故障がちな中古車2台で始めた貧乏運送業アイデアと工夫で引越業界ナンバーワンに――サカイ引越センター会長 田島憲一郎(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース
故障ばかりする中古車2台で独立した田島憲一郎は、手形商売で資金繰りに苦しむ運送業から引越専業となる。深夜、ベニヤ板で作った看板を自ら電柱に取り付けるなどの苦労をしながらも、様々なアイデアと工夫で業績を伸ばしていった。そして悲願の大証上場を果たす。ところがその直後、驚天動地の出来事が憲一郎を襲う。運送委託業者の無許可容疑で大阪府警の家宅捜索を受けた。悪いことは続く。今度は労働基準法違反容疑で大阪労働局の立ち入り検査を受けたのである。
5人兄弟の長男だった田島憲一郎は、1971(昭和46)年、34歳で独立した。父親の運送会社・新海商運の堺営業所としてのスタートだった。当時は許認可が厳しく、容易に運送業の免許は下りない。だから独立といっても新海商運の看板が必要だった。新会社のスタートといっても華々しいものではない。妻・治子が幼い子ども2人を抱えて手伝うだけ。賃貸住宅兼店舗でひっそりと始めた。あるのは「父親からもらったつぶれそうな中古車2台だけ」(憲一郎)だった。
この中古車が毎日故障した。故障したクルマを夜中に修理し、昼は周辺の企業を訪問、営業に奔走した。ようやく新規の取引ができたと喜んでいたら、同業者が台帳持参でやってきて「この会社は10年も前からのお客さんだから返してほしい」と言ってくる。憲一郎は自分でドライバーもしたが、仕事があるときは知り合いに頼んで手伝ってもらっていた。
(以下略)
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図解入門業界研究 最新物流業界の動向とカラクリがよーくわかる本 (How‐nual Industry Trend Guide Book) |
秀和システム |
内容(「MARC」データベースより)
物流とロジスティクスの本質や、運送・倉庫業の仕組みと仕事、業界を取り巻く問題点、法律と規制の意味と仕組みや主要企業の動向など、物流企業の現状と将来に焦点を置いて、業界の「今」をわかりやすく解説する。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
橋本 直行
株式会社船井総合研究所。グループマネージャー/シニアコンサルタント。1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。荷主獲得のための販促・営業サポートを得意とする。最近は、既存の運送・倉庫事業と相乗効果の高い環境ビジネスの開発を、注力テーマとして活動している。繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。社団法人日本ロジスティクスシステム協会主催「国際物流管理士資格認定講座」講師(2008年度、2009年度)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
目次
第1章 物流とは何か
第2章 物流業界の仕組み
第3章 物流企業の組織と仕事
第4章 物流業界の法律と規制、行政施策
第5章 物流業界のドレンド
第6章 物流企業の歩みとこれからの物流業
第7章 ビッグカンパニーの動向
資料編