ハワイから帰って来た不動産マンのメールのタイトルが「三泊四日じゃ短いな」
これには驚いた。休みが取れないとぼやき、取れたら取れたで短いだなんて。なんて感謝の薄いヤツだと(笑)
まあ、誰でもこんなもんかなと。
昨夜、風呂で父の背中を流していたら「お前が小学生のとき移動の話があったんだけど、子供が小さいのでと断る理由にお前を利用させて貰ったよ」と、父のカミングアウトには苦笑した。
出世欲、金欲、見栄欲、色欲…どうして人はこんなにも欲に弱いのだろう?と考えた時、ふと、こんな言葉が脳裏を過った。
「欲は人を成長させてくれるが、過分欲には安心安泰得られぬ日々が待っている」
さてと区役所に行こうかな。
この時間に行くと意外とスムーズに駐車場に入れることが多い気がするのはオイラだけだろうか?
余談ですが、薬屋さんの身障者用駐車場に健常者らしき人がスーッと身障者スペースに駐車。
後続の高齢者の男性が「俺は歩行難許可証を持っている。お宅は駐車禁止除外指定車証を持っているのかい?」と、言い争いをしているのを見た事がある。
欲望について検索して見ました。
日本人の「過剰適応」こそ、現代社会の象徴だ 池上彰×丸山俊一「資本主義の闇」対談
2018年08月06日 14:00 東洋経済オンライン
作っては、壊して。私たちは何を求めて働いているのか?
異色のNHK経済教養ドキュメント『欲望の資本主義2 闇の力が目覚める時』では、異端の経済学者、思想家、哲学者らが「テクノロジーが進歩しているのに、なぜ経済成長できないのか?」「資本主義はショウ(見世物)だ」など、人間と社会を動かす"闇の力"の構造に迫った。
「過剰適応は現代社会の象徴的な出来事ですね」
番組に注目してきたジャーナリストの池上彰氏と、番組を企画したNHKエンタープライズ番組開発エグゼクティブ・プロデューサーの丸山俊一氏が、現代の経済社会と日本的資本主義について語った。その後編をお届けする。
(中略)
池上:日本的資本主義というものは、やはり、いずれリタイヤした時に、立ち止まって来し方を振り返り、「ああ、いい働き方をしてきたな」「失敗はあったけどトータルとして悔いはなかったよね」と思えるかどうか、ということだと私は思います。
本当にすべてを投げ打って働いてきて良かったよね、とはなかなか思えないはずです。後になって、もっと人間的に生きれば良かったと思うでしょうし、あるいは、人間的に働く中でも、忖度をしたりルールを破ったりしてまで出世の道や自分の身を守ったりして、結局、会社人生が終わった時に、忸怩たる思いが残るのではないでしょうか。思うに、忖度するというのも過剰適応ですよね。過剰適応は、現代社会の象徴的な出来事だと思います。
私はまず、仕事終わりに同僚と酒を飲むのはやめたほうがいいと思っています。大きなプロジェクトを成し遂げた時の打ち上げならいいけど、日常的になると、生産性のない社内話ばかりになってタコツボ化してしまいますから。あとは、やはり本を読むということですよね。それも、仕事に関係のない本を読むということを少しでもやっていくことだと思います。自分の職場の中だけの人間関係で、自分の仕事に関連する本ばかり読んでいてはダメですよ、と。
ジャンルを広げるとつながりが見える
丸山:池上さんは、ご著書『知の越境法』のなかでも取材の方法として、「緩やかな演繹法」を提唱されていますね。「捨てるべきハシゴ」としての仮説を持ちながらも予定調和に終わらず、現場での発見を取り込む方法論です。僕もそうした考え方に、多々共感するところがありました。
実は僕は、科学番組、情報番組などとジャンル分けされるのが苦手なんです。映像制作は、さまざまな要素、映像がどうつながってもいい、その意外性に面白さがありますし、見る方によって、学び、楽しみ、感動、発見……、どんな見方をしていただいてもいいということも醍醐味だと思っています。
実際、常に番組を作るプロセスそのものが学びになっています。いまも資本主義に限らず、民主主義や哲学を題材とする他、猫と作家のドキュメントである「ネコメンタリー」、「人間ってナンだ?」がモチーフのAI入門番組、「地球タクシー」という海外紀行番組など、一見さまざまなジャンルに携わっていますが、いずれもどこかでつながっている感覚があります。ジャンルを広げれば広げるほど、実はそれが地下水脈でつながっている……、共通する同時代性も感じられるわけです。
こうして本を出させていただいたことによって、勉強会などでも、さまざまな異業種の方とお話させていただく機会が得られることも、いろんな場所に自分を晒すことで、いろんなリアクションが出てくることも非常に大事なんですね。番組の企画開発にも役立っています。社会的にも副業規定が緩やかになっているように、皆さんそれぞれ自然な形で無理することなく自分の興味関心で結びつき、広がる場所を作っていける社会のあり方を願っています。
(以下略)