アルの鉄道模型工廠

鉄道模型のキット製作や加工、レイアウト製作などやってます。
鉄道以外も出たりします。

KATO 急行大雪セット レビュー

2013-03-04 01:59:48 | 日記
どうもアルです。

さて再び製品レビューです。

76-500に続き大雪セットです。



基本セット、増結セットで合計12両。

ここで実車のお話を・・・

急行大雪の歴史は古く、資料によって微妙に年が異なりますが戦後まもない昭和22年に戦況の悪化で廃止されていた優等列車が順次復活していった際に函館~旭川の急行7.8レと

準急503.504レがルーツです。

当時は内地から航送されたマイネ40も連結されていたそうです。

一度気動車化されたりして名称が消滅した後、昭和43年10月1日の白紙ダイヤ改正いわゆるヨンサントオで急行列車として返り咲いた後の昭和45年10月から昭和50年くらいまでの編成をKATOは製品化したようです。

マニ60-200番台、オロハネ10、スロ54-500番台と新規車両盛りだくさんのセットです。

まずは基本セットから・・・

マニ60-245 札幌運転区









テールライトが点灯しスイッチ付きです。

KATOからは初の立体化のマニ60-200番台です。今まであったマニ60-2000は合造車からの改造車だったのに対し200番台ははじめからマニ60として鋼体化改造で落成したグループです。

車番が245なので北海道内用魚腹台枠車のグループ(241~245)になります。

245は昭和43年の配置表だと小樽、昭和49年の配置表だと札幌に配置されています。





特徴的な魚腹台枠UF219が再現されています。

これから本州仕様車にするとなると351~459にすることが出来ると思われます。本州向け魚腹台枠車には301~307というグループもありますがUF220という魚腹台枠なので多分微妙に床下が違うと思う。

続いてオハネフ12-507 札幌運転区









オハネフ12の北海道仕様車です。507番なのでナハネフ10-500を冷房化改造したグループに当たります。

本州型のオハネフ12を北海道型に改造した511~514のグループもあります。車番変更される方はご注意を・・・

ライトレンズはありますが基盤がないのでテールライトは光りません。

続いてスハネ16-511 札幌運転区









スハネ16の北海道型です。オハネフ12と同じく本州型を500番台化改造したグループ(515~518)もいるので車番変更には注意。

511はオハネ17-500を冷房化改造したグループです。

次はオロハネ10-502 札幌運転区









2・3等合造車です。



しっかりと2等室のプルマン寝台が再現されています。座席状態なので昼行状態ですね。581系とかと同じタイプの寝台です。



新規なのだからベンチレーターは別パーツ化して欲しかった所、まあ既存の10系各車と合わせる都合上仕方なかったのかも。

お次スハ45-18 函館









ニセコセットや単品のスハ45と表記以外は同じものです。

このセットのスハ45、スハフ44はすべてアルミサッシ車になっていますが実車はどうだったのか・・・

どこかで各車のアルミサッシか否か客ドアの形態、トイレ窓の形状の一覧を見た気がするけどどこにあるんだろう?

情報希望~

次はスハフ44-7 旭川 









こちらもニセコセット、単品とほぼ同じもの。



この車両だけ多客時の増結用で北見行きになっています。

以上が基本セットになります。

続いて増結セットです。

マニ60-2596 隅田川









オハニ61-220からの改造車です。隅田川所属なので航送されてきた車両。

スイッチがついてるのでテールライトが点灯します。



カプラーは基本セットの編成端の車両がアーノルドカプラーを付けているのに対し増結セットは新製品のジャンパケーブル付きKATOカプラーが付いています。

なんで今までこのタイプのカプラーを出さなかったのだろう・・・

続いてスユニ61-504 旭川









郵便荷物合造車です。プラ完成品としては初?

スユニ61はマニ60とは台車間隔が違うのですが、KATO製は既存のTR11台車を使うのでマニ60と同じ間隔になってしまっています。

それに500番台だけでも貫通ドアの違い、煙突の数、煙突の形、蓄電池箱の大きさ、郵便室の小窓の有無など形体差が多い車両なのでちゃんと特定ナンバーを作るならリトルジャパンのキットを組んだほうが楽です。

続いてスロ54-509 札幌運転区









スロ54の冷房改造後に北海道型化改造をした車両です。

これも初のプラ完成品?

床下には車体マウントタイプのギア式発電機も付いています。台車マウントタイプだけがギア式発電機ではないのです。

次はスハ45-12 札幌運転区









これは基本セットの車両と特に違いはありません。

次はスハ45-7 札幌運転区









これも基本セットと違いなし。

次はスハフ44-3 札幌運転区。









この車両はライトユニット搭載でテールライトが光ります。



カプラーはマニ60と同じくカプラーポケットに入れられるKATOカプラージャンパケーブル付きが装備されています。

以上各車のレビューでした。

このセットとニセコセット、スロ52近代化改修車、10系寝台車数両、スハ45、スハフ44が数両あれば・・・

大雪セットからハザ4両にスロ52を足すと急行石狩。

オロハネ10とスハフ44を抜いてオロネ10、スハ2両入れれば急行すずらん。

オハネフ12とスロ54を抜いてスロ52を入れれば急行利尻なんかができます。

最後におまけ



大雪サボです。

年代不明でよく見かけるものとは雪の車体が違います。


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KATO ED76 500番台レビュー

2013-03-03 02:18:18 | 日記
どうもアルです。

今回は先日発売になったKATO ED76 500番台のレビューなんぞやってみます。

北海道派としては何年待ったかわからないほど待ちに待った製品です。

一緒に発売になった大雪やニセコ、利尻とか普通客レ、荷レ、はたまた貨物までなんでもこなす便利アイテムです。

自分はEF71一次型をベースにして作ったろうとドアを繰り抜いたりした所で・・・

翌日に製品化発表

どういうことなの・・・

キハ40-400の時も製作中に製品化発表があったりするので今年度はどうやら当たり年みたいです。


実車は九州仕様の0番台、1000番台とは相違点が多すぎる車両です。

というかほぼ別車両。

車軸配置と暖房方式が同じというだけでED76一族に入っています。

これは当時新形式車両の導入に国労との折衝が必要でそう簡単には行かなかったために既存車両の番台区分ということでごまかしたらしいです。EF64 1000番台も同じ理由です。

詳しくはこっちで→ED76 500番台

さてKATOのED76 500番台ですがこれはもう決定版といってもいいでしょう。

今まで唯一の製品だったマイクロ製は正直「・・・」な出来でしたのでなおさらです。



製品はいつものKATO機関車によくある梱包ですが、若干変更点が見られます。



ケースと今までは車体の間に気泡緩衝材、いわゆるプチプチが入っていましたが今回は透明なシートになってます。

これはなんというか液晶画面の保護シート(はじめから付いているやつじゃなくて別売りの奴)みたいな質感で表面が柔らかく感じます。

多分性能には違いがないのでしょうが、個人的にはプチプチのほうが好きです。



台車にも軟質樹脂で出来たパーツが付けられています。

最近のKATO製機関車の台車にはまってくる奴と同じ目的でしょうが柔らかくなっています。

さて車体の方はと言いますと・・・













うん、どこをどう見てもED76 500番台です。



特徴的な1本ホーンのPS102Aもしっかり再現されています



碍子の色は白。



500番台の特徴の一つである、周りから一段凹んでいるドアもきちんと再現されています。

これは0、1000番台の車体幅が2800mmなのに対して500番台は2900mmと100mm幅が広いのにドア位置はそのままにされた結果凹んでいるらしいです。



ルーバーも基本番台との違いをしっかり再現されています。



基本番台を持っていないのでEF81(ジャンク)とくらべてみました

両者とも車体幅2900mmです。



車体長はED76 500が18400なのに対しEF81は1860mmです。

D形機なのにF形機と同等の車体長です。

ただ81が短いのか76が長いのか立場が逆転しています。



ひさしは別パーツでしっかり穴が開いてます。これはびっくり。



解放テコより前に来るジャンパ栓もしっかりついてます。マイクロだと再現されてなかった部分です。

誘導員手すりも別パーツ。ここは実車には左右で長さが違う車両もいました。



中間台車、TR103Fです。DD51の中間台車(TR106、TR101A)によく似ていますが別物です。

製品は基本番台と共通部品。



動力台車DT129R・Sです。これは専用品。

ナンバーは503、508、517、522号機が付属していました。

カプラーは長いナックルカプラーが一個だけ入っていました。

入れ忘れたなKATO・・・

最近凡ミスが目立つようです。北斗星セットの方向幕がちゃんと印刷されてなくただの札幌行きになっていた製品にもあたったし・・・

まあなんか長いので66ナックルかSCナックルにでも変えてみますかね。

簡単ですがレビューでした。

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