夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

期日前投票に行って来ました

2017年10月19日 20時03分27秒 | 社会
今回の衆院選は釣りの大会に参加するために行けません。
そこで、今日期日前投票に行って来ました。
雨の所為もあってか、投票所は閑散としてました。
皆様はもっと政治に関心を持った方が良いと思います。
そしてこれから先の子供や孫の時代を想像して、より理想的な政策を掲げている人や党に投票しましょう。
よく対抗馬の人が「財源はどうするのか?」などと言うことがありますが、それは後からの話。とにかく理想を追求して行くのが将来の日本のためです。

 ちなみに、財源なんか何処からでも取れます。少なくとも現在行われている無駄な公共事業を辞めればほとんどの場合穴埋めが出来ちゃいます。その他にも無駄が沢山ありますからいくらでもそちらから充当できます。安易に消費税増税をするような政党はもう辞めてもらわないと。加えて、大企業だけが収益を上げ、一般市民に苦労を強いるアベノミクスはもう終止符を打つべきと考えます。

将棋の駒

2017年10月11日 08時05分56秒 | その他
 画像の将棋の駒、なんだか普通の駒と違う感じがしませんか?いわゆる『盛り上げ駒』と言われる最高ランクの駒です。将棋の駒には彫り駒、彫り埋め駒、そしてこの盛り上げ駒があって、この順で製作難易度が上がるのだそうです。そしてその彫り師によっての個性もあるそうです。
 実はこの駒、当会会員のヘラおじさんの作品です。彼とは釣りを通して30年来のお付き合いをさせていただいています。そして、彼の半生を知る僕だからそう見えてしまうのかもしれませんが、この駒に美しさは勿論ですが、他の駒にはない何かを感じてしまうのです。
 彼との出会いは、僕が僕の渓流釣りのお師匠さんのお店にいた時。彼がわざわざ山梨からお師匠さんに合いに来た時でした。偶然にもそのちょっと前に、彼の庭と言っても過言でない川で団扇のような幅広ヤマメを釣ってお師匠さんの水槽に入れさせてもらい、仕事の帰りに時々寄りこんで見て楽しんでいました。ところがこのヤマメは餌の喰いが悪く、だんだんと痩せてきてしまって・・・お師匠さんの提案で彼に持ち帰ってもらって元の川にリリースしてもらう事になりました。嫌な顔一つせず、僕らの希望に応えてくれた彼。とても好感を持つことが出来ました。それからは何度も彼の住む街を訪れ、彼と釣りを楽しみ、あるときは某釣り雑誌の依頼で一緒に出たりもしました。
 その頃の彼は郷土料理屋をやっていて大繁盛。彼の料理はその地域では一線を画す素晴らしいもので、僕は大好きでした。そんな素敵な料理を普通に提供してくれていた彼ですが、ある時突然自信をなくした事があって。。。素晴らしい料理人であることは確かな事実と思いながらも、僕の舌がおかしいということも考えられます。そこで僕の業界で食通として名を馳せる人を連れて行って食べてもらったりしました。結果、帰りの車中でその食通は『赤坂かどこかの高級料亭の味です。もしかしたらこの地には合わないかもしれませんね。』と。あまりにもストレートであまりにも的確な感想を頂き、ビックリすると共に共感してしまいました。その事を彼に話すと彼も分かってくれて。しかし彼の悩みとはうらはらにお客さんはいつも満席。20~30人を収容できるそのお店はいつも満席で笑顔が溢れていました。
 そんな彼ですが、恐ろしい転機が訪れてしまいました。起業からずっと一緒にやってきた奥様が交通事故で帰らぬ人になってしまったのです。それからの彼の人生は完全に歯車が狂ってしまいました。お店も閉じ、また新たなお店を始めるもなかなか以前のように上手くはいかず。以前の大繁盛をしていた頃の彼のキラキラした瞳は曇り、友達として見ているのが辛くもありました。友達が辛い思いをしているのを見るのは、こちらとしても辛いものがあります。僕自身、徐々に彼の地に釣りに行くことも減っていきました。しかしよく考えればこんな時こそ友達が頼りなのです。ですから間違いなく彼の所に行くように、当会に毎年解禁には行く恒例行事を作りました。彼が苦悩した時間はかなり長かったです。しかし今思えば、それも彼がこういう素晴らしい駒を彫れるようになるための修行だったようにも思えます。
 お店を辞めた彼は職を転々とし、疲れ果てた毎日を繰り返していた中、偶然に駒作りの今のお師匠さん(大沢建夫氏)と出会ったのです。彼自身、最初はそれほど自分に期待せぬまま始めたと言う駒作りが、まだ始めて間もないにも関わらず思わぬ方向に走り出したのです。彼の駒は今年の日本将棋連盟の表紙を飾り(これって相当な名誉らしいです)、昨年リリースされた映画「聖の青春」でも使われたとか。昔からヘラ浮きを作ったりして器用な彼でしたが、ここまで素晴らしい駒を作れるほど器用だとは思ってもいませんでした(ゴメンナサイ)。今になって思えば、彼が今まで歩んできた人生の一つ一つが総て駒作りのためにあったように感じます。例えば・・・料理で培った美術的センス、そして包丁砥ぎ(良く切れる彫刻刀でないと文字のいい線が出ない)。そしてヘラ浮きでの漆塗りも、漆で文字を描く将棋の駒にはとても意味があったと思います。そういうことから考えると、彼はまだ駒彫り師としては新参者なのかもしれませんが、それに向けて今までずっと修行をして来たと言えるのです。それを加味すれば彼の駒は最初からベテランの域に達しているわけです。まさに彼の天職がここにあったわけで、今の彼は新進気鋭という言葉がピッタリ。友達だから担ぐわけではありませんが、僕はこの駒に彼の人生が見えてしまうのです。本当に素晴らしい駒だと思います。

 そんな彼が所属する会(「富士駒の会」)の展示会が開催されたので行って来ました。まず表の看板に第27回とありましたのでこの会を率いる大沢建夫氏の半生がここにあるように思え、ワクワクして入りました。将棋の駒だけではなく他の芸術のブースもあるのですが、僕が行った時は他のブースは閑散としていたのに富士駒のブースには沢山の人。失礼ですが、僕は将棋の駒に世間の人たちがこんなに興味を持っているなどとは知らないでいました。ですからイメージとしては他のブースの方が圧倒的に人が入るだろうと思っていたのです。この人の多さは藤井四段の快挙や映画などで一大ブームになっている将棋の世界だからかもしれません。でも、理由は何であれ、友としてこの光景に嬉しさを感じました。
 すぐに彼は僕を見つけて出て来てくれました。そして彼と一緒に彼の作品や友達、はたまた他の人の駒を見せていただきました。お師匠さんも来てくれて。。。お師匠さんとは過去に一度お会いしているのですが、とても温厚そうで好感が持てる人です。僕は遊び将棋くらいしかやりませんので駒の良し悪しは判りません。でもじっくりと駒を見ていると心が落ち着いて来ます。これがとてもいい気持ちなのです。実はここに来る前に釣りをしていて、珍しく大釣りだったのです。その舞い上がっていた気持ちが、将棋の駒を見ていると和いで来ます。不思議です。やはり和の物はいいです。つくづく日本人だなぁ・・・なんて思えて来ます。
 そして将棋の駒に素人の僕に色々と説明をしてくれている彼にあの苦悩に満ちた日々を送っていた頃の曇った瞳が今はまたキラキラして来ていて、完全に昔の彼の瞳に戻っていました。彼がこうして幸福を得られたのはお師匠さんである大沢建夫氏の御尽力による物が大きいと思います。ここに友としてお師匠さんにお礼を述べさせていただきたいと思います。・・・本当にありがとうございます。

えっ?・・・その彫り師の名前?
そうかぁ・・・。彼の名前は『かく峯』というのですが、「かく」の文字がこのソフトでは出て来ないのです。「将棋の駒 かくほう」でググるとすぐ出ますのでよろしくお願い致します。

心変わり・・・第四回犀川弧月釣り大会への参加

2017年10月10日 21時03分07秒 | 渓流釣り
今月の22日に長野で第四回犀川弧月釣り大会が開催されます。
http://teruzo.extrem.ne.jp/kogetu/taikaiyoukou2.htm
当方、これに参加する予定です。

 本来、釣りは魚との勝負であって、人と勝負するものではありません。ですからこういう大会とかトーナメントと言われるものにはまったく興味を示さない僕です。このスタンスはずっと変わらないのですが、じゃーなぜ今回は参加するのか?これは7月にこの世を去った渓流釣りのカリスマ、細山長司氏が我が家に遊びに来てくれた時に誘われたからです。彼とは40年来のお付き合いでしたから、僕がこのテの事が嫌いなのは充分に認識していました。そして彼自身も僕の意見に賛同していました。そのようなベースがあっての上でのお誘いでしたから何かあると感じていました。そしてそれを尋ねると、「大会主旨がいいですから。だから僕も大会役員を引き受けたのです。とにかく初めての開催ですから正直良く解らないのですが、もし成功すれば素晴らしい大会になると思います。とにかく一度参加してみて下さい。』とのことでした。
 そして第一回の犀川弧月釣り大会に参加しました。結果は惨敗。というより僕の中では参加することに意義があって勝つことは意味を持たないのですから誰か他の人に勝っていただいた方が望むところなのです。ちなみに当会会員も数名が参加したのですが、全員惨敗(エントリーは50㎝以上の魚のみ)。大会が終わってから53㎝が釣れましたが・・・こんなモンです。帰路に友達に『何か他の大会と変わった事ってあった?』と尋ねてみたのですが、みんな???。当会の仲間も僕と同じで大会とかトーナメントが大嫌いな人たちですので、そもそも他の大会との違いを聞いたって、他の大会に参加していないのですから解るはずがありません。細山さんが僕を誘った真意は何処にあるのでしょう?
 その後、母が高齢で大変になり、僕の人生の1/4を共にした犬までも高齢で立てなくなってしまって。。。介護の日々となり、釣りさえも行けない状況が続いたため大会に参加できませんでした。というより一日掛けての釣りは不可能になってしまったのです。そしてそういう生活を続けること二年半。とうとう今年の春に二人とも旅立って行きました。これで釣りに行けるようになったかというと、家族がみんな凹んでしまって、今度は家族の面倒を看る必要が出てしまいました。そして努力の甲斐があって徐々に普通を取り戻して来た家族に胸を撫で下ろしていました。本来なら僕が一番凹まなくてはならないのですが、みんなの落ち込み様を見ていると、とても落ち込んでなんかいられない状況で、だからこそ僕は凹まないで頑張ることが出来ました。しかしそれもここまで。やっと家族が普通を取り戻してきて「僕もそろそろ落ち込まなくちゃ」などと冗談を言っていた矢先、釣り仲間の細山氏が突然この世を去ったのです。ダブルパンチだけでもしんどかったのですが、このダメ押しのようなトリプルパンチには流石に耐えられず、精神的に少しおかしくなってしまいました。彼とは彼が他界する4日前にもお会いしてお話をしました。その時は二度目の肺炎を起こして喋るのがきつそうでしたが、それでもあのニコニコした顔で応えてくれ、奥様も献身的な介護に満足していると。そして釣りの約束までもしました。ですからここで逝くなんて微塵にも考えていなかったのです。その4日後、奥様から突然彼の訃報を告げられ、頭が真っ白になってしまいました。そして僕の心が音を立てて壊れて行くような感じがしました。いままでの人生では釣りさえあればどんな辛い時でも乗り越えらた僕です。しかし、今回は釣りに行くと細山氏が心に出て来て、釣りをしている事自体がとても辛いくなってしまったのです。釣りができない僕は、要は八方塞がりに陥ってしまったのです。何もする気が起こらず、ただ悶々とした日々を単調に過ごしているだけの人生。とてもつまらない人生になってしまいました。そこで、細山氏とあまり関係のないソウギョ釣りに走ったのです。とりわけソウギョが掛かって上げるまでの時間は至福の時でした。相手が大きいのでちょっとしたミスで糸が切れてしまいます。慎重に、しかしある時は大胆に、そして繊細に事を進めなければなりません。こんな中で細山氏の事や家族の事を考える事は不可能です。要は総てを忘れさせてもらえる唯一の時間なのです。渓流は流石に無理を感じて行く気が起きませんでしたが、ソウギョ釣りにわずかな光が見えた気がしていました。
 そんなある日、封書が届きました。この大会への参加依頼です。細山氏の事で上記のように苦しんで、精神的におかしくなっていた時ですから、この封書はまるでアテツケのように感じてしまいました。ですから参加はしないと決めていました。その後、突然沈み込んだりする妻を元気付けようと新潟の片貝の花火を見に行った時、妻が「行くの?」って聞いてきたので『行かない』と応えました。すると「どうして?」って。訳を話したら・・・「パパが大会嫌いなのを知っている細山さんがパパに来て欲しいと言ったのは細山さんに何かしらの考えがあっての事だと思います。そしてそれは彼亡き今も変わらないと思います。落ち着いてよく考えてから結論を出せば?」と言われてハッと我に返りました。そして妻が言う事に賛同し、釣りしていて辛いのは解っているのですが、それでもとにかく参加しようと考えました。
 そして時は過ぎ、9月末日が迫って来ました。この日はほとんどの渓流が禁漁期に突入する日なのです。そこで、一大決心をして再び渓流に身を委ねてみました。するとやはり出て来る出て来る細山さん。頭の中は細山さんだらけ。あそこをこう流してたナとか、あそこに立って釣ってたなとか。。。そういう一つ一つの想い出が僕を苦しめるのです。しかしこの時、一匹のヤマメがその悲しみを払拭してくれたのです。そのヤマメは釣れれば自己記録更新サイズの大ヤマメでした。結局切られてしまったのですが、まるでソウギョが掛かった時のようにすっかり他の事を忘れての攻防でした。釣れなかったのはざんねんですが、この釣りを終えた後の爽快感は、以前何の不自由もなく釣っていた頃の、釣りを終えた時にいつも感じていた感覚そのもの。僕の心が彼から少しだけ離れられた証です。その後僕の事を心配してきてくれた当会会員の小次郎さん、そしてその後あった駒彫り師でやはり当会会員のヘラおじさんとお話して完全復帰を確信しました。とても清々しい気持ちです。その後夕方のひと時も竿を出したのですが、とても気持ちの良い釣りをすることが出来ました。これも、何となくではありますが細山さんが大会を楽しむために仕組んだ出来事のようにも感じられました。
 そして先週、大会の舞台になる犀川に行って川を見て来ました。しかし小さなニジマスが4匹釣れただけだったので何の知見も得られないまま帰宅しました。
 今回は大会に向けて最後のテスト釣行です。犀川ではありませんが、昔から大物が多い川で、偶然にも先にも出てきたヘラおじさんが所属する駒の会の展示会が催されるので行く予定でいました。これなら朝夕のひと時はテストできると思って行って参りました。朝一から大物に恵まれ、60cmオーバーのニジマスを筆頭に40㎝台がほとんどでしたが40匹くらい釣ることが出来ました。久し振りの大釣りです。沢山の知見を得られ、色々な記憶が蘇って来ました。
 二年半のブランクはそう簡単には埋まりません。大会で勝てるなどとは微塵にも考えていません。でも、これが細山さんの意なのです。人と勝負する気はまったくありません。でも大物がいるという川で、たとえ釣れなくても期待に胸を膨らませながら竿を振るのもまた良し。そんな感じで参加して来ようと思っています。
 今回は会員のコバちゃんがお付き合いしてくれます。ありがたいことです。とりあえず出来る限りのことをして楽しんで来ようと思っています。

自民党と希望の党・・・どちらを押したらいいのか?

2017年10月03日 20時43分56秒 | 社会
 森友、加計学園問題を丁寧に説明すると言っていたのに、丁寧な説明どころか何もせず、国会が開かれるとなったら有無を言わさず解散。
 集団的自衛権も、安倍首相は「丁寧に説明する努力をすることで必ず理解をいただけるものと思う」と言っていたのに、未だされていない。
 特定秘密保護法についても「今後とも国民の懸念を払拭すべく丁寧に説明していきたい」と言っていたのにまだ・・・。
 そして2017/07/01の「こんな人たち発言」
 ・・・国民をバカするにもいい加減にしろ!
 今後も声に耳を貸さない姿勢は変わるとは思えない。というより、これで過半数を取ったら信任されたと勘違いしてもっと加速すると思う。

 一方希望の党はまだ何も言わないので良く判りませんが、小池さんの発言から平和憲法を軽視したり、戦争法と言われる安保法制に賛成したりととんでもないことを言っています。

どちらにしてもろくな党じゃないです。しかし普通の人はこのどちらかで考えるでしょう。
ではどちらに投票したらいいのか?
それは希望の党でしょ。小池さんは地盤がしっかりしていないので今後何か問題があった場合、後で倒す事はそれほど難しくありません。しかし自民党が過半数を取ったら安倍さんは間違いなく勘違いを起こして、国民が嫌がることをがんがんやって、『あとで丁寧に説明します』で決定しちゃいます。しかも長年やっているので地盤がしっかりしていますから何があってからでは倒すのが大変です。ですから、ここは政策が気に入らなくても、党首が気に入らなくても、党員が気に入らなくても、・・・それでも希望の党に投票して安倍さんを失脚させておく方が今後の日本のためだと思います。

 ところで・・・もっとまともな政党はないのか!