有田芳生の『酔醒漫録』

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「私はこうして貧しさを乗り切った」

2009-05-17 10:34:38 | 東京・板橋

 5月16日(土)「FLASH」の取材を2人の記者から受ける。「あおい珈琲店」で語ったあと、事務所とハッピーロードの雑踏でカメラマンの撮影。テーマは「私はこうして貧しさを乗り切った」というもの。「元気がない、希望を見出せない若者たちへのエール」が企画意図だという。池袋の職安に1年に2度通ったころと、「朝日ジャーナル」で仕事をするようになったときのことを中心にした。掲載は5月26日発売号の予定。Iさんの運転で志村周辺を走る。ある場所でポスターを貼っていると、すぐ近くで子供2人が遊んでいたのでしばらく会話。5歳の男の子はナイジェリア人。もうひとりは3歳と言いながら左手の指で示した。5歳の方が「おじさんは何歳?」と聞くので「いくつに見える」と聞いた。黒い顔に真っ白い歯を見せて彼はこう口にした。「12歳!」。えーっ、違うよ、もっと上だよと言えば「じゃー、15歳」。5歳の子供には大人の年齢を判断するのは難しいのだろう。無邪気なこの子供たちが笑顔で育っていく日本をと思うばかりだ。商店街で多くの方々と短い会話。大山に戻り支援者のご自宅へ。


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1 コメント

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 鳩山さんが今回の就任演説の中で強調した、“政治... (五十嵐茂)
2009-05-17 10:54:56
 鳩山さんが今回の就任演説の中で強調した、“政治理念としての友愛”がどう展開していくのか、興味深い。
 自民党4代内閣の政策は、新自由主義に沿って行われた。新自由“主義”と言うが、これには政治理念などというものはない。社会と国民の行方は、ただ資本の運動に任せよ、強欲金融資本のやりたい放題にさせよ、ということがポリシーと言えばポリシーだった。その結果が世界を巻き込む大不況である。新自由主義という政策は余りにも早くその結論を出してしまった。
 『金持ち父さん・貧乏父さん』などという嫌な書名の本がベストセラーになり、力なき者・弱者は『下流社会』を形成するのは当然と言わんばかりの論調が世間で大手を振っていたのは、つい昨日のことだ。
 友愛という政治理念が浮かび上がってくる時代的状況は確かにある。政治家が友愛を語るなどという光景を新自由主義跳梁の時期に誰が想像しただろうか。
 それを裏付ける政策はまだこれからの感がするが、その理念が、下からのまなざし、自分と異なった者との共生の視線を持っているなら、それが実りあるものになることをまずは期待したい。すくなくとも漫画太郎さんよりはよっぽどいい。
 現在の状況は、真っ向唐竹割りのような戦法や猪突猛進の力だけではとうてい立ち向かえないだろう。くねくねした道を辿りながら光ある出口を進むには、苦労人の宰相こそ実力を発揮できるだろう。マスコミもそろそろ、バカの一つ覚えのような、説明責任なんたら、親小沢なんたらという不毛な問いかけはやめにしたらどうだろう。
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