最近太り気味。私は全く食欲が衰えるということがないので、歳を取って代謝が悪くなっているのに
食べる量は相変わらずだものね。衣食住の優先順位はやはり、衣より住、住より食よ。
この歳だから、いわゆるチェーン店というかリーズナブルな居酒屋さん?的なお店には
出来ればあまり行きたくない。どんな食材使ってるか判らないものねぇ。まあ付き合いもあるが。
少々高くても身体に良いもの食べたい。となるとやはり、食材吟味して家で作るのが一番良いわけで。
で、又、白米を食べる量を減らそうと画策。昨日は野菜メインに食材の買い出し。
菜っ葉を炊いていて姉のことを思う。
白菜(しろな)ってご存知?白菜(はくさい)ではないのですよ。もしかしたらルーツ?最終的に?
同じものかも知れないが、しろなは、杓子菜とか高菜とか辛子菜・水菜とも違う。
アクのない、あっさりした菜っ葉。子どもの頃、母が炊いてくれる白菜(しろな)が好きだった。
姉も同じ感覚だったのだろう。昔姉の家を訪ねた時に白菜を炊いていて、結構じゃぶじゃぶなのよ。
味も薄そうだな・・・と見ていると姉が言った。『子どもたちに味の濃いものを食べさせたくない。
煮た汁まで吸っていいように』と。私は煮物かスープか判らん位じゃん!と思ったものだ。
まあ、解るけどね。味の濃いものは嫌だね。薄味がいいよね。
お姉さん、そんなこと言ってたよねぇ・・・と今年1月に亡くなった姉を思う。
11月に倒れて、たった2ヶ月で逝ってしまった。あっけなかった。
皮肉なことにその2ヶ月間で、残された人たちの今後の付き合い方というものを思い直したと言うか、
そういうきっかけになった。
姉は私と違い、夫のため・子どものため・家のためを先ずは考える人だった。
大人しくて静かで楚々として。しかしそんな風には見えないけれど根っこは、ワガママだったはずだ。
私は知っている(^_^;)
幸せな人生だったと思いたい。
私も歳のせいか、何かをやっている時にふっと、父や母、そして姉のことを
”ああ・・こんなだったなぁ”と思い出す。
で、白菜(しろな)の話。
何十年も前の昔々私がまだ小学生だった時、商売していた実家。年末暮れも押し迫った超忙しい時。
お手伝いさんたちの手も塞がってます状態で、母は私に買い物を頼んだ。
メモを渡して隣町の市場まで買いに行ってと。ちょっと遠いなぁ・・で気乗りはしなかったが。
書かれていたのは『白菜4束』。お節用?いや違うな。自転車で八百屋さんまで行きメモを見せる。
お店の奥さん『あれ!白菜4束かね。沢山だね。漬物にでもするのかい?持って帰れるかい?』と言って、
自転車の前カゴに白菜を4束ぶっ込む。前が重たいなぁ・・と思いながらフラフラと帰り母に見せると
『あぁっらぁ!”はくさい”ではなくて”しろな”だったのに』と。
いやいや、漢字同じだろ。白菜と書いていたよね。それならそうと言葉で言ってよ。”しろな”だよってね。
その後、誰かが交換しに行ったのか(私は行ってない。不貞腐れて『絶対イヤだ!』とごねてたはず)
そのまま使ったのか覚えてないが。
それから、”はくさい”と”しろな”は同じもの?子どもか大人かだけの違い?と気になる様になったことは
言うまでもない。実際は調べてないんだけどね。
☆今調べた!
しろなはシロ菜と書くらしい。白菜の仲間だがハクサイと漬け菜(これも知らんけど)を
品種改良したもの。葉が巻かれない品種だそうだ。
シロ菜はどこにでも売ってるわけではなくて、探すのは結構難儀。
昨日シロ菜が売って無くて、仕方無しにハクサイとお揚げさん(薄揚げのこと)と一緒に山ほど炊いた。
蓮根が売って無くて、ゴボウできんぴらした。お米食べずに菜っ葉でお腹膨らます💧
私は(大阪の人は多分ほとんどそうだと思うけど)”煮る”ことを”炊く”と言う。なので、”菜っ葉の煮物”
ではなくて、”菜っ葉炊いたん(炊いたもの)”という。薄揚げも”お揚げさん”だ。
しかし、段々そういう言葉の違いというのもは無くなっていくんだろうなと思う。
過去娘に、孫に”ぎょーさん”(たくさん)や、大根に味が”しゅんだ”(染み込んだ) なんて言葉を
教えんといて と言われたことがある。周りが???状態だったそうで。
もうすぐ23歳になる一番大きい孫が幼稚園の時だ。
いやいや・・教えたんではなくて、私が日常的に使っているのを耳にして覚えたんではない?と
言ったのだが、子どもたち社会(幼稚園児)では通じないよね、そりゃ。
私は方言好きだけどなぁ。高知弁もね(^^)。仕事では使い分けしてますよ。
いや、私は最近 お客様にも大阪弁丸出しで喋っているかも。老人の図々しさですかなぁ(^_^;)