農家 民宿 レストラン・あんすろーじ

安心な食べ物 スローライフ 自給自足
を目指す 日本一百性が似合わない二人の
生き生きしすぎてる・・・日常

近くて遠い海

2009年08月18日 14時31分42秒 | 田舎暮らしへの道
皆さんこんにちは、オサムです。先日のブログにも書きましたが

本当に久々海を見てきました。と言っても海水浴行ったわけではありませんが。



何か外出するのもほんと久し振り。

岩手来てから毎日、田んぼ、合鴨、畑の往復ばかりでしたから。

最後に海見たのいつだろう?

去年の2月に沖縄入って以来でした。



仙台港の埠頭には北海道・苫小牧と名古屋を結ぶ大型フェリーが

停泊中です。フェリーってこんな前から大型トラック積み込むんだ。

南の海と北の海の違いを感じながら合鴨君達の待つお家に

帰りました。



そして昨日埼玉で共に仕事をした友人から励ましの差し入れを頂きました。

とっても嬉しかったです。

電話で少しの間話も出来ました。みんな頑張ってるなー。

骨折した足も作業用の長靴が履けるまで回復しました。

皆さんに大変ご心配をおかけいたしましたがもう大丈夫です。

どうぞ皆さん是非ファームあんすろーじに遊びに来て下さい。

体験農業・試験民泊のご参加をお待ちいたしております。

詳しくは7月29日のブログをご覧ください。





介護トンネル

2009年08月18日 00時58分07秒 | 田舎暮らしへの道
こんばんは

ヒョンなことからお酒の席に同席する事になってしまって、


夜中の帰宅になってしまいました。

良い子のあみちゃんはお酒も煙草もやらないのですが、6時間も煙にいぶされ続け
て頭くらくらです~

相手は実母の介護を終え、実父の介護の真っ最中の方です。
もう一方は、やはり実母の介護を終え、燃え尽き症候群になってる方です。
もう一方は、自分の老いと闘ってる方です。
私以外は皆さん独身の方でした。

私達の年齢になると、大なり小なり老いた親の介護が起きてきます。
兄弟の人数に関係なく、メインに介護に当たる人にかなりの負担が掛かります。
どれぐらいの介護度でどれぐらいの年数介護すれば大変と言うことではなく、
その人の感じ方によってもストレスは異なりますよね。

また嫁が介護に当たる、実の子が介護に当たる色々なバージョンがあると思いますが、・・・

自分が感じてたのは、ただひたすら「いつ終わるのだろう・・・」
「早く介護から解放されたい」と言う思いだけでした。

当時はまったく希望がない様な気持ちでいました。
今思えば自由な時間だって結構あったのですが、なんであんなに閉塞感を
感じていたんでしょう?

アルツハイマーの介護が終わると言う事は、対象者の死を意味する訳で、
私は自分の自由の為に相手の死を望んでいるのかと、とても悩んだ事を
思い出しました。

同じお下の世話をするのでも、食事の介助をするのでも、子育てとは全く違いました。
いつもイライラしどんなに手を掛けても満足せず、自尊心が持てない日々でした。
今日介護真っ最中の彼女を見て話を聞いているとなんとなく分かる様な気がしました。
ひとりひとりまったく事情が違うのにね。
途中でじゃぁまたねと一人だけ帰って来る事が出来ませんでした。

皆はグイグイピッチが上がるのですが
私は何も飲めるものがなくアイスクリームなぞ頼みました。



隣のたばこと比べてみて下さい、この量の多さ。
思わず「一人前頼んだんですけど」と言ってしまいました。
いえいえ何と一人分でした。
お値段は?


です。

もう当分アイスクリームは要りません。

えっと、話がずれちゃいましたね~。
彼女は東京でバリバリ仕事していたのですが、両親双方に介護の必要性が出て、田舎に帰って来たそうです。
こちらに来てからもアルバイト的に仕事をしていたようですが、アルバイトの収入では施設入所代金とのバランスが取れず、完全自宅介護にしようと思案中のようでした。

子供の頃の親子関係や、兄弟との関係など、修復できずもう一歩自宅介護には
踏み切れず苦しんでいます。

親側にも人生や幸福になる権利があるのですが、子供にも人生があり同じ様に
時間が経って行きます。
感情の平衡を取るのは本当に難しい事です。
今の私には彼女の話を聞いてあげる事しかできません、そして時間が過ぎるのを
静かに待っていようと思いました。
親の老いや自分の老いそして介護から逃げる事が出来ないのなら、静かに今出来る事をして、静かに時を重ねる。
絶対無駄な事はないと信じたいです。

すみませんめちゃくちゃなお話になりましたが・・・
今日は何も肉体労働しないのにずーっと歯を食い縛っている様な感じで
疲れました。

それでもなぜずーっと一緒に居たんだろうと考えたら・・・
共感するところがあったんですね。
お互い一度この土地から出て行って理由はともあれ、帰ってきていると言う事。
一度出て行った者に、居場所がないと言う事実です。

唐突に沖縄の事が出てきますが(沖縄フリークだったので許して下さい)
沖縄では何があっても「沖縄一番サー良く帰って来たねー」的な
故郷イメージがありますが、この地方にはありません。
故郷に帰る時は「錦を飾って帰る」それ以外には表からは帰れないそんな
イメージがあります。
あくまで私が感じるイメージですよ。

それを、承知で百姓をこの地でやる事にして来たのですけど、「自分と同じ匂いの人達が居た」それだけでここまで長くお酒の席にお付き合いしてしまったのでした。

まったくシッチャカメッチャカな内容ですみません、ではお休みなさい。