通勤電車で「人生晴れたり曇ったり」

“通勤電車”は、人生という線路を迷走中。
自分の選んだ道だから“晴れても曇っても”自分の足跡をブログに残していきたい。

派遣社員、こんな”抜け出せない格差”がある

2007年07月21日 | 気になるニュース
おはようございます。
曇っています。日が差す時間が遅くなったな、と思うこの頃です。
今日は、いつもより早く起きたために、いっそう感じます。


派遣社員の”抜け出せない格差”の記事から。

派遣社員から正社員への道を阻む30万円の壁がある。
正社員として就職しようと思ったら、30万円は蓄えとして用意しておきなさい」。初任給が出るまでの生活費が必要なことを諭された。

 「この階層から抜け出すのにも金がいるのか」

 派遣社員にとって、今は一日を生きるのが精いっぱい。その額はあまりにも大きい。

ある派遣社員の例が掲載されていた。

大学は卒業したが、不景気で採用は抑えられ、職も決まらない。
これからどうしようか」。一人暮らしをしていた6畳で途方に暮れた。

貯金が底を突き、アルバイトを始めた。それ以来、非正規雇用の警備員や日雇い労働者として、職場を10カ所以上も転々とした。
まとまった金がほしくて、出稼ぎもしたことがある。約10月間、体調を崩しながら働いた。
大学卒業後、通帳の残高が30万円を超えたのは、この時一度だけ。その蓄えも、運転免許の取得費用に消えた。

今は、エアコン製造会社で週5日働く。仕事はエアコン室外機の組み立て作業。夜の8時から約10時間、約1キロの工作機械を手に、延々とビスを打つ。
給料は手取りで14万から17万円。風呂なしアパートの家賃や光熱費、食費を出し、奨学金を返済すると、手元にほとんど残らない。

勤務先の社員食堂入り口に、正社員向けの高級時計販売や家のローン案内の紙が張られている。目に入るたび、「階層が違う」と実感する。

今や派遣労働者は企業には不可欠。増えるにつれ、雇用環境が問題になり、参議院選挙の候補者たちが街頭で「格差解消」を訴える。

各党の主張は気になる。29日は投票にいくつもりだ。
「投票しなかったら、状況はもっと悪くなるだけだから」

夕方、職場に向かう時、夜勤を終えて朝に帰宅する時、その気持ちは強くなる。電車の中でスーツ姿のサラリーマンに囲まれると、浮いているような気分になる。

 「将来どうしようとしているのか。答えられないのが答え」

 その日を生きるために働かなければならない。だが、働き続けるがゆえに、抜け出せない。そのジレンマの谷は深い。


ムー、重たい記事です。終身雇用が崩れた今、さまざまな雇用形態が生まれました。どうしていいかも分かりません。
でも、選挙には行くつもりです。欠かさず行っています。

では、今日も頑張るぞ・・・。

行ってきます。