About a Boy(PENGUIN READERS LEVEL 4)
情報
作者:Nick Hornby
ジャンル:ヒューマン
種類:ペーパーバック、GR
YL:4.0
ページ数:70ページ
語数:21000語
ISBN:9780582779624
おすすめ度:
ストーリー
36歳独身、無職、金持ちのWillと、精神的に問題のある母親を持つ、ちょっと風変わりな12歳の少年Marcus。この二人の出会いと不思議な関係から始まる人間愛。
Willは亡き父親の印税で、働かずに優雅でクールな生活を送っていた。女性との気軽な出会いを求めて、バツイチの子持ちだと嘘をついてシシングルペアレントのサークルに入会するWillだが・・・思惑通りの出会いはあるのか?
感想
悪い人間ではないけれど、薄っぺらい中身のない感じのWillと、真面目なんだけど母親の影響で普通の12歳とはちょっと違う感じの少年の組み合わせが妙に面白いです。コミカルでところどころ吹き出しそうになります。全く接点のないような人々との出会いが、あまり人と深く付き合うことのなかったWillを少しずつ変えていきます。それはMarcusも同じ。とても心温まる話です。
映画『About a Boy』とは後半展開が違います。映画もかなり面白いです。原作『About a Boy』はYL7~YL8で106000語です。こちらはさすがに読んでないですが。
気になる表現
He had never before watched a woman cry without feeling responsible, and he was rather enjoying the experience.
冷めてるねぇ~Will
気になる表現
Then if one of them died, it wouldn't matter so much.
→二人家族より四人家族のほうがいいと思うのはこんな理由!?ちょっと変わった考え方のMarcus 12歳。