お酒で入院、酩酊していた山口達也 専門医が語る依存症の恐さとは?
04月26日 16:43 AERA dot.
(前略)
一般に、自分で酒の飲み方をコントロールできなくなるアルコール依存症。「断酒」が原則だった治療に対して、酒の量を控える「節酒」での治療法も試みられている。ここでは週刊朝日ムック『新「名医」の最新治療2015』から、アルコール依存にまつわる治療法を紹介する。
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東京都に住む、Aさん(39歳)は、23歳でテレビ番組の制作会社にADとして就職し、元々付き合いで飲む程度だった酒量が仕事のストレスや不規則な生活から増えた。プロデューサーになった35歳のころから、酒量は更に増えた。2年前、仕事中に突然吐血し、総合病院に運び込まれ、そのまま入院。肝硬変からくる食道静脈瘤破裂だった。治療した医師は、アルコールが病気の原因と考え、治療後に、アルコール依存症の専門病院である久里浜医療センターを紹介。Aさんはそこでアルコール依存症と診断された。
アルコール依存症とは、長い間大量に飲酒を続けることで脳に異常が起こり、自分で飲むことをやめられなくなってしまう病気だ。
(中略)
「アルコール依存症治療の基本は断酒だと思います。ただし節酒を治療の選択肢に入れることで、比較的軽症な患者層や予備軍への治療が広がることを期待しています。また13年からメタボ健診に減酒支援が加わったことで、アルコール依存症の予防に節酒が効果を発揮するでしょう」
■アルコール依存症の診断基準
次のうち3つ以上当てはまれば、アルコール依存症の恐れがあります。
・お酒を飲めない状況でも強い飲酒欲求を感じた
・自分の意思に反してお酒を飲みはじめ、予定より長時間または多量に飲み続けた
・お酒を飲む量を減らしたり、やめたときに、手が震える、汗をかく、眠れないなどの症状が出た
・飲酒を続けることで、お酒に強くなった
・飲酒のために仕事やつきあいなど大切なことをあきらめた
・お酒の飲みすぎによる体や心の病気がありながら、お酒を飲み続けた
(WHOによる診断ガイドライン(ICD-10)を編集部で改変)
◎樋口進 医師
独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター院長
◎杠岳文 医師
独立行政法人国立病院機構肥前精神医療センター院長
(文/週刊朝日医療健康チーム、AERA dot編集部)
※週刊朝日ムック『新「名医」の最新治療2015』から抜粋。所属は当時
記憶を無くしケガをして以来禁酒、私は数日前に禁酒してから1か月を過ぎましたが、マイドクターの「酒を飲みたくなったら…」の言葉が飲酒へのブレーキとなってます
禁酒して4、5日経つと、大した事でも無い事にイライラしたり、肝臓の辺りに鈍い痛みが出たり、思い通りに行かなくなると感情を押さえ切れず怒鳴ったりと
これなら酒を飲んだ方が上手く行くんじゃないかと錯覚するまでに
それでも酒を飲まずに禁酒出来たのはマイドクターの「どれだけ回りの人に嫌な思いをさせたかを考えれば禁酒出来るハズ」の言葉
「酒を飲めばテトラヒドロアイソクイノリン (THIQ)が脳内に蓄積され、それは代謝される事無く生涯残る。肝休日が何日あるかではなく、これまでにどれだけ酒を飲んだか?お酒の量が問題」と、マイドクターにこれまた強烈な事を教えて頂いた
因果応報、因果は巡るという言葉がありますが、自分がした事は巡り巡って自分に返って来る
人を罵倒すれば、何れどこかで自分が罵倒される。その時に酒に走らず、これを理不尽と思わず、受け入れる事が出来るかどうか?だよね
あるSNSで「仇を取ってやったぞ!」という言葉が(@_@)
仇っていつの時代よと思いながらも、THIQを溜めるのも怖いが、人の恨みを溜めるのもヤバイなと
アルコールについてこのような記事もありました
二日酔いもアルコール依存症も過去の話になるかも