有田芳生の『酔醒漫録』

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新・路上の光景(9)

2009-01-14 06:02:01 | 東京・板橋

 1月13日(火)090113_12390001 ポケットに一冊の文庫本を入れて街頭へ。ドライバーのIさん、次女とともに第二の重点地区へ。「うん、やはりな」とある不動産屋さんで実感。ポスターを貼ってくださいますかとお願いしたところ、社長は迷った末に「いいですよ」。ところが専務は保守系議員からの仕事がなくなるかもと困惑。「陰ながら応援さえてはいただきますが」とのことで、結局はダメ。世間は「しがらみ」で縛られている。ある豪邸。足元に柿の実が落ちているので見上げれば鳥たちがついばんでいた。季節はこうして移ろいゆく。眠気がさすほどに歩き、大山の事務所。整形外科に行けば、抜糸はまだ。背中の傷がいささか身に染みる。「あおい珈琲店」で疲れを癒す。小さな不安が出てきたときの安定剤はマックス・ヴェーバーの『職業としての政治』(岩波文庫)。「政治とは、情熱と判断力の二つを駆使しながら、堅い板を力をこめてじわっじわっと穴をくり貫いていく作業である」とある。この「駆使しながら」という部分をこれまでは読み過ごしていた。新たな発見だ。


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