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25日のクリスマス。
エリカとアヤの誕生日だったので、ケーキを生まれてきた子供のたちのために
生まれて初めて焼いた。
っつっても、蒸しパンミックスをこねて電子レンジでチン。
デコレーションには、
子供らが好きなグミを入れてみることにした。
私の完成予想図は、
レーズンなんかの代わりに、蒸しパンに
オレンジや赤のポッチリしたグミが、かわいく
お目目を出しているってノリ。
ところが出来上がってみると、
「出たなぁ~妖怪!」「鬼太郎気をつけるのじゃ」
鬼太郎の声と、目玉オヤジの声がこだまする。
白い蒸しパンの生地に、オレンジや赤のグミが
ドロリと妖怪の目玉のように溶け出している。
デニスは叫び、アヤは泣き喚き、エリカは退く。
とまでは驚かなかったが、
奇怪な物体にエリカとアヤは口へ運ぼうとしない。
好奇心だけ旺盛なデニスが、
「なにぃ~、マミィこれ?」と問う。
「ケーキよケーキ」
「ケーキ!マミィーすごいねぇ~ケーキつくった?
食べるぅ~デニス」と喜んで口に入れた。
「美味しいよマミィ」
「見かけは悪いけど、味はいいのよ」得意になる私。
「どれどれ」とレイも口にする。
無言。
そしてデニスも、最初の一口から先に進まず。
「ほら、デニスの好きなグミがのってるんだから
もっと食べなさい」促す私。
「だって美味しくないもん」
正直者め。
目玉の溶け出した妖怪は、こうして
ゴミ箱へ葬られたのだった。
かなり怪訝そうな目でケーキを見ている二人
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25日のクリスマス。
エリカとアヤの誕生日だったので、ケーキを生まれてきた子供のたちのために
生まれて初めて焼いた。
っつっても、蒸しパンミックスをこねて電子レンジでチン。
デコレーションには、
子供らが好きなグミを入れてみることにした。
私の完成予想図は、
レーズンなんかの代わりに、蒸しパンに
オレンジや赤のポッチリしたグミが、かわいく
お目目を出しているってノリ。
ところが出来上がってみると、
「出たなぁ~妖怪!」「鬼太郎気をつけるのじゃ」
鬼太郎の声と、目玉オヤジの声がこだまする。
白い蒸しパンの生地に、オレンジや赤のグミが
ドロリと妖怪の目玉のように溶け出している。
デニスは叫び、アヤは泣き喚き、エリカは退く。
とまでは驚かなかったが、
奇怪な物体にエリカとアヤは口へ運ぼうとしない。
好奇心だけ旺盛なデニスが、
「なにぃ~、マミィこれ?」と問う。
「ケーキよケーキ」
「ケーキ!マミィーすごいねぇ~ケーキつくった?
食べるぅ~デニス」と喜んで口に入れた。
「美味しいよマミィ」
「見かけは悪いけど、味はいいのよ」得意になる私。
「どれどれ」とレイも口にする。
無言。
そしてデニスも、最初の一口から先に進まず。
「ほら、デニスの好きなグミがのってるんだから
もっと食べなさい」促す私。
「だって美味しくないもん」
正直者め。
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