自分史 物怖じしない国際人を育てるヒント集

近現代史に触れつつ自分の生涯を追体験的に語ることによって環境、体験、教育がいかに一個人の自己形成に影響したか跡付ける。

ターニングポイント遭遇/全国模擬試験/幻の料理

2014-06-14 | 体験>知識

福岡市まで模擬試験を受けに行った。
帰りに5,6名で中華飯店に立ち寄った。
何を注文してよいか分からず、一番見当がつかない料理にしようと衆議一決、ギータンタンに決まった。
出てきた料理をみて一同爆笑したがそれが何だったか思い出せない。
まさにわたしにとって幻の料理だ。
その日も日常的にふざけていたがすでに受験会場でウイルスに感染して知らぬ間に京ウイルスキャリアになっていた。
試験会場前で受け取ったチラシに京都大学の公認サークル名「親学会」があった。
京大合格のための通信添削(有料)を謳っていた。
すぐさま入会した。
雑誌と問題が送られて来るようになった。
内容が学問的で受験のノウハウを期待していたわたしにはしっくり来なかった。
まったく念頭になかった京都大学の存在がたちまち頭中に広がった。
親や担任に相談することもなく目標を九大から京大に変えた。
一目ぼれだった。
チャームポイントは大学ではなく京都だった。
これは後年気付いたことだったが親の過剰愛情が疎ましくとにかく遠くに逃げたい深層心理がこの日を境に噴出したのだった。
わたしの解放記念日が両親にとっては苦悩の始まりになった。

http://www.youtube.com/watch?v=0WrsqSnlWgA 



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