28.07.06 終 末 医 療 NO.1124
人間本来、自分自身で食べたり飲んだりする能力が欠落すると、栄養分は低下し脱水状
態になりやがて死に至る。 そういうことは自然の摂理であって、人間いくら抗ってもこ克服
できるというものではありません。 だから、身体が衰弱しても栄養分を補給したり、点滴し
て水分を補給するなどと言うことは不条理なのです。
栄養分が枯渇して・脱水症状になると死に直面しても苦痛はないと言われますが、経管栄
養の補給や点滴による水分補給をすると、死に直面すると最後まで苦痛に苛まれると言わ
れます。 福祉先進国家と言われるスエーデンでは、自分で食事ができなくなった高齢者に
対して、点滴や経管栄養補給をしない。 自分で食事ができなくなった場合でも「胃瘻」はし
ない。 だから、誤嚥性肺炎とか胃瘻などというものはないばかりか、寝たきり老人という
のもほとんない。
終末医療はどうあるべきか、そういうことを考えるべき時期にきていませんか?
*「もう親を捨てなければならない」島田 裕巳著 を参考にしました。