デイから帰って来た父は大荒れ。
施設からの連絡は無いのだが、何やら持ち物検査をされたらしい。
思わず私は「また(薬)持ち出したのか」と言ってしまった。
それは数か月前に施設から、「届け出以外の薬を服用しているのですが」と連絡が来たあの違反を思い出した。
私が施設に電話をしようとした時、父が「今回は金も見つかったじゃ。もう参った」と。
手にしていた受話器を置き「何でそんな事を。誰かにやるつもりだったのか?」と聞くと、ここから父のだんまりが始まった。
この事を不動産マンに愚痴ると、介護者をケアする「ケアラーズカフェえ」に行った人の話を教えてくれた。
『介護保険という縛りがあるので、最初からその縛りを目標にすると柔軟性のあるプランは出来難いよね。ケアプランは利用者さんが自ら作ってもいいものだし。色々話せる場としてケアラーズカフェえも良いですよ』と。
思っても見ない良いアドバイスに感謝。
マイドクターは「本人の性格と貴方の事を考えると小規模多機能型はどうかな」と。
余談ですが、縛り、ルール厳守について心理学が大好きな知人は「ルールに依存する事で安心感が得られる。そういう考えもあるけれど固いんだよね。堅い木は強烈な風が吹くとボキッと折れるが、柳の様な柔らかい木は折れ難い。融通が利かない固い考えの人の言い訳は聞いてない、前もって言ってくれが多いかな」と言っていたが、何となくイメージが伝わった。
ルールが無いと秩序が乱れるし難しいよね。
私は辞める前の年に仕事でミスをしたのですが、その時の上司が言ったのは「ちゃんと確認した?本来なら始末書だよ。もういいよ、オレが対応するから」
上司が大目に見てくれた分、私も頑張りました(笑)
親にはいい時間を過ごさせて上げたい。それにはあらゆる努力を惜しまないが、結果、よくあるプランになるかも。
無駄な努力でも悔いが残らないのなら良いじゃないか。
そんな思いでこちらの本をお買い上げ。
一般的に、介護サービスはケアマネジャーにお任せしてケアプランを作成して受けるものと思われています。
しかし、サービスの利用者が「こんな生活を送りたい」という希望を実現させるためには、ケアプランを自分で作ったり、
ケアマネジャーと協力してよりよいケアプランにしていくこともできるのです。
本書では、そのような、たとえ介護が必要になっても自分で納得のいく生活を送るためのノウハウをご紹介します。