一枚と一言

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在来種・マルハナバチ

2006年07月03日 | トマト日記

トマトの受粉のお手伝いをしてくれるマルハナバチです。A_014 A_015

昨年までは外国の品種のマルハナバチを使用していました。

ネットから逃げ出したりすることもあり、生態系に影響が出ることがわかってきて、

禁止になりました。

今年からは日本にいる種類のマルハナバチを利用することになりました。

蜂の働き具合が心配されていましたが、日本の種類の蜂もよく仕事をしてくれます。

働き蜂という言葉があるくらいですから・・・次々トマトの花に止まって花粉を集めていきます。羽の下に団子のようにして抱えているのは花粉です。

よく見るとまるまるしてかわいいですね~~^


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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
花粉団子をしっかりと付けていますね。これで美味... (kazuyoo60)
2006-07-03 14:58:17
花粉団子をしっかりと付けていますね。これで美味しいトマトがちゃんと実ります。頑張って働いて頂戴ね。
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蜂がおしべを噛んだ跡をバイトマークというのです... (miyoko)
2006-07-03 21:33:27
蜂がおしべを噛んだ跡をバイトマークというのですが、ほとんどの花についていますよ。
ほんとによく働くのでありがたいです。
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初めまして、私は板橋区ホタル飼育施設の阿部と申... (阿部宣男)
2006-07-20 22:42:37
初めまして、私は板橋区ホタル飼育施設の阿部と申します。当施設ではホタルの飼育研究を18年以上しております。また、在来種の動植物保護も同時にしており、特に在来種クロマルハナバチ、コマルハナバチ、オオマルハナバチ、エゾオオマルハナバチ、トラマルハナバチ、ミヤママルハナバチの通年安定供給技術を持っています。以下の文章は当施設の役割を書き込んだものです。

在来種クロマルハナバチの生き方

板橋区ホタル飼育施設
博士(理学)阿部宣男

 今から3年程前の春一番が吹き荒れる3月下旬に衝撃が走った。それは生物関係の雑誌での記事であった。
日本のトマト農業は7割がハウス栽培であり、受粉の殆どがセイヨウオオマルハナバチ(以下セイヨウ)が担っている。受粉後は直ちにハチを毒殺・熱殺・焼殺をしなければならない。理由は至って簡単で野外に逃げたら生態系を乱すとの事であった。年間約15万コロニー以上が使われ輸入若しくは国内繁殖し販売している。(1コロニーに約50匹程度の働き蜂)

板橋区ホタル飼育施設では5年ほど前から在来種クロマルハナバチ等(以下在来種クロマル等)とホタルの関係を研究の一つのテーマとしている。ゲンジボタルが生息している箇所に必ずと言って良いほど巣を斜面の穴の中に作り活動時期もゲンジボタルと一致しているのである。ホタルの温熱環境及び磁場の環境も一致しているのも大変面白い事である(詳しい事は論文発表)。

 トマトハウス栽培の最盛期は10月から翌年3月頃までで、受粉に必要なセイヨウもこの時期に集中する。1コロニーで約300坪のハウスをカバーできる優れものであるが、名前が「生物農薬」と称しているのは頂けない。逃げたら殺すとは今の時代に相応しいだろうか。疑問であった。特定外来生物法にも当然名が入っている。板橋区ホタル飼育施設では在来種クロマルのオスバチが発する「レモンバーム」に着目した。自然界では女王が冬眠から目覚め受粉する頃にゲンジボタルが上陸する。ゲンジボタルが羽化する時期に在来種クロマルのオスが出現する。

 在来種の大量繁殖が不可能とされていた。オランダ及びベルギーの会社が日本から在来種クロマルを持ち出しオランダなどで増繁殖させ、日本に逆輸入している在来種クロマルもある。しかし、これらは日本在来種であり、オランダやベルギーで逃亡したら日本と同じように殺すだろうか?。環境問題に厳しいヨーロッパはこれを許すことが出来るかが疑問であった。

 板橋区ホタル飼育施設で新たなる発見発明した。セイヨウは簡単に休眠処理を人工的に行うことが出来、且つ、容易に固体数も増やすことが可能である。しかし、在来種クロマルはセイヨウのようにはいかない。在来種クロマル等は自然界では10月から翌年3・4月まで冬眠する。人工的に温度を下げて低温休眠処理、例えば冷蔵庫等で冬眠させても日数はやはり最低4ヶ月は必要である。また、冬眠から起こす際のタイミングや温度湿度管理は大変難しく生存率は至って低い。当施設では在来種クロマルの休眠処理を短期間で終え、直ぐにコロニー作りを始める方法を発見発明した。平成17年4月7日に「在来種クロマルハナバチ等の休眠処理及び安定供給飼育法」と称して特許庁に出願し受理された。この方法を使えば在来種クロマル等の個体群がハウス栽培に活用でき、仮に逃亡しても殺す事は無くなる。

 在来種クロマル等の生態は非常に温和であり、滅多に刺すことは無い。セイヨウは性質上危険であるが、在来種クロマル等は大和撫子の温和な性質で刺すより逃げるのである。特にスズメバチ等は全く逆の性質であるのが在来種クロマルである。

 板橋区ホタル飼育施設は日本の農業にも貢献するのも義務だと思っている。今現在当施設では在来種クロマルハナバチ、コマルハナバチ、エゾオオマルハナバチ、エゾコマルハナバチ等々の固体群を多数所有している。理由は地域差を考えてである。例えばコマルハナバチは北海道・南西諸島を除く本州・四国・九州に生息し、クロマルハナバチは主に北海道を除く日本海側に生息している。北海道は当然ながらエゾオオマルハナバチ及びエゾコマルハナバチが占めている。残念ながらハウスから逃げたセイヨウに占領されつつある。例えば恵庭市では9割がセイヨウに変わったとの報告もある。大雪山にも大きなセイヨウのコロニーが発見され、東大の鷲谷教授先生が声を大にして警告を発しているにも耳を傾けないのが現状である。
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私たちには、専門家のように広い視野での知識がな... (miyoko)
2006-07-21 07:57:38
私たちには、専門家のように広い視野での知識がないので、より便利で効率の良いものという狭い視野でしか見ていません。とても勉強になりました。
うちの在来種のハチも日本の会社が海外に委託して増殖したものらしいです。
日本にもその技術があるのなら日本で増殖でしたものがいいですね。・・
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何時でもご連絡下さい。常に在来種のクロマルが数... (阿部宣男)
2006-10-06 19:28:07
何時でもご連絡下さい。常に在来種のクロマルが数千頭飼育しています。農家様には喜んで貸し致します。何なりとお申し付け下さい。

千葉のトマト農家様である若梅様にもお貸ししています。

板橋区ホタル飼育施設
03-5998-2434
阿部宣男まで
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この分野に大変興味を持っているオウズと申します。 (オウズ 千万樹)
2007-02-13 17:09:25
この分野に大変興味を持っているオウズと申します。

マルハナバチとともにダニや寄生虫やウイルス等の国内持込による被害も問題ですので、生物環境的に安部博士のおっしゃると通り、国内で繁殖した在来種の力で受粉してもらいたいですね。


オウズ
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失敗してはよりよい方法を見つけて、農業もどんど... (miyoko)
2007-02-14 10:38:54
失敗してはよりよい方法を見つけて、農業もどんどん進化していけたらいいなと思います。人間が生きてゆくための食糧を生産するのには自然との共存は一番大切なことだと思います。
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