日々の泡

こころに浮かんでは消え、消えては浮かぶ
日常のありふれた風景をスケッチ

先週末は

2015-01-26 11:52:40 | 映画・音楽
土曜、日曜ともに映画鑑賞(どちらも監督挨拶あり!)
まずは、土曜日仙台にて。「水の声を聞く」
ワタシ、去年12月27日のブログで、この作品のことにちょっと触れてますね~

この作品に興味を持ったのは、昨年強行スケジュールで行った、「上野毛映画祭(バンドワゴン)」を観に行った時に手にしたフライヤーがきっかけ。「この美しい女優さんは誰なのかしら?」って。あと、「タイトルが好き!(笑)」観る事ができるとは思っていませんでしたが。。。

内容は、、、、宗教の話ではありませんよ(笑)。時代の空気を切り取って、すごくよくできた作品なんです。台本があったわけではなく、出演者の顔ぶれをみて作った脚本、なんて驚きです。(このあたり、興味がある方は、HPなどで読んでみてください。)「うさんくさいものから現代を描いてみたかった。」という山本政志監督素敵すぎです☆
当然いろいろな見方ができるわけですが、ワタシはなんか・・・最近よく思うんですけど(そして最近出会った言葉)「そもそも、わたしたちが宗教と呼んでいたものとは、まさに自然そのもの、のことなのではないか。」が、またまた浮かんだような気がしました。他にもいっぱいのこと。
出演者全員いきいきしていて、ほんとうに、素晴らしいです。ベルリン映画祭フォーラム部門の正式出品作です。仙台、桜井薬局セントラルにて上映中!!(監督、ありがとごんした

で、日曜日、前売り券を購入して楽しみにしていた「滝を見にいく」
こちらも・・・「水の音・・」とは全く違うのに、やはり素晴らしいんだな~
日本映画って、もしかして凄いのかも!
2作品に面白い共通点があります。・・・というか、沖田監督の話を聞いていてわかったのですが、そもそもこの(滝を見に行くを作ったきっかけ)企画というのは、「山本監督がプロデュースしているシネマ・インパクトが面白いから、沖田監督もそういったやり方で作ってみませんか?」ということなのではないか??(俳優志望の人が集まってWSから作った作品が面白いから、沖田監督もそういう作品を作ってみませんか?みたいな話がきたらしい)で、沖田監督の返事が「おばさんが、滝を見に行って山で迷う、っていうのはどうですか?」と答えたら「あ、それ面白そうですね。」だって!!(いいですね~素晴らしい)
沖田監督の方は、出演者を決めるオーディションの条件は唯一、「40歳以上の女性であること」(!!笑)一番オーディションに参加しそうにない層だからだって。

もうひとつは、2つとも水、がでてくる。滝のシーンが奇しくも、どちらの作品にも美しく存在する。自然も美しい。クライマックスシーンの大切な要素だ。

人間が、自然を背景とした時、自然があたりまえに美しく感じられて、人間のなにげない日常が愛おしいものに見えれば、まあ、オッケー
逆に、自然の美しさだけが際立って、人は一体なにをしてるんですか・・・そんな思いが生まれたら、未来のことをもう少し考えなければいけないのでは、と。そんな風にシンプルに考えて生きるのも悪い事ではないような気がしてしまいます。

「滝を見にいく」は、山形フォーラムにて上映中。充実した週末でした♫


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