ピアノの発表会の場合、バイオリンの発表会とは違って、みんな同じピアノを弾くわけだ。
←楽器がよく鳴ってるのって、弾くほうも聞くほうも気持ちいいよね
それなのに、「これが同じ楽器…!?」というほど鳴り方が違うってことがあって、ピアノをよく鳴らしている演奏というのはほんとに気持ちがいいものだ。曲が難しいとか簡単だとか、つっかえないで弾けてるかどうかとか、曲を理解しているかどうかとか、いろんな面があるものだけど、なんというか「鳴りがいいは七難隠す」といってもいいくらい、あれこれのアラは「まぁいいじゃないか」になるものだ。
この「鳴る」というのはどういうことなのかというのを考えてみると、音量の大きい小さいとは違っていて、もちろん叩けばいいってもんじゃまったくなく、小さい音がスーーッとよく「鳴って」いたりしたらそこで鳥肌が立つかも。
ブログ「鍵盤迷走」の「音量」という記事のとき。コメント欄に「鳴る」っていったい何なんでしょうねと書いてみたらば、かおるさん曰く「音がアルデンテであるかどうか。(アンダンテではなく・笑)」だって。妙にしっくりする表現(^^;;
ほんのぽっちり芯があって、でも全体はあくまでやわらかく、全体として弾力がある、って感じ? 問題は、どうすれば「アルデンテ」になるかってことだけど。
「挑戦するピアニスト」(金子一朗著)の中で、ピティナ特級でグランプリを取ったあと、大きなホールで弾く機会があるようになって、もっと大きな音が必要になったという話が出てくる。「正しく言えば、大きな音ではない。ホールの隅々まで響く音である。」そういう音はどうしたら出るのか…
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それは、音を自分の右斜め前方に飛ばす感覚であった。具体的には、そのために、腕が自身の重さを利用して落下する、その運動エネルギーを利用する方法であった。この方法だけでは、落下したときに起こる鍵盤と指との衝撃によってすぐ腕全体が疲労してしまうのだが、もともと、打鍵直後の脱力は身につけていたので、それは避けることができた。
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もちろん、そういう音が単に鳴るということが必要なのではなく、曲の中で求められている質感で鳴らなければいけない。しかも、そのすべては無意識にできなくてはいけない。要するに、非常に根気よく練習するしかないわけだが、聞くだにたいへんそうで、いったいその改造はどのくらいかかるものなのか??
でも、この著者がいうには、イメトレや、実際の練習、あるいは友人に聞いてもらうなどとにかくそのことを強く意識して練習を重ねることによって、案外早く、最初に感触をつかんでから半年かそこらの本番で実地に生きたと書かれている。
ま、これは頂上レベルの話で、求められている「鳴り」のレベルも、それからこの人の学習能力もハンパなくって、あんまり参考にはならないけど…
自分には、自分のレベルの、より「鳴る」弾き方って、あるよね。
どうやらポイントは
・しっかり弾き
・速やかに脱力
・音を飛ばす意識、よく聴く
ということにあるらしい。この、意識ってのがどうもよくわからないけど。
このページも参考になりそう→「100のポイントレッスンより響きと脱力」…こちらでは、「指先に納豆がくっついているような音」とか(^^;;
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それなのに、「これが同じ楽器…!?」というほど鳴り方が違うってことがあって、ピアノをよく鳴らしている演奏というのはほんとに気持ちがいいものだ。曲が難しいとか簡単だとか、つっかえないで弾けてるかどうかとか、曲を理解しているかどうかとか、いろんな面があるものだけど、なんというか「鳴りがいいは七難隠す」といってもいいくらい、あれこれのアラは「まぁいいじゃないか」になるものだ。
この「鳴る」というのはどういうことなのかというのを考えてみると、音量の大きい小さいとは違っていて、もちろん叩けばいいってもんじゃまったくなく、小さい音がスーーッとよく「鳴って」いたりしたらそこで鳥肌が立つかも。
ブログ「鍵盤迷走」の「音量」という記事のとき。コメント欄に「鳴る」っていったい何なんでしょうねと書いてみたらば、かおるさん曰く「音がアルデンテであるかどうか。(アンダンテではなく・笑)」だって。妙にしっくりする表現(^^;;
ほんのぽっちり芯があって、でも全体はあくまでやわらかく、全体として弾力がある、って感じ? 問題は、どうすれば「アルデンテ」になるかってことだけど。
「挑戦するピアニスト」(金子一朗著)の中で、ピティナ特級でグランプリを取ったあと、大きなホールで弾く機会があるようになって、もっと大きな音が必要になったという話が出てくる。「正しく言えば、大きな音ではない。ホールの隅々まで響く音である。」そういう音はどうしたら出るのか…
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それは、音を自分の右斜め前方に飛ばす感覚であった。具体的には、そのために、腕が自身の重さを利用して落下する、その運動エネルギーを利用する方法であった。この方法だけでは、落下したときに起こる鍵盤と指との衝撃によってすぐ腕全体が疲労してしまうのだが、もともと、打鍵直後の脱力は身につけていたので、それは避けることができた。
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もちろん、そういう音が単に鳴るということが必要なのではなく、曲の中で求められている質感で鳴らなければいけない。しかも、そのすべては無意識にできなくてはいけない。要するに、非常に根気よく練習するしかないわけだが、聞くだにたいへんそうで、いったいその改造はどのくらいかかるものなのか??
でも、この著者がいうには、イメトレや、実際の練習、あるいは友人に聞いてもらうなどとにかくそのことを強く意識して練習を重ねることによって、案外早く、最初に感触をつかんでから半年かそこらの本番で実地に生きたと書かれている。
ま、これは頂上レベルの話で、求められている「鳴り」のレベルも、それからこの人の学習能力もハンパなくって、あんまり参考にはならないけど…
自分には、自分のレベルの、より「鳴る」弾き方って、あるよね。
どうやらポイントは
・しっかり弾き
・速やかに脱力
・音を飛ばす意識、よく聴く
ということにあるらしい。この、意識ってのがどうもよくわからないけど。
このページも参考になりそう→「100のポイントレッスンより響きと脱力」…こちらでは、「指先に納豆がくっついているような音」とか(^^;;
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