今宵、大阪フィル合唱団は、エリシュカ先生によるドヴォルザーク「テ・デウム」稽古。
ご体調の心配されたエリシュカ先生ですが、足取りも確か、お声にも張りがあり、用意された椅子に目もくれない立ち通しの力強い指揮ぶり。たいへんにお元気なご様子に安心しました。
レッスンの冒頭では、前回共演したドヴォルザーク「スターバト・マーテル」のライヴCDが、チェコの親しい友人たちにも高く評価されたということや、過去ヤナーチェク「グラゴル・ミサ」での思い出を語られました。
ドヴォルザークへの愛情溢れるエリシュカ先生。コーラスへのご指示は実に的確で、みるみるマエストロならではのドヴォルザークの響きが構築されていきます。高貴でありながら暖かな音楽となっていたことは、まさにエリシュカ先生のご人格によるものでしょう。
オーケストラ合わせから本番がとても楽しみとなりました。多くの皆様に聴いて頂きたく思います。