有田芳生の『酔醒漫録』

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「ナルシズムからの脱却」

2010-02-09 10:09:07 | 読書

 2月8日(月)現代が「大衆的規模における自我の時代」と藤田省三さんが書いたのは、1983年(「ナルシズムからの脱却」、『全体主義の時代精神』収録)。そこでいう「自我」とは疑いの対象ではなく、あるがままの自分を肯定するものである。この論文が書かれてから四半世紀が過ぎた。いまなお「虚偽を含んだ自我を否定していく自我」はあるのか。対話的自我でもある。相模大野で雑用を終えて、新宿。階段を上がっていたら、男性から声をかけられた。30代にフリーランスになったとき面識を得たIさんだった。20年以上隔てた偶然の遭遇。代々木「馬鹿牛」のカウンターで「虚偽を含んだ自我」を否定していく試み。3月19日は足利市で集会、28日には金沢でミニ集会に参加することが新たに決まった。


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