当時の僕の回りにこの釣りをする人がおらず、何冊かの本を頼りにほぼ自己流で始めました。お粗末な毛鉤を巻いて、ヘラ竿を改造したこれまた雰囲気だけの竿にナイロンの釣り糸を撚り合わせて作った即席の糸を付け、その先にその毛鉤を付けて釣ってみました。フライ・フィッシングの経験があったのでキャストはそれほど難しいとは思いませんでした。フライ・フィッシングでは何十メートルも飛ばすのに対して、てんからは数メートルも飛べば釣りにはなるからです。
 僕の場合は運良く初回から釣れてくれました。餌釣りの経験から魚の付き場が解っていたことによるものだと思います。
 基本的に餌釣りとの違いは毛鉤には匂いも味もないことです。よって、臭覚や味覚に頼ることはできません。視覚だけが頼りの釣りです。視覚だけが頼りの釣りですから、毛鉤を本物らしく忠実に作った方がいいように思えますが、案外そうでもありません。今僕が好んで使っている毛鉤などは、これが川を流れてきても見た目はただのゴミです。魚が食いつくはずがありません。しかし、そこに誘い(虫のように動かして魚の興味とそそり、はたまた食欲さえもわかす事)を掛けると、そのゴミは一瞬にして美味しそうな虫に似るのです。
 渓魚にとって、自然界で川を流れ下ってくる餌はほとんどの場合川虫であることが多いのですが、その流れ方には大きく2通りがあります。一つは死んでしまったり動きが悪くなったカゲロウたちが水面を流れて来る場合と、生き生きした川虫が泳いで流れて来る場合があるわけです。前者はほとんど動かないのですから川の水が流れるとおりに流れてきますので、それを喰っている渓魚に口を使わせるためには毛鉤をそれと同じように自然に流すこととその虫に似せて作った物であることが大切です。一方後者を好んで食べている渓魚にはその虫の動きに似るように毛鉤を動かす必要があります。
 てんからにあっては毛鉤を自然に流すことには限界があります。フライ・フィッシングなどは自然に流す事を得意とする釣り方ですが、てんからの場合は糸が細いのでメンディングなどの操作がほとんどできないからです。ですからそういう魚が見えたとしても口を使わないことが多く、毛鉤の近くまで来て口を使わずしてUターンしてしまう事が多いです。こういう光景を見た釣り人は、この次は喰わせてやろうと熱くなって熱中してしまう人も多いようです。しかし、所詮てんからの毛鉤は頑丈さを旨としていますので、フライ・フィッシングで使われるそれとは精巧度において格段に低いのです。
 そこでそちらが無理であれば後者の誘う方法をとらざるを得なくなります。つまり流しているだけでは釣れないわけではありませんが、限界があるということです。てんからではフライ・フィッシングより長い竿を使います。しかも糸がフライ・フィッシングより細いので重量がありませんから水面に付けずに毛鉤を流す事が可能です。っていうより、そういう風に釣られてきた釣り方なのです。道糸をすっかり水面に落として釣るのはてんからではなく、てんからの道具を使ったフライ・フィッシングと言っていいでしょう。てんからでは毛鉤を投げ込んだ直後に竿を立ててなるべく糸を水に付けないようにして毛鉤がまるで生き物のように動かすことによって魚の食欲をそそり、口を使わせるのです。しかしながら、この誘いという毛鉤操作は簡単なようで難しいのです。特に僕の毛鉤のようにどこからどう見てもゴミとしかいいようながないような毛鉤を使う場合は、毛鉤を魚にじっくりと見せてはならないのです。要はチラ見せが大事なのです。渓魚がこの毛鉤を見たら食欲が減ることはあっても増すことはないでしょう(笑。しかしこんな毛鉤でも上手い誘いを掛けられたら魚にとってこの上ないご馳走に見せることも可能なはずです。ところがこの誘いというものが曲者です。僕をはじめとして川虫の水中での動きなど見たことがある人は少ないでしょうから、その誘いはその人がいろいろとやって習得して行くしかありません。要は経験が大切なのです。一朝一夕にして出切るものではないのです。

 ほぼ一年ぶりに毛鉤を巻きました(画像)。これだけ巻くのに三日間も掛かりました。それでへではありません。渓魚狙いのてんからはもう2年以上もやっていないのです。毛鉤を巻いていてもミスばかりでなかなか思うようになりません。巻いていながらそんな自分に腹が立って来ました。バイス(毛鉤を巻く道具)の前に、自分に負けた自分が座っていました。巻き終わっても美しさが微塵もありません。ある程度は想像していましたが、こんなひどい状態になるのは想定外です。でも、これで過去のてんからに完全にお別れができるように思えています。いままで培ってきたてんからを捨て、初心に戻ってまた新たなてんからを構築して行くことになります。
 そんなことで今年の僕はてんから1年生であることを自覚し、岐阜に住む逆さ毛鉤の名手に手ほどきを受けるべく予約を入れました。
 これから数年で僕のてんからがどう展開して行くのかは自分でもまったく分りません。しかしながら、それがまた楽しみでもあります。
 希望的には、できるだけ粗末で尚且つ汚い毛鉤を使って、できるだけ綺麗で大きな渓魚が釣れるようなてんからを目指したいと思っております。

今村雅弘復興相問題

2017年04月08日 17時01分51秒 | 社会
今村復興大臣とフリージャーナリスト西中誠一郎氏とのやりとりは以下のようなものです。

西中誠一郎氏「自主避難者の方の住宅の無償提供も打ち切られましたけれども、その週に被害者を中心にした全国16の団体が安倍首相、松本内閣府防災担当大臣、今村復興大臣宛に避難用住宅の提供打ち切り撤回と、避難住宅の長期無償住宅の提供を求める署名を提出されました。
 2次署名分で2万3000筆。1次と合わせると8万7000筆近くになる署名を提出されたが、大臣はこの署名や申し入れ内容について把握されているか」

今村大臣「まだ確認はしていない」

西中氏「3月12日、前橋地裁で国と東電の責任を認める判決が出た。自主避難者と呼ばれる人たちに対して、今まで災害救助法にもとづいてやってこられたが、住宅問題のすべてを福島県と自治体に任せるのは国の責任放棄ではないか」

今村大臣「今、国の支援と言われたが、我々も福島県が一番被災者の人に近いわけでありますから、そこに窓口をお願いしている。
 国としても福島県の対応についてはしっかりサポートしながらやっていくということになっている。そういうことでご理解願いたい」

西中氏「すべて福島県を通すということ自体が、もともと自主避難の実態に合わないと思うが、国がやはり『子ども被災者支援法』にもとづいて、対策を立て直す必要があると思うが、どうお考えか」

今村大臣「それは今言ったように、福島県が現地の事情に詳しいわけだから、そこにお願いして、それを国がサポートするという図式はこのままで行きたいと思っている」

西中氏「福島県、福島県とおっしゃいますが、福島県外の各地から避難している人もいる。国が率先して責任を取るという対応がなければ、福島県に押しつけるのは絶対に無理だと思うが、本当にこれから、母子家庭なんかで路頭に迷うような家族が出てくると思うが、それに対してはどのように責任を取るつもりか」

今村大臣「国がどうだこうだというよりも、基本的にご本人が判断されること。帰還について環境づくり、条件づくりをしっかりやっていこうということで、住宅の問題も含め、身近にいる福島県民の親元である福島県が中心になって寄り添ってやっていくのがいいだろうと。国の役人が、福島県の事情もわからない役人がやったってしょうがないでしょ。
 あくまで、一番肝心の福島県にやっていただくことがいいと思っています。それをしっかり国としてもサポートしていく。この図式で当分行きたいと思っている」

西中氏「大臣自身が家に帰れない実情を知らないからではないでしょうか。それを人のせいにするのは僕は…」

今村大臣「人のせいになんてしてないじゃないですか。誰がそんなことをしたんですか。ご本人が要するにどうするんだということを決めて…」

西中氏「でも帰れないですよ、実際に。帰れないから避難生活を…」

今村大臣「帰ってる人もいるじゃないですか」

西中氏「帰ってる人ももちろんいます。でも、帰れない人もいらっしゃいます」

今村大臣「帰っている人も、色々な難しい問題を抱えながらも、やっぱり帰ってもらっているんですよ」

西中氏「福島県からだけではありません。栃木からも群馬からも避難されています」

今村大臣「それはそれぞれの人の判断でやれればいいわけであって」

西中氏「帰れないから避難生活を続けなければいけない。それは国が責任を取るべきではないでしょうか」

今村大臣「国は色々な形で対応しているじゃないですか。現に帰っている人もいるじゃないですか」

西中氏「帰れない人はどうするんでしょうか」

今村大臣「本人の責任でしょう。本人の判断でしょう」

西中氏「自己責任ですか?」

今村大臣「それはそうだと思いますよ」

西中氏「あ、そうですか。わかりました。国はそういう姿勢なわけですね。責任を取らない」

今村大臣「そういう、一応線引をして、ルールに則って、今まで進めてきたわけだから、それはわかってもらわなければならない。それはさっきあなたが言ったように、裁判でもなんでもやればいいじゃないですか。やったじゃないですか。それなりに国の責任もありますねと言った。
 しかし、現実の問題としては、補償の金額だってご存知のとおりの状況でしょ? それはある程度、これらの大災害が起きた後の対応として、国としてはできることのことはやったつもりでありますし、まだまだ足りないということであれば、今言ったように、福島県を中心にして、国が支援をするという仕組みでやっていきます」

西中氏「自主避難の人にはお金は出ていません」

今村大臣「あなたどういう意味でこれをやっているのか知らないけど、ここは論争の場ではありませんから。後で来てください、そんなこと言うなら」

西中氏「責任もって回答してください」

今村大臣「責任持ってやっているじゃないですか。なんて無礼なこと言うんだ。ここは公式の場なんだよ」

西中氏「そうです」

今村大臣「なんで無責任だと言うんだよ。撤回しなさい」

西中氏「撤回しません」

今村大臣「撤回しなさい。出ていきなさい。二度と来ないでください、あなたは」

西中氏「これはちゃんと記述に残してください」

今村大臣「どーぞ。こんなね、人を誹謗するようなこと許さんよ、絶対」

西中氏「被害者を困らせているのはあなたです」

今村大臣「うるさい」

西中氏「路頭に迷わせないでください」

 その後、今村大臣は「うるさい」と言いながら会見場を後にした。



上記から判るように、この騒動で今村復興相は政府側の事ばかりを延べ、被災者の苦悩などはまったく考慮していません。これが、今の政府の考え方です。苦しむ被災者心情を理解せず(しようともしていない)、福島県に任せたのだからとお上から高みの見物。そして的を得た質問を受けると「うるさい」と。少しでも被災者を思う気持ちがあればこんな言葉は出ないはず。またちょっと頭が働けばそう思っても言わないはず。これが今の政府であり、復興省のトップ。そして自民党なのです。怒りと寂しさと悔しさと悲しさが入り混じってとても不快な気分です。
 僕は私的にこの件に関してこの人をフォローする気にはまったくなれません。
 しかしこの件に関してネット上のWebでは下記のような書き込みが見散されます。


西中誠一郎の最初の質問だけでウンザリなのに、今村雅弘復興大臣は同様の質問を4分間以上繰り返し受けたのだから、精神的に滅入るし、多少キレるのは致し方ない。

しつこく質問をされれば、誰だって怒りたくなるのはよくわかるので、今村復興相の怒りもわからないわけではない


(西中誠一郎氏は)今回のように怒らせるためだけに執拗に言いがかりのような不誠実な質問をしたり、自らの政治的主張や飯の種のために、被災者を利用しているような記者


(西中誠一郎氏に関して)この手の人達に共通する単語
  アベ、反原発、沖縄、オスプレイ、韓国、慰安婦少女像、歴史認識


・・・・・等々。
 この人たちは福島の現状をもっと深く見ていただきたい。自殺者が出ている懸案なのですョ。そして被災者の立場に立って熟慮してから発言してもらいたい。
 しつこい質問?今村復興大臣がはぐらかそうとしないでしっかりとした返答をしていればしつこい質問なんてあり得ません。『怒らせるためだけに執拗に言いがかりのような不誠実な質問』どこが?『アベ、反原発、沖縄、オスプレイ、韓国、慰安婦少女像、歴史認識』どれも大切な単語で看過できないものばかりじゃないですか?
 僕が考えるには彼は(西中誠一郎氏は)至極全うな質問をしただけです。それも歯に衣着せぬストレートに。変な風に気を使った質問は的外れな回答になりやすいですし、それを利用してわざとはぐらかす回答をする人もいますからそれで良いと思います。それにキレル大臣って・・・失格です。そして今村復興大臣は、東京電力の株主のようですので、そちらの方が問題だと思います。


その後、今村大臣は自らの言動について謝罪しました。そして「引き続き誠心誠意職務にあたり、被災者に寄り添い復興に全力を尽くしてまいります」と。『引き続き』じゃまずいです。また同じ事が繰り返されます。『対策法を改め、新たにスタートさせます』じゃなければ。

 しかも謝罪と謳いながらも自主避難を続け帰れない人はどうするのか?との記者の質問に対してはまったく答えておらず、少しも謝罪しておりません。しかも今村大臣は「自己責任というのは言葉の使い方が良くなかった。自らの判断でやられるということではないかと言ったつもり」と謝罪とはまったく関係のない所に事を持って行こうとしています。言葉の綾で済ませようとしている大臣って思いっきり格好悪いです。見ていてミジメですね!可愛そうになってしまいます。
 でも今村大臣には辞めないで欲しいと思います。こんなミジメな姿を世間にさらすこととなった原因をしっかり理解し、東電の株も売って、もうそういうことが起こらないよう今のシステムを根底から見直し、改善していく事を望んで止みません。

今年は大宮公園の桜

2017年04月06日 22時59分59秒 | 社会
状況から報告すると、昨日(2017年4月6日)の大宮公園の桜は満開です(画像)。
今日は午後から雲って風が強くなるとの予報でしたので、朝から出かけました。

ソメイヨシノがどういう桜かは以前に書きました。http://blog.goo.ne.jp/ashitamotenkida/e/8bca607c55dcb0d62d70a7105127539a

自然の物が大好きな僕ですのでこういう人が作ったものに興味を示さないのですが、桜だけはどういうわけか心を動かされます。葉を出す前に今まで溜めておいた養分で一生懸命に咲き誇る姿は『お見事!』の一言です。
 昼前から少し風が出てきたら凄い桜吹雪でしたので、このままだともうすぐ散ってしまうかもしれません。大宮公園の桜を見に行く人はお早めに。

 それと、どこの桜スポットもそうなのですが、出店が出て賑やかです。賑やかなのはいいのですが、私的にはもっとしっとりと鑑賞したいと思ってしまいます。熊谷などは大音量で場違いの音楽が流されて折角の雰囲気は台無しにされています(今年熊谷を却下したのはこれが理由です)。昨日の大宮公園も音楽こそありませんでしたが、あちこちに提灯が吊るされて折角の景観を台無しにされています。その上出店の人は器具を洗った水(たぶん洗剤入り)を遊歩道や桜の根元に撒き捨てている姿に出くわしてがっかり。しかもちゃんと洗ってなくて、昨日の焼いたものがくっついていて・・・きっとこのまま焼いちゃうんだろうな。焼いちゃえば分らないし、とりあえず健康被害もなさそうですから。でも、こういうのを買って食べて花見客は何も感じないのでしょうか?まさに知らぬが仏です。もっとも花見客自体も大騒ぎして雰囲気なんかまったく考えていないようで、桜のしっとりとした雰囲気はぶち壊しです。それと桜はほんのりとしたいい香りがします。出店が色々焼いたりするとその臭いで桜の匂いが消されてしまいます。これにもがっかりします。
 出店がなくて、音楽もなくて、酒飲みがいない・・・要は本当に桜の鑑賞だけを目的とした花見スポットはないのでしょうか?

 もしご存知の方がおられましたらコメント欄にて教えていただけたら幸いです。

私たち・・・豊洲で貰っちゃいました

2017年04月02日 03時46分15秒 | 社会
食の安全と安心について考えるNPO法人「食の安全と安心を科学する会」が、豊洲市場の安全性について大学教授や研究者などに意見を求め、2017年3月30日、統一見解を示した。
 見解では、「築地と豊洲を衛生管理面から比較すると、安全性が高いのは豊洲」「地下水は使うものではないので、食の安全性が脅かされるとは言えない」などとしている。


それではどうして盛り土に850億円を掛けたのでしょう?安全性が脅かされないのであれば必要がないということですよね。だとしたらこの850億円は都が無駄遣いしたわけですね。しかも、この850億円は都は払っているのに盛り土されていなかったわけですから返却されるべきです。今はどこに行ってしまったのでしょう?この850億円は?まぁ、都議会で決めたのですから行き先は判り易いですネ。


2017年3月19日。東京都は豊洲市場の地下水から環境基準の100倍のベンゼンが検出されたことを公表した。

100倍でも『食の安全性が脅かされるとは言えない』?土壌汚染対策法では、『汚染区域』の指定を外すためには環境基準値以下にしないといけないことになっています。もし環境基準の100倍でも『食の安全性が脅かされない』のなら環境基準なんて必要ないです。土壌汚染対策法も要りませんよネ。

とにかく日本は法治国家なのですから環境基準の100倍のベンゼンが検出されたら誰がみても『汚染区域』であることは間違いないわけで、そこに強行に移動させるなどということは安心・安全以前の話です。これら豊洲移転を強引に推し進めようとする人や組織は法は無視しろと言っているわけです。どうして法を無視してまで移転させようとするのか?これは『私たち・・・すでに貰っちゃってます。』と言っているようなものですネ。豊洲移転をしない無作為への賠償請求をするとのたまうあの卑怯者や「豊洲市場への早期移転」を明言した自民党員たちが該当します。このような人や組織は法治国家である日本には合わない人たちです。是非どこかの国に行っちゃって日本にいないでいただきたいものです。

そもそも1~8回目まではほとんど検出されなかったベンゼンが何故9回目の地下水調査では急上昇したのか?このことはほとんどの人が変だと思っています。担当した業者が8回目までは都の指示で異なる方法で採水していたことを都議会で証言したことから故意であることが伺えます。いずれにしてもとんでもない量のベンゼンをはじめ、ヒ素も3.8倍それにシアンも30地点超で検出された(環境省によるシアンの環境基準値は『検出されないこと』です)のですから地下には相当量の有害物質が存在していることは確実です。こんな場所に移転させるなんてとんでもないことです。

 いままで公表されている有害物質がどのようなものなのか?を調べてみました。
 ベンゼンは発がん物質です。気発性がありますので呼吸で人体に取り込まれやすい物質です。しかも体内で分解されにくく長期に渡って蓄積される物質です。発がんリスクはその発癌度によって5グループに分けられていてベンゼンは「グループ1」、つまり「ヒトに対して確実に発癌性がある」という最悪のグループに属します。水には溶け辛いので流通する食物への進入は少ないのですが、そこで働く人たちが癌になる可能性が高くなります。
 ヒ素は生体内タンパクと結合しさまざまな酵素活性を阻害することにより起こります。急性ヒ素中毒の初期症状は、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、血圧低下等で、数日後から肝機能障害、2~3週間後から四肢の感覚異常が認められます。慢性ヒ素中毒は、色素沈着と脱色、次いで皮膚病変(手掌や足底が角化するなど)や末梢神経障害、皮膚がん発生等です。
 シアンはあまり有名ではありませんが、青酸と言えば解りやすいでしょう。要はシアン化合物は青酸化合物でありその代表は青酸カリなどがあります。シアン化合物(青酸化合物)が体内に入ると、血中の酸素を奪うため酸欠になります。酸欠は脳障害を起こすので全身の機能がまともに働かなくなり、呼吸障害や意識障害などを起こしてきます。

どれをとっても恐い物質です。そしてこんな毒物が大量に埋蔵されている場所に早期に移転したらどうなるでしょう?たぶん豊洲経由の魚は誰も手を付けなくなります。これだけネットが進んだ社会ですから豊洲を経由しない産地直送がもてはやされるようになるでしょう。最初は漁協経由で後に漁業者から直に買い付けるようになるでしょう。要は中間業者の廃退となり現在の流通経路は破壊されるわけです。よって、豊洲移転を強引に推し進めようとする人や組織をそおままにしておくと豊洲にかかわる中間業者や周辺の商店は廃業に追いやられるでしょう。もし早期移転を唱えるなら自民党の本部もここに設置するべきです。まずは自分から率先してやるのがスジです。

ということで豊洲への移転は無理であることがお解かりいただけたと思います。ではどうするか?小池さんは豊洲か築地の二者択一のようなことを言っているようですが、もうそういう制限は掛けないで良いのではないかと思います。築地だって豊洲だってあんな都会の一等地ですから利用価値は充分にあります。例えば豊洲は都民の災害時備蓄用品を貯蔵しておく倉庫を作るとか(勿論上記のような毒物に汚染されないようにパッケージして)とか、もう少し沖まで埋め立てて(自然破壊ではありますが、あの辺に自然はほとんどありませんから)東京都にはない本格的サーキットを作ってF1を開催するとか。そういう普段は人が常駐しない施設を作ればいままで掛けてしまった費用も徐々にペイできます。築地の方もできたら改修して使うのではなく、新たな場所に移転させて市場としての使用はしないほうが良いと思います。そして今の築地は何か利益が出る施設(都営のホテルとか)。を作ってしまうのが良いと思います。アスベストが使われているようなのでここで再建するとまた後々五月蝿いヤツらが騒ぐかもしれません。でも、どうしても築地にこだわるのであれば築地はどこかに簡易市場を一時的に作って(プレハブでも良い)仮操業しながら改修し、再び操業できるようになったら元の鞘に納めればいいのではないでしょうか?一時移転先は築地の近くがいいのですが、用地の確保が難しければ袖ヶ浦などでも仕方がないと思います。遠いように感じますが一時的なものですし、アクアライン一本ですから。
 まぁ突拍子も無い案ではありますが、いままでの東京都がやってきた事の尻拭いにはどうしてもある程度の注ぎ込みも必要でしょう。都民は理解してくれると思いますよ、だって、そういう都議を選んだのは自分たちなのですから。