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アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

またろうの作り方: 初めての小学校・学童日記より(17)

2013年05月27日 | 小学生活
保育園は、第二の家みたいなもので、親がいない間でも、そこには心のよりどころがあるんだよね。それはとても素敵なことだし、園でも「卒園生はいついかなるときでもwelcomeです」といってくれてほんとうにありがたかったんだけど、でも。

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2000年4月25日(火):園に寄っちゃった

今日は朝からのどが痛くて、全身もどんどん風邪っぽい気分になってきてしまった。駅からはタクシーに乗って、直接保育園につけてしまおう。またろうはそれでいいというかな?

そんなことを考えていると、まだ電車に乗っている間にまたろうコール「ママー、いまおうちについたの」。「えっ、早ーい」思わずいってしまったが、帰宅時刻としては別に早いわけじゃなくて普通だ(6:10)。「どうしたの、おてがみ見た?」「あ、さがしてみる」と電話がきれた。いつもなら手紙を読んでとりあえずおやつを食べてからの電話なのになんか様子が変だな。

駅を降りてタクシーに乗ってから再度電話あり。「今日、こじろうお迎えしてからただいまでいい?」と聞いてみると、「あのね、、ちょっとつまんないけどいいよ」いちおう言質(?)を取ったので直接園に向かう。

タクシーを降りるところでまたまた電話。「いまどこ?」「もうすぐ園に着くところだよ」「もうすぐ着くとかじゃなくて、どこっていってるんだよー」「、、園の門入るところだよ」「じゃね、急いできてね」やっぱ何か変だなー。

入っていくと、先生方が「ほらこじろうくん、お母さん来たよ。よかったねー」と騒がしい。こじろうは口を「への字」にして泣いている様子。「わ、どうしたの?」と聞くと、「さっきまたろうくんが園に来てね、こじろうくんはいっしょに帰りたくなっちゃって大泣きだったんですよー」と先生。またろうが来たということは6:05くらい、それから30分近くべそべそしてたってこと?

「おにいちゃんみたいに、お迎えなしで帰りたかったの?」と聞いてみると「への字」のままうなずくこじろう。お兄ちゃんの「自由特権」をうらやんで荒れているこの時期に、こじろうにとってはショックだったんだろうな(かなり外まで出かかって無理やり連れ戻されたらしい)。しっかし、またろうも余計なことしてくれるよなー(-_-#でも、「絶対園にいっちゃダメ」なんていいたくないしな。悩むなぁ。

さっきまでのまたろうの、「何かいつもとテンポが違う様子」も、大騒ぎになっちゃったことがまたろうなりに気になっていたんでしょうね。

いちおう、またろうには「こじろうね、ママが着いたときもまだ泣いてたんだよ」とだけ言う。またろうは、ちょっと考えて、「こんどね、またろうがお迎えにいってあげて、ママやパパがいなくても帰る練習するっていうのはどう?」「それはねー、できないんだよ。四年生以上じゃないとお迎えできないってお約束だからね」「四年生?またろうは、「玉」とか「歩」とか漢字書けるけどもっといっぱい書けなきゃだめなの?」、、いや、そーゆー問題じゃなくてね、、

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またろうの作り方: 初めての小学校・学童日記より(16)

2013年05月22日 | 小学生活
四月頭から、学童のロッカーには置き傘(折りたたみ)を入れてあったはずだが、この日記によればゴミ袋をかぶって帰宅となっている。確か、雨が降っても傘があることに気づかないので、この先も何度もゴミ袋で帰ってきたはず。

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2000年4月24日(月):どしゃぶりのち晴

今日は、私の職場の「市内局番」が変更になった連絡を書くので、小学校にも学童にもきちんと連絡帳を出してもらわないといけない。「こっちは学校、こっちは学童に出すんだよー」と念を押す。

夕方になると、日中のさわやかな天気から一転してどしゃ降り。夫が家に着いたとき、家の前には即席レインコート(=ごみ袋)をかぶったまたろう他数名の子供たち。しんくんママが心配して、数名まとめて送ってきてくださったのだ。ありがたや。

またろうは、突然の雨をかぶったことだけじゃなくて、今日なんだか何度も転ぶ日で、膝小僧のおんなじところを3度もぶつけてしまって痛いといってめそめそしていたそうだ。「(3度目は)かざっちがおんぶしてくれたとき、つぶれちゃってまたここぶつけたの(;_;)でもかざっちね、ごめんねっていってくれたんだよ」、、

それでもパパと家に入って、ごみ袋を脱いで、パパはこじろうを迎えにいってしまったがその間「おてがみ」と「おやつ」でだんだん元気になったらしい。私が帰宅したときには(7:30)もちろんみんな揃っていて、「おかえりー(*^-^*)」と笑顔のまたろうだった。

今日の「おてがみ」では科学と学習の読者全員サービス(といっても有料)、オリジナルスタンプを作ってくれるというものの応募用紙を入れ、書き方(黒いペンで枠の中に書くなど)を説明しておいた。またろうは案の定デジモンの絵を熱心に描いていて、ごきげんでお留守番できたというわけ。

夕食のときにはぼちぼち学校の話もしてくれて(これまではなかなか聞き出せなかった。4月12日参照)、「きょうの休み時間はね、せんせいが、みんなおそとにでてあそびなさいっていったの」「おうちのなかばっかりであそんでると、手のほねや、足のほねがまがっちゃうんだって」「かざっちと、ようくんと、たけくんと、たたかいごっこをしたんだけど、またろうたちのほうがよわすぎた(^^;;」

その間、またろうが「教室から、**の方へも**の方へもでられるんだよ」とかいうたんびに、こじろうが「そぉーなんだよ」などと知ったかぶりするので、
またろ「てめー知らねーくせに」
こじろ「しってるよぉ」
と不毛な兄弟喧嘩になってうっとぉしい。

連絡帳は間違えずに両方出せた(^-^)。今週から配られた「じかんわり」をみて自分で明日の支度を揃えるのもすこーし、できるようになってきたが(つまり「こくご」なら「ノート」「教科書」を入れるとか、明日ないものはランドセルから出すなど)、ひとつの動作をするたびに目についたおもちゃで遊び始めたり別の話を始めたりするのでそのたびに「お支度すんでからにしなさい!」と思い出させないといけない。

* * *

このときは、「悠久の時」を浪費してでもじかんわりを揃えさせようと果敢な挑戦をしているが、ほどなくあきらめて(^^;;
…だって、もっと急を要することがいくらでもあるんだもの…
「じかんわりは、ぜんぶ入れておく」
というソリューションに至るのだった。

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またろうの作り方: 初めての小学校・学童日記より(15)

2013年05月18日 | 小学生活
習い事に行くのに、親が休みの日じゃないとダメということだと、土曜日くらいしか行けないのだが、平日に本人が一人で行けるとなると、がぜん幅が広がってくる。しかし…

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2000年4月22日(土):習い事の変化

今日は小学校休みの土曜日。でもまたろうは9時になるのを待ちかねて(いちおう休みの日によその家にピンポンするのは9時以降という習慣にしてある)どこかへ遊びに行ってしまったので静か。こじろうも外に行きたがってあばれるかと思ったけれど、なぜかそれは言い出さず静か。まぁ、土曜日は大好きな「音楽教室」と「スポーツクラブ」があるのでちょっとうれしいらしいのだ。

習い事はなりゆきでまたろうもこじろうも2つになってしまっていてちょっとうっとおしい。しかも、この4月からまたろう・こじろうで時間帯がずれて、パズルのような送り迎えをこなさなければならず、ぜひ一つやめてほしいのだが二人とも両方を気に入っていてひっこみがつかない。

またろうもこじろうも気に入っている「音楽教室」ですが、こじろうはともかくまたろうは、音楽より、今教えてもらっている先生が好きなのではないかと思う。その先生が5月で異動になってしまう(土曜日は別の教室に行く)ので別の先生に習うことになるからさぞがっかりするだろうな、、まぁ、これで行きたくなくなったら晴れて(?)やめられるかな、などと考えていました。

ところが、金曜日の5時半からでよければ同じ先生で続けられるという話が突然あり、本人に打診すると即座に「その日は学童を5時帰りにしておんがくきょうしついく!(^-^)」とのことで決まり。そうかー。土曜日以外に習い事はありえないという固定観念があったけど、本人の行動レパートリーが広がれば(バス一人乗り)それまでと違う選択肢があるもんなんですね。

こじろうの方も、お兄ちゃんと時間がずれて「オマケ(兄の個人レッスン30分のうち5分わけてもらっていた)」扱いでなく一人前の個人レッスンに昇格したので、「出席カード」をもらったし、いちおうカタチだけ何か持ってくるものがあったほうが楽しいでしょうといって「五線紙ノート」までもらったのでもぉご機嫌(*^-^*)。

この土日、なるべくこじろうとゆったりかかわってやって、「こじろうばっかり子供扱い(-_-#)」とへそ曲げられないようにしたいと思っているんですが、さて。

* * *

同じ先生で続けられる、というのは、一見よさそうな選択肢だったけれど、またろうには難易度が高すぎた。結果的にはこのあと、平日にひとりで教室に行くことに挫折して、音楽教室をやめることになってしまう。

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またろうの作り方: 初めての小学校・学童日記より(14)

2013年05月16日 | 小学生活
今日、またろうが弾いてたピアノが、メロディーは聞いたことある…中田喜直なんだけど、左手の伴奏形をいろいろと変えて「あれ?」「あれ?」とやっていて、どうしたのかな? 楽譜ないのかな? と思ったら。

レッスンでその曲を始めたんだけど、とってもシンプルな曲なので、アレンジをしてみよう♪ってことになって、今いろいろと考え中なんだって。粋なレッスンですね。

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2000年4月21日(金):集中またろう&ガブこじろう

今日は「おてがみ」「おやつ」といっしょに、新しく買った将棋の本を入れておいた。これはいちおう子ども向けということで総ふりがなつきなのだが、文章といい内容といい難しくてまたろうが一人で読めるものではない。

「このほんは、きのうままがまたろうのためにかってきたおみやげなんだけど、またろうがひとりでよむにはちょっとむずかしかったからいっしょのときみようね。どこからよんでほしいかぱらぱらみておくといいよ。またろうがおるすばんのときのあそびかたはじぶんできめていいんだよ。おえかきでもなにかつくるんでもごほんよむのでも、、なにしたいかな?」と書いておいた。さて。

やっぱりまたろうから電話。でももう6時半近かったので、おやつを食べた後しばらくほんとにぱらぱら本をみていたのかな。「ママー、ごほんありがとう。でもね、、」早くいっしょに読んでほしい、というわけ。「ママはまだだいぶかかるよ。もうすぐパパが帰るはずだから電話してごらん」と無責任にふる。

実際パパはそのあとすぐ家についた。着くと、やっぱり「ごほんよんで」といっていたようだが、「こじろう迎えに行くからね」といって出て、お迎えして戻ってくると、本棚から本を次々ひっぱり出し、その中から「ポケモンかずあそび(←これは私の母からのプレゼント)」を選んで熱心にシール貼りや塗り絵や迷路をやっていたそうだ。

その後も、ごはんを食べる間を除いてずーっとやっていて、私が帰宅したとき(8時すぎ)でもまだやっていた。結局、寝るまでに1冊ほとんどやってしまった。いったんノルとすごい集中力。でものれるものを探すところがひとりで家にいるときは不安なのかな?

ところで、これまでの日記でもわかるように、親の注意はどうしてもまたろうに集まっている、、それによりこじろうはどうだったかというと、当然のことながらすねていたのだ。例えば、私が迎えにいったとき、にこにこして飛びついてくるような反応でなく、じとーっと横目でこっちをみて「こじろうはママといっしょにかえらない。ママひとりでかえって。こじろうひとりでかえれる」といって遊びを続けるといった調子。

その他、「じぶんで」とか「おにいちゃんばっかりずるい」とかで揉めたりも含めて「荒れてるな」とは感じていたけれど、今日お迎えのとき先生から「最近お友達をよくガブしてます」という報告があったそうだ。あー、そうきたか。

「かみつき」は一歳とか、せいぜい二歳くらいのときわりと流行(?)するが、またろうもこじろうもガブ気質ではなかったのでほとんどやらなかった。それが三歳半になって出るというのはやっぱり今の状況のせいなのでしょう。。

こじろうにしてみれば、お兄ちゃんばっかり急に「自由特権(一人で行き帰り、カギを持つ、電話をかけるなど)」を与えられたようで、しかも親の注目も集めているとなればおもしろいわけがない。うーむ。どうしようかな??

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またろうの作り方: 初めての小学校・学童日記より(13)

2013年05月13日 | 小学生活
2000年4月20日(木):指示待ちまたろう&連絡帳顛末

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駅を降りて、タクシーに乗り、「○○保育園」と行き先指定。乗ってすぐ、今日もまたろうから電話。「おてがみに入っていた迷路ね、えんぴつで線かくの、それともゆびでいくの?」なんだそりゃーそんなことどっちでもいいだろぉ(-_-#といいたいのをぐっとこらえてあくまでやさしく「またろうの好きなほうにしていいんだよ(^_^)」。タクシーの運転手さんにも丸聞こえだしねぇ。

それから、「今日も、こじろうお迎えしてからただいまでいい?」と聞くと、「今日は先にただいまして」とまたろう。また行き先を変更する。

今日は「おてがみ」といっしょに、昔よく遊んでいた迷路の本がみつかったので一ページちぎって入れてあったのだが、またろうはおやつを食べてからその迷路をやってしまうといきなり、次は何で遊んでいいかわからなくなったらしい。

普段べつに親の指示に従って遊んでいるわけじゃないのに、なぜか「何すればいいのー」と聞いてくる。「またろうがやりたいことしてればいいんだよ。将棋でもいいし、迷路もまだあるし、お絵かきしてても、なんでもいいじゃない」、、「迷路まだあるの?ほしい!」というので本ごと渡して、「じゃ、お迎え行ってくるね」と出かける。

迎えにいって帰り道、団地内に入ったあたりでまたろうから電話。「もー疲れた、かんべんしてー」「え、何が?」「あのね、迷路むずかしいの。疲れちゃった」「そんな疲れるまでやんないでよー。何でも好きなことしてなよ」

「家についておやつを食べたらプレステの将棋」とかパターンを決めてやった方が安心できるのかな?そんなの親が決めることじゃないと思っていたんだけど。まだ宿題はないし、、いっそ、「おふろを洗う」とか何か役割を考えてみようか??(←親の下心丸出し)

ところで、今日はちゃんと学童の先生に連絡帳を渡せました。「ママ安心したよぉー」といって頭をぐりぐりなでる。またろうもちょっとほっとした様子。学童の連絡帳より;

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顔を合わせるとすぐに「他の人の連絡帳入っていたよー」と教えてくれました。えらかったね。
今日お弁当忘れて一緒に学校までとりに行きました。カバンを手にすると連絡帳をわたしてくれました。
「学童クラブにくることばっかり考えないで、荷物調べてから来てね。」とはなしました。あと何回かな。へってほしいけどけっこう二人きりのたのしい時間です。
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やや。ちょっとトホホだけど、、温かく見守ってくれてほんとに先生ありがとう。

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四月最初からここまで、親の目からすれば毎日事件みたいな感じではあったけど、それは朝夕のほんのわずかな時間についてのことであって、学童から「困ります」的な苦言を呈されることはなかったというのは考えてみれば不自然な話で、要するに学童でのすべてのわけわからん事件は先生がフォローしてくださっていたのであった。

弁当を忘れてきた場合でも、学童の先生が食べ物を用意することは一切ありませんというのが市の公式見解なのだが、このときの先生は何も親に文句をいわずに毎日のように学校まで取りに戻るのに付き合ってくださっていた。この先生は保育士さん経験が長く、手厚い面倒見をする方だったのだ。こんな先生に当たったのは、三人の学童生活(合計九年)を通じて、またろう一年生のときだけ。奇跡のような「引き」のよさ。

学童の先生は、子どもの世話をすることのプロが来るとは限らず、水道局でもなんでも、テキトーなところから異動してくるのであり、市が決めた最低線以上のことをしてくれるとは限らない、ということを私はあとになってから知ったのであった。

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