28.07.01 火 中 の 栗 NO.1119
「他人の利益のために危ないことをする」という意味でしょうか? 同期入社のU君は才能もあ
りましたが、飲む・打つ・買うの三拍子そろった遊び人で「夜の帝王」などとあだ名されていまし
た。 ある時、水商売でバツイチの子連れの女性に熱愛された。
俺がこの女性を幸せにしてあげないことには、この人はダメになってしまう・・・結婚すべきか?
見捨てるべきか? 悩みに悩みました。 でも、そうすることはまさに「火中の栗」を拾うこと
そう上司から諌言されるとなお一層「おれがやらなきゃだれがやる!」との思が募る。
でも、そういうU君の胸中を察した彼女が、ある日突然U君の前から忽然と姿を消してしまった
のです。 U君は一時期ショックで意気消沈していましたが、その心の痛みを同じ職場にいた
S嬢が癒やしてくれたので、U君は「焼けぼっ杭に火がついたように」S嬢と結婚しました。
メデタシ メデタシ。