有田芳生の『酔醒漫録』

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文鮮明遭難「状況報告書」

2008-07-24 10:14:24 | 統一教会

文鮮明教祖の乗ったヘリが不時着、爆発した事故について京畿地方警察庁は、次のような報告書を作成している。ただし教祖などの容体については病院側の説明を記したもの。その後の状況については依然として明らかにされていない。なお本日発売の「週刊文春」に記事が掲載されている。

■状況報告書 京畿地方警察庁 広報室  2008.7.19.20.03

●題目 ヘリ機墜落事故発生報告
1.発生日時及び場所
  2008年7月19日17時10分頃
  京畿加平郡雪岳面(カピョングンソランミョン)ソンサンリ所在 
  清心病院博物館右側300㍍の野山

2.概要
  統一教清心病院財団民間ヘリ機(SR 92WHD)で、同ヘリ機は、ソウル蚕室(チャムシル)から16名が搭乗(操縦士など3名、他一般人13名)して出発し、雪岳面所在の清心病院に移動し、博物館のヘリ離着陸場に移動中、気候条件の悪化で墜落。
3.原因
  捜査中
4.被害程度
  人的被害 別添名簿参照 
  物的被害 ヘリ機全焼
5.処置
  17時10分 112申告受付(119消防署から通報)
    17時11分 巡察車17号、112打撃隊、刑事機動大車両、科学捜査班出動
    17時13分 京畿道地方警察庁現場出動
    17時20分  状況室長現場出動
    17時30分 署長現場出動
    18時30分 京畿2庁科学捜査班出動要請
  *加平警察署長、状況室長(生安課長)112打撃隊、科学捜査班、刑事当直、雪岳派出所など16名
  *119救急隊 総24名(含む後続出動人員)

●別添
  負傷者名簿
  男性 10名
  文鮮明(88)、文ミョンナム(97)、文シンジュン(4)、朴キュドン(57)、金ブテ(51)、朴ジョンホン(51)、李サンスク(51)、金ギュファン(38)、李ソンポム(36)、金ヒョユン(61)
 ●女性6名
  イム・ジソン(38)、ハン・ウオク(65)、文シングン(7)、文シンウォン(4)、チョン・ウォンジュ(51)、韓鶴子(65)
 *イム・ジソン(38)は重傷で、以外は、全員軽傷、現在付近の清心病院で治療中  


『人生、成り行きー談志一代記』のススメ

2008-07-24 09:00:06 | 読書

 7月23日(水)228 単行本『X』の主人公は木村久夫さん。関連の取材を終えて難波「グーテ」でチーズパンなどを買って新大阪。東京への新幹線で吉川潮さんが聞き手の『人生、成り行きー談志一代記』(新潮社)を読了。これほど印象に残る本は久しぶりのこと。立川談志さんは72歳になったいまは調子がよくないようだが、「六十代は心身ともに充実して」いたという。談志さんは1969年の衆議院選挙で落選し、71年の参議院選挙で最下位当選していたことを知る。衆議院の選挙区は東京8区。当時は銀座などがこの選挙区だった。反応がよく当選すると思ったものの組織の強い自民党と公明党が当選。佐藤栄作元首相との関係、夫人が現金を持参したことなど、政治の内幕としても面白いが、何よりも落語協会や落語家の素顔などが、まさに興味津々のオーラルヒストリーなのだ。何よりも「そうだ」と納得したのはこんな指摘だ。

 
〈芸〉はうまい/まずい、面白い/面白くない、などではなく、その演者の人間性、パーソナリティ、存在をいかに出すかなんだと気がついた。

 街頭演説は「大平さん(有田注、大平正芳元首相)はわかりやすかった。買い物客相手ですから、わかりやすく喋らないといけない。角さん(注、田中角栄元首相)はわかりやすい。福田さん(注、福田赳夫元首相)はレベルを下げて始めるが、ふと上ってしまう。『本物の福田ですよ』なんて言いながら、細かい数字がどんどん出てきたりする」。こういう評価が何人も続く。談志さんによれば「パーソナリティに作品は負けるんです」という。これは「辻説法」にも当てはまることだろう。技法ではなく「人間性」「存在」そのもの。東京駅に着いて銀座「山野楽器」で立川談志さんの落語CD「ひとり会」の「へっつい幽霊」「鉄拐」を入手。昨夜から強い胸焼けが続いている。溶けるような暑さのせいか。