日々の泡

こころに浮かんでは消え、消えては浮かぶ
日常のありふれた風景をスケッチ

偶然?!

2013-05-02 18:43:22 | 自然
今年は、松尾芭蕉の「閑かさや、岩にしみいる蝉の声」で有名な山寺の、立石寺で50年に一度の開帳ということで、ゴールデンウィークと重なって、結構なにぎわいをみせているようで、喜ばしい。もちろん、山寺大好きなワタシも、是非ひとめ見たいと思っている。
そんなワタシも、歴史的な背景とかの知識は、恥ずかしいくらいなく。。。山寺を開山したのが、円仁さん。。。
で、ちょっと驚いた。円仁さん、が一般の人の日常に登場することなど、ほとんどない、と思うのだけれど。
4月の雪の降った週末、20日、ワタシは所沢のマーキュリーホールというところにいた。今年はじめに亡くなった演出家である友人(っていうには、人生の先輩だから本当は失礼なんだけど親愛の気持ちをこめて呼ばせて)を追悼するコンサート出席のため。
友人は、20年近く、公募した市民100人くらいを束ねてミュージカルを作り続けていた。会場には、今までにミュージカルに参加した人たちが全国各地から駆けつけていて、800人キャパくらいのホールがぎっしりで、まるで同窓会のような感じだった。ワタシは、もっぱらプライベートなお付き合いだったので、その輪に加われないのは、ちょっと寂しかったけど(?)
仕事のつながりで、山田洋次監督の映像メッセージがあったり、上條恒彦さんがゲストで出演してくださったり。。。ワタシの知る演出家の彼は、いつも冗談なのか本気なのかわからないことを言い、、、正直、こんなに凄い人だったのか!とびっくりしちゃったよ(へへ。でも、夢に出て来る時は、いつも同じイメージのままだ。)
・・で、上條さんが生で歌ってくださったのが、ミュージカルで主演を務めた「円仁さん」の中の歌。本当に感動する素晴らしい声で、いったいどんなストーリーなんだ「円仁さん!」って思ってたから!!ミュージカル円仁
これって、偶然?面白い偶然だ。
しか~し、100人くらいの素人の市民をまとめあげて、あんなステージを作っていたのか、と思ったら、そのエネルギーに、もの凄い尊敬の気持ちが湧いて来た。そして続けることの大切さ。大事な宝ものを、空のうえから、また教えてもらっちゃった、ね。なつかし再会もうれしかったのだ。