さて昨日はいよいよ「ぱちもんオフ」本番だったわけですが、開演は13:00のところ、準備のため「9:00とか来られますか?」ってな打診があったんですよ。
←真剣に本気に贋物に取り組む。
はて、会場設営といってもそんなに時間のかかる作業あるかな?? と思いつつ行ったところ、
会場設営ってコレのこと↓

なんと、夜毎屋さんちに飾られていた八文堂を、まるごと会場に移設する計画だったのでした。
アイテムを袋にがさっと入れて移送する都合上、家具類とかバラバラ事件になってしまったものもあり、まずは修理から(^^;; そりゃー9時に呼びたくもなるわな…
八文堂は、骨董屋らしいですけど主人が音楽好きなのか? コンサートができるホールがあるほか、レストラン部分(上の写真には写ってない)にも主人の部屋にもピアノが置いてあるんですね。ちなみに、ホールにあったミニチュアバイオリンは私が提供したもので、ふだんはうちのトイレに飾られているものです。
ほんとに細かくいろんな仕掛けがあって、じぃーっとみているとまた別の発見があるんです。角度を変えて何枚も念入りに写真を撮っている方が何人もいらっしゃいました(^^) たとえば、写真左下に見える額縁の中の人物は、ぱちもんの口髭がついていますがよく見るとあの方ですよ、ほら、フォーレのドリーの相方をしてくださったあの方。
あの方、っつーかここだけの話、artomr氏なんですけど、彼は昨日のぱちもんオフにはどうしてものお仕事とバッティングして来られず。
その無念を晴らすため(?)オープニングムービーに出演していました。
影法師さんが、夜毎屋さんちで猫と遊んでいたら、変な人(artomr)が現れて変な曲を弾いていて、それを聞いていたらアレアレアレ…気づいたら八文堂にいたのでした。そこの店主に勧められて変な楽譜を買って帰ったらそれから死ぬほど具合悪くなり(ぱちもんの呪い!?)、そうだ今日はぱちもんオフの日だからこの楽譜を持って行ってshipさんに弾いてもらおう、といって影法師さんがコール田無にまろび入ってくる。
…で、そこからはリアル影法師さんが会場舞台に倒れこみ、楽譜をshigさんに託すんです。
とまぁ、そんなふうに第一曲が始まりました。この曲は、とあるB級映画用に「ラフマニノフのピアコンみたいの作って」という無茶振りで作られたものだそうで、まさにぱちもん中のぱちもん。でもなんだかわりとよくできてるような気もする…
これまでいろんなネタで「イロモノオフ」が開催されましたけど、今回の「ぱちもん」は、企画といい、参加者みんなの選曲、演奏、どこをとっても最高峰だったんじゃないでしょうか。とにかく、「(ネタを)やってやるぞー」という意気込みを誰からもぐぐぐいっと引き出してしまうんですよ、どうしようもなく。
それでね、昨日つくづく思ったんですが、「ぱちもん」のネタをあまり突き詰めて本気でクオリティ高くしてしまうと、それはもう、「ほんまもん」になってしまうんですよ。世の中、そういうもんらしいです。
リュート弾き語りで、モンテヴェルディに乗せて般若心経を歌った人がいたのですが、そんなまったく思いつきもしない奇想天外な組み合わせで、でもなんだかメロディーの上がり下がりで語られている「何か」と般若心経の言葉が妙にマッチして、不思議な世界を作っていました。「しきふいくう くうふいしき しきそくぜくう くうそくぜしき…」これはいったいぱちもんなのかほんまもんなのか。
最も「ぱちもん」にふさわしかった演奏に投票するという企画があったのですが、これはラストに演奏されたベルクさんの「ショパンのソナタ第三番フィナーレと「巨人の星」主題歌による交響的融合」圧勝でした。
演奏曲がどのような趣旨で「ぱちもん」なのかは、演奏者本人が書いた説明がプログラムに掲載されているのですが、それとは別に、演奏者が演奏を始めると、プロジェクターで曲解説(? 解説といっていいのかどうか)が映し出されるという趣向になっていました。書いているのはshigさん、夜毎屋さん、artomrさん。
で、「ショパンのソナタ第三番フィナーレと「巨人の星」主題歌による交響的融合」には
「神も
ショパンも
星一徹も恐れない
日本人のみが弾ける秘曲!!」とかついてたと思います(うろ覚え)。
まさにそのとおり。この曲は、ピアニート公爵が完璧な弾きこなしをして有名になりましたが、確かにショパンと巨人の星のクリアな弾き分けとバランスのとれた融合というか、ほんとすばらしいんですよね。でも、だからもう後の人が弾く価値はないかというとまったくそんなことはなくて…
ベルクさんの演奏は、むしろバランスを取らずに巨人の星の力強い旋律をフィーチャーしていって、盛り上がりでショパンを「思い出した」みたいな構成になっていました。曲のすばらしさと、説得力ある演奏で客席みんなの腹筋を崩壊させ、見事グランプリを取りましたが、
そのほかの演奏もそれぞれ、ほんとよかったんですよ~
私は映像参加のartomrさん(オープニングムービーに使われていた、ストラビンスキーのタンゴ)と、牛の着ぐるみで「バッハ トッカータとフーガ」を好演したまりもさんに投票しましたが、ほかにもお気に入りいっぱい。あ、長くなっちゃったからつづきはまた別記事で。
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社
←またろうがイラストを描いた本(^^)

「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)

はて、会場設営といってもそんなに時間のかかる作業あるかな?? と思いつつ行ったところ、
会場設営ってコレのこと↓

なんと、夜毎屋さんちに飾られていた八文堂を、まるごと会場に移設する計画だったのでした。
アイテムを袋にがさっと入れて移送する都合上、家具類とかバラバラ事件になってしまったものもあり、まずは修理から(^^;; そりゃー9時に呼びたくもなるわな…
八文堂は、骨董屋らしいですけど主人が音楽好きなのか? コンサートができるホールがあるほか、レストラン部分(上の写真には写ってない)にも主人の部屋にもピアノが置いてあるんですね。ちなみに、ホールにあったミニチュアバイオリンは私が提供したもので、ふだんはうちのトイレに飾られているものです。
ほんとに細かくいろんな仕掛けがあって、じぃーっとみているとまた別の発見があるんです。角度を変えて何枚も念入りに写真を撮っている方が何人もいらっしゃいました(^^) たとえば、写真左下に見える額縁の中の人物は、ぱちもんの口髭がついていますがよく見るとあの方ですよ、ほら、フォーレのドリーの相方をしてくださったあの方。
あの方、っつーかここだけの話、artomr氏なんですけど、彼は昨日のぱちもんオフにはどうしてものお仕事とバッティングして来られず。
その無念を晴らすため(?)オープニングムービーに出演していました。
影法師さんが、夜毎屋さんちで猫と遊んでいたら、変な人(artomr)が現れて変な曲を弾いていて、それを聞いていたらアレアレアレ…気づいたら八文堂にいたのでした。そこの店主に勧められて変な楽譜を買って帰ったらそれから死ぬほど具合悪くなり(ぱちもんの呪い!?)、そうだ今日はぱちもんオフの日だからこの楽譜を持って行ってshipさんに弾いてもらおう、といって影法師さんがコール田無にまろび入ってくる。
…で、そこからはリアル影法師さんが会場舞台に倒れこみ、楽譜をshigさんに託すんです。
とまぁ、そんなふうに第一曲が始まりました。この曲は、とあるB級映画用に「ラフマニノフのピアコンみたいの作って」という無茶振りで作られたものだそうで、まさにぱちもん中のぱちもん。でもなんだかわりとよくできてるような気もする…
これまでいろんなネタで「イロモノオフ」が開催されましたけど、今回の「ぱちもん」は、企画といい、参加者みんなの選曲、演奏、どこをとっても最高峰だったんじゃないでしょうか。とにかく、「(ネタを)やってやるぞー」という意気込みを誰からもぐぐぐいっと引き出してしまうんですよ、どうしようもなく。
それでね、昨日つくづく思ったんですが、「ぱちもん」のネタをあまり突き詰めて本気でクオリティ高くしてしまうと、それはもう、「ほんまもん」になってしまうんですよ。世の中、そういうもんらしいです。
リュート弾き語りで、モンテヴェルディに乗せて般若心経を歌った人がいたのですが、そんなまったく思いつきもしない奇想天外な組み合わせで、でもなんだかメロディーの上がり下がりで語られている「何か」と般若心経の言葉が妙にマッチして、不思議な世界を作っていました。「しきふいくう くうふいしき しきそくぜくう くうそくぜしき…」これはいったいぱちもんなのかほんまもんなのか。
最も「ぱちもん」にふさわしかった演奏に投票するという企画があったのですが、これはラストに演奏されたベルクさんの「ショパンのソナタ第三番フィナーレと「巨人の星」主題歌による交響的融合」圧勝でした。
演奏曲がどのような趣旨で「ぱちもん」なのかは、演奏者本人が書いた説明がプログラムに掲載されているのですが、それとは別に、演奏者が演奏を始めると、プロジェクターで曲解説(? 解説といっていいのかどうか)が映し出されるという趣向になっていました。書いているのはshigさん、夜毎屋さん、artomrさん。
で、「ショパンのソナタ第三番フィナーレと「巨人の星」主題歌による交響的融合」には
「神も
ショパンも
星一徹も恐れない
日本人のみが弾ける秘曲!!」とかついてたと思います(うろ覚え)。
まさにそのとおり。この曲は、ピアニート公爵が完璧な弾きこなしをして有名になりましたが、確かにショパンと巨人の星のクリアな弾き分けとバランスのとれた融合というか、ほんとすばらしいんですよね。でも、だからもう後の人が弾く価値はないかというとまったくそんなことはなくて…
ベルクさんの演奏は、むしろバランスを取らずに巨人の星の力強い旋律をフィーチャーしていって、盛り上がりでショパンを「思い出した」みたいな構成になっていました。曲のすばらしさと、説得力ある演奏で客席みんなの腹筋を崩壊させ、見事グランプリを取りましたが、
そのほかの演奏もそれぞれ、ほんとよかったんですよ~
私は映像参加のartomrさん(オープニングムービーに使われていた、ストラビンスキーのタンゴ)と、牛の着ぐるみで「バッハ トッカータとフーガ」を好演したまりもさんに投票しましたが、ほかにもお気に入りいっぱい。あ、長くなっちゃったからつづきはまた別記事で。
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(今回もイラストはまたろう)