有田芳生の『酔醒漫録』

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『新編 濱口國雄詩集』を読む

2010-04-13 10:44:08 | 読書

 4月12日(月)暑くなったり寒くなったり。冷たい雨の降る一日。大山の事務所でスタッフと打ち合わせ。定年退職した小幡利夫さんと「あおい珈琲店」で雑談。金沢のAさんが送ってくれた『新編 濱口國雄詩集』(土曜美術社出版販売)を持ってジムへ。濱口の詩は「便所掃除」がよく知られている。

 朝風が壺から顔をなぜ上げます 
 心も糞になれて来ます
 水を流します
 心に しみた臭みを流すほど 流します
 雑巾でふきます
 キンカクシのうらまで丁寧にふきます
 社会悪をふきとる思いで力いっぱいふきます
         (中略)
 便所を美しくする娘は 
 美しい子供をうむ といった母を思い出します
 僕は男です 
 美しい妻に会えるかも知れません

 電車のなかで読んでいて「闘争」と題した詩が気に入った。その一節。

 君らよ
 ゆがんだ顔で  この言葉を  なんと分析したか
 俺らは  君らの冷笑に  固い  俺の決意をなげつける

 久々に泳ぐ。体重は少し増えたが、昨年末に比べて4キロ以上減量確保を確認。落合で降りて今月末で閉店する「多幸兵衞」。明石焼におでんで「明石鯛」を飲む。


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