Anne of Green Gables (All Aboard Reading) Grosset & Dunlap このアイテムの詳細を見る |
情報
作者:L.M.Montgomery
ジャンル:ヒューマン
種類:ペーパーバック、LR
YL:2.0
ページ数:48ページ
語数:2453語
おすすめ度:
ストーリー
孤児だったAnne Shirley11歳はGreen GablesにあるMatthewとMarillaの家に引き取られることになった。ところが、彼らが引き取りたかったのは女の子ではなく、Mathewの仕事を手伝ってくれる男の子だったのだ。手違いと分かり、がっくりと肩をおとすAnne。孤児院に送り返されるかも・・・。しかし、家の手伝いを一生懸命こなした結果、反対していたMarillaもしぶしぶだが家に置いてくれることに同意してくれた。
しかし、Anneは普通の女の子ととはちょっと違っていた。おしゃべり好きで、想像力豊かな夢見る少女・・・。その突飛な言動がトラブルを招いていた。
感想
『赤毛のアン』です。さすがに原作は難しそうというわけで、LR。でもボリューム的にちょっと物足りないかな。もう少し長めで読んでみたいような気がしました。でもちゃんと、印象的なシーンはいくつか収められています。
ちょうど、『多聴多読マガジン』vol.16/2009 Octoberの「こんどは英語で読んでみたいあの名作」に『赤毛のアン』の特集がありました。
上記マガジンに有名な「ニンジン!」のシーンのGRと原文の抜粋が掲載されていたので、読み比べてみました。このALL Aboard Readingは抜粋が掲載されていたOxford Bookworm Level 2(YL2.6)とPenguin Active Reading(YL2.4)よりも語数少なめで、YLもやや低いのですが、使用している単語は原文に忠実のようです。
今回の抜粋(27ページ)
Finally Gilbert picked up the end of Anne's long red braid and said,“Carrots! Carrots!”
Then Anne looked at him! She sprang to her feet.“You mean,hateful boy!” she cried.
And -Thwack! Anne brought her slate down on Gilbert's head! The slate broke in two.
picked up もlong red braid、sprang、“You mean,hateful boy!”のセリフも原文そのままです。Thwack!の音もslateも同じです。GRだとこれらは違う言葉に置き換えられていたりします。やはりネイティブ向けなので、こういうところはそのままの言葉を使うんだなーと興味深いものがありました。
でも、原文のAnd thenーThwack! Anne had brought her slate down on Gilbert's head and cracked itーslate , not headーdear across.の最後の部分の面白さはやはり原文じゃないと味わえないのかー(GRにもLRにもない)と思ってしまいました。これをいつか原作で読めれば・・・となんだか遠くを見つめてしまいました。
Vicky Angel Yearling このアイテムの詳細を見る |