都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

岡崎市内の旧花街3

2021-04-21 | 愛知県  
岡崎市内の旧花街
所在地:愛知県岡崎市板屋町93?
構造・階数:木・2F
Photo 1994.9.9

 全く同じ建物が残っていないので正確な場所はわからない。ただ、2棟のうち奥の方の建物は外装を変えて存続しているのかもしれない。  手掛かりは画面右端の消火栓の標識。町内の数ヶ所、旧東海道沿いの南北方向の道の交差点近くに消火栓があるが、この場所以外は様子が異なる。

 現在の様子は以下のリンクからGoogle Street Viewで。奥の建物は、軒先の電灯や玄関の唐破風、タイル張りの腰壁は残っていないが、他の部分は似通っている。色褪せた消火栓看板の位置もほぼ同じ。手前側の料理屋、花福は残念ながら完全に消失。

Google Street View
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#失われた建物 愛知県  #街並み 愛知県  #遊興施設  #旧東海道  タグ一覧
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岡崎市内の旧花街2

2021-04-18 | 愛知県  
岡崎市内の旧花街
所在地:愛知県岡崎市板屋町166
構造・階数:木・2F
Photo 1994.9.9

 ここも旧東海道(松葉通り)の南裏側。
 この建物を見た瞬間、これは街道筋の普通の建物とは明らかに違うぞと感じた。軒先に電灯がいくつも付いているなんて、普通の家ではまずない。角地の建物はこの時点では料理屋(たぶん料亭)だったが、この外観はやはり旧遊廓だからこそのものだろう。

 現在は2棟ともない模様。ただ、Google Street Viewで確認したところ、角地の大型建物は、改築されて様子がかなり変わったものの躯体としては残っているかもしれない。奥行きや屋根の傾斜などは同じだが、1階の庇と張り出しなどを取り払って、左右の幅も詰めて、窓位置も外壁も変えた形になっている。

 ちなみに、後方のホテルは名を変え、外装も変わっているが、現存している。電柱広告がある山田旅館(ビジネス)も現存。現状のストリートビューは下記。

 地元の方は昔のことはあまり語りたくないのかもしれない。私のように面白がって撮影する人はどちらかというと迷惑だったのだろう。だからこの手の建物は人知れず無くなっていく。

Google Street View
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岡崎市内の旧花街1

2021-04-15 | 愛知県  
岡崎市内の旧花街
所在地:愛知県岡崎市板屋町161
構造・階数:木・2F
Photo 1994.9.9

 旧東海道は岡崎城下で何度も曲がっていて、二十七曲りとよばれていたそうだ。市内の東海道筋は戦災で焼失してしまったが、城の西側、板屋町、八帖町界隈は焼失を免れ、古い街並みが残っていた。板屋町は江戸期から茶屋が多く、繁盛していた場所だという。

 写真は旧東海道(このあたりでは南北に通っている)から東へそれた場所。26年前のことなので、詳細な場所が分からなくなっていたのだが、元の写真を拡大してよく見たら奥の方に橋の欄干が写っており、それと右側奥の洋風アパートから場所が判明した。橋の先は岡崎城のある岡崎公園。
 Google Street Viewで確認したところ、古い建物は、一番奥の角地のものだけは改修されながらも現存している。他は全て残っておらず、建て替えられたり空地になっている。この道の最も古いStreet View画像は2013年だが、その時点で既に全てが消失しているので、1990〜2010年頃の約20年間に次々に建て替えられたことになる。

 この板屋町、大正時代までは遊廓だったというが、1923(大正12)年に遊廓は市内に移転して、その後は花街になっていたという。四半世紀前は、それらしい雰囲気がかなりあったが、今、ストリートビューで見てもそれらしい感じはほとんどない。普通の住宅街なのにホテルやスナックがあるという、ちょっとした違和感はあるけれど。

Google Street View
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