アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ショパン前奏曲まるっと聞き比べ

2010年12月03日 | ピアノ
気がついたら、「ピアノ練習会」オフはあさって(o_o)

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ご推察のとおり、出歩いてばっかりでちっとも練習できてませんが…集中して練習するはずだった午後半休はこじろうとごたすかしちゃったし、しかも今日は職場の忘年会。でも、会社の行き帰りは前奏曲を聞きまくってましたよ。

もともと聞いていたのはソコロフさんの前奏曲。この人は重量級、って感じで…あ、見た目も重量級ですが弾いた感じもです。重めの曲のどっしり感に特徴があります。ついでに苦しげな息遣いとかも聞こえてきてちょっと不安になります(^^;; 間の取り方がたっぷりで、それでまたその説得力がすごいんです。

私はこの演奏を聞いて、前奏曲を弾こうって思い立ったんです。だから好きといえば好きな演奏ですが、自分がそういう演奏を目指す(!)とか真似する、とかいうのはまったく違うと思います。

それで、こないだクッキーハウス教室のときに借りてきたのはアシュケナージ。次いで、先日のバイオリンデュオコンサートのときにスケルツオさんがアルゲリッチ、ポゴレリチ、ポリーニと持ってきてくださって、私はいっぱしの前奏曲持ち(^^;;になりました。

このようなゴージャスメンバーの演奏を次々聞いていると、まず思うことは、ずいぶん「なんでもあり」なんだなということです。幅がありすぎるくらいあります。もっとも、ポゴレリチの演奏まで「あり」に入るのかどうかは人によって意見が分かれるのかもしれませんが。

ポリーニさんの演奏はすべての音がきっちりきっぱり「立って」いて、解像度が高い感じ。間を取りすぎずサクサクと進んでいくんですが、でもすべてにおいて精度が高いもんだから、ちょびっとの間があってもきちっと伝わる感じ。

アルゲリッチさんの演奏は、一番奔放というか、勢いがあって自在な感じで、引き込まれます。前奏曲が24コ全部でひとつの作品として構成されていることを強く感じます。

ポゴレリチさんの演奏は…えぇっこんなところをノンペダルで…とか、ある曲は快速にぶっぱなしているかと思うと、遅い曲の遅さはハンパなかったりして(自転車なら倒れるくらい)、極端から極端へ。嫌な人は嫌だろうなとも思うし、でもおもしろいですよ。とても。

ところで私が弾く曲は9,13,20ということにしたのですが、この三曲に関してもそれぞれの演奏はまったく違います。

9番は付点のリズムが左右でずれているところとかに特徴があるのですが、アルゲリッチさんもポリーニさんも譜面どおりのリズムでは弾いてませんね。なまらせたり好きなように弾いてます。特に、ポリーニさんなんて、四分の一のところ三分の一くらいで弾いてます。ソコロフさんはその件に関してはきっちり譜面どおりだったですけどね。

13番は、ずいぶんテンポ設定に幅がある曲なんだなということがわかりました。私はどんなテンポで弾くことにしよう?? 単に好きな演奏のテンポを真似しても意味がなく、それは全体として成り立っているものなのでしょうけど…よくわからない。

20番は、ffで始まりますが、なんかずいぶんおとなしいffがあったりと、人によってずいぶん開きがあります。私の気分としてはがつんと行きたいのですが、そう弾けるわけでもないので悩ましいところです。和音で成り立っていく曲なので、その中でどの音の流れを浮き立たせるか、人によってずいぶん違ってきます。

それにしても、ポリーニのCDをかけっぱなしにしながらお風呂に入ろうとして服を脱ぎかけていたとき、途中で「えーっ」と叫んで半裸のまま楽譜に突進した私です。だって「ミb」のところが「ミ」になってて。ぶったまげた。でも、楽譜には注釈マークがついてて、なんたら異稿についての説明があるらしかったけど(日本語じゃないから読めない)、他に「ミ」で弾いてる人はいなかった。

演奏時間一覧表とか作ったらおもしろそう。大人の自由研究って感じですね(^^)
…なんてことをやっている場合ではないっっ(焦)

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コメント (2)
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