3日目は、私が北京で一番来て見たいと思っていた、紫禁城 別名 故宮博物院に行く。あちこち修復中で、足場が組んである。
映画ラストエンペラーで見たあの紫禁城にいるということにとても感激した。紫禁城というのは一般のものを禁ずるという意味で皇帝だけの城。世界一広い宮殿なのだそうだ。とにかく広くて大きな建物がいくつもある。広すぎて全部を写すことができない。
最初に午門を通る。3箇所に入り口があって、真ん中は皇帝専用だったのだそうだ。
門をくぐってしばらく行くと人工的な川があり(風水的に家の前に水と裏側に山があるといいのだそうだ)そこには5つの橋がかけられ、真ん中が皇帝だけが渡る橋だったのだそうだ。もちろん私たちも真ん中の橋を渡った。
その広場は、2mもの深さでレンガが敷き詰めてあるのだそうだ。そのわけは地下から敵が侵入するのを恐れたためなのだそうだ。なんという念の入れよう?
そして門をくぐると大きな建物がある。そこには皇帝が座るいすが一個置いてあるだけ。
映画のラストエンペラーで、小さな子供の皇帝が大きないすに座るが無邪気に走り出してゆくシーンが重なる。大勢の宦官や役人たちがこの広場にひれ伏している場面。歴史の舞台となった場所、紫禁城に自分がいるなんて映画を見たときは思いもしないことだった。自分がここに立っていることがすごいと思った。
故宮の中に、紫禁城を修復するための資金を集めるために寄付されたものを売っている場所がある。そこのものは保障されたものばかりで、間違いのないものなのだからこの機会に買い求めてはどうかという事で、立ち寄る。とても高価で手の出ない美術品ばかり。私たちはNHKにも出演したことがあるという有名な書道家に、色紙に一字だけ書いてもらった。少しは、紫禁城修復の足しになるかな?
お昼は、宮廷料理。部屋は皇帝だけの色といわれる黄色ばかりだったけれど、料理は??特別おいしいとは感じなかったなあ・・
その後、天安門広場に行く。観光客が多くて、あの悲惨な事件があったことはもう想像もつかない。けれど、警察が鋭い目を光らせていて、日本の観光地とはやっぱり違うなあと思った。
その後、皇帝が五穀豊穣を祈願して建設したといわれる天壇に行く。ここも世界遺産
最後の夕食は しゃぶしゃぶ。 ツアーのメンバーの中に誕生日の方が見えて、ガイドさんから大きなケーキが振舞われました。甘くておいしかったです。
ホテルに帰ってから、話の種にと予約していた中国マッサージを受けてみました。日本のとはやり方が少し違いました。ことばが通じないのですが、顔を見ればわかるのか痛い?と聞いて強さを加減してくれます。足のマッサージのときは、薬草の入ったお湯に足をつけて暖めてからします。ちょっとした体験でした。
おかげさまで疲れも取れて明日は帰るだけ。あっという間の3日間でした。