通勤電車で「人生晴れたり曇ったり」

“通勤電車”は、人生という線路を迷走中。
自分の選んだ道だから“晴れても曇っても”自分の足跡をブログに残していきたい。

優しい世代

2007年10月02日 | 脳梗塞 介護日誌
こんばんは、写真は朝の熊本城です。”グルメ旅”を一旦休憩して、”一服の清浄剤”として前から書こうと思っていた”優しい世代”について。

「僕らは貧乏だけど貧困じゃない」「お金がなくても人間らしく暮らせればいいじゃないか」

 東京でこの夏あったトークライブ。バブル崩壊後に成人した20~30代の「ロストジェネレーション」が激論を交わしていた。

パネリストのフリーターや自営業、NPO主宰者に共通していたのは「人を蹴落としてまで生きたくない」という労働観だった。
リサイクルショップの経営者は「社長だけ高い給料もらうなんて、オレには無理。一緒に働く人からどう見られるか考えたら、耐えられないもの」と言った。

企業や組織を嫌い我が道を行くタイプは昔からいた。でも何かが違う。その心象風景にあてはまる言葉を探せば、少し違和感を覚えつつも「優しさ」になるだろうか。

ニートや引きこもり、うつ病。利益優先の経済活動に適応できない若者は増えている。
親たち団塊世代のように組織の歯車となり、マイホームや老後のために働く生き方には魅力を感じない。でも意欲はある。自分に向き合い、仲間と支え合い、無意味な競争にさらされない。そんな仕事を追い求める。

「甘い」と責めるのは簡単だが、もはやその優しさは社会のシステムに完全に組み込まれ、たくさんの人が安価な労働力の恩恵を受けている。
例えば介護の現場。働き手の4割が20代だ。重労働低賃金に耐える青年たちから「お年寄りの笑顔を見るとつらいことも忘れるんです」と聞くたびに複雑な気持ちになる。

いつか彼らも老いる。その時、どんな世の中が待っているのだろう。
                            毎日新聞の記事より

ムー、父が入院している病院でも、若い人が多い。父への”リハビリ”も、献身的におこなっていただいている。お陰様で、グングン回復しているように思える。もうすぐ入院3ヶ月、転院なのかな。