抱腹絶倒!NY育児日記

ご存知ハーレム日記の弘恵ベイリー、NY郊外で育児とライター業に大奮闘!NY関連の執筆、調査依頼いつでも可能です。

ゲロの海で病院へ

2006-12-14 06:15:01 | ぜ~んぶ見せます!

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

NYへ到着寸前の朝食で、ウインナーが出ていた。
デニスが食べないので、アヤに食べさせた。

「まだソーセージよぉ~」とアヤが泣き出した。
「ちょっとマミーの分はスパイシーかもよ」と、コショーの粒が
見えてるソーセージを食べさせた。あっという間に完食。

「もっとソーセージよぉ~」が始まった。
そういえば、温泉の後も「もっと、うどん食べるよぉ~」で
アヤが泣きわめいたっけ。

今日こそ、示しをつけるべし。
「もう、頼めないのよ。飛行機にのせてる食事の数は
決まってるんだから」と、強引に納得させようとする。

ちょっと説得のレベルが高すぎたのか、
「もっとソーセージよぉ~」アヤの泣き声が、甲高くなっていく。

泣きわめいてるアヤに気づいたのか、キャリアありそうな
CAの方がやって来た。

「どうして泣いてるのぉ~?」アヤに話しかける。
さすがキャリアあるCAは客の扱いがうまい。
私に話しかけなくても、子供に話しかければ万事まとまる。

泣いてる理由を子供が説明するわけ
ないのだから・・・。
こうしてワシが説明入れるのじゃ。

「ソーセージを欲しがってるんですが、
数に限りがあるし、
あきらめることも学ばせないとならないから」

と言ったら「大丈夫ですよ。まだお持ちしますよ」
フットワークが軽い。

「いえ、いいんです、あきらめることも学ばせないと」
と再び言おうかとも思ったが、

ソーセージを与える=(イコール)
他の客の迷惑になるから、
こいつを黙らせろ!ってことだ。

「もう、これで最後だからね。わかったって
言いなさい!」と言いながら、ソーセージをアヤに
与える。

「わかった」と、しゃべれる猫が話してるような
口調で返事をしながら、
ソーセージをペロリと平らげたアヤ。

私をこんなに疲れさせたくせに、
食べ終わるやいなや高いびき。

JFKに着くと、ファミリーサービスで荷物を運んだりと
お手伝いをしてくれる係員は、
英語しかしゃべれない白人の兄さん。

日本では日本語のでいないレイが、私の後ろについてきてたのに、
兄さんの後ろについて堂々と歩いている。
あぁ~とうとうNYに帰ってきたかと実感するのだった。

カーサービスは、イスさえも自動で動く最新式の4WDだった。
アメリカの車だったと思うが、スペースがあって乗り心地がよい。
ドライバーのブラックの兄さんは、

「いとこが日本に住んでいて、来月は彼女ハワイで挙式
なんだ」と言っていた。

日本の話をすると、いつでも親類縁者が日本にいるとか
結婚してるとかいうアメリカ人に遭遇するのは不思議だ。
日本にゆかりのある人は、そういうオーラを発してるのかな?

たとえば、

デニスの学校の先生の長男が、日本に留学してたり。
一番仲良しだったクラスメートのパパが以前、
日本在住だったとか。

前には、一度だけタイムズスクエアのトイザラスで
インタビューしたブラックの店員さん。
米軍所属の弟さんが、日本に駐留していた。などなど。

さて快適なはずの車内では、
アヤが靴をはいたまま。強情なので脱げといっても
脱がず。

美しい光沢の黒いレザーばりのシートは、靴底のスタンプで
彩られていった。
それを私がティッシュで拭き取りながらの帰路。

最後の最後まで、この娘は厄介だ。

自宅付近に車がやってくると、アヤが「着いたよぉ~」と言った。
自分の家をまだ覚えていたか。

お昼すぎ、
家に入るやいなや、子供らを強引に寝かせ、私も
死んだように眠っていた。

起き上がったら、マットは血の海ならぬ
ゲロの海だった。
エリカはこの数日なにも食べてないから、ドロドロの液体のみ。

それなのに、ある一部にはツブツブの食べ物。
うっ、ソーセージ臭いぞ。

回復しかけていたのだが、ゲロの主はアヤ。
アヤの髪の毛には、ゲロがべったりついていた。

エリカは熱が下がらないし、シーツはゲロの海。
「アメリカに帰っても疲れたなんて言ってないで、
ちゃんとしたお薬を処方してもらわないとならないから、

病院につれてってあげるのよ」

母の注意が頭の中をこだまする。午後4時をすぎていたが、
いちかばちか病院へ予約の電話を入れる。

「ドクターに代わります」とオペレーター。
ドクターに症状を話すと、「すぐに来てください」と言われ、
寝ているレイとデニスを起こし、バタバタと用意させた。

デニスは、寝起きで機嫌悪く、「マミー足が痛くて
歩けないよぉ~」と、歩いて3分の道のりを泣きわめく。

髪を振り乱し、歯もみがいてない私は、
ボロボロのまま病院へ。

マラソンのゴール寸前の
ように息切れしながら流れ込んだ。

ドクターが心音や耳の中、口の中を確認した後、
「胃の中にウィルスがいるようですね。
とにかく水分を補給してあげてください。

オシッコをきちんとしてるのかどうかだけは
確認してね」
えっ、それだけ?

そう、ここはアメリカ。
風邪をひいても薬は、自分で薬屋で選ぶのだ。

日本の病院では、浣腸までしてくれて
ウィルスを排泄して、治りやすくするなどとやってくれたんだが。

熱冷ましには座薬を与えられ、咳止めもろもろの
粉薬は小さな袋づめ。

そして今夜もエリカは熱。
こいつらが病気でなければ、NY帰還を一人で祝って
ワインでも飲むのだが。

友人からの忘年会新年会のお誘い、お待ちしております。

ただし、子供たちが病から立ち直るには、更に数日
かかりそうです。


Dr.スランプ アラレちゃん DVD-BOX SLUMP THE BOX んちゃ編(完全予約限定生産) BBBA-9221
Dr.スランプ アラレちゃん DVD-BOX SLUMP THE BOX んちゃ編(完全予約限定生産) BBBA-9221


あなたのワンクリックが読者増につながり、私の出版の夢をかなえてくれます。
ポチっと毎日ワンクリック!ランキングアップに、ご協力ください。


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■


 

地獄のフライトJAL006便

2006-12-14 05:29:19 | ぜ~んぶ見せます!

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

とうとうNYへ戻ってきた。
予想通り、熱のある双子と、デニスをつれてのフライトは地獄だった。

レイが、のんびりとビジネスクラスでフォアグラを食ってるころ、
ワシは地獄の119ST。

熱が40度ちかくあるエリカが「マミィ、マミィ~~~」と
泣きつきながら、ゲロをはいた。

せっかくエキストラにシートが空いてるというのに、
アヤが私のヒザから降りず。寝ぐずりで泣きわめく。

アヤがシートの上に寝ていても靴を脱ごうとしない
強情さにやられていた。

デニスは小便をもらし、
アニメを見て大声をあげ。
食事には手をつけずジャンクばかり食べる。

こんなところで、ジャンクばかり食べないで
ちゃんとしたモノを食べなさいなんて言ってる余裕はない。

CAの方に、「主人を呼んできてください」と言ったが、
「只今おうどんを召し上がってる最中ですので」と、やんわりと断られた。
後から聞けば、レイはうどんなど食ってないとか。

どうやら隣の奴が食っていたという。
「僕は窓際の席で、隣の人の迷惑になるから
あまりこっちに来れないよ」と言っていたレイの言い分に納得。

それでも、何度かレイが来てくれたので
トイレなどに行けた。

ドリンクは、気分転換のためにエリカとアヤをつれて
取りに行った。

以前、友人のブログにポッキー取り放題って書いてあったが、
アラレやポッキーの取り放題に大満足する私。

フランとかって高級ポッキーを初めていただいた。

エリカは、熱のせいか寝ていることが多くなって
落ち着いてきた。

今回の006便には、コリアンの方々がたくさん乗っていた。

世間話をしていると、おしゃべりな中年男性は
野球選手をトレードするエージェント。

野球に興味のない私は、最近話題沸騰の
松坂の話題をふられても、
高級松坂牛くらいしか浮かんでこず話にならない。

夫レイがコリアン料理ファンだということを話すと、

「やはり韓国で食べる焼肉が本場」と
話がはじまった。

「日本やアメリカの焼肉は、
その国にあわせた味付けなのだよ。
たとえばキムチだと、

日本のキムチはダシの味が濃くて、
アメリカのキムチは甘みや酸味を増している」

などなど韓国料理を熱く語っていた。

話してるうちに、
「君は何人?」と聞かれた。
「日本人だ」と答えると。

「僕は職業柄いろいろな国を旅して回ってるんだけど、
君は南米系の顔だね。エルサルバドルとか」

「たしかに10年以上前、日本にいる頃から、
アメリカ人からも、スパニッシュっ?て
言われたことがあるんです」

てっきりスペイン人のことかと、
カルメンなスペイン人をイメージしてたら、
アメリカに来てわかった南米系スパニッシュ。

黒い髪を束ねて、育児に疲れてるかなり太めな
南米のママたちは、たしかに私に似ている。

その後、世間話をした松坂慶子似の美人女性。
ソウルの大学教授だった。

ご主人と息子はNYにいて教師と大学生。
彼女が仕送りしてるらしい。

「年に、家族には何回会いに行くんですか?」と聞いたら、
「年に2回よ。今回は1ヶ月ほど滞在するの」
「うぁ~うらやましい。ご主人と滅多に会わないほうが

飽きなくていいですよね」と私が言ったら、
「そんな風にプラスの方向に
言われたのは、初めてよ。

韓国の人たちは保守的だから、
女が単身赴任してるなんておかしいって
言う人がほとんどなのよ」と笑っていた。

彼女らはブロンクス在住。
「コリアンは安全な地域に集まってしまう傾向が
あるけど、私は危険なところでも気にしないの。

今住んでるところは、ブラックやラテン系ばかりよ。
ただし、家をレンタルするビジネスは失敗したの。
黒人やラテン系の人たちって平気で家賃の滞納

しちゃったり、夜逃げとかもあったり」
とサラリと言っていた。

「ハーレムやブロンクスには
アジア系が信頼できるからって
日本人ばかり入れてるアパートがありますよ。

きっと日本人や韓国人相手に賃貸やれば成功したのに」
と私。

「でも、もう大家をやるのはストレスフルだから、やめておくわ」

こうして世間話してる間に、なんとなくNYへ着いた。
フレンドリーなコリアンの人たちに感謝。

それにしてもコリアンの人って韓国在住でも英語がペラペラ。
日本語ペラペラの人もいるし、頭いいんだなぁ~。

Dr.スランプ アラレちゃん DVD-BOX SLUMP THE BOX んちゃ編(完全予約限定生産) BBBA-9221
Dr.スランプ アラレちゃん DVD-BOX SLUMP THE BOX んちゃ編(完全予約限定生産) BBBA-9221


あなたのワンクリックが読者増につながり、私の出版の夢をかなえてくれます。
ポチっと毎日ワンクリック!ランキングアップに、ご協力ください。


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■