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躙り口は何故、あんなに狭いのか ??

2016-01-22 08:36:52 | 茶室 躙り口 お茶 抹茶

 

昨日(21日)は長きにわたり

写真撮影されている方のお家に行き

写真談議をさせて頂きました。

というより

色々教えをもらったのです。

 

この方はお茶も趣味で

煎茶をよく飲まれています。

だからお家に行きますと

いつも煎茶をよばれます。

 

 

 

 

今は亡き父は

カメラと抹茶が趣味で

私は幼い頃から

抹茶をよく飲まされていました。

子供の頃は抹茶の色を見るだけで

腰が引けていたのを思い出します。

でも成人になると

抹茶の味わいといいますか

日本人の心に触れるような感覚になり

抹茶を味わって

飲むことが出来るようになりました。

 

日本で親しまれているお茶といえば

緑茶でありますが

この緑茶には色々なものがあります。

 

煎茶、玉露、ほうじ茶

そして抹茶などです。

 

しかし

日本の伝統文化として知られる茶道では

抹茶(まっちゃ)ですよね。

 

 

 

 

武家屋敷に行きますと

たまに見かける茶室

 

 

ここで思い出して下さい。

茶室の入り口はとても小さいと思いませんか。

この茶室の入り口を

躙り口(にじりくち)と言います。

この躙り口(にじりくち)は

二尺二寸(約66センチ)の四方の

小さな出入り口です。

 

 

これを考え出したのは

かの有名な「千利休」なのです。

 

 

ここで皆さんに問題です。

 

躙り口(にじりぐち)はどうして

あんなに狭いのでしょう。

少しだけお考え頂ければと思います。

 

 

 

 

 

 

答えは導き出されたでしょうか。

それとも

もう少し時間がかかるでしょうか。

 

 

 

 

 

日本の伝統文化として知られる茶道を

もて遊んではいけませんので

躙り口(にじりぐち)はどうして

あんなに狭いのかを考えることにします。

 

 

入り口の小ささの理由は

 

 茶室に入る時に小さくかがむことで

その先に広がる茶室の美しさや

非日常を効果的に演出した。

そして

小さく作って大きく見せる為でもあった。

 

 武士も商人も同じように

頭を下げなければならないということから

茶室に入れば

みんな平等という意味が込められている。

千利休の時代は身分制度というものが

絶対的なもので

現在のような「身分平等」なんて

あり得なかったのです。

現在は「身分平等」 ???

 

 世は気の抜けない戦国時代

武士は刀掛けに刀を掛けてから

入る約束であり

もてなす側は不安があった。

つまり身体検査をする訳にもいかず

入り口を狭くして刀を所持していれば

見破れるようにしたのです。

 

如何だったでしょう。

 

歴史的な背景を考えますと

茶室の入り口が

あの大きさになったということが

理解出来たでしょうか。

 

 

 

 

それにしても

頭を下げさせる為に

躙り口を小さく作ったとしたら

お茶室を作った方の精神は

ひよっとしたら

かなり低い精神であったようにも

思えますが ・・・ (笑)

 

千利休さん

如何ですか ? ・・・。

失礼しました。

 

私は未だに茶心がわかっていません。

 

茶道界に心から深くお詫び申し上げます。

 

 

まぁ

頭を深々と下げることについては

悪いことではないと思います。

 

しかし

これはいけません。

不正など行い

お詫びの記者会見

 

 

 

このように頭を深く下げても

いつも思う事ですが

このような風景には

詫びという心が伝わってきません。

 

 

 

 

しかし

茶室に入る際には

正座をしたままで体を前に進め

武士も商人も

頭を下げるということは

茶室で感じる

侘び・寂びの平安の心を得るものは

素晴らしいものだと思います。

 

また

お茶は身体に良いと思いますし

「嗜む」という言葉が

ぴったりですね。

 

 

 

では、皆さん

今日も素敵な一日で

ありますように

 



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