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アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

暗譜トラウマ

2017年06月25日 | ピアノ
今、暗譜で弾ける曲はただひとつ:
バッハ 平均律第一巻第一番プレリュード(ドミソドミソドミ~)
だけで、ほかはどんな状況でもどんな曲でも楽譜ガン見で弾いている私ですが、

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小さいころ、発表会では暗譜で弾いていました。

ま、そういう人、けっこう多いと思うんだけど…子どものころはできたんだけどね? という人。

最後に出た小学三年生の発表会、「エリーゼのために」は暗譜でソツなく正確に(しかし果てしなくつまらなく)弾いています。

それからン十年を経て、ピアノを再開してみたら暗譜ができなくなっていたのかというと、
実は正確にいえばちょっと違うんです。

ヤマハでピアノを習い始めてしばらくは、ほぼ練習しないで行って映画音楽などをちゃらちゃら弾いていましたが、
それはもちろん楽譜を見て弾きました。覚えるほど練習しませんから当たり前ですね。

それから、ブルクミュラー18番をきっかけに、クラシックに戻ってきてからは、
「家で練習する」ということも、するようになったんです。

そして、大人ピアノで初めての発表会がありまして、ヤマハの発表会ですから小さい子から順に次々出てきて「人形の夢と目覚め」とかやたら定番曲弾くやつね。私は大人ですからちょいとひねって(?)メンデルスゾーンの無言歌から「さすらい人」を選びました。

難曲ってこともないですがそれなりにややこしい曲です。
メンデルスゾーン:無言歌集 口短調op.30-4「さすらい人」 / アンドラーシュ・シフ(P)
#もちろんこんな速く弾きませんけどね

(そういえば、このとき私がこの曲に目をつけたのもシフ様の演奏を聞いたからでした。よっぽどシフ様好きなんですね私)

練習してるうちに、それなりに覚えてくるもんで、
発表会近くなったころには、家で練習するとき楽譜を置かないで弾いてることが多かったです。レッスンでも楽譜を見ないで弾いたと思います。

今から考えると別人みたいです(o_o)

先生が「暗譜で弾け」といったわけではなく、「どちらでも好きなほうで」といったんですが、私が「いつも見ないで弾いてるし」と暗譜で弾くことを選んだんです。えーーーっ!!

それで、いざ当日となりましたら、
心臓バクバク、手はがちがち、

ぜんぜん弾けませんでした。何がなんだかまったくわからなくなりました。頭まっしろ。何をやったかわからないで終わりました。
怖かったorz

これがどれくらい怖かったかというと、たぶんトラウマ級だったんですよ。

この「事件(←私にとっては)」を境に、発表会のときに楽譜を絶対置く、だけではなくて、「練習してると自然に暗譜で弾けるようになる」こともなくなりました。誰も聞いてないんだから緊張するわけでなし、ひとりで練習してるときなら暗譜で弾けてもよさそうなもんですが、一切できなくなりました。

レッスンのとき、先生が暗譜を促して楽譜を取り去っても、有無を言わさず奪い返して(笑)見て弾くようになりました。

でもそのときからもうずいぶん経ったんで…

自分の気持ちとしては特に怖いってこともないんですが、
でも暗譜できないままコチコチに固まってしまいましたね。
「練習してると自然に暗譜で弾けるようになる」感覚がまったくわからなくなりました。

若いころは(子どものころは)何度も弾いてると自然に覚えられたけど、今はダメ、という人はたくさんいますのでそれは不思議でもなんでもないですが、
大人になってからも最初はできた、というのがむしろ不思議です。

今はそのころに比べるとずいぶんピアノの弾き方としては上達したと思うんですけど、
そんなこととは関係なく、
「練習してると自然に暗譜で弾けるようになる」感覚は戻ってきません。

シンプルで短いものから練習すれば暗譜できるようになるんだろうか?


もしもこの先いつか、私がどっかの練習会で、突然、小曲を暗譜で弾き出したかと思うと、途中で止まって
「やっぱり見ます」
とかごそごそしてたら(たぶん暗譜実験中なので)生暖かく見守ってやってください(^^;;

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