有田芳生の『酔醒漫録』

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「ライオンのように」

2008-07-15 08:01:23 | 随感

 7月14日(月)上石神井駅前で早朝の訴え2時間20分。朝の通勤時に手にしている新聞は、どこでも日本経済新聞がいちばん多い。とくに女性の比率が高いようだ。統一教会問題の同志ー山口広弁護士と遭遇。その後も練馬各地で訴え。練馬駅前では「障害者福祉のこともお願いします」との意見に、その問題も加えて話をする。中村橋駅前では7,8人の女性から求められて、それぞれの方々とケータイで記念撮影。ともかく暑い。日焼け止めを塗っていてもジリジリと感じる。久々の映画は「落語娘」。ミムラの好演。津川雅彦さんは本物の落語家のよう。手帳のメモを見れば6月にはたった1本しか見ていない。テーマとは関係ないが、落語=話芸とは、現実を言葉に乗せて観客に届けること。ならば街頭「辻説法」もまた同じ。現実をいかにリアルな言葉に変換して伝えることができるのか。奇麗事の表現ではなく実感する身体こそ本質なのだろう。ふとそう思った。ジムのプール。水が心地よい。神保町「家康」は3か月半ぶり。リーフレットを置いてきた。流れで「北京亭」。店を出るとき、テーブル席の男性2人に声をかけられた。「光が丘でリーフレットを受け取った」という。しばし雑談。地下鉄のなかでリハビリに励むオシムがよく口にしている「ライオンのように」という言葉を思い出した。通訳の千田善さんによれば「不屈にたたかう」という意味だという(「みすず」7月号)。リハビリに取り組んでもどこまで回復するかはわからない。それでも挫けることなく進んでいく。現実は予測や願望の世界ではない。「ライオンのように」、ただ「ライオンのように」。