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雑感 独り善がり

日々の思いや怒りを自分勝手な考えで綴る

言葉には気を付けて

2024-02-02 06:05:07 | 社会

昨日の続きなんだけど、麻生さんのあの発言を受けて某コメンテーターが

・人の容姿に言及したり評価するというのは、今の時代、言語道断

・麻生さんのこの発言の心の奥底には、女性蔑視的な考えがある

・上川さんが麻生さんの発言を受け流したことに対しては、上川さんのコメントを残念だと

・こういう発言は受け流せばいいという、間違ったメッセージになる。すごく罪深いと

 

これはちょっと違わない?と私は思う。確かに容姿に付いての言及はしない方が良いと思う。

それは良い悪いに関わらずだ。今はそう言う発言自体がハラスメントだと言われる時代だから。

私みたいな高齢者にとっては、よくある話だったけど、今はそうじゃないのだから。

時代が許さないとでも言おうか。

私なんかは例えば会社なんかでそんなこと言われようものなら『もうっ!酷い!ハラスメントだ!

訴えてやる!』と笑いながら怒る。多分、言う相手によると思うし、その時のニュアンスも関係する。

 

それにね、コメントであったけれど、本人が『言語道断』と言っているのならまだしも 勝手に個人の

価値観を押し付けて、上川大臣の発言を『残念』とか言うのが信じられない。差し出がましい と言う意見も

あったそうな。私の考えもこれに近い。ほんとアンタの価値観でしょうに・・・と思う。

上川さんのこと、嫌いなのかな?上川さんが問題にしてなければそれで良いんじゃないの?あなたが言われた

訳じゃないでしょう?と。全女性の代表みたいな言い方しなさんなと思うだけ。

世界を股にかけて活躍している上川さんは、そんなこと気にもかけないのじゃないかな。

 

世界を股にかけて で言うと、卓球の伊藤美誠選手がシングルではパリ五輪がダメらしい。

ダブルスには選ばれても出るかどうか判らないと言ったそうだ。その発言が問題視されているらしいが

あるファンのコメントが私には引っ掛かった。

『伊藤美誠選手の発言が問題視されてるが、世界で戦い、日本卓球界をけん引してきた存在と、

一般人では抱えてる重さが違う』と擁護。

それを読んでう~~んんん・・・そうなのかなぁと。一般人の抱えてるものは軽いのか・・・。

そういうことでしょ?その人の言ってることは。

しかしね、抱えてるものの重さなんて比較出来るか?って話。環境も状況も立場も違うのに。

有名人であろうが一般の名も無き人であろうが、抱えてるものは誰でもが夫々あるはず。

抱えてるものが重いか軽いかなんて当の本人にしか解らないだろう。

『世界で戦い日本卓球界をけん引してきた存在として、抱えてるものは重い・・・』だったらまだ解るが

そこに一般人を持って来て比べるからおかしくなるのだわ。一般人だって色々抱えているのよ。

一般人だって悩んだり苦しんだりはある訳で、みんなそれなりにいっぱいいっぱい抱えて生きているのよ。

アスリートだからって、人として特別ってことは無いでしょ。言葉には気を付けて欲しいものだ。


文字は怖い。凶器になり得る

2024-02-01 00:02:34 | 社会

ある人気漫画をドラマ化した話。

テレビドラマ化したいとして放送局が原作者にお願いした時、原作者は『漫画に忠実に』という条件を

出したと言う。ひとことで言えばそういうこと。細かいことは他にあるとしても、一番大事なことは

そこだったはず。

ところが、いざドラマが始まってみると、原作者の要望は守られておらず、脚本をめぐって局側と

折り合いが付かず、最終的に最後2話の脚本を、原作者自身が書いた。そしてそこに至った経緯や加筆修正の

労力・戸惑いや無念などを丁寧にブログに綴った。説明だけで誰も責めていない。

それを受けて今度は脚本家が、最後は脚本も書きたいと言う原作者たっての希望で、過去に経験したことの

無い事態で困惑したが残念ながら急きょ協力と言う形で携わることになったとインスタにあげた。

自分が脚本を書いたのは1~8話で、最終的に9・10話を書いたのは原作者だと。誤解しないようにと念押し。

何の為の念押し?

そして、今回の出来事はドラマ制作の在り方・脚本家の存在意義について深く考えさせられるものであった。

これは苦い経験だった。今後同じことが二度と繰り返されないようにと。

ふうん・・・。

次は、原作者が要望して脚本を書いた訳では無いことを知ったネット民は脚本家を責める。

そして又、そのインスタに別の写真家がコメントして、自分も物書きモノ書きの1人として尊厳を傷付けられた

お気持ち察しますと脚本家に向けて。

その写真家は今度は原作者のファンに恫喝の言葉を浴びせられる。寄せられる言葉に恐怖。家族も身の危険を

感じていると。

そしてそして原作者は、攻撃したかった訳じゃない。ごめんなさい と言って・・・亡くなった。

これ、全部文字でのやりとり。

 

何でこうなるの?

テレビ局は何しとんじゃい!逃げるな!

この漫画(原作)はまだ終わっている訳じゃなかったそうだ。そんなまだ進行中の原作がありながら

何故無理にドラマ化するのだろう?そして何故?勝手に変えて、原作者を守れなかったのか?

知らぬ存ぜぬみたいな局のやり方・コメントは、責任逃れ以外の何物でも無く、見ていて気分悪い。

そして思うに、今はSNSで何でもありの時代。顔も見えないからと言って、何言っても良い訳じゃない。

特に、誰だか判る個人を攻撃するのは非常に危ないと言うこと。

考えられない様な結末を迎える。原作者は余程悩み苦しんだことだろう。死ぬほど辛かったと言うこと。

気の毒だな。勿体無いな。死ななくてもいいのに・・・ファンがいっぱい居るんだから、又元気出して

良い漫画を書こうと思ってくれればいいのに・・・と思うけれど、取り返しは付かない。

 

言葉と文字の違い。それは文字は残ると言うこと。勿論、言葉だって録音すれば保存は出来るが、

そんなの日常ではほとんど無い。しかし文字は今やそこら中に氾濫している。インスタ・フェイスブック・

ツイッター(今はX?)・You Tube・LINE。ブログはSNSとは言わないのかな?

文字は世界中が見る。そして文字は拡散可能。まあ動画もそうだけど。

文字は残酷で、そして凶器にもなり得るということ。SNSって、そう言うこと・そう言うものだと

言うことを、ちゃんと理解していなければ怖い。私含め高齢者は、そこんとこよく理解出来ていないんじゃ

ないかと。私は超疎いから気を付けてはいる。

まあ私はブログで、社会の一般人にはしょっちゅう怒っているし、有名人のことは平気でけなしたりは

しているけれどね。

 

言葉でいうと、あの麻生さん。あの人ホント話が下手だね。下手と言うより思ったことを何でもホイホイ

喋り過ぎ。

上川外相のことをカミムラと言い間違え、おばさんだと言い、美しい方とは言わないとか、もう好き放題

言いたい放題。これ、れっきとしたハラスメントだと思う。

でも上川大臣は怒ってもいない。勿論ご本人が大人だと言うこともあるけれど、褒められていると言うことが

上川さんは解っているからだと思う。ご本人にしたら、そんなこと、大したことじゃないんだろう。

麻生さん口が悪いのであんないい方だけれど、実はこれ相当褒めているんだもの。

大したもんだ・やるねぇ・堂々と話をしている・英語も勿論・予約から何から外交官の手を借りながら

自分でどんどん会うべき人に予約取る・1週間の間に国連総会の後、バタバタッとやってのけた。

あんなこと出来た外務大臣、今まで居なかった。女性や若い人たちを自分たちは育てねばならんと。

私が上川大臣なら、それだけ褒めてくれるなら、おばさんと言われたことも美しくないと言われたことも

名前間違われたことも、多分許す。そんなこと侮辱だとも思わない。たいしたことじゃない。

まあ実際、おばーちゃんだし美人でも無いし、名前も覚えてもらえないレベルか💧と。

むしろ褒めちぎられたことに舞い上がる。と思う。

 

文字も言葉も書き過ぎ言い過ぎは良くないと思う。特に名指しで特定された人は、間違いなく傷付く。

そんなことに配慮しながら、お行儀良くほどほどにやって行くしかないのよね。