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アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

AIバッハ!?

2020年08月12日 | ピアノ
テクノロジーを音楽に取り込むというとまぁ昔ならYMOとか…電子音を取り入れるという…

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さらにその前でいうと録音/再生とか…(←考えてみればこれはすごいことです)

今でいうとAIですか。流行りの。

AI美空ひばりとかありましたね…あれそんなに趣味がいいと思わなかったけども。歌声の合成まではわからないでもないけどビジュアルまで。

それはともかく、クラシックの話。らららクラシックで「渋谷慶一郎が語る~テクノロジーと音楽~」というのがありました。

これに出てきたのは、
AIグールド…グールドの演奏を学習させてあって、録音のない曲でも「グールドっぽく」演奏する(自動演奏ピアノで)
AIバッハ…バッハの曲を学習させてあって、「バッハっぽく」作曲する
AI伴奏…自動伴奏なんだけど、単にカラオケではなくて、共演者の音を聞いて「アンサンブルする」(自動演奏ピアノで)
AI指揮
AI歌唱

AIグールドは、AI美空ひばりと同じ発想だけれど、AIグールドの演奏は要するに生ピアノを弾くというアウトプットになるわけで、音色が自然なのが強み。
聞いた感じは、人間の演奏として違和感ないというか…しかしグールドっぽいかというと…うーん…グールドっぽい「ところもある」くらいかなぁ?

さらに改善が進んでグールドっぽさがもっと入ってきたところで、何がうれしいかっていうと微妙な問題かもしれない。
グールドの演奏が聞きたければホンモノの録音がたくさんあるのだし、録音されなかった曲をどうしてもグールド風で聞きたいか、って…

AIバッハも、同じようにちょっと微妙なところ。

既存の旋律に、バッハが作曲したものと、AIバッハが作曲したものを弾いて、さぁどっちがどっち?? と当てさせているところがあって、どっちもそれなりにバッハっぽいんで、うわーそんなのわからないと思って聞いていたところ、AIバッハのほうは明らかにちょっと変というところがあって、渋谷慶一郎さんはちゃんと当ててました。(よしぞうでも当ててました)

バッハが作曲した曲も、十分(十二分)にたくさんあるんで(*)、別に劣化バッハ曲をさらに量産してもらわなくても。

番組では、一部が散逸してしまった曲とかあるんで補作とかに使えるかも、的なことをいっていたけど、それならバッハよくわかった作曲家が本気出すほうが現時点ではいいものができそう。

いずれも、コンセプトとしてはおもしろいし、実験や研究としてはよいけれど、実用という面では特にうれしいことはないかもしれません。

もしかしていいかも、と思ったのはAI伴奏です。これは、個人で気軽に使えるようになるならばほんとに欲しい、というか要するにいつでも相手してくれる伴奏者じゃないですか。最終的には人と合わせたいけれど(じゃなきゃ飲み会できないし)、こちらの指定テンポとノリでいくらでも練習に付き合ってくれて私がいくら間違えても怒らない笑わないパーフェクト伴奏者。いいな~、一家に一台。

(*) バッハの曲を全曲演奏会すると何時間やらなきゃいけないの、と、こじろうに聞かれたので検索してみたらこんなのあった:
J.S.バッハ:作品大全集(155枚組)
一枚平均1時間なら155時間だねぇ。よくこんなに作曲したな。

----- 今日のブルグミュラー:4: 小さな集会


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