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七光り内閣

2008-09-25 13:33:24 | Weblog
 麻生内閣の陣容が発表された。

 その発表の仕方が「麻生流」などとマスコミで話題になっているが、重要な政府関係の記者会見が広告代理店・電通の演出によってなされていることぐらいギョーカイ人間であれば知っているはず。それを今朝の新聞やテレビは揃って電通のメディア戦略に易々とのせられている。

 マスコミ関係者で「永田町」を知っている人間であれば、今回の内閣のメンツを見て、先ずは「なんだこれ、世襲議員のオンパレードじゃないか」と思うはず。

 数えてみれば、18人中12人までもが親や祖父を議員に持つ。北朝鮮が世襲国家などと嘲笑している場合ではない。日本政府の閣僚が「親や祖父の七光り」に頼っているのだから国の舵取りがうまくいくはずがない。また、閣僚の“身体検査”もきちんと行なわれていないからスキャンダルがマスコミを賑わすのは時間の問題だ。

 案の定、組閣から24時間も経たぬ内に、河村建夫官房長官が代表を務める「自民党山口県第3選挙区支部」が平成14年から16年にかけて、談合摘発企業など7社から4百余万円の寄付を受けていたことが判明した。

 このようなスキャンダルが明らかにされる度に支持率が下がるだろうから麻生氏は各マスコミの内閣支持率世論調査の結果が6割を超えていれば、年内解散に踏み切るのではないか。

 だが、マスコミ関係者の目はごまかせても選挙民をこれ以上騙し続けることはできないだろう。次の総選挙では、余程の事がない限り、自民党は民主党に敗北し、政権を譲ることになる事はまず間違いない。