宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

歴史認識

2006-08-20 12:53:17 | 政治
歴史認識をしっかりとしないで、勝手にそれぞれの歴史上の人物の思惑行動を推論してしまっては申し訳ない。
一つ理解したことは、ソ連が勝手に「日ソ不可侵条約」を破棄して侵攻してきた。裏切りだ!と言う認識の人が国会議員さんにもいるようで、右傾の方々に多いが、実際は確か2月のヤルタ協定で、ドイツの降伏後、2乃至3ヶ月以内にソ連の参戦を願う決定をしていたそうである。知らぬは日本ばかりなりなのか?それとも分かっていてもマサカ!という気持ちが強かったのか?それとも神にも祈る気持ちだったのか?当時の日本の「朕」と言う神様では解決できなかったことらしい?
そもそも、この「日ソ不可侵条約」なるものは、お互いの事情利害が一致して、取り敢えず結んだようなものであった。それを鬼の首でも取ったように指摘するのは、「敗軍の将うんたらかんたら~」で日本男子らしくない!
これと同じようなことは、日本の歴史に数えたらきりがないほどある。
分かりやすいのは、本能寺の変を知って、毛利軍と戦っていた秀吉が取り敢えず手を結び、京に戻り光秀を滅ぼし、その足でまた毛利軍を責め滅ぼした、と言ういきさつがあった。日本ではそんなことは当たり前に行われていたし、真珠湾の時間差にしろ、満州事変の爆破にしろ、盧溝橋の言いがかりにしろ、みんな責め滅ぼしたい謀略の数々ではないか!
日本のそんな性質を隠して、相手だけを糾弾するのは適切ではない。
それを「自虐」として考えるのなら、それは真っ当な考えではない、当然に相手国と揉める一因になるであろう。
天皇の戦争不拡大方針を無視して、関東軍の勇み足に関係したのが、参謀であった東条英機さんであったということをみなさんは知っているであろうか?
こう言う場面で東条英機さんは活躍していたらしいのだ?
誰しも自分が可愛い、自国の先祖を良く思いたいのは分かるが、それはそれ、これはこれ、であって、歪みが生じるようであれば、是正もしなければならぬものであろう。
めくらばんを押すことは、賢明なる日本人になったのであるならば、厳に慎まなければならないのではないか!
戦争になれば、いつもは真面目な日本人であろうとも、真面目に勝つための情無用の戦略を考えるものなのだ、ということを、賢民ならば肝に銘じていた方が良いと思われる、がどうだろうか?
その辺まで考えることができさえすれば、戦争への「道しるべ」がどれに当たるか
は、自ずからわかるのではないだろうか?


2 コメント

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Unknown (ロスケノフ)
2006-09-07 16:29:20
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E3%82%BD%E4%B8%AD%E7%AB%8B%E6%9D%A1%E7%B4%84



一方的に日本が悪いとおっしゃりたいようですが、あなたどこの国の人ですか。
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Unknown (Unknown)
2006-09-08 00:29:08
ばーか

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