goo blog サービス終了のお知らせ 

アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ファツィオリの表現力にビビる

2015年12月07日 | ピアノ
今日は午前半休を取って、くさぴあさん主催のファツィオリ体験会(って名前じゃなかったと思うが)へ。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←「ちょん」と弾いてもぱぁぁぁーっと美しく響いてドキッ!!

そういえば私がグラピ買うとかいったら紫游さんが「ファツィオリとか買ってほしいなぁ」などと書いていましたが(^^;;
さすがにファツィオリはそんじょそこらで持ってないよね??
ホールでもほとんど見かけませんが…

私は一度だけ弾いたことがあるんです。もうずいぶん前の話になりますが、ヤマハ教室でピアノを習っていたころ、めずらしく大人だけの発表会が仙川のホールであって、そこのピアノがファツィオリでした。
#このホールは今、なくなっちゃってるらしいですね

ただ、ヤマハでやる発表会って、まったくリハとかなくいきなり人前で本番でしょ。てんぱって一回、曲を弾いただけなので、どんなピアノかあんまりわからなかったです。弾きやすかったような気はするかな。

あぁホールから全員出ていって好きに弾かせてくれよ…

と思ったりしたわけですが(笑)

その、夢の実現

今日は、からっぽのホールにファツィオリが「でん」とあって、どうぞ好きに弾いてって会。


そりゃ万難を排して行くでしょ。

ちゃんと弾けそうな曲がないのが難点ですが、とりあえず「楽器の声」を弾いて、それから絶賛譜読み中のフォーレノク4、そして残り時間でアルカンバルカローレの冒頭だけ弾きました。

実はその、仙川のホールで弾いた曲がフォーレノク4だったんです…

時は流れて、そのノク4に再チャレンジしようってときに、再びファツィオリに触れるってんだから面白いよね。

っていうか、この会までに練習しとこうと思ったんです。でもちょっと間に合わなくて。
まぁ弾いてみたんだけどね。そしたら、
昨日の彩りピアノでは、下手なりにまぁまぁ音が並んだというか、要するにおうちで落ち着いて弾いた状態と変わらないくらいに弾いてたんですが、

ファツィオリで弾いたら、ちょんと弾くだけであまりに朗々と歌われてしまって、ビビッてカミカミになってしまいました。ふつうに弾いただけで深みのあるいい音が美しく響き、弾き方を変えるとまた多彩に響きが変わります。音の表面に、凝ったテクスチャーがあるような、そんな感じで、そのビロードの手触りが、もう夢心地の気持ちよさなんです。あたしってこんなふうにピアノ弾けたっけと思ったらなんか、ちょっと気持ちがふわふわになってしまいます。

響きの中に身をおいているとそれはそれは幸せで、でもうっかりするとそれに聞き入りすぎ、耽溺してしまって、ノリとバランスのよい演奏がしにくくなるような感じもあります(元々ノリ悪いじゃん、というツッコミはおいとくとして)。

自分の持ち時間が終わってから、ホールの広々した空間のど真ん中で、ほかの人の演奏を聞いていると、音の広がりがほんとうに素晴らしく、この空間に満たされた音また音のすべてを独り占めしているという万能感に囚われるのでした。世界征服したような気持ちというか(ま、実際に世界征服したことがないのでわかりませんが)

なんか別格のピアノだなぁと思いました。今日の場合はホールの音響とセットにしての感想ですが。

毎日、ファツィオリで練習している人は(あんまりいないと思いますが)どんなふうになるのでしょうね? そしてほかの有象無象の(^^;; ピアノを弾くとどんな感じがするでしょうか。


え?? あ、別に浮気じゃありませんよ。おうちに連れてくるのは、やっぱりあのシンメルくんがいいと思います。私に合うピアノです。

(今日、せっかく午前半休を取ったので、振り込みをしました!!)

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育


「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)


「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)