アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ショパンdeジブリというのはつまり

2010年12月22日 | ピアノ
日曜日は、はなひめと二人で「ショパンdeジブリ」というコンサートを聞きに行った。

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ジブリというのは、みなさんご存知の曲「崖の上のポニョ」「もののけ姫」「君をのせて」とかなんとか。それを、ショパン風にアレンジしてあるというので興味津々、知ってる曲が多ければはなひめも飽きずに聞かれるかと思って行ったのだ。

行ってみると、はなひめよりもっと小さい子もたくさんいて、ピアノのコンサートとしては破格の年齢構成。みんな「ジブリ」に引かれてきたものとみえる。

ショパン風のジブリということで、私が想像したのは、メロディーはジブリ曲のものでありながら、リズムや伴奏形や、まぁ要するに「ノリ」がショパンらしさを持っているというもの。なんでも、この人のアレンジでCDも楽譜も出ているそうなので、聞いて気に入れば楽譜買っちゃったりして、ホームコンサートやピアノ練習会の隠し玉に(^^) と思っていたところ…

ちょっと想像と違っていた。むしろなんというか…ショパンの有名曲に、ジブリのメロディーを埋め込んでパロディーになっているという感じ。だから、

「崖の上のポニョ」は「猫のワルツ」
「もののけ姫」は「遺作ノクターン」
「君をのせて」は「革命のエチュード」

というふうに、元曲が明確にある。ディズニーとかもネタになってたんだけど

「美女と野獣」は「雨だれ前奏曲」
「彼こそが海賊」は「幻想即興曲」

という具合。元曲そのままをしばらく弾いている部分もあったりして、それでまたジブリが埋め込まれた部分に戻ってくるのだが、例えばパーティーとかで誰かがこれを弾いてくれたら、みんなげらげら笑って拍手大喝采というふうになると思うのだが、みんなクラシックコンサートのノリでしーんとして聞いてるもんだから、どーも落ち着かないというか(^^;;

まぁそれならそれで、私が自分で楽譜を買ってホームコンサートで弾いてみんなのウケを取るというのはどうかっちゅー話になるのだが、ひとつ大きな問題があって…

この方はたいそう指がよく回る方なので(プロだから当たり前だが)アレンジがいずれも相当装飾過剰というか、細かい音符のところがめっさ多くて、私の弾けそうなものがない(-_-;;
そもそも、ショパンの曲が弾けないんじゃ、というツッコミは当然あるだろうけど、そしてそれはまぁかなりの部分真実なのではあるけど、ショパンの曲で私に弾けるものってのもけっこうあるわけじゃないですか。でも、このアレンジは弾けないものばかり。

というわけで、私は挫折してCDも楽譜も買わなかったんだけどね…

よかったら、誰かチャレンジしてみて(^-^) 弾けたらおもしろいと思う。

このコンサートの中では三曲、バイオリンとチェロの人がでてきて三重奏やったところがあって。となりのトトロメドレーとか。これはほんと気楽に楽しくって、よいアレンジでした(ショパンとは関係ない)。

バイオリンの人が出てきたとき、はなひめが声をひそめて「お母さん、たぶんうまい人だと思うから、よく見ておくといいよ」といってくれた(^^;;


で、蛇足だけど…このコンサートでは、「ショパンdeジブリ」オリジナル曲のほか、ふつうのクラシック曲も弾かれていた。リストのラ・カンパネラとか、ショパンの革命のエチュードとか。でも、この方の弾き方がなんか、ピアノが芯まで鳴らせてないというか、特に高音部分の鳴りが悪くて、ショパンの革命のエチュードなんか、最初の一小節鳴ったときに何の曲だかわからないくらい原形をとどめてなかったもん。

あれはなにがまずかったんだろう?? 弾き方かピアノかホールか私の座っていた位置か。でもとってもいい席だと思うけどなー中央ちょい(舞台に向かって)左より、真ん中よりやや前より。しかしもちろん、もともと下手な人だったらコンクールとか通るわけがないし。謎だ。

ちゃんと鳴ってないスケルツォとか、なんか聞いてるとフラストレーション溜まるの。

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コメント
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